【ゴールデンカムイ】名言をキャラ別に紹介!アイヌ語以外のセリフも
『ゴールデンカムイ』では個性豊かなキャラクター達がたくさん登場します。心に残るような名言・名セリフがたくさんあり、何回も読み返したくなると評判になっています。そんな『ゴールデンカムイ』の名言や名シーン、登場するアイヌ語を紹介します。
目次
【ゴールデンカムイ】とは?
『ゴールデンカムイ』は北海道で眠っていると言われているアイヌの金塊を探すという作品です。作中では個性豊かなキャラクターがたくさん登場し、心に残る名セリフや名シーンがたくさんあります。そんな『ゴールデンカムイ』の主なキャラクターの名セリフや名シーン、また作中に登場するアイヌ語についても紹介していきます。
ゴールデンカムイの作者
『ゴールデンカムイ』の作者は北海道出身の漫画家、野田 サトル(のだ サトル)です。『週刊ヤングジャンプ』でアイスホッケー漫画『スピナマラダ!』や、本作の『ゴールデンカムイ』を連載していました。『ゴールデンカムイ』の主人公である杉元佐一は、屯田兵で日露戦争にも従軍した作者の曽祖父をモデルにしたものになっています。
ゴールデンカムイの概要
『ゴールデンカムイ』は野田サトルによるサバイバルバトル漫画です。北海道の隠されたアイヌの金塊を巡って様々な勢力やキャラクターが争いながら北海道の各地を回る物語となっています。2014年から2022年まで『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載されており、単行本は全31巻となっています。2018年4月からテレビアニメ化され、2022年には最終章のアニメが放送されています。また2022年4月には実写映画化が決定し、アシㇼパ役は誰になるのかということがファンの間で話題になっています。
ゴールデンカムイのあらすじ
『ゴールデンカムイ』は元陸軍の杉元佐一を主人公にした物語です。杉元は幼なじみの治療費のために北海道で砂金を掘っていましたが、アイヌの隠された金塊の話を聞いてその金塊の在り処を探すことにします。アイヌの少女であるアシㇼパと出会って相棒となり、杉元の戦闘力とアシㇼパの知恵を駆使して金塊を探します。杉元とアシㇼパは金塊の在り処を探すため、鍵となる刺青の囚人を探して北海道中を旅することになりました。
【ゴールデンカムイ】名言や名セリフ・名シーン~杉元~
『ゴールデンカムイ』の主人公である杉元佐一はたくさんの名セリフや名シーンを残しています。杉元のかっこいいシーンやシリアスなシーン、ギャグシーンもたくさんあり、『ゴールデンカムイ』の中でも特に人気のあるキャラクターです。そんな杉元佐一の名セリフ、名シーンを紹介します。
杉元の名言①「俺は不死身の…」
俺は不死身の杉元だ
出典: haku.blue
主人公の杉元佐一が窮地に陥るときに何度も叫ぶセリフです。自分を鼓舞する意味もあり、どんな怪我を負っても恐れずに果敢に挑みます。そのせいで顔も体も傷だらけですが、本人は傷などは気にしていません。命が危なくなるほどの怪我を負っても驚異的な回復力と気力で再び戦場へと向かう姿から、「不死身の杉元」と呼ばれるほどになりました。
杉元の名言②「人間を殺せば地獄行き…」
人間を殺せば地獄行きだと?
