【ナルト】うずまき一族の家系図を徹底紹介！その他の一族についても紹介

ナルトは忍を題材にしたファンタジー漫画であり主人公のナルトを含め、登場キャラクターは里や一族に所属して任務をこなしたり、修行をしたりと日々を過ごしています。一族によって特徴や得意とする忍法が異なっており、そういった相違点が読者の間で注目を集めています。まずはうずまき一族の概要を紹介し、ナルトの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。

うずまき一族は火の国の同盟国である渦の国の一族です。この一族の者は赤い髪と強い生命力を持っている特徴があり、封印術に長けていることから人柱力になる忍も多くいます。千手一族とは遠縁の関係で木ノ葉隠れの紋章にあるうずまき模様は縁戚関係だったため付けられたという経緯があります。

ナルトは岸本斉史によって週刊少年ジャンプに連載されていた漫画作品です。忍が忍術を駆使して戦うバトルアクション漫画として人気を博し、壮大な世界観や家族の絆をテーマにした感動的なストーリーが評価されています。2019年5月時点で全世界累計発行部数は2億5000万部を突破しており、アニメ化やゲーム化といったメディアミックスが豊富に展開されています。

体内に九尾の妖狐を封印された忍者・うずまきナルトは、里一番の忍である火影を目指して忍者アカデミーに通っていましたが授業中にいたずらばかりする落ちこぼれの生活を送っていました。しかし、とある事件で身を挺して守ってくれたうみのイルカによって初めて存在を認められたことをきっかけに晴れて下忍となります。そうして第七班に配属されたナルトは修行を続けて火影になるまでの道を歩んでいきます。

ナルトという作品は家族の愛や絆をテーマにしたストーリーが醍醐味の1つとなっており、作中には主要キャラクターと同じ一族のキャラクターが数多く登場していることで知られています。一族に所属しているメンバーを知ることでナルトの魅力に迫ることができるでしょう。ここではナルトにおけるうずまき一族の家系図とキャラを一覧にしてまとめていきます。

うずまき一族は大筒木家から派生した一族で、六道仙人の血筋を引いていることから膨大なチャクラを保有できる一族として知られています。また、特殊な封印術を扱える一族でもありますが、それゆえに九尾の人柱力に選ばれやすいという不遇な運命を背負っています。ここからはうずまき一族である人物それぞれの特徴や強さを解説していきます。

うずまきナルトは本作の主人公です。火影になることを夢見る少年で、体内に九尾の妖狐が封印されていたことから里の者から嫌われていました。親族に関しては本編の第二部にて明かされておりその事実を知って以来忍世界を変える存在に成り変わることを決意します。作中で全ての尾獣のチャクラを得ると『風』以外のチャクラに目覚めるようになり、九尾チャクラモードや六道仙人モードなど様々な形態変化を手に入れ最強の存在となりました。

うずまきクシナは四代目火影ミナトの妻にしてナルトの母親です。せっかちで負けず嫌いな性格をしており「だってばね」と特徴的な語尾を使っていました。生まれは渦潮隠れの里ですが、木の葉の里の九尾を抑え込む特別なチャクラを持っていたことから木の葉の里に移住し、自ら人柱力になった経緯を持っています。また、作中では故人として描かれており享年24歳とされています。

うずまきミトは千手柱間の妻で綱手の祖母に当たります。柱間とうちはマダラの戦いの後に九尾を封印して人柱力になっており、トビ曰く「敵意を感知できる」人物だったことから九尾の力をコントロールしていたとされています。老齢になったことから人柱力をクシナに後継することにし、その際は過酷な宿命を背負うことになったクシナを激励していました。

香憐は大蛇丸の南アジト監獄の管理者です。赤い長髪と赤い瞳が特徴的なくノ一で、普段は眼鏡をかけています。口より先に手が出るほど乱暴な性格をしていますが、一方でうちはサスケに惚れているという乙女な一面があり言い訳をする時は挙動不審になります。感知タイプとしてチャクラを感じ取ることが可能で、自分の体を噛んだ人物を回復させる能力を持っています。

