【ナルト】イザナギは最強の瞳術？強さや能力・使用キャラを調査

イザナギとは、『ナルト』の作中で最強の瞳術として紹介されている幻術です。イザナギを発動する為には特殊な条件が必要で、殆どの登場キャラクターは使用することが出来ません。ここではイザナギの能力や使用するキャラクターについて、またイザナギは最強の瞳術なのかについて紹介していきます。

『ナルト』は、作者である岸本斉史が1999年に連載開始した大人気バトル漫画です。主人公のうずまきナルトを始めとした様々なキャラクターの成長や激しい戦闘シーンが見所の作品となっており、その人気は海外にまで広がっています。

『ナルト』は、強力な力を封印されたことが理由で、周囲の人々から避けられていた主人公のうずまきナルトが、火影という木ノ葉の里の頂点を目指して修行をしながら、仲間と一緒に成長していく物語です。

イザナギは『ナルト』の作中で、うちは一族の開発した最強瞳術として紹介されています。使用にはリスクが存在しており、登場シーンや実際に使用したキャラクターは少ないです。そんなイザナギの具体的な効果や『ナルト』の作中での強さ、またそのリスクについても紹介します。

イザナギは『ナルト』の作中で最強の瞳術として紹介されている術です。イザナギには二つの効果があります。一つ目は、自分が不利になってしまった状況自体を夢として無かった事にする効果です。二つ目は、自分にとって有利な状況を現実として再現する効果です。イザナギは自分に幻術をかけることによって、イザナギの効果がある間の現象を夢にしたり現実にしたりと、自分にとって都合の良いように結果を変化させる事が出来るようになります。

その効果の強さから、『ナルト』に登場する瞳術の中でも最強の瞳術と紹介されていますが、効果の強さ故にうちは一族の中で都合の良い結果の奪い合いが行われるようになってしまいました。イザナギの連鎖を終了させる為に開発されたのが、下記で紹介するイザナミです。その為イザナギとイザナミは作中でも対の関係として紹介されています。

イザナギの効果はどんな状況でも自分有利に物事を進められる為最強とされています。作中では自分が死亡するようなダメージを受ける状況を夢として無かった事にする等といった使用方法があります。効果の使いやすさから様々な状況でも使用可能な為、応用力があります。しかし下記で紹介しますがリスク無しで何度も使える術ではない事と、対の関係であるイザナミの存在によってイザナギだけで戦闘に勝利し続ける事は難しくなっています。

イザナギには最強とも言える効果の代わりに重大なリスクを持っています。イザナギを使用すると、使用する際に使った眼が失明してしまう為どんな戦闘でも使い続けるという事が出来ず、基本的には人生で二回までしか使用できない瞳術となっています。

本来はうちは一族にとって絶対に負けられない戦いでのみ使用されていましたが、仲間の眼を奪い移植する事によって失明のリスクを回避できる為、イザナギを使用した後仲間を殺し、失明を回避しながら手柄を自分の物にするといった行動が発生します。イザナギを使用し仲間を殺す、殺された仲間もイザナギで復活し殺し返されるといった負の連鎖を止める為に開発されたのが、イザナギと対の関係となるイザナミという術です。

イザナギは強力な効果を持っていますが、写輪眼を持っている事が使用条件なので作中使用するキャラクターは少ないです。ここでは『ナルト』に登場した中で実際にイザナギを使用するキャラクターについて紹介します。

『ナルト』に登場する志村ダンゾウは、うちは一族ではないので元々は写輪眼を持っていませんでした。しかし大蛇丸と繋がり自身に写輪眼を移植することによってイザナギを使用する事が出来るようになります。そんな木ノ葉の里と深い関係にある志村ダンゾウについて紹介します。

志村ダンゾウは木ノ葉の里の上忍で、三代目火影の猿飛ヒルゼンと共に二代目火影の千手扉間の部下として活躍していました。志村ダンゾウは大蛇丸と関係を持つなど不穏な動きを見せるシーンがありますが、里を守る為なら手段を選ばない事から表面上の残虐な印象とは裏腹にとても里想いのある人物である事が分かります。

志村ダンゾウは二代目火影の部下であった事から忍の実力も相当なものがあったと推測されます。使用する術はダンゾウの持つ性質変化である風遁系を始め、口寄せの術や封印術、そして移植した写輪眼を使用した瞳術であるイザナギを使用します。元々の戦闘力の高さに加えて瞳術を使用出来る為、ダンゾウの強さは忍の中でも上位に入ると思われます。

