【ゴールデンカムイ】花沢勇作は尾形の異母兄弟!顔の特徴や殺された理由も
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作は作中で既に故人ではありながらも、尾形百之助と深い関係性があることから過去での姿が度々描かれています。そんな『ゴールデンカムイ』の花沢勇作について、死亡するまでの流れや終盤で描かれた素顔などをまとめました。
目次
【ゴールデンカムイ】花沢勇作とは?
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作は、尾形百之助と異母兄弟の関係であり、死亡していながらも存在感のあるキャラとしてファンから注目を集めていました。そんな『ゴールデンカムイ』の花沢勇作が死亡してしまった理由などを見ていく前に、まずはプロフィールを紹介します。
花沢勇作のプロフィール
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作は、第七師団歩兵27聯隊の少尉で、日露戦争に旗手を務めながら、途中で戦死してしまった人物です。作中のメインキャラの1人である尾形百之助とは、腹違いの異母兄弟であり、その尾形や同じく日露戦争に参加していた杉元佐一の回想で登場していました。
ゴールデンカムイの概要
『ゴールデンカムイ』は野田サトルの漫画作品で、『週刊ヤングジャンプ』に2014年から2022年に連載され、ヤングジャンプ・コミックスから単行本全31巻が刊行されています。日露戦争後の北海道を舞台に、主人公達が金塊を巡る争奪戦とサバイバルを繰り広げるストーリーになっています。2018年にはアニメ化もされて、第4期まで制作されました。また、2022年には実写映画の製作も決定しています。
ゴールデンカムイのあらすじ
日露戦争で活躍し、「不死身の杉元」という異名で呼ばれた元陸軍兵の杉元佐一は、ある目的のために金銭を必要としており、北海道で砂金を探していました。そんな中、現地でアイヌが埋めた金塊の噂を聞き、その金塊に纏わる事件と関係があるアイヌの少女・アシㇼパと出会ったことで噂が本当であると知ります。そこから杉元はアシㇼパと共に行動を始めますが、同じく金塊を狙う者達と争うことになります。
【ゴールデンカムイ】花沢勇作は尾形の異母兄弟!殺された理由は?
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作は尾形百之助や杉元佐一の回想に登場し、既に死亡していますが、花沢勇作を死亡した理由は尾形の深い闇を感じさせるものでした。そんな『ゴールデンカムイ』の花沢勇作と尾形の関係性や死亡した理由を紹介します。
解説①勇作の生い立ち
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作は、日露戦争時代に第七師団の団長であった花沢幸次郎と妻である花沢ヒロの間に生まれます。しかし、花沢幸次郎は妾であった尾形トメと先に子どもを設けており、それが尾形百之助でした。そんな花沢勇作と尾形百之助が初めて会ったのは、第七師団に所属した時で、異母兄弟の関係ながらも花沢勇作は尾形を「兄さま」と呼んで慕っていました。
解説②人を殺そうとしない勇作
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作は日露戦争において旗手に任命されており、戦場では人を殺さない立場でした。そんな花沢勇作に対して尾形は本妻の息子ながらも自分を慕ってくる態度に複雑な感情を抱いていました。そのため、童貞が良いとされる旗手であるにもかかわらず、花沢勇作を遊郭に誘ったり、戦場では人を殺さないという父親の言いつけに反するよう捕まえた捕虜を殺させようとしたりと、様々な揺さぶりをかけていきます。
解説③勇作は尾形に頭部を撃たれ死亡
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作は、それでも尾形を兄として慕う気持ちを忘れず、それどころか尾形が本当は人を殺して胸を痛めていると感じ、涙を流しながら抱擁しました。しかし、花沢勇作の優しさは尾形には届かず、捕虜の件があった後の戦場で、尾形は旗手をしていた花沢勇作の後頭部を打ち抜き、死亡させます。その理由の1つは花沢勇作の死をもって、父親の花沢幸次郎がどう反応するか探りたかったからでした。
解説④尾形のその後
『ゴールデンカムイ』の尾形百之助は、日露戦争から帰還後、鶴見中尉の同行の元、父である花沢幸次郎を殺害し、表面上はその死は自決と処理されながら、尾形は一旦鶴見中尉の部下として動き始めます。その後、尾形は金塊争奪戦の中で独自の行動をしていきますが、その中で時折花沢勇作を死亡させた時の記憶が呼び起されていました。特に純粋なアシㇼパを花沢勇作と重ねており、その度に過去が回想されました。
【ゴールデンカムイ】花沢勇作の人物像や顔の特徴
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作は戦場で死亡した時以外の描写も複数あり、そこで花沢勇作の性格や言動も少しだけわかっています。そんな『ゴールデンカムイ』の花沢勇作について素顔や人物像を紹介します。
花沢勇作の素顔はかっこいい?
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作は尾形の回想や想像の中では基本的に顔が隠れていましたが、ストーリーが進む中で素顔が明らかになりました。その顔立ちは目元や鼻筋が整った美青年であり、花沢勇作に変装した杉元の顔立ちとかなり似ていたと判明します。一方で、兄妹である尾形とは、母親の違いはあるものの、眉毛や目元に似ている部分があります。
花沢勇作の性格
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作は、誰に対しても丁寧な喋りであり、性格的にも真面目であることが回想でも描かれています。また、初対面の尾形に対しては腹違いの兄であっても慕う気持ちがあり、気遣う優しさを見せており、他の人に対しても同様な態度で接していました。一方で、旗手として戦場に立つ勇気も持っており、軍人としても優秀な人物であるように描かれています。
花沢勇作にはかわいいところがある?
