【ファブル】ミサキと佐藤明の馴れ初めは？二人が結婚したその後も調査

ミサキこと「清水岬」はザ・ファブルに登場するキャラクターの一人で、父親が残した借金を返済するためにいくつもバイトを掛け持ちする苦労人の女性です。このため、過去にはグラドルとしての活動やセクシーなイメージビデオにも出演していました。作中では一般人として暮らす主人公の佐藤明（殺し屋ファブル）と互いに惹かれあい、最終的には事実婚という関係で結婚することとなります。

「ザ・ファブル」は南勝久による漫画作品で、「週刊ヤングマガジン」にて2014年～2019年に第1部が、その後2021年～2023年には第2部「ザ・ファブル The second contact」が連載されていました。第1・2部を合わせた累計発行部数は2200万部であり、実写映画の公開やアニメ化も実現している程の人気作品です。

主人公は、殺しの痕跡を残さず標的を確実に仕留める、「ファブル（寓話）」の異名を持つ凄腕の殺し屋でした。彼は本名はおろか年齢すら不詳であるものの、ある日彼の殺し屋組織のボスから「佐藤明」という偽名を与えられ、一般人として暮らすよう命じられます。幼少期から殺し屋として訓練されていた明は、当初一般人としての生活に戸惑いを見せるものの、新たな出会いや周囲の人々の助けを借りながら、新生活を送っていくことになります。

ファブルこと佐藤明（アキラ）は、ボスの命令で一般人に紛れて生活をしていましたが、ある日街でチンピラに絡まれ、（演技で）ボコボコにされていたところに、ハンカチを差し出し声をかけたのが清水岬（ミサキ）でした。ミサキは、働き先を探していたアキラに自分が勤務しているオクトパスという会社を紹介し、そこで一緒に働くようになります。初対面時のアキラの情けない姿から、ミサキは最初はアキラに好意を抱いていなかったものの、アキラの真面目な仕事ぶりなどから徐々に彼と打ち解け、惹かれていきます。

アキラがミサキにプロポーズする時の言葉は、シンプルに「結婚してほしい」というものでした。アキラはこれまでの人生で殺し屋ファブルとしての生き方しか知らなかったからか、人間らしい感情をあまり見せず、とても不器用で純粋に見える男でした。しかし、そういう純粋さがあるからこそ、自覚したミサキへの好意を素直に口にし、シンプルなプロポーズの言葉が出てきたことが分かります。

ミサキがアキラに惹かれていくように、アキラもミサキとともに働いたり、危険な目に遭うミサキをこっそり助けたりするうちに、徐々に彼女に惹かれていきます。また、彼女は父親からの借金返済を抱えており、そうした状況も助けたいと考えるようになります。そして、こうしたミサキへの好意と、彼女を助けたい・守りたいという思いから、アキラはミサキと結婚する決意を固めました。

アキラは幼少期から殺し屋としての訓練を叩き込まれていたこともあり、一般人とは異なる感性・思考回路を持ち、あまり感情らしきものを持ち合わせていません。しかし、ミサキに対しては、彼女の涙を見るのは嫌で、笑顔が見たいといったような事を言っており、彼女に対しては明確に特別な感情を抱いており、大切に想っていることが分かります。

ミサキへプロポーズしたその後、アキラはヨウコ（佐藤洋子）とともに、人助けの旅に出ることになります。アキラは旅に出る前、勤務していたオクトパスの面々やお世話になった人たちに挨拶を済ませ、ミサキにも旅が終わったらちゃんと一緒に暮らそう告げて旅に出ていきました。

アキラが旅に出る時、ミサキが号泣する場面がありましたが、これは結婚の幸せを噛みしめていたものであり、新婚早々離れ離れになるものの、二人のその後の良い関係を予感させる描写でした。アキラが旅だった後、スマホでアキラからの連絡を受け取ったミサキが、席を勢いよく立ち上がる場面がありました。ミサキは離れ離れになったアキラからの連絡を待ちわびており、アキラから連絡が来た際に思わず飛び上がってしまうほど喜んでいることが分かります。