それなら俺は特等席だ出典: haku.blue
アシㇼパに人を殺すと地獄に送られるという話を聞いたときの杉元のセリフです。日露戦闘でたくさんの人を殺してきた杉元は、囚人の皮を剥ぐことや殺すこと、地獄に送られることは怖いことではありませんでした。杉元はそんな自分への戒めとしてか、今まで殺してきた人の名前や表情をずっと忘れられないでいます。
杉元の名言③「ひとりでは行かせるかよ…」
ひとりでは行かせるかよ!!相棒だろ
出典: renote.net
アイヌの金塊の在り処にたどり着いた杉元達は、第七師団の鶴見中尉達と最後の戦いをすることになります。杉元はいつもアシㇼパの身の安全を考えてアシㇼパを守っていましたが、最後には相棒として共に戦うことを誓いました。
杉元の名言④「惚れた女の…」
金じゃねぇ、惚れた女のためだ
第七師団として会った尾形と対峙したときの杉元のセリフです。金塊から手を引くように言われる杉元ですが、杉元は理屈では手は引かないという意思を示します。杉元は亡き親友の妻である梅子の目の治療費のために金塊を探していました。そのことを堂々と宣言するかっこいい杉元の名シーンです。
杉元の名言⑤「手を汚すのは…」
手を汚すのは俺がやる
アシㇼパさんは知恵だけ貸してくれ出典: haku.blue
アシㇼパは人はなるべくに殺さず、刺青も写し取って保存しようとしていましたが、囚人が生きていれば刺青が別の誰かの手にも渡ってしまいます。杉元は人を殺したくないアシㇼパに、汚れ仕事は自分が引き受ける旨を伝えます。出会った当初はお互いを利用するビジネスパートナー的関係でしたが、旅を続けていくうちにその関係性も変わっていくことになります。
杉元の名言⑥「何があっても最後まで…」
アシㇼパさん ここまで来たらもう会うしかない
何があっても最後まで俺がついてるから出典: haku.blue
網走監獄にきたアシㇼパに杉元がかけたセリフです。アシㇼパはウイルクと会うことに緊張していたのか、不安げな表情をしていました。そんなアシㇼパの背中を押すように杉元は優しく声をかけます。
杉元の名言⑦「アシㇼパさんを頼むぞ…」
アシㇼパさんを頼むぞッ白石!!
出典: haku.blue
杉元達は網走監獄に潜入できたものの、杉元は通風口から出られずに白石だけが脱出します。別ルートで脱出したアシㇼパと合流することにした白石ですが、杉元からアシㇼパのことを託されました。白石はこの言葉をずっと守り、樺太編でもアシㇼパの側に居続けました。
【ゴールデンカムイ】名言や名セリフ・名シーン~アシㇼパ~
アシㇼパは『ゴールデンカムイ』のヒロインで、少女ながらに優れた狩りの能力と頭脳を持っています。アイヌの文化や伝統を杉元達にたくさん教えてくれるアシㇼパですが、アシㇼパの変顔シーンやドキッとするセリフはファンの間でも評判になっています。そんなアシㇼパの名セリフ、名シーンを紹介します。
アシㇼパの名言①「弱い奴は…」
弱い奴は食われる
出典: haku.blue
ロシア兵としか対峙したことがなく、ヒグマを目の前にして覚悟ができなかった杉元にアシㇼパが言ったセリフです。「覚悟がないなら立ち去れ さもなくば食われるぞ」と厳しいことも言いましたが、狩りで厳しい環境を目の当たりにしてきたアシㇼパの目は本気でした。
アシㇼパの名言②「私も好きだ…」
私も好きだ リスは木の実しか食べないから肉が美味い
出典: renote.net
一見アシㇼパの告白のようなセリフですが、リスの肉が好きだというアシㇼパとリスは可愛いから好きという杉元のすれ違いのギャグシーンです。リスを捕まえて食べようとするアシㇼパに、杉元が「俺リス好きなんだけどなぁ」と言ったときのセリフです。リスは小さいため、骨ごと叩いてひき肉にするチタタプにし、オハウ(鍋物)にして食べました。
アシㇼパの名言③「うわぁ ウンコ食べて…」
うわぁ ウンコ食べて喜んでるよ この男
出典: renote.net
うさぎ鍋に味噌を入れて食べる杉元に言ったアシㇼパのセリフです。アシㇼパは味噌のことをオソマ(うんこ)だと思っており、杉元を軽蔑するような目で見ていました。アシㇼパはしばらく味噌を食べませんでしたが、馬肉で桜鍋をしたときに杉元と白石に進められ、初めて味噌を食べます。それ以降は杉元の味噌を頻繁にねだるシーンを見ることができます。
アシㇼパの名言④「すべてが終わったら…」
全てが終わったら…杉元の故郷に連れて行け 私も干し柿を食べてみたい
出典: renote.net
雪山で遭難しかけたところを、鹿の皮に包まって難を逃れようとしたときの杉元とアシㇼパの会話です。杉元は故郷の干し柿が好きだと言い、干し柿を知らないアシㇼパは、金塊やアイヌの問題がすべて終わった後、杉元の故郷で干し柿が食べたいと言います。アシㇼパの優しさが心に沁みる名シーンです。
アシㇼパの名言⑤「何かを『一緒にしよう!』って…」
杉元!相棒ならこれからは『するな』と言うな!!
