【ゴールデンカムイ】尾形百之助のモデルは？目的や能力を徹底考察！

尾形百之助とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、階級は上等兵です。感情を表に表さない飄々としたキャラですが、天才狙撃手です。武器や装備にも詳しく、色々な銃器を使いこなしています。実父からはほとんど捨てられた状態で育ち、母親は父に捨てられたためおかしくなってしまい、毒殺してしまいました。母親の他にも実父と弟を殺傷しています。

『ゴールデンカムイ』は、野田サトルによる漫画作品です。明治末期の北海道、樺太、ロシアでアイヌ人が隠した金塊をめぐるサバイバルバトルを行うストーリーです。『週刊ヤングジャンプ』にて、2014年から2022年４月まで連載されました。『このマンガがすごい！2016』でオトコ部門２位、『マンガ大賞2016』で１位を受賞しています。2018年からはテレビアニメも放送され、2022年４月には実写映画化決定も発表されました。

『ゴールデンカムイ』の主人公の元軍人である杉元佐一は、北海道へ来ていました。杉元が北海道へ来た目的は、幼なじみの梅子の目の病気を治療するための費用が必要なため、一攫千金を目指して砂金を摂るためです。そこで杉元はアイヌが隠した埋蔵金の噂を耳にします。杉元はヒグマから助けてもらったアイヌの少女のアシㇼパと手を組み、目的を果たすため埋蔵金を探します。

尾形百之助は飄々としていてマイペースですが、狙撃手としての能力は天才です。そんな尾形百之助にはモデルとなった人物がいると言われています。ここからはモデルとなった人物と、なぜそう言われているかについて考察していきます。

尾形百之助のモデルと言われているのは、カルロス・ハスコックという人物です。アメリカ合衆国の軍人で、狙撃手です。カルロス・ハスコックは、ベトナム戦争で活躍した狙撃兵の中でも最も有名な狙撃の名手で、ベトナム兵は彼を恐れていました。そしてアメリカの軍事や警察組織では狙撃手の育成をしていました。シルバースター、パープルハート章を受章し、最終階級は１等軍曹です。

尾形百之助のモデルは、カルロス・ハスコックだと分かりました。ベトナム戦争で活躍し、様々な逸話が残っている凄い人物です。様々な作品でモデルになったり元ネタにされています。次は尾形百之助のモデルがカルロス・ハスコックだと言われる理由について、解説していきます。

尾形百之助のモデルがカルロス・ハスコックだと言われている理由の一つに、「山猫の異名がある」ことです。尾形百之助の母親は芸者だったため、隠語として「山猫」と呼ばれていました。また尾形百之助自身も顔や動作が猫っぽいところがあります。モデルと言われているカルロス・ハスコックは、映画『山猫は眠らない』の主人公のモデルとなっています。

尾形百之助とモデルになったカルロス・ハスコックは、銃の撃ち方が非常に似ています。二人とも銃を撃つときに、腕を組んだような体制で撃っています。スナイパーが出てくる作品はたくさんありますが、片腕に銃を乗せながらの撃ち方をするのは尾形百之助ぐらいでしょう。

モデルと言われているカルロス・ハスコックは、 17歳でアメリカ海兵隊に入隊し、狙撃訓練で出した記録は未だに破られていません。ベトナム戦争で狙撃チームに配属され、実力を発揮しました。ベトナム兵は彼の狙撃を恐れてに３万ドルの賞金をかけていましたが、彼を止めることはできませんでした。カルロス・ハスコックは愛用の迷彩の帽子に白い羽根を付けていたことから、「ホワイト・フェザー」の異名で知られています。

カルロス・ハスコックは、映画『山猫は眠らない』シリーズの主人公トーマス・ベケットのモデルだと言われています。この作品でトーマスは、カルロス・ハスコックと同じ姿勢で狙撃する場面があります。『山猫は眠らない』はアクション映画で、ベテランと新米の二人のスナイパーが組んで、任務を遂行していくという内容です。

尾形百之助には、モデルとなった人物がいたことが分かりました。尾形百之助は狙撃の名手ですが、詳しく能力を解説していきます。また尾形百之助が金塊バトルに参加している目的や、どんな性格かについても見ていきます。

尾形百之助は、金塊バトルにそこまで執着心がないようです。他に目的があるのかもしれませんが、尾形百之助の本当の目的は不明となっています。金塊バトルを引っかき回して楽しんでいる、愛されることを知らずに育ったため、愛に飢えていて狙撃の能力を認めて欲しかった、死に場所を探しているためなどではないかと推測されています。

尾形百之助の能力は、やはり狙撃でしょう。尾形百之助は、360m先からでも一発で頭を撃ち抜くことができます。また少年時代には祖父の銃で鳥を撃ったこともありました。幼い頃から銃を扱う能力に長けていたのかもしれません。銃は常に側に置いており、寝る時や入浴中も離しません。また尾形百之助の能力は狙撃だけではありません。接近戦でもかなりの強さを持っています。また頭の回転も早く、冷静に状況を見極め、自分が有利になるように動きます。

尾形百之助は、髪型がカッコイイと言われています。髪をかき上げる仕草も人気です。尾形百之助は、初登場時は坊主頭でした。しかし再登場した時には、激変していたのです。まずは顔に手術痕ができたこと、もう一つは髪の毛が伸びてオールバックになっていたことです。これがセクシーでワイルドと評判になりