【ゴールデンカムイ】江渡貝弥作のモデルは実在する犯罪者?人物像や活躍を調査
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作は作中での印象的な活躍から人気の高いキャラで、名前や特徴からある犯罪者をモデルにしているのではないかと推測されています。そんな『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作について、モデルと繋がる人物像や作中での活躍をまとめました。
目次
【ゴールデンカムイ】江渡貝弥作とは?
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作は強烈なキャラとして登場し、作中では少ない出番ながらも死ぬまでに印象を残して、ファンからも愛されています。そんな『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作のプロフィールを紹介します。
江渡貝弥作のプロフィール
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作は、奈良県の出身で、夕張の校外に住む若い男性です。家は剥製工房となっており、最初に登場した時点では母を始めとした家族と暮らしているように見えました。
ゴールデンカムイの概要
漫画『ゴールデンカムイ』は野田サトルの作品で、『週刊ヤングジャンプ』に連載され、ヤングジャンプ・コミックスとして全31巻が発売されています。作者の出身である北海道を舞台にしており、明治末期の日露戦争後の日本やアイヌ文化などの歴史描写を中心に、金塊を巡るサバイバル・バトルが展開されます。また、漫画の人気を受けて2018年にはアニメ化され、2022年には実写映画の製作が発表されました。
ゴールデンカムイのあらすじ
日露戦争から生還した杉元佐一は、ある目的か金銭を必要としており、北海道の地で砂金を探していました。すると、そこでアイヌが埋葬した金塊とそれに纏わる事件について知ります。その直後に、熊に襲われた際に助けられたアイヌの少女・アシㇼパに助けられ、彼女の父親が金塊の事件に関わっていたことから、共に金塊探しの旅へ出かけることになりました。
【ゴールデンカムイ】江渡貝弥作のモデルや人物像
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作は剥製職人であることや母親との関係性からモデルとなった人物の候補が挙げられています。そんな『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作の実在モデルや母親との関係、能力などを紹介します。
江渡貝弥作のモデルはエド・ゲイン
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作のモデルは1900年代のアメリカに実在したシリアルキラーのエドワード・スィアドア・ゲイン(エド・ゲイン)であると言われています。ウィスコンシン州の両親の元で生まれたエドは、幼少期から母親から偏った男性観や宗教的信仰による教育を受けており、その結果、社会性が育たないまま成長していきました。そんな母親を含めた家族が全員死亡した後、エドは農場で1人暮らしていました。
しかし、その中で残虐的趣向に興味を持ち始め、1954年と1957年の2回にわたって女性を殺害してしまいます。また、その間に州の墓場から死体を盗掘し、死体の皮膚や骨から様々な道具を作るという異常な行動も起こしていました。モデルにした江渡貝弥作は殺人事件を起こしていませんが、名前の響きや死体から剥製を作っている点、母親の教育から歪んだ点が共通しています。
江渡貝弥作は人間の皮で剥製を作る変態?
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作は、モデルと同様に夕張付近にある墓場から死体を盗掘し、そこから人皮を取って様々な剥製を作成していました。剥製工房には一般的な動物のような剥製もありましたが、その中には人の顔が残ったまま人皮製品があったり、人間そっくりの剥製を制作していたりと、普通ではない様子が描かれています。
江渡貝弥作の剝製を作る能力はすごい?
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作の人皮製品は非常に高い技術で作られており、人皮の手袋は素手と変わらないような使い心地であると高い評価を受けています。全ての人皮製品は木五倍子(キブシ)の実を使ったタンニンを使って、なめしを施しています。使っている材料は異常ですが、この剥製を作る能力の高さから鶴見中尉に目を付けられます。
江渡貝弥作は亡くなった母親を剝製にした?
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作は剝製工房に家族と住んでいるような話し方をしていましたが、実際の家族は全員死亡しており、人間の剥製を置いていました。その中には自分を去勢させるなど極端な育て方をした母親の剥製もあり、死んだにもかかわらず、母親の幻聴に囚われたままでした。
【ゴールデンカムイ】江渡貝弥作の活躍や最期
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作は第七師団の鶴見中尉との出会いから大きく運命が変わり、その能力は後の金塊争奪戦にも大きな影響を与えています。そんな『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作の活躍や最期について紹介します。
江渡貝弥作の活躍①鶴見との出会い
『ゴールデンカムイ』の第七師団を率いる鶴見中尉は、夕張の炭鉱で刺青囚人が死亡したと聞きつけ付近を探索していたところ、墓場から死体を掘り起こす江渡貝弥作を目撃し、後日、剝製工房に探りを入れます。そこで鶴見中尉は江渡貝弥作が人皮で剥製を作っていたこと、母親から歪んだ教育を受けて、剥製にした後でも母親の声に従って動いている状況を把握します。
自分の犯行を見られてしまった江渡貝弥作は、鶴見中尉を殺そうとしますが、鶴見中尉はそれらを全て受け入れた上で、彼の能力を見込んで、賞賛を送ります。それを見た江渡貝弥作は自分の趣味趣向や能力を認めてくれる理解者が初めてできたと喜び、鶴見中尉に対して親しく接し始めます。
江渡貝弥作の活躍②鶴見とのファッションショー