何かを『一緒にしよう!』って前向きな言葉が私は聞きたいんだ!出典: haku.blue
アシㇼパは第七師団に捕まってしまいましたが、毒矢を撃ったふりをして杉元と一緒に逃げます。そのときのアシㇼパのセリフです。アシㇼパはこれからは守られるだけではなく、杉元と一緒に金塊を探したいと思っていました。杉元はアシㇼパの身の安全を第一に考えていましたが、徐々にアシㇼパを頼るようになり、相棒として見るようになっていきます。
アシㇼパの名言⑥「私は杉元佐一と一緒に…」
“道理”があれば、私は杉元佐一と一緒に地獄へ落ちる覚悟だ
出典: renote.net
アイヌには人を殺すと地獄に落ちるという言い伝えがあり、アシㇼパはずっと人は殺さないということを守ってきました。しかし、大切な人を守るために人を殺すことを覚悟し、毒のついた矢を尾形に向けます。アシㇼパの目から光が消えた衝撃的なシーンで、息を飲むような緊張感が漂っていました。
アシㇼパの名言⑦「考えることをやめるのは…」
わからないことをカムイのせいにして
考えることをやめるのは良くないことだ出典: haku.blue
仕留めたホッキョクグマが流氷で流されたり、ヒグマの姿が見つからないといった「悪いこと」を山の神様が怒っていると言った杉元に、アシㇼパが言ったセリフです。得体の知れないものでも何か理由や背景があると、アシㇼパはアイヌの伝統を信じながらも冷静に物事を分析できる能力を持っていました。
【ゴールデンカムイ】名言や名セリフ・名シーン~白石~
白石由竹は刺青の囚人の一人ですが、杉元とアシㇼパと共に旅をする仲間となります。戦闘能力はほとんどないものの、あらゆる監獄を脱獄できる能力や運を持っています。白石はギャグシーンが多いと思われがちですが、中にはかっこいい名シーンもあります。そんな白石の名セリフ、名シーンを紹介します。
白石の名言①「俺は脱獄王だ…」
俺は脱獄王だ 誰に捕まろうと煙のように逃げてやるさ
出典: renote.net
何度も収監と脱獄を繰り返しているうちに白石は「脱獄王」と言われるようになります。しかしアシㇼパは「脱糞王」と肩書を間違えたり、杉元には妖怪と言われる始末でした。白石は体の関節を自由に外したり戻したりできる体質で、巧みな嘘をついたり工夫をしたりして脱獄を繰り返していました。
白石の名言②「うっせーな…」
うっせーな んなことどうでもいいんだよ!!
出典: renote.net
札幌付近で旅をしているとき、杉元とアシㇼパは将棋倒しになった木々に下敷きになってしまいます。一緒にいた海賊房太郎にアシㇼパが金塊の謎を解く鍵なのかと問い詰められた時の白石のセリフです。白石は大金が欲しいという理由だけでアシㇼパ達と行動していましたが、いつの間にか二人のことが好きで、二人の身を案じるようになっていました。アイヌの金塊よりも杉元とアシㇼパの命を心配して出たセリフです。
白石の名言③「うまい鍋食って…」
なんなんだ!?オマエら 雰囲気悪いぞ!これからご馳走だってのによぅ
まだケンカしてんのか? 夫婦喧嘩は犬も食わねえからほっとくけどよ
うまい鍋食って仲直りしようぜッ出典: haku.blue
杉元がアシㇼパを置いて出ていってしまい、怒ったアシㇼパと雰囲気が悪くなったときに白石が言ったセリフです。白石の気遣いの良さがわかるシーンで、美味しい鍋を食べて杉元とアシㇼパは仲直りすることができました。
白石の名言④「俺と一緒に逃げよう…」
俺と一緒に逃げよう
出典: haku.blue
網走監獄で杉元にアシㇼパの事を任された白石は、キロランケと樺太を旅して回るアシㇼパにかけた言葉です。脱獄するときは誰のことも信じずに一人で行うということをモットーとした白石に、変化が見られたシーンです。出自や過去に謎が多すぎるキロランケを危ないと思った白石はアシㇼパと共に逃げようとしますが、アシㇼパは逃げ出さずに父親とのことを思い出そうとしていました。
白石の名言⑤「お前らは樺太でやっと…」
杉元は樺太の旅でのアシㇼパちゃんを見てねえ!
彼女はいろんなものをこの島で学んで成長したんだ
もうお前が出会った頃のアシㇼパちゃんじゃねえんだよ!!
