【ゴールデンカムイ】シマエナガ回の結末とは?元ネタについても徹底紹介
ゴールデンカムイで話題になっているシマエナガ回について、詳しく紹介します。ゴールデンカムイの本編とは異なるおまけ程度の箸休めとして掲載されたシマエナガ回ですが、衝撃的な結末はどのような展開になったのか説明!あらすじや元ネタについても紹介していきます。
目次
【ゴールデンカムイ】とは?
ゴールデンカムイには、作者が箸休めで描いたとされるシマエナガ回が存在しています。シマエナガは北海道に生息している鳥になり、かわいらしい見た目が人気を博しています。この記事では、ゴールデンカムイで描かれたシマエナガ回について詳しく解説していきましょう。
ゴールデンカムイの作者
ゴールデンカムイの作者は野田サトル(のださとる)さんになり、2003年に読み切りの漫画でデビューを果たしています。野田さんは北海道出身の漫画家になり、さらに左利きとしても知られています。2006年に読み切り漫画作品が受賞されたことで、週刊ヤングジャンプにて連載漫画の制作を開始しました。その後、ゴールデンカムイを手掛けています。
ゴールデンカムイの概要
ゴールデンカムイは2016年より週刊少年ジャンプに連載された作品になり、個性的なキャラが多く出演していることで人気を博しました。サバイバルバトルの漫画になり、北海道が舞台となった作品です。2022年9月時点でコミックスの累計が2300万部を突破しています。2018年からテレビアニメの放映がされており、2022年4月に実写映画化が決定しています。
ゴールデンカムイのあらすじ
ゴールデンカムイの主人公は杉元佐一(すぎもとさいち)になり、日露戦争より期間をしたところからあらすじはスタートします。杉元は幼馴染の治療費を稼ぐために、北海道で砂金を集める仕事をしていました。ある日のこと、金塊の噂を耳にします。
金塊の存在を脱獄囚が知っているとされ、探し出そうとしますがその途中でヒグマに襲われてしまいます。そこで助け出してくれたのが、アイヌの少女であるアシㇼパでした。アシㇼパは杉元と同じ目的で動いていたため、二人は協力をして金塊の争奪戦を繰り広げるのでした。
【ゴールデンカムイ】シマエナガ回のあらすじや結末
あらすじ①シマエナガを保護する杉元
シマエナガ回が収録されたのは、ゴールデンカムイのコミックスの22巻です。樺太から杉元とアシㇼパは脱出を果たし、刺青の持ち主である海賊房太郎(かいぞくぼうたろう)を追いかけます。北海道の石狩川の支流の中で最も長いとされている空知川に訪れるのでした。
空知川に訪れた際、杉元は松田平太(まつだへいた)と戦ったときにできた傷を持っていました。周りには霧も出てきたため、アシㇼパは杉元と天候の状況から危険と判断し、集落のコタンにて待機することにしました。
あらすじ②アシㇼパを待ちづける杉元
その集落にて、杉元はシマエナガを発見します。杉元は興奮をして母親口調のようにシマエナガに話しかけ、「ウパシちゃん」という名前を付けるのでした。シマエナガを保護した杉元でしたが、気付くとアシㇼパとはぐれてしまいます。シマエナガとともにアシㇼパを待ちますが、一週間経ってもアシㇼパが迎えに来ることはありませんでした。
霧が立ち込める中でアシㇼパと離れてしまったため、杉元は遭難したと同様の状態になってしまいました。しかし、これまでにさまざまな激戦をしてきた杉元は、遭難状態にあっても冷静にシマエナガの世話をします。
あらすじ③シマエナガを食べる杉元
シマエナガの世話をしながらアシㇼパを待ち続けていた杉元ですが、一週間経っても迎えに来ないアシㇼパに痺れを切らします。シマエナガに食糧を分け与えてしまったがために、杉元自身の食糧も底をついてしまいました。霧がかっている景色は変わらずのため、杉元自身も焦りを見せます。余裕のなくなった杉元は情緒不安定な状態になりますが、自分が「不死身の杉元」であることが頭に浮かびます。
生への執念が強いことからそのようなあだ名で呼ばれていたことを思い出し、シマエナガ回の結末に衝撃のラストを迎えます。杉元は自分が生き残るために、これまで世話をしてきたシマエナガを食べる決断を下します。狂気に満ちた表情でシマエナガに謝罪をしながら羽根をむしり、口にするのでした。
しかし、その瞬間に迎えに来なかったアシㇼパが杉元の元へ戻り、杉元はシマエナガを殺してしまったことを後悔して絶望したところで物語は終了します。
【ゴールデンカムイ】シマエナガ回の元ネタ
シマエナガ回の元ネタ
ゴールデンカムイの箸休めの物語であるシマエナガ回でしたが、意外にも衝撃の結末を迎えたことでファンの間ではさまざまな評価が下されました。また、シマエナガ回には元ネタとなった作品があるともいわれています。ここでは、シマエナガ回の元ネタとなった、映画「ミスト」とドラえもんの「無人島へ家出」を紹介します。
元ネタ①映画「ミスト」