長門は輪廻眼を持つ忍です。うずまき一族でありながら貧困な雨隠れの里に生まれ育っており、人が傷つくことを嫌う臆病な性格をしています。過去に輪廻眼によって人を殺害したことに心を痛め、自来也から痛みを知るからこそ優しくできることを学びましたが、その思想が過激化しすべての国に強大な兵器を持たせることで世界平和を実現しようとしました。

うずまきボルトはナルトとヒナタの間に生まれた長男です。ナルトによく似た容姿をしており腕白で目立ちたがり屋な性格、「だってばさ」という語尾が特徴的です。火影となった父親のセンスとうちはサスケ師匠から授かった戦闘術を有しており、サスケから「父親を超える忍になれる」と言われるほどの強さと潜在能力を秘めています。

うずまきヒマワリはナルトとヒナタの間に生まれた長女であり、ボルトの妹に当たります。ヒナタ似の髪質とナルト似の碧眼が特徴で温厚かつお兄ちゃん思いな性格をしています。ナルト最終話の時点で白眼を開眼しており、火影就任の当日に兄と喧嘩していると、その仲裁に入った父親の点穴を突いて気絶させたという侮れない強さを秘めています。

木の葉の里にはうずまき一族の他に計11種類の一族が存在しており、それぞれ文化や特徴、得意とする忍術が異なります。ここではナルトにおける木の葉の里の他の一族の特徴を一覧にして紹介していき、一族ごとの成り立ちや強さを紐解いていきます。

うちは一族は木の葉の里創設時代から存在している一族です。木の葉の里における最強の血族と言われており、写輪眼という特殊な眼を持っています。得意としている忍術は火遁系で戦国時代に千手一族と並ぶ最強の一族と謳われていました。凶悪な強さや感情によって強さが増幅する写輪眼を持っているうちは一族ですが、一方で家族や仲間への愛情が非常に強い一族でもあります。

猿飛一族は木の葉の里における主要な一族の1つに数えられています。過去に三代目火影となった猿飛ヒルゼンとその息子にあたる猿飛アスマなどが所属しており、木の葉の里にいる他の一族とも深い関わりを持っています。

日向一族は白眼という血継限界の瞳術を持っている一族です。ナルトの妻であるヒナタが所属しており被差別や迫害を受けることがあまりない反面、一族の中で宗家と分家で区別され分家の者は呪印を額に刻まれて宗家のために尽くさなければならない掟があります。

奈良一族は木の葉の里の古くから伝わる一族です。影真似の術と呼ばれる忍術が伝わっており、奈良シカマルや奈良シカクなどが所属しています。多くの者は頭の上で髪をまとめている特徴があり、一族の土地で鹿を育てて角から漢方を作り出すといった薬学に長けています。

秋道一族は奈良一族と並んで古くから存在している一族です。代々倍加の術が受け継がれており体全体を大きくする忍術を得意としています。忍術発動のためには激しいカロリーを消費する特徴があるため、一族には秋道チョウジや秋道チョウザなど、食欲旺盛で太った体格をした忍が多く所属しています。

山中一族は奈良一族、秋道一族と同様、古くから存在している一族です。先述した2つの一族とは深い関係を築いており花札の役である『猪鹿蝶』と呼ばれることがあります。山中一族には山中いのや山中フーなどが所属しており、相手の精神を乗っ取る心転身の術によって諜報活動や暗殺任務などを得意としています。

油女一族は蟲を操る能力を持った一族です。生まれてすぐにチャクラを餌にして蟲を体内で飼うという習性があり、一人前の忍の体内には蟲が数十万単位で存在しています。蟲には種類が複数あり攻防一体で使用できる奇壊蟲やチャクラをむさぼり巨大化する奇大虫などがいます。油女シビや油女シノなどが一族に所属しており、一族全員がサングラスをつけているという共通点があります。

犬塚一族は犬と共に生活している一族です。犬は戦闘や任務で行動を共にする相棒のような存在であり、所属している忍はそれぞれ1匹の犬を飼っています。犬を利用した索敵や探索はもちろん、忍自身が嗅覚に優れているという特徴があり敵の気配を敏感に察知することができます。