お前らは樺太でやっと再会できたのに離れたままだ!!出典: haku.blue
樺太で杉元とアシㇼパが再会した後、杉元は北海道で旅をしていたときよりも保身的になっていました。二人の関係がよそよそしくなっていることが気になった白石は、酔った勢いで杉元に思いの丈をぶつけます。
【ゴールデンカムイ】名言や名セリフ・名シーン~鶴見~
鶴見中尉は歩兵第27聯隊所属の小隊長で情報将校を担っているキャラクターです。第七師団の中尉として部下を使い、刺青人皮を狙う一人でもあります。謎の多いキャラクターで、人をたらし込むカリスマ性もあるキャラクターです。そんな鶴見中尉の名セリフ、名シーンを紹介します。
鶴見の名言①「たまに漏れ出すのです…」
奉天会戦での砲弾の破片が前頭部の頭蓋骨を吹き飛ばしまして
たまに漏れ出すのです 変な汁が出典: haku.blue
鶴見中尉の変人っぷりが見えたシーンです。鶴見中尉は先の戦争で負傷した後遺症で、喜んだり怒ったり、何か興奮することが起こると脳から変な汁が出るようになりました。目のあたりまで怪我で皮膚がただれ、元の顔がわかりませんが、物語の後半になるにつれて過去の鶴見中尉を見ることができます。
鶴見の名言②「第七師団は間を取って…」
第七師団は間を取って 耳と鼻を削いだ後に切腹だな
出典: renote.net
命令を守れなかった二階堂に鶴見中尉が刑罰を与えるシーンです。第七師団の刑罰はアイヌの刑罰と新選組の刑罰の間を取ると言い、ヒグマに襲われて片耳を失った二階堂の残った耳を削ぎ落とします。
鶴見の名言③「ロシアから賠償金もとれず…」
ロシアから賠償金もとれず元屯田兵の手元に残ったものはやせた土地だけ
我々の戦争はまだ終わっていない出典: haku.blue
終結したはずの日露戦争の結果に満足できず、アイヌの金塊で一念発起しようと第七師団に自分の信念を告げるシーンです。鶴見中尉に忠実な部下達はこの言葉についてきており、本当の鶴見中尉の目的は知らずに死んでいく者もたくさんいました。
鶴見の名言④「お前の寿命のロウソクは…」
私はお前の死神だ
お前の寿命のロウソクは 私がいつでも吹き消せるぞ出典: haku.blue
第七師団に捕まってしまった杉元に言ったセリフです。鶴見中尉が主導権を握っていることを示した言葉で、「ロウソクボリボリ」というワードは他のシーンでも登場します。
鶴見の名言⑤「いわば…ゴールデンカムイ…」
いわば…ゴールデンカムイか
出典: renote.net
捕らえたアシㇼパとソフィアを尋問している際の鶴見中尉のセリフです。タイトルでもある『ゴールデンカムイ』の意味が判明したシーンで、鳥肌ものだったと語る読者も少なくありません。ソフィアを人質にされたアシㇼパは、金塊の謎に関する重要なことを話してしまいました。
【ゴールデンカムイ】名言や名セリフ・名シーン~その他のキャラ~
『ゴールデンカムイ』にはたくさんの個性豊かなキャラクターが登場します。上記で紹介した以外のキャラクターの名セリフ、名シーンを紹介します。
尾形百之助の名言「祝福された道が…」
祝福された道が俺にもあったのか…
出典: renote.net
尾形百之助は元第七師団の花沢幸次郎中将と妾の間に産まれた子で、父に見限られていました。尾形の母親はいつか父が会いに来てくれると信じていましたが、それも叶わずに我が子に殺されてしまいます。尾形は母が死ねば葬式に父が来てくれるのではと思って母を殺しましたが、父親は現れませんでした。その後尾形は鶴見中尉に諭され、実の父と腹違いの弟を殺害しています。父親を手に掛けたときに言った尾形のセリフですが、単に悪者とは言い切れないものがあります。
鯉登音之進の名言「銃を下ろせ…」
銃を下ろせ これは上官命令だ
私は鶴見中尉殿と月島軍曹を最後まで見届ける覚悟でいる
もしその先に納得する正義がひとつも無いのならば…
後悔と罪悪感にさいなまれるだろう出典: haku.blue
妊娠したインカラマッを連れて第七師団から逃げ出す谷垣を負う月島に向けて鯉戸少尉が言ったセリフです。今までは月島に強い口調で命令したことはなく、月島も鯉戸少尉を子ども扱いしていました。樺太の旅を経て成長した鯉戸少尉が谷垣を見逃せと言ったこのシーンは、読者をハラハラさせるシーンとなっています。