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作は、尾形に対して普通の弟のように慕う姿を見せており、その姿はファンからかわいいと言われることがあります。また、その他のシーンでもかわいい仕草や言動を見せることがあり、軍人としての勇ましさよりは一般的な青年らしい人物であったように描かれています。
花沢勇作の能力
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作は、日露戦争において攻撃しない旗手だったため、直接的な戦闘描写はありません。しかし、旗手としての要件の1つに成績優秀という項目があるため、軍人として必要な頭脳面での能力は高かった可能性があります。一方、身体能力については未知数ですが、旗手も戦場に立って鼓舞し続ける必要があるため、軍人として最低限の体力はあったと考えられています。
花沢勇作と杉元佐一の関係
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作と杉元佐一は、替え玉される側とした側の関係でした。死亡率の高い旗手になるのを防ぐため、花沢夫人は花沢勇作の結婚計画を目論んでいましたが、菊田軍曹はそれを阻むために、当時故郷を離れ放浪していた杉元に目を付けます。杉元を替え玉にして縁談を破談させようとしますが、縁談の中で杉元は花沢勇作が本当に旗手になることを望んでいるのか疑問を感じ始めます。
そして、杉元は花沢勇作に直接会って真意を確かめようとしますが、そこで花沢勇作は自分自身で選んだわけではなく、父の言葉から日本の為に旗手の役割を果たそうとしていると答えました。それを聞いた杉元は、花沢勇作が自分で道を選べる状況であるのに選んでいないことに憤りを感じて殴ってしまいました。結局、縁談は破談となりましたが、次に杉元が花沢勇作の姿を見たのは死亡した後の姿でした。
【ゴールデンカムイ】花沢勇作の声優
アニメ『ゴールデンカムイ』でも花沢勇作は登場しており、尾形の回想の中でセリフを喋っています。そんなアニメの花沢勇作の声優を紹介します。
花沢勇作の声優は「畠中祐」
『ゴールデンカムイ』で花沢勇作を演じた声優は畠中祐さんです。尾形と弟として兄を慕う花沢勇作を、純朴そうな少年みを感じる声で演じています。
畠中祐のプロフィール
畠中祐さんは神奈川県出身で、1994年8月17日生まれの声優・俳優・歌手です。父の畠中洋と母の福島桂子を持ち、その影響から自らも幼少期から役者を意識し始めますが、母の勧めから声優の道を進み始めます。そして、小学5年生の時に一般公募で映画『ナルニア国物語』で声優デビューし、そこからアニメのオーディションに誘われたことで、アニメ出演のきっかけになっていきます。
畠中祐の主な出演作品
畠中祐さんの主な出演作品としては、『遊☆戯☆王ZEXAL』の九十九遊馬、『うしおととら』の蒼月潮、『甲鉄城のカバネリ』の生駒、『僕のヒーローアカデミア』の上鳴電気、『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』の永見祐、『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』の香賀美タイガ、『SK∞ エスケーエイト』の喜屋武暦、『ましろのおと』の田沼総一、『東京リベンジャーズ』の柴八戒などがあります。
【ゴールデンカムイ】花沢勇作に対する世間での評判や人気
ここでは『ゴールデンカムイ』の花沢勇作さんについて世間での評判や人気を紹介します。作中では既に死亡した人物ですが、尾形の回想で出てくる重要なキャラとしてファンから人気を集めています。
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作について、かわいいという意見が多数出ていました。長い間会っていなかった異母兄弟の尾形に会った時に、一人っ子で兄弟が欲しかったという理由から拒否するどころか慕う態度を見せており、その姿は本当に弟らしいかわいさがあると思うファンは多くいます。
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作と尾形百之助の関係性について、通じ合えなかったことが悲しいと言う感想が見られました。尾形が家族に関して複雑な思いを抱えている理由があったとはいえ、花沢勇作は歩み寄ってきており、上手く会話できていれば違う未来もあったのではないかと考える人がいるようです。一方で、最初から幸せな花沢勇作が尾形を真に理解することはなかったという理由から結末は変えられないと考える人もいます。
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作の素顔について、終盤で判明したことで様々な感想が出ています。それまで顔は隠されていたものの、旗手の要件には眉目秀麗があったため、その文言に違わないイケメンだと思った人は多数いました。一方で、目が隠れている状態の花沢勇作も好きだったことから、最後まで素顔を明かさないでも良かったと考える人もいました。
【ゴールデンカムイ】花沢勇作は異母兄弟の尾形に撃たれ死亡した
『ゴールデンカムイ』の花沢勇作は、尾形百之助と腹違いの異母兄弟の関係であり、日露戦争時に第七師団の旗手として戦場に立ちましたが、尾形の複雑な感情から後ろから狙撃されて死亡してしまいました。しかし、撃った尾形はその後に会ったアシㇼパから花沢勇作の姿を見て、様々な思いや考えを巡らせることになります。そんな花沢勇作の回想や素顔を原作漫画で確認してみてください。
この記事のライター
十文字猛
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