【ブルーロック】士道龍聖の性格や能力は?実はいいやつと言われる理由も
『ブルーロック』の士道龍聖について紹介します。話題のサッカー漫画『ブルーロック』に登場する士道龍聖の性格や能力についてまとめました。また、下種で乱暴なイメージから「いいやつ」との評価に変わった理由や、作中で彼が脱落したどうかなどについても解説します。
目次
【ブルーロック】士道龍聖とは?
刺激的な要素が満載のサッカー漫画『ブルーロック』には、数多くの印象深いキャラが登場します。中でも「過激さ」の点で飛びぬけているのが、士道龍聖という人物です。彼の能力や性格について詳しく見る前に、まずは士道というキャラや『ブルーロック』という作品の基礎情報を押さえておきましょう。
士道龍聖のプロフィール
『ブルーロック』に登場する士道龍聖(しどうりゅうせい)の年齢は18歳、誕生日は7月7日で、出身は東京都になります。身長185㎝、血液型ABで、利き足は「どっちもニトロ」とされています。BL参加者の中ではただ一人、入寮前は無所属でした。褐色の肌と、触角のような形に垂れた二束の前髪などが外見的な特徴となってます。
士道龍聖のモデル
『ブルーロック』における士道龍聖のモデルとされているのは、ズラタン・イブラヒモビッチ選手です。スウェーデン出身のFWであるイブラヒモビッチは、ダイナミックかつアクロバティックなプレーが持ち味で、士道と同じく試合でオーバーヘッドシュートを決めたこともあります。さらに「悪童」と呼ばれる奔放さも士道と共通していますし、何より士道自身が好きな選手として彼の名を挙げていることからして間違いないと思われます。
ブルーロックの概要
士道龍聖が活躍する『ブルーロック』は、「週刊少年マガジン」で連載中の新感覚サッカー漫画です。原作は『神さまの言うとおり』などで知られる金城宗幸が、作画はノ村優介が担当しています。単行本は2023年7月現在で25巻が刊行されており、累計部数2700万部突破という大ヒット作となっています。2022年にアニメ化も果たしたほか、2024年にはスピンオフ作品の劇場アニメ公開も決定しています。
ブルーロックのあらすじ
『ブルーロック』は、「世界一のストライカー」を目指す少年たちのサバイバルを描く物語です。2018年、日本フットボール連合はA代表をW杯優勝に導く世界的FW育成プロジェクトとして、「青い監獄」を立ち上げます。その施設である「ブルーロック」に集められた主人公・潔世一らユース年代の選手たちは、脱落すればその先日本代表入りのチャンスはないという環境の中、幾多の試練に挑んでいくことになります。
【ブルーロック】士道龍聖の性格や能力
個性派ぞろいの『ブルーロック』の登場キャラの中にあって、士道龍聖の存在は一際異彩を放っています。ここでは、彼の突出した性格や能力について紹介するとともに、「実はいいやつ」と言われる理由についても解説します。
士道龍聖の性格
『ブルーロック』の士道龍聖の性格は、シンプルに言えば「凶暴」と表現できます。気に入らない相手には躊躇なく暴力を振るいますし、辛辣な物言いをすることもたびたびです。しかし、その一方でひょうきんな振る舞いを見せることもあるなど、ただ凶暴なだけではない側面も持ちます。
士道龍聖がいいやつと言われる理由
『ブルーロック』の士道龍聖は、上記のように粗暴な面が目立つ一方で、それだけの人物とは括れない部分を持っています。少なくとも彼は、自分の認めた人物に対しては友好的で、自ら歩みよる姿勢も見せられます。基準があくまで直感である点が厄介ですが、ある意味での正直さや公正さを持ち合わせていると言えるでしょう。そうした点からすると、「いいやつ」と表現することも十分可能です。
士道龍聖と糸師凛の関係
上記のような理由で、意外にいいやつと言えなくもない士道龍聖ですが、『ブルーロック』作中には彼がどうしても受け入れられない相手が存在します。その相手とは、ブルーロックトップランカーである糸師凛です。合理的な思考をプレーの軸とする凛と、直感で動く士道は水と油の関係で、どうしても馬が合いません。挙句の果てには殴り合いにまで発展する結果となりました。
士道龍聖の能力や強さ
特異な性格の持ち主である『ブルーロック』の士道龍聖ですが、その能力はずば抜けています。肉体的な強さに加え、ジャンプ力や柔軟性にも優れた身体能力は、BL参加者の中でも屈指のものです。さらに、ペナルティエリア付近なら視界になくてもゴールの位置を把握できるという、「超空間感覚」能力も彼の選手としての強さを支えています。
士道龍聖は覚醒した?