谷垣源次郎の名言「お前はここに残って…」
お前はここに残って 自分の本当の家族を作りなさい
出典: renote.net
チカパシはアシㇼパのコタン(村)での孤児で、アシㇼパを探す谷垣とインカラマッについて一緒に旅をしていました。チカパシは谷垣とインカラマッに本当の家族になって欲しいと思っていました。チカパシは樺太アイヌのエノノカに会い、このまま谷垣達と旅を続けるのかを迷っていましたが、谷垣は泣きながらチカパシにエノノカの元に残って本当の家族を作るように言います。谷垣のチカパシとの別れを惜しむ気持ちや、チカパシに家族を作ってやれる喜び、いろいろな感情が混ざり合うシーンで、感動間違いなしの名シーンとなっています。
土方歳三の名言「私はあと百年…」
私はあと百年生きるつもりだ
出典: renote.net
史実では箱館戦争で戦死したとされていた土方歳三ですが、『ゴールデンカムイ』では実は生存して収監されていたとなっています。眼光衰えない姿に、土方歳三は人魚の肉を食べて不老不死になったという噂まであるほどです。70歳を超えても前線で戦う土方歳三ですが、まだまだ生きてするべきことがあるという様子でした。
牛山辰馬の名言「この牛山を神話に加えなよ…」
この牛山を神話に加えなよ 百年後のアイヌにだって大ウケするぜ
出典: renote.net
金塊の在り処を探し当て、第七師団から金塊を守る最終決戦での牛山のセリフです。「不敗の牛山」と呼ばれるほど屈強な牛山は、銃で向かってくる相手を有無を言わさずに素手で掴み、軽々と投げ飛ばすほどの怪力を持っています。
岩息舞治の名言「許してやりなさい…」
許してやりなさい 頑張ってるじゃないですか そんなにボロボロになるまで
出典: renote.net
岩息舞治は樺太でスチェンカをしているときに出会った囚人です。杉元や鯉戸少尉達はスチェンカで妙な刺青の男が出場していると聞き、殴り合いの試合であるスチェンカに参加することになります。そこでたくさん殴られた杉元が壊れ、アシㇼパを守れなかったことや幼なじみのことを後悔し、自分のことを役立たずだと自責の念にかられてしまいます。そんな杉元に岩息舞治が言ったセリフです。
月島の名言「私は鶴見劇場を…」
だって…何かとんでもないことを成し遂げられるのは
ああいう人でしょう?
私は鶴見劇場をかぶりつきで観たいんですよ 最後まで
今聞いたことは全て胸にしまっておいたほうが賢明です
いざとなれば鶴見中尉殿はあなただって平気で消す
そしてその汚れ仕事をするのは私です出典: haku.blue
鯉登少尉が父親も自分も鶴見中尉に利用されているのではと、疑いの心を持ち始めたときに月島が言ったセリフです。月島も鶴見中尉のことを妄信していましたが、何を信じればいいのかわからなくなるほどでした。鶴見中尉の最終的な目的は知らずとも、鶴見中尉が何かする場面をかぶりつきで見たいという月島の表情にはゾッとするものがありました。
インカラマッの名言「忘れちゃった…」
ウイルクにとっては私はまだ子供でしたから
忘れちゃったかもしれませんね出典: haku.blue
インカラマッは過去にウイルクと一緒に旅をしていたことがありました。インカラマッはウイルクに好意を寄せていましたが、インカラマッがまだ若かったため、ウイルクはインカラマッの好意には答えませんでした。インカラマッは謎の多い掴みどころのないキャラクターでしたが、インカラマッの女性的な部分が見えたシーンになります。
二瓶鉄造の名言「一発で決めねば殺される…」
一発で決めねば殺される
一発だから腹が据わるのだ出典: haku.blue
怪我をした谷垣を助けた囚人、二瓶鉄造のセリフです。二瓶鉄造は一発しか銃弾が入らない村田単発銃を愛用しており、いつも命がけの一発勝負で熊を狩っていました。そんな二瓶鉄造に影響され、谷垣は二瓶鉄造の口癖であった「勃起」という言葉を受け継ぎました。
辺見和雄の名言「この人に殺されたい…」
ああ……この人に殺されたい よしこの人を殺そう だって僕が求めていたのがこの人ならば 僕なんかに殺されたりしないはずだ
出典: renote.net
