【ゴールデンカムイ】月島基といご草ちゃんとの関係は?人物像や過去を紹介
『ゴールデンカムイ』の月島基は真面目な常識人であり、作中での活躍と共に複雑な過去を背負った深みのあるキャラとし人気を集めています。そんな『ゴールデンカムイ』の月島基について、彼の過去に関わるいご草ちゃんや作中での活躍をまとめました。
目次
【ゴールデンカムイ】月島基とは?
『ゴールデンカムイ』の月島基は作中で第七師団側のキャラとして活躍を見せています。そんな『ゴールデンカムイ』の月島基の装備や他キャラとの関係性などを見ていく前に、まずはプロフィールを紹介します。
月島基のプロフィール
『ゴールデンカムイ』の月島基(つきしまはじめ)は第七師団歩兵第27聯隊の軍曹であり、作中では月島軍曹と呼ばれることが多くなっています。新潟県佐渡島の出身で、鶴見中尉の側近として長く付いており、金塊争奪戦においても様々な命令を受けて動いています。
ゴールデンカムイの概要
『ゴールデンカムイ』は野田サトルの漫画であり、ヤングジャンプ・コミックスから全31巻が刊行されています。作者にとっては連載2作目にあたる作品で、出身地である北海道を舞台に金塊を巡る冒険とその途中で行われるサバイバルやバトルが見どころになっています。2018年にはアニメ1期・2期が放送され、その後も2020年に3期が放送され、2023年には4期が放送されています。
ゴールデンカムイのあらすじ
元陸軍の杉元佐一は北海道でアイヌの少女・アシㇼパと出会い、彼女の父親が関わったアイヌの金塊事件を知り、利害の一致から共に行動することになります。同じ頃、鶴見中尉を中心とした第七師団、土方歳三を中心とした土方一派もそれぞれ金塊を求めて行動を始め、それぞれヒントとなる刺青囚人を探し始めます。
【ゴールデンカムイ】月島基といご草ちゃんの関係や過去
『ゴールデンカムイ』の月島基は軍人として従事する前の複雑な過去があり、そこで鶴見中尉との関係性を築いていきました。そんな『ゴールデンカムイ』の月島基の過去について紹介します。
解説①月島基といご草ちゃんは両想いだった
『ゴールデンカムイ』の月島基は佐渡島で生まれましたが、父親に悪い噂が立っていたことから十人から蔑まれており、それに対して月島も喧嘩や暴力で反抗していたことから、「人殺しの息子」や「悪童」と呼ばれていました。そんな中、自分を名前で呼んでくれるいご草に似た髪の毛の少女・春見ちよに思いを寄せていました。一方、春見ちよも髪の毛でからかわれる自分を守ってくれる月島基に惹かれていきます。
しかし、住人から蔑まれる状況は変わらず、月島基は日清戦争に出兵することを決意します。そして、出兵する直前に、月島基は春見ちよに対して自分の思いを打ち明け、戦争から帰って来たら駆け落ちする約束を持ちかけ、春見ちよは同意しました。
解説②いご草ちゃんは死んだと知らされる月島
『ゴールデンカムイ』の月島基が日清戦争から無事に帰還すると、佐渡島では自分が戦死したという噂が流れており、さらには春見ちよが10日間も行方不明であると知らされます。春見ちよの草履が海岸付近で見つかったことから月島基は海の近くを探しますが、結局春見ちよは見つかりませんでした。一方で、噂を流したのは父親であると発覚します。
解説③父親を殴り殺す月島
『ゴールデンカムイ』の月島基は春見ちよが自殺した原因が父親であると思い、今までの貯めていた怒りが爆発して、そのまま父親を撲殺してしまいます。月島基は尊属殺人の罪から死刑を言い渡され、投獄されましたが、そこに鶴見中尉が訪ねてきます。
解説④鶴見中尉からいご草ちゃんの生存を知らされる
『ゴールデンカムイ』の月島基はやって来た鶴見中尉に対して自分の過去を話し始め、それを聞いた鶴見中尉は春見ちよについて調査を始めました。その結果、春見ちよは生きており、両親が月島基の思いを諦めさせるために父親に金を渡して噂を流させて、現在は財閥幹部の息子との縁談が進んだことから両親と共に東京で暮らしていると明らかになります。
解説⑤鶴見中尉のために生きようと決意する月島
『ゴールデンカムイ』の月島基は春見ちよの生きていると知り、その調査のために動いてくれた鶴見中尉に恩義を感じて、彼の指示通りロシア語の勉強をします。それから、死刑は撤回されて、鶴見中尉の部下として日露戦争に参加しました。しかし、戦争の終盤の奉天会戦で、月島基は新潟県の同郷だという兵士と出会います。そして、その兵士は月島基の父親の家から春見ちよの遺体が見つかったと言い出します。
解説⑥全て鶴見劇場だったと気付く月島