『ナルト』に登場するトビは暁のメンバーで陽気な性格をしたキャラクターとなっています。写輪眼の保有者で暁のメンバーでもある事から高い戦闘力を持っています。仮面をしていて謎が多いキャラクターであるトビのプロフィールや強さ、イザナギとの関係について紹介します。

トビは暁のメンバーであるサソリが死亡した際に交代で暁に加入しました。仮面をしているので素顔は分からず、登場後しばらくの間は能力や素性に謎が多いキャラクターです。性格は陽気で、悲惨な過去を持ったメンバーが多い暁の中ではムードメーカー的存在となっています。物語が進んでいくと、ナルトとの関係も変わっていきます。

登場直後は謎が多いトビですが、戦闘シーンを重ねるにつれて段々と実力が見えてきます。時空間忍術を使用し敵の攻撃に一切当たらなかったり、写輪眼の最強瞳術であるイザナギを使用するシーンもある事から、トビの実力は作中でもトップクラスである事が分かります。

『ナルト』の作中で最強瞳術として登場したイザナギと深い関係にある瞳術にイザナミという術が存在します。ここではイザナミの具体的な能力や、イザナギとイザナミにはどのような関係があるのかについて紹介します。

上記にもある通りイザナギはその能力の強さから手柄の奪い合いになったりと、うちは一族内での仲間割れを引き起こしてしまいます。そんなイザナギが原因で起こった戦いを解決する為に作られたのがイザナミという術です。

イザナミはイザナギと同じく、うちは一族に伝わる瞳術なので発動するには写輪眼を所持している必要があります。視覚で幻術をかけるのではなく、お互いの体の感覚で幻術をかけるので、他の瞳術と違い眼を直接見なくても幻術にかけることが出来ます。

イザナミとは、お互いの行動の流れを記憶し流れの要所要所を繋げる事によって、幻術に掛かった者に無限ループを見せるといった術になっています。幻術のループする地点を作る為、イザナミをかける時には戦闘中に似たような行動を起こす必要があります。

イザナミは元々イザナギによって起こった戦いを止める為の術として開発されました。イザナギ使用者を更生させる為の術なので、イザナミによる無限ループには逃れる方法が存在します。イザナミのループ中に起きた自分に取って不都合な結果を受け入れる事によってイザナミのループから脱出することが出来ます。

イザナミはイザナギに対抗する事が可能な術である為、使用にはかなりのリスクが存在します。イザナミは使用すると、イザナギと同様に使用した眼が失明してしまいます。またイザナミは上記にもあるように、本来イザナギ使用者を戒める為の術として開発されたので、ループを脱出する手段があり実際に他の忍に使用するのは危険という事から禁術となっています。

『ナルト』の中でもイザナミやイザナギの関係や能力の説明は特に複雑になっている為、理解するまでに時間が掛かる読者も多いです。説明が難しくても読者の心を惹きつけている事から、イザナギには高い人気がある事が伺えます。

イザナギは失明のリスクや、写輪眼が無いと使えない事から作中の殆どのキャラクターは使用する事が出来ないです。失明のリスクは忍にとって大きなものであり、写輪眼を持っていても易々と使うことは難しい術です。『ナルト』の作中では重要キャラクターが負けたり死亡したりするシーンがあります。そういった状況をイザナギで解決できたら結果が変わっていたのではないかといった考察やここでイザナギを使って欲しかったという感想を持っている読者もいます。

『ナルト』の作中で起こる戦闘シーンではイザナギによって勝敗が変わってしまった場面があります。キャラクターの生死を逆転させてしまうことから、イザナギがどれだけ強い能力であるのかが分かります。また一度は勝っていたという事実が残るシーンがある事から、イザナギによって負けた忍が一方的に負けたわけではなく、負けた側にも相当な強さがあると言った描写にも魅力を感じる読者もいます。

『ナルト』に登場するイザナギという術は、失明のリスクはあるものの戦闘の結果を変えてしまうほどの影響を持った強力な術である事が分かりました。イザナミの存在やすべてのイザナギ使用者が勝利しているという訳ではない事から、イザナギだけですべてが解決できるとは言えませんが、戦闘に対する影響力の高さや、実際に勝敗が逆転しているシーンが『ナルト』の作中に存在する事から、最強の瞳術と呼ばれている事にも納得できます。