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作は、鶴見中尉に認められた嬉しさからこれまで作ってきた人皮製品を使ってファッションショーを開き、鶴見中尉は大いに褒めます。そこから江渡貝弥作の鶴見中尉に対する感情は崇拝に変わっていきますが、その過程で鶴見中尉は母親の剥製を江渡貝弥作自身に撃たせることで、母親の幻聴から解放させます。
江渡貝弥作の活躍③偽物の刺青人皮を作る
『ゴールデンカムイ』の鶴見中尉は江渡貝弥作からの信奉を確固たるものにした後、その能力を使って刺青囚人の人皮そっくりの偽物を作る依頼を受けました。そして、月島軍曹が見張る中、6枚の偽物人皮を完成させますが、直後に事態を探っていた尾形百之助が剝製工房を襲撃し、江渡貝弥作は偽物人皮を守るためにその場から逃走し、炭鉱の方へ向かってきます。
江渡貝弥作の活躍④爆発事故に巻き込まれ死亡
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作は逃走する中で、杉元佐一と白石由竹からも追われることになり、炭鉱の内部に入りますが、爆破作業中だったことから爆破事故に巻き込まれ、炭鉱の損壊から下敷きになってしまいます。そんな江渡貝弥作を見つけた月島軍曹は助け出そうとしますが、足が潰れて助からないと悟ったことから、偽物人皮を託してその場に留まりました。その後、炭鉱の状況から死んだものとされます。
江渡貝弥作の名言
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作は、短い出番の中で狂気的なセリフと鶴見中尉を思う献身的なセリフを多数残しています。そんなセリフの中から特に印象的なものを見ていきましょう。
江渡貝弥作の名言①「ボクが作った偽物の…」
僕が作った偽物の刺青人皮、鶴見さんに必ず届けてヨシヨシペロペロしてもらうんだっ
出典: renote.net
江渡貝弥作の名言その1は「ボクが作った偽物の…」から始まるセリフです。尾形百之助の襲撃を受けて剝製工房から逃げる際に言った言葉でした。前半だけ見れば重要な物を守るために奮起するセリフですが、後半の動機を見るとかなり変態的になってしまう不思議なセリフです。
江渡貝弥作の名言②「『鉄』と伝えて…」
『鉄』と伝えてください!!
出典: renote.net
江渡貝弥作の名言その2は「『鉄』と伝えて…」から始まるセリフです。爆破に巻き込まれて助からないと悟った際、月島軍曹に偽物人皮を見抜くためのヒントを与える意味で言いました。死ぬ可能性がある中で最期の言葉は悲観でも助けを懇願する声でもなく、鶴見中尉のためを思った言葉になっており、江渡貝弥作がそれだけ鶴見中尉との出会いが嬉しかったことを感じさせるセリフです。
【ゴールデンカムイ】江渡貝弥作の声優
アニメ『ゴールデンカムイ』でも2期に江渡貝弥作のエピソードが描かれており、活躍シーンが声付きでさらに印象深いものになりました。そんなアニメにおける江渡貝弥作の声優を紹介します。
江渡貝弥作の声優は「内田雄馬」
アニメ『ゴールデンカムイ』で江渡貝弥作を演じたのは内田雄馬さんです。普段は爽やかな好青年らしい雰囲気を感じる声にしつつ、狂気を感じるシーンでは声を張り上げるなど、一癖あるキャラを演じっています。
内田雄馬のプロフィール
内田雄馬さんは東京都出身で、1992年9月21日生まれの声優・歌手です。実姉は同じく声優・歌手の内田真礼になります。元々家族がゲーム好きで、中学生に声優に興味を落ち、高校で進路を決める際に声優を目指していきます。その後、日本ナレーション演技研究所に入所してから、2012年に声優デビュー、2018年には音楽活動を開始します。
内田雄馬の主な出演作品
内田雄馬さんの主な出演作品としては、『アイドルマスター SideM』の桜庭薫、『BANANA FISH』のアッシュ・リンクス、『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』の涼野ユウ、『あんさんぶるスターズ!』の漣ジュン、『理系が恋に落ちたので証明してみた。』の雪村心夜『呪術廻戦』の伏黒恵、『デリシャスパーティ♡プリキュア』の品田拓海/ブラックペッパーなどがあります。
【ゴールデンカムイ】江渡貝弥作に対する世間での評判や人気
ここでは『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作について世間での評判や人気を紹介します。作中のメインキャラではないキャラの中でも代表的な人物としてよく話題に上がり、ファンからの支持も多数集めています。
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作について、可愛さや健気さを感じる感想が出ていました。鶴見中尉に対する感情はそれなりに成長した男性として見ると、やや異常性がありますが、純粋に慕う様子や子供のような態度は、どこか可愛さがあるようです。
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作について、境遇や最期が可哀想だという意見がありました。江渡貝弥作が人皮で剥製を作るようになったのは、少なからず母親の影響があると考えられており、それで歪んでしまったのなら鶴見中尉との出会いは人生で一番の幸せだった可能性があります。しかし、そんな江渡貝弥作はそれからすぐに死を迎えるので、より可哀想だと感じる人もいるようです。
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作について、時間が経つほど味があるキャラと感じるようになった人もいます。偽物人皮はその後の展開でも重要な役割を果たしており、時折江渡貝弥作の名前も出てくることから、その度にファンもキャラ的に惜しい人を亡くしたと感じるようです。
【ゴールデンカムイ】江渡貝弥作のモデルは実在する犯罪者だった
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作は墓場から盗んだ死体から人皮を取り、それを様々な剥製にしていたという異常性のある人物でした。しかし、その趣味趣向は母親の歪んだ教育が一因となっており、モデルとなった人物も現実で同じような状況化で狂っていきました。そんな江渡貝弥作の活躍は短いですが、原作漫画とアニメの両方で見られるので、チェックしてみてください。
この記事のライター
十文字猛
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