千手一族は木の葉の里を創設した一族です。戦闘に特化した忍が多く所属している最強の一族でうずまき一族とは遠縁に当たります。初代火影の千手柱間や二代目火影の千手扉間などが所属しており、里のシステムや忍者アカデミーといった施設のほとんどは千手一族によって創られました。

はたけ一族ははたけカカシとはたけサクモが所属している一族です。サクモは第二次忍界大戦にて木の葉の白いキバと呼ばれ恐れられた最強の忍ですが、仲間の命を優先して任務に失敗した際に里の者から誹謗中傷を受け、責任を感じて自殺してしまいました。孤児となったカカシは父の死を命令違反をしたせいだと解釈し、以来ルールを守ることに固執するようになりました。

マイト一族はマイト・ガイやロック・リーなどが所属している一族です。暑苦しいほどの熱量を持つ忍が多い一族で、使用できる忍術が少ない代わりに卓越した体術を持っています。また、マイト・ダイが習得した忍術・八門遁甲が受け継がれています。

ここからはナルトにおける木の葉の里の一族の最強ランキングを考察していきます。バトル漫画では読者の間で度々話題になる最強ランキングですが、ナルトの場合はキャラごとの強さの他に、忍界大戦と呼ばれる一族同士の戦争が描かれたことから一族ごとの強さからランキングが作られることがあります。ここでは実際に本編で描かれた忍術の強さや一族のメンバーの活躍などを参考にTOP10～4までを紹介していきます。

油女一族は蟲を操る術・寄壊蟲の術を得意としている一族でシビやシノ、トルネといった実力者が揃っています。油女一族が作中で目立った活躍をした場面はありませんが、裏では暗部にスカウトされたり毒蟲を操って敵を毒殺したりと高い実力を持っていることが窺えます。数十万の蟲による攻撃は脅威的で情報収集などもお手の物ですが、活躍シーンが少なかったことから10位に選ばれました。

秋道一族の強さは体を巨大化させる倍加の術にあります。倍加の術は体の一部のみを巨大化させることの他に全身を10mを超えた巨人に変えることも可能で、カロリー消費と肉体への負荷が大きいという欠点がありながら忍術自体は非常に強力です。しかし、忍術による攻撃が単調であることと、ナルト作中で登場している一族がチョウザとチョウジのみであるため9位という順位になりました。

猿飛一族は三代目火影のヒルゼンが所属していた一族です。ヒルゼンは歴代最強と言われた火影であり5つの性質変化を全て使えたり、口寄せや封印術なども使いこなせた万能な忍として伝えられています。ヒルゼンの他にも守護忍十二士のメンバーだったアスマや、ナルトに修行をつけてもらったことがある木ノ葉丸などが所属しており高い総合戦闘力を持っています。

奈良一族は純粋なパワーや体術よりも頭脳に秀でており、知略や謀略による戦いにおいて真価を発揮します。作中に登場している一族はシカマルとシカクのみですが、どちらも高いIQを頼りにされている心強い存在であり秘伝忍術・影縛りの術は敵の動きを封じて攻撃・捕獲を得意としています。即効で組んだ味方であっても連携を取ることが可能で、猪鹿蝶フォーメーションは最強クラスの強さを有しています。

マイト一族は忍術や幻術が壊滅的ですが、それに反して体術においては木の葉の里のみならずナルト世界で最強と言えるほどのものを持っています。八門遁甲は身体能力を飛躍的に上げられる忍術で、死門を開いた状態であれば作中最強クラスの敵だったうちはマダラに大ダメージを与えることができます。しかし、死門を開けば必ず死ぬという致命的な欠点があるため使用する者に相当な覚悟が必要とされます。

はたけ一族であるカカシは初登場時から高い身体能力と複数の忍術を使いこなす万能な忍で、物語後半では万華鏡写輪眼を一時的に開眼させて空間ごとねじ切ることで相手に防御不可能な攻撃を仕掛けるという最強の強さを手に入れました。サクモに関しては戦闘シーンが描かれていませんが、伝説の三忍の名が霞むほどの実力者だったと言われており忍界大戦で大きな貢献をした実績を残しています。