ヨウコと旅に出ていたアキラは、その後新型コロナウイルスの大流行もあり、第2部（ザ・ファブル The second contact）では旅を終えて帰郷しています。帰郷した後は、「レンタルおっちゃん」という、殺し屋ファブル時代からは想像もつかないような仕事をしながらミサキとの新婚生活をスタートさせています。二人の関係は良好で、互いに「ミーたん」、「アッくん」と呼び合うなど仲睦まじい関係であることが伺えます。

前述したように、ザ・ファブルは実写映画化されており、合計2作品公開されています。その中で、実写版のミサキこと清水岬を演じているのは、女優・モデルとして活躍する山本美月さんです。

山本美月さんは福岡県出身の32歳（2023年8月時点）で、高校生の時にモデルコンテストに出場しグランプリを獲得したことをきっかけにモデルデビューを果たします。その後、女優業にも本格的に進出し、ドラマ・映画やCMなど、様々な舞台で活躍しています。また、明治大学を卒業していたり、漫画やアニメが好きで、鋼の錬金術師の主人公エドワード・エルリックに恋していたり、コスプレを披露するなど、インテリな面やオタクな面も持ち合わせています。

私生活では2020年に俳優の瀬戸康史さんと結婚し、2023年5月には第1子を出産されるなど、家庭の面でも益々充実しており、今後の更なる活躍が期待されています。

山本さんは最初モデルとして人気雑誌「CanCam」の専属モデルとなった後、本格的に女優活動を開始し、以降様々なドラマ・映画作品に出演しています。女優としての山本さんの出演作品は、主に以下の通りです。

ザ・ファブルの実写映画でも、ミサキは親の借金を返済するため、オクトパスやその他のバイトを掛け持ちするなど一生懸命働いています。また、殺し屋ファブル（アキラ）との出会いの経緯や過去の経歴（元グラビアアイドル、セクシービデオ出演）によりトラブルに巻き込まれてしまうところも原作と同様であり、人物設定としては実写映画と原作の違いはないものの、実写映画ではまだアキラとの結婚には至っていないため、その点が唯一の違いでした。

ミサキは、親の借金返済のため一生懸命に働くひたむきな生き方やその発言から、ザ・ファブルの読者からは好感を持たれていることが多いようです。自分の「岬」という名前をもじって、自分がアッくん（アキラ）が羽を休められる場所でありたいとのセリフにグッと来ている読者もいるようです。

ミサキは過去にグラビアアイドルやセクシーなイメージビデオに出演していたこともあり、読者から可愛いと評価されているようです。特に、後に結婚することになるアキラが、ミサキに見つめられている事を羨ましがり、その場面が好きな読者もいるようです。

アキラが好きな読者の中には、アキラからプロポーズされ（事実婚とはいえ）結婚生活を送るミサキを羨ましがる読者も多いようです。アキラからのプロポーズはとても不器用なものであったものの、自分を守り愛してくれるアキラの真摯な姿勢から、ミサキを羨んでいることが分かります。

アキラはミサキにプロポーズした後、ヨウコとともに人助けの旅に出てしまい、ミサキと離れ離れになってしまいます。しかし、旅が終わった後は幸せな結婚生活を送っており、壁を乗り越えて幸せをつかんだことが分かります。そうした境遇を乗り越えた二人に対し、作中の一場面で再会を果たした二人に感極まり、思わず涙してしまう読者もいたようです。

他にも、次々に危険な目に遭うミサキを心配する読者もいるようです。作中では、その都度アキラに助けられていますが、その巻き込まれ体質に「心配」「可哀そう」という声も出ていました。

本記事では、ザ・ファブルに登場するアキラとミサキの馴れ初めや、結婚後の生活や関係性について紹介してきました。一般人に紛れるため、わざと情けない姿を晒したアキラに、最初は好意を抱いてなかったミサキですが、彼と共に過ごすうちに段々と惹かれていきました。アキラの方も、ミサキと接するうちに心境の変化があったり、彼女の境遇などからミサキを守りたいという思いを抱き、好意を抱くようになりました。

作中では、ミサキはアキラが殺し屋ファブルであることを知ってしまい、彼らとの接し方に悩む場面もありましたが、そうした葛藤も乗り越え、最終的にはアキラのプロポーズを受け入れ、事実婚という関係ですが結婚することになりました。その後アキラは旅に出てしまいますが、帰ってきた後は共に暮らし始め、幸せな結婚生活を送っているようです。