ミストはアメリカの映画になり、2007年に公開されています。ミストの原作は1980年の小説「霧」です。ミストの物語は霧が立ち込めている中で、人間が秩序を失っていくストーリーです。シマエナガ回では、杉元が霧の中で情緒不安定になってしまいシマエナガを食べてしまったように、ミストでは主人公が仲間や家族を殺害してしまいます。
また、ミストでも仲間や家族を主人公が殺害してすぐに、助けが来たことで絶望するシーンが描かれています。この部分も、シマエナガ回はミストを元ネタにしたといえるでしょう。
元ネタ②ドラえもんの「無人島へ家出」
ドラえもんは日本の国民的アニメの一つになり、1969年に作品発表されてから今もなお愛されている作品です。シマエナガ回は悲しい結末を迎えていることもあり、ドラえもんが元ネタになっている可能性は低いともされています。しかし、ドラえもんの無人島へ家出という話の中で、主人公ののび太が無人島にて何年も迎えが来ないというシーンが描かれています。
迎えが来ないことでのび太はシマエナガ回の杉元と同様に気持ちが低迷して、情緒不安定な様子を見せるのでした。無人島へ家出とシマエナガ回はセリフはもちろんのこと、コマ割りも同じになっていることから元ネタではないかといわれています。
シマエナガの鳥の生態
シマエナガはスズメ目エナガ科の鳥になり、体長は約10~14cmで体重は10g程度と小柄な鳥です。スズメよりも小さいことから、実物を見るとその小ささに驚く人も多いといいます。シマエナガは基本的に北海道全域に生息しており、冬場には人口の多い札幌の街中でも見かけることができます。冬の鳥で寒さに強いイメージを持たれるシマエナガですが、極寒の地域では生息していないため過度の寒さには弱いといえるでしょう。
北海道以外でも、千葉県や長野県にて迷い鳥としてシマエナガが目撃されたこともありました。白くモフモフとした見た目のシマエナガが見られるのは冬限定で、夏場は羽が少なくスマートになり見た目は小さなスズメのようです。そのため、ゴールデンカムイに出てくる白くてモフモフとした小さなシマエナガを実際に見たいという人は、冬場の北海道でのバードウォッチングがおすすめです。
【ゴールデンカムイ】シマエナガ回は何話?話題の理由も紹介
シマエナガ回は原作の何巻何話?
衝撃のラストを迎えることになったシマエナガ回ですが、実際にコミックの中で読んでみたいという人も多いでしょう。シマエナガ回が読めるのは、原作の23巻の中の第228話です。22巻の最後に樺太から脱出する様子が描かれており、シマエナガ回は23巻の箸休めとして描かれました。
シマエナガ回はアニメ化される?
シマエナガ回はゴールデンカムイのファンの間でも話題になった話になり、人気があるためアニメの放送を期待する人も多いでしょう。しかし、シマエナガ回はあくまでも箸休めのおまけ物語であり、本編とは大きく関係をしていません。そのことから、シマエナガ回がアニメにて放送されるのは、厳しいのではないかと考察されています。放送をされたとしても、衝撃が大きいことからなかなかゴーサインが出ない可能性も示唆されるでしょう。
シマエナガ回が話題になっている理由
ゴールデンカムイの本編とは関係なく、おまけ程度で掲載のされたシマエナガ回ですが、大きな話題を呼ぶこととなりました。では、なぜシマエナガ回がここまでの話題を呼んだのでしょうか?その理由は、やはり最後に訪れる衝撃の結末が大きく関係しているといえます。
可愛らしいシマエナガが最終的に杉元の手によって殺されてしまい、なおかつ食べられてしまいます。そこまでの過程から想像もできない結末が話題を呼びました。また、元ネタとなった二つの映画や話も、話題になった一つの理由です。
【ゴールデンカムイ】シマエナガ回に対する世間での評判や人気
衝撃のラストを迎えるシマエナガ回は、「悲しい気持ちになった」という感想が多くあがりました。初めは可愛らしいシマエナガを愛でる杉元の姿があっただけに、最後は焼き鳥という形で生涯を終えてしまったシマエナガに対しての声が多いです。「杉元は悪くない」という声も多くあがっています。
ゴールデンカムイでシマエナガという鳥の存在を知り、そこからシマエナガのグッズを集めてしまうという人も少なくありません。見た目が可愛らしいシマエナガは、意外にもグッズが多く販売されています。北海道でしか実物を見ることができないですが、グッズであれば身近に置いておけるのもメリットでしょう。
結末が衝撃的なシマエナガ回は、トラウマになってしまうという人も少なくありません。杉元は悪くはないものの、やはり可愛らしい見た目をしているシマエナガが食べられてしまうのは衝撃的なのでしょう。中には、「もうシマエナガ回は見られない」という人もいました。
【ゴールデンカムイ】シマエナガ回は衝撃の結末だった
ゴールデンカムイのシマエナガ回は、箸休めのおまけ的存在でした。しかし、最後が衝撃的な結末を迎えることで、大きな話題を呼びました。シマエナガ回は23巻に掲載されているため、気になる人は手に取ってみてください。
この記事のライター
N.R
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