日向一族は作中で木の葉の里の最強の1つと言われた一族で、チャクラの流れを透視する白眼と相手の内臓に直接ダメージを与える柔拳がとても強烈です。白眼の有用性ゆえに政治や軍略事の巻き込まれることが多いですが、裏を返せば日向一族が有する戦闘力はその国の最大戦力の一角として数えられるほどと言えるでしょう。ただし、後述する一族がより破格の強さを持っていたり本編中で進化したことが原因で4位となりました。

TOP10～4の時点で強い忍術を持った一族がランクインしていましたが、読者によっては順位が変動しており強さに対する考え方の違いが見て取れます。しかし、これから紹介するTOP3はほとんどの読者が結果にうなずくほど意見が一致しており、最強の一族がほぼ確立されています。ここではナルトにおける木の葉の里の一族の最強ランキングTOP3を紹介していきます。

うずまき一族は主人公のナルトが七代目火影に上り詰めており、彼の強さのみで3位になったと言っても過言ではありません。汎用性の高い影分身の術やメイン武器のように扱っている螺旋丸を基本に、高速移動やチャクラを副腕として操れる九尾チャクラモードやその強化版である九喇嘛モード、神のごとき再生能力を持つ六道仙人モードなど、更にはナルトの続編である『BORUTO』にて重粒子モードを発動し爆発的な力を引き出しました。

千手一族は初代、二代目、五代目と火影を排出した歴代最多の一族でありメンバーの平均的な強さがかなり高水準です。初代火影の柱間は忍法・創造再生によって損傷した肉体や臓器を修復できる忍術を得意としており、これに加えて忍術を大幅に強化できる仙人モードを会得したことにより忍の神と称されるほどの存在になりました。この再生術は二代目の扉間や五代目の綱手たちにも受け継がれておりメンバーそれぞれが一流の強さを持っています。

うちは一族の強さはナルトに並ぶ最強の忍・うちはサスケが所属していることの他に、うちはイタチやうちはマダラといった戦闘員の層が厚いところにあります。作中でも木の葉の里最強の血族として描かれており、火遁系の術や相手の術をコピーできる写輪眼はシンプルながら強力な効果を持ちます。また、サスケとマダラはうちは一族に伝わる最強の写輪眼・輪廻眼を習得しており膨大なチャクラと引き換えに六道の術やそれぞれ強力な固有技を発動することができます。

これまでうずまき一族の家系図やメンバーの特徴などをまとめてきましたが、作中でも重要な立場にあった彼らのことをナルトを愛読しているファンはどのように思っているのでしょうか。ここではうずまき一族に対する評判や人気について、実際にSNS上に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。

うずまき一族の評判を調べてみると『主人公のナルトと関わりが深いから好き』、『一族の女性キャラが魅力的』といった好意的なコメントが多く寄せられていました。主要キャラが多く必然的に印象深く感じているファンが多いように思われます。また、長門や香憐の2人もさりげなくうずまき一族の一員であることを気に入っている人もいます。

人気がある一方でうずまき一族の家系図や他の一族との関係性がよく分からないといったコメントも見受けられました。うずまき一族と千手一族は遠い親戚の関係となっていますが、ナルトは登場キャラが非常に多いため一族の家系図や関係性に混乱してしまうのも無理はないでしょう。

現在ナルトファンの間では後継作となる『BORUTO』が話題となっており、そこに登場するナルトの息子・ボルトの活躍に期待が寄せられています。ボルトの活躍や本編中の出来事によって、上述した最強ランキングなども変動する可能性があるでしょう。

ナルトに描かれているうずまき一族は九尾の妖狐を封印する宿命を背負いながらも、家族や仲間たちと協力することで新たな忍界を築き上げた名実共に最強の一族でした。多くのファンがナルトの活躍やうずまき一族の託してきた思いに感動したことでしょう。ナルトは既に最終回を迎えて完結していますが、その続編『BORUTO』ではナルトの子孫に当たるボルトの活躍が描かれているので、今後はボルトの成長やナルトの登場シーンに注目しておきましょう。