このような圧倒的な能力と強さを持ちながら、ブルーロックで十分それを活かせなかった士道ですが、ついに彼を覚醒させる出来事が起こります。そのきっかけが、U-20日本代表への参加でした。このチームで糸師冴とのコンビがうまく機能し、その果てに「FLOW(挑戦的集中)」状態に入った士道は、逆転のオーバヘッドシュートを決めたのでした。
士道龍聖は脱落する?
『ブルーロック』は脱落を賭けて争われるサバイバル戦ですが、士道龍聖は脱落したのでしょうか。その問いの答えはNOです。凛との折り合いが悪く脱落も危惧された士道ですが、覚醒した彼はいまだ物語に登場し続けており、現在はフランスに渡って活躍を見せています。
【ブルーロック】士道龍聖の名言や活躍
ここまで士道龍聖の性格やいいやつと言われる理由、能力や強さなどについて見てきましたが、さらに別の角度から迫ってみましょう。作中での彼の名言や、活躍ぶりについて拾い上げてみました。
士道龍聖の名言
『ブルーロック』の士道龍聖はきわめてエキセントリックな性格の持ち主で、発言には奔放さが目立ちます。しかし、こちらをハッとさせるような名言もいくつか発しており、たとえば以下のようなものが挙げられます。
士道龍聖の名言①「自分を壊せない人間に…」
自分を壊せない人間に爆発は起こせないぜ
こちらは二次選考の際、脱落していく國神に向かって放った士道龍聖の言葉です。この言葉は一見國神への残酷な追い打ちに聞こえるものの、結果的には彼を目覚めさせ、再起を促す効果を果たしています。
士道龍聖の名言②「俺のサッカー細胞が…」
俺のサッカー細胞が炸裂(スパーク)しろと肉踊る
こちらは、U-20日本代表に加わり覚醒を迎える際の士道龍聖のセリフです。極限の集中ぶりや喜びが伝わってくる名言で、サッカーを「生命活動」と捉える彼独特の感覚がよく表されています。この後繰り出す「大爆発直下蹴弾(バックバンドライブ)」というダイナミックな技名も相まって、読み手の興奮を誘います。
士道龍聖の活躍
士道龍聖の名言について見た後は、作中での彼の活躍ぶりに視点を移してみましょう。実はいいやつとも言われ、驚異的な能力と強さを持つ士道龍聖は、『ブルーロック』において以下のような活躍を見せました。
士道龍聖の活躍①一次選考
士道龍聖の『ブルーロック』における活躍ですが、一次選考では彼は姿をみせていません。本格的に登場するのは、続く二次選考からになります。そこでどんな活躍をしたかは、この後解説します。
士道龍聖の活躍②二次選考
ブルーロック二次選考における士道龍聖は、國神錬介・御影玲王らとの試合でオーバヘッドシュートを見せ、彼らを戦慄させます。そして試合に勝利した士道らは、玲王を引き抜き3rdステージへ進出(國神はここで一度脱落します)、さらに三次選考へ駒を進めることとなります。
士道龍聖の活躍③三次選考
三次選考における士道龍聖は、凛とともにチームAに組み入れられました。ここでも圧倒的な能力でゴールを奪取する活躍を見せますが、味方である凛との確執が大喧嘩に発展してしまい、粗暴さが目に余るとして懲罰房送りとなったのでした。
士道龍聖の活躍④U-20日本代表戦
上のような事情で懲罰を受けた士道龍聖ですが、U-20日本代表としてブルーロックチームとの一戦に臨むことになります。後半からCFとして出場した彼は冴とのコンビネーションを得てFLOWへ到達、ペナルティエリア外からのオーバヘッドシュートを決めるという完全覚醒ぶりを見せつけました。