自分の快楽のために次々に人を殺した殺人鬼・辺見和雄が心の中で呟いたセリフです。弟がイノシシに殺されるときの絶望の顔を見ることが快楽となり、自分も必死の抵抗の上で殺されたいという願望を持つようになりました。ニシン漁の季節労働者として身を隠していたところで杉元に会い、杉元の優しさと強さに触れ、杉元に殺されたいという思いを持つようになります。杉元に刺青の囚人であることがバレますが、最期はシャチに襲われて死んでしまいます。
【ゴールデンカムイ】主なアイヌ語一覧
『ゴールデンカムイ』ではたくさんのアイヌ語が登場し、その意味や文化をアシㇼパが教えてくれます。『ゴールデンカムイ』の作中でよく登場したアイヌ語を紹介します。
アイヌ語①アイヌ
アイヌとは北海道で暮らしている狩猟民族のことを言います。アイヌという言葉の中に「人間」という意味もあるので、「アイヌ人」という呼び方はしません。現在でもアイヌの子孫は各地で暮らし、文化や伝統を引き継いでいるところもあります。
アイヌ語②カムイ
アイヌ語でカムイは「神」という意味です。人間の力が及ばないものや身の回りの物や動植物をカムイとして扱い、アイヌはそれらカムイをとても大切に扱います。
アイヌ語③ウェンカムイ
アイヌ語のウェンは「悪い」という意味で、ウェンカムイは「悪い神」という意味になります。人間を襲って食べたヒグマをウェンカムイと言い、ウェンカムイの肉は食べないという風習もあります。
アイヌ語④チタタプ
チタタプはアイヌ料理の一つで、動物の肉や骨をまるごと叩いてひき肉にするというものです。「チタタプ、チタタプ」と呟きながら、タシロ(山刀)でその場にいる人達で順番に叩いていきます。『ゴールデンカムイ』の作中ではエゾリスやうさぎをまるごとチタタプにし、鍋の具にして食べていたシーンもあります。
アイヌ語⑤ヒンナ
アイヌ語のヒンナは「食べ物に感謝する言葉」で、アイヌでは「ヒンナ、ヒンナ」と言いながら料理を食べます。単純に「美味しい」という意味ではないようですが、杉元は美味しいものを食べながら「ヒンナ、ヒンナ」と言っているシーンが多いので作中では「美味しい」という意味で言っているように聞こえます。
アイヌ語⑥オソマ
アイヌ語のオソマは「大便」のことです。動物の糞は狩りにおいてとても重要なもので、アシㇼパはオソマを見つけては杉元を呼んで解説します。また杉元が持っていた味噌をオソマだと思い、杉元はうんこを食べる人だと思われていました。
【ゴールデンカムイ】名言に対する世間での評判や人気
『ゴールデンカムイ』には名シーン、名セリフがたくさんあり、どれも心に残るものばかりです。マンガアプリで無料で読める機会が増えましたが、名シーンや名セリフをもう一度読み返したいという気持ちから手元に置いておきたくなるという読者の声もありました。
『ゴールデンカムイ』ではキャラクターが死ぬことが多くありますが、中でも第七師団の二階堂浩平の死に様がぐっときたというファンの声もありました。二階堂浩平は先に双子の洋平を杉元に殺されていて、ずっと杉元を恨んでいました。浩平は井戸の中で爆発に巻き込まれ、浩平の体が真っ二つになった半身を洋平だと思い、最後は一緒に死ぬことができたと思って死んでいきました。
土方歳三は史実では函館戦争で戦死したことになっていますが、『ゴールデンカムイ』の世界では実は生きているということになりました。『ゴールデンカムイ』の土方歳三はフチと同じくらいの年齢ですが、土方歳三が生きている『ゴールデンカムイ』の世界ならではの名セリフとなっています。
【ゴールデンカムイ】名言はかっこいい
『ゴールデンカムイ』のキャラクター達の名言・名セリフ、名シーンや作中で登場するアイヌ語について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。生を全うするキャラクター達の名セリフはどれもかっこいいものばかりで、もう一度漫画を読んだりアニメが見たくなるものばかりでした。『ゴールデンカムイ』を見る際は、紹介したキャラクターの名セリフや名シーンについても注目してみてください。
この記事のライター
shiori
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