『ゴールデンカムイ』の月島基は鶴見中尉の発言との食い違いから彼を問い詰めに行きますが、その瞬間にロシア兵の攻撃に2人は被弾して、鶴見中尉は頭部を損傷する大怪我を負います。月島基は自分の私情から怪我を負わせた責任を感じますが、その時に鶴見中尉は春見ちよの遺体は月島基の父親殺しの罪を正当化するために、偽装工作を行ったと語り出します。
尚も鶴見中尉は春見ちよが東京で生きていると語りますが、月島基は春見ちよとの思い出を利用された件と恩人である鶴見中尉に自分が怪我させてしまった件で、感情がわからなくなってしまいます。そして、真実を確認する心が折れた月島基は、鶴見中尉に付いていくことを決めました。
解説⑦いご草ちゃんの生死に関する真実
『ゴールデンカムイ』の月島基は、日露戦争が終わって鶴見中尉と共に進む道を決めた際、鶴見中尉から手渡された春見ちよの髪の一部を故郷の海に捨てています。それは春見ちよの生死に関係なく進む決意の表れですが、作中で春見ちよが生きていたのか、鶴見中尉が言ったことがどこまで本当だったのかはわからないままです。
【ゴールデンカムイ】月島基の人物像や能力
『ゴールデンカムイ』の月島基を鶴見中尉が引き込んだのは、性格や強さから兵士として適していたというのが理由の1つです。そんな『ゴールデンカムイ』の月島基の人物像や作中での装備・戦闘能力などを紹介します。
月島基の性格
『ゴールデンカムイ』の月島基の性格は、真面目かつ冷静で、軍人として上司からの命令を遵守しています。第七師団の面々や出会う人物の多くが濃いキャラになっているため、彼らの暴走を止めたり、窘めたりする苦労人となっています。
月島基の装備や身体能力
『ゴールデンカムイ』の月島基の装備として、水平二連式銃・三十年式歩兵銃・三十八式歩兵銃を使用しており、日露戦争時代に陸軍の装備としてメジャーなものが多くなっています。戦闘時にはこれらの銃装備で戦うことが多いですが、スチェンカやサウナで肉体を披露した際は非常に引き締まった体をしており、幼少期から喧嘩に明け暮れた件もあってか、装備なしの素手でも強さを見せています。
月島基と他キャラの関係
『ゴールデンカムイ』の月島基は、鶴見中尉との関係性が最も深くなっていますが、それ以外のキャラとも様々な場面で絡みがありました。そんな月島基と他キャラの関係性を見ていきましょう。
月島基と杉元佐一の関係
『ゴールデンカムイ』の杉元佐一とは、同じ日露戦争を生き抜いた陸軍兵であり、金塊争奪戦中は敵対する関係でしたが、一時的に行動を共にしていたことがあります。その際は杉元佐一と協力する姿勢を見せていますが、脳を損傷していた杉元佐一が暴走してしまう点については、次暴走したら撃つと言っており、違う陣営として線引きをしています。
月島基と谷垣源次郎の関係
『ゴールデンカムイ』の谷垣源次郎とも日露戦争を生き残った陸軍兵同士であり、杉元佐一に協力していた際、一緒に行動しています。同行中は曲馬団の少女団で全く踊れなかった谷垣源次郎を見つめるなど、ややギャグ寄りの関係となっていました。しかし、アシㇼパと合流後はインカラマッと故郷に帰ろとする谷垣源次郎を殺そうとしますが、鯉登音之進の仲裁から見逃すことになりました。
月島基と江渡貝弥作の関係
『ゴールデンカムイ』の江渡貝弥作とは、彼が偽物の刺青人皮を作る際に見張っている関係でしたが、そこに尾形百之助が襲撃しかけた流れで、彼の最期を看取ることになります。初めは江渡貝弥作の変態性を理解できずにいましたが、死に際まで見せて鶴見中尉に対する想いを目にしたことで、少なからず仲間意識が芽生えており、炭鉱で下敷きになった際も助けようと考えていました。
月島基と鯉登音之進の関係
『ゴールデンカムイ』の鯉登音之進とは、上司の関係にあり、初めのうちは鶴見中尉の件で暴走しがちな彼を止めたり、あしらったりする立場でした。しかし、終盤にかけて鶴見中尉に対する自分の心の置き所がわからなくなった際、鯉登音之進の方が月島基の意志を尊重するような助言をするなど、初期とは違った関係性になっていきます。
月島基の活躍シーンや名言
『ゴールデンカムイ』の月島基は他キャラよりも常識的な発言が多いですが、異常なセリフも多い作中では逆に名言のように聞こえることがあります。そんな月島基の名言について見ていきましょう。
月島基の名言①「面倒くさい」
面倒くさい
出典: renote.net
月島基の名言その1は「面倒くさい」です。初登場は緊張から薩摩弁になってしまう鯉登音之進のために、彼の言葉を月島基が聞いてから鶴見中尉に伝えていた時、不意に思って心の中で呟いた言葉になります。自分に話せているなら話せるだろうと思いつつも部下として口に出さない月島基の真面目さが出ています。
月島基の名言②「なんなのだ…」
なんなのだこれは…!