士道龍聖の活躍⑤最終選考
最終選考である「新英雄大戦(ネオ・エゴイスト・リーグ)」において、士道龍聖が選んだのはフランスでした。理由は一大市場として勢いがあるからというものでしたが、第1試合のイタリア戦ではさっそく1点を上げる活躍を見せ、オークションで年俸2000万円の評価を得ています。
【ブルーロック】士道龍聖の声優
『ブルーロック』作中で華々しい活躍を見せている士道龍聖ですが、アニメ版の声優についても知りたいところです。性格に難がありつつも実はいいやつと言われる士道龍聖の担当声優は、以下の人物となっています。
士道龍聖の声優は「中村悠一」
アニメ版『ブルーロック』で士道龍聖の声を担当しているのは、中村悠一です。『呪術廻戦』の五条悟などで知られる人気声優で、クールで貫録ある人物から士道のようなエキセントリックな人物まで幅広く演じられる実力の持ち主となっています。
中村悠一のプロフィール
中村悠一は現在43歳、出身は香川県で、声優のほかにナレーターなども務めています。代々木アニメーション学院を出た後、2001年にデビューしました。2007年ごろを境に知名度を獲得し、以後さまざまな作品で主要キャラを演じるようになります。2022年には、第16回声優アワード助演男優賞を受賞しています。
中村悠一の主な出演作品
中村悠一の『ブルーロック』士道龍聖以外の主な代表作は、『呪術廻戦』(五条悟)、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』(ブローノ・ブチャラティ)、『おそ松さん』(松野カラ松)、『ワールドトリガー』(迅悠一)などとなっています。
【ブルーロック】士道龍聖に対する世間での評判や人気
ずば抜けた能力や強さで強烈なインパクトを放つ士道龍聖ですが、世間一般での受け止め方はどのようなものなのでしょうか。ここでは『ブルーロック』ファンが抱く士道龍聖の印象やその理由などについて確認してみました。
こちらは中村悠一演じる士道龍聖に期待しているという意見ですが、発言内容については少々危惧しているもようです。理由は「放送禁止用語がじゃんじゃん出てくるから」というものですが、そのあたりをどうクリアするのかは確かに気になるところです。
続いては、士道龍聖への好意とそれに対する困惑を同時に感じているという意見です。上のツイートでもありましたが、士道龍聖の発言には品性下劣なものも数多く、そこら辺で背を向けたとしても不思議ではありません。にもかかわらず魅力を感じるのは、彼のある種の真っすぐさによるものなのでしょうか。
こちらも士道龍聖への揺れ動く思いを赤裸々につづったツイートです。脱落していく人間に容赦ない言葉を浴びせつつ、実力を認めればフレンドリーに接するという、最初の印象と真逆の顔を見せるところにやられるファンは多いようです。
【ブルーロック】士道龍聖はいいやつだった
『ブルーロック』の士道龍聖について紹介してきました。このように、士道龍聖は粗暴な言動が目立つ一方で、相手によっては公正で友好的な顔も見せられるキャラとなっています。そのギャップはファンに「いいやつ」との印象を抱かせ、後の覚醒もあいまって、彼に高い支持を与えることとなりました。そんな士道龍聖についてもっと知りたいという方は、ぜひ原作とアニメをチェックしてみてください。
この記事のライター
だいじろう
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