出典: renote.net
月島基の名言その2は「なんなのだ…」から始まるセリフです。鶴見中尉が江渡貝弥作と人皮製品のファッションショーをしている際、傍から見張りをしていて思わず出た言葉になります。月島基の言葉通り、実際は異常な情景ですが、当の2人は楽しそうにしているので、月島基がツッコむしかありませんでした。
月島基の名言③「私は鶴見劇場を…」
私は鶴見劇場をかぶりつきで観たいんですよ 最後まで
出典: renote.net
月島基の名言その3は「私は鶴見劇場を…」から始まるセリフです。鯉登音之進が鶴見中尉に対して疑問を覚え、月島基に打ち明けた時、返した言葉になります。続けて鶴見中尉は鯉登音之進でさえも平気で殺して、その役割を担うのは自分だと話しました。そう言った表情は穏やかながらもどこか諦めを含んだものになっています。
【ゴールデンカムイ】月島基の声優
アニメ『ゴールデンカムイ』でも月島基は序盤から活躍を見せており、声優によるボイスでさらに良いシーンになっています。そんなアニメにおける声優について紹介します。
月島基の声優は「竹本英史」
アニメ『ゴールデンカムイ』で月島基を演じた声優は竹本英史さんです。冷静な月島基の声を普段は低めの声で演じつつ、怒りを露わにする時や戦闘時には迫力ある声になっています。
竹本英史のプロフィール
竹本英史さんは山口県出身で、1973年3月7日生まれの声優・ナレーターです。中学の頃から映画好きであり、声優としては1993年にデビューを果たしています。その後はアニメやゲームを中心に様々なキャラを演じています。
竹本英史の主な出演作品
竹本英史さんの主な出演作品としては、『テニスの王子様』の九鬼貴一、柳蓮二、『ONE PIECE』のX・ドレーク他多数、『ジパング』の柳一信、『ギャグマンガ日和』の小野妹子、『メジャー』の千石真人、『テイルズ オブ ヴェスペリア』のレイヴン、『ワールドトリガー』の唐沢克己、荒船哲次、『食戟のソーマ』の安東伸吾などがあります。
【ゴールデンカムイ】月島基に対する世間での評判や人気
ここでは『ゴールデンカムイ』の月島基について世間での評判や人気を紹介します。作中でも活躍が多く、壮絶な過去も語られたことから作中の人気キャラ3位に入るなどファンから注目されるキャラです。
『ゴールデンカムイ』の月島基について、かっこいいという感想が多数見られました。キャラが濃い中でも真面目な仕事人的なかっこよさがあり、戦闘での活躍以外にもロシア語を努力して覚えたところもかっこいいと言われています。
『ゴールデンカムイ』の月島基について、苦労人であると思う感想も多く出ていました。様々なキャラの面倒を見なければならない状況は、少し不憫なところがありながらも、月島基らしさが出てくる部分でもあるため、その点も魅力の1つになっています。
『ゴールデンカムイ』の月島基といご草ちゃんの関係性について、悲しい結末だと思う人がいました。結局、いご草ちゃんの生死はわからないままで、月島基自身は諦めてしまっているので、いたたまれない気持ちになる人が多いようです。
【ゴールデンカムイ】月島基といご草ちゃんには悲しい過去があった
『ゴールデンカムイ』の月島基は故郷に両想いのいご草ちゃんがいましたが、父親や鶴見中尉が入り混じったことで、彼女の生死を追及しないまま軍人として生きていくことになりました。そんな月島基は陸軍兵として装備なしでも戦える真面目なキャラとして活躍します。そんな『ゴールデンカムイ』の月島基の活躍を原作漫画や声優によるボイスが付いたアニメで確認してみてください。
この記事のライター
十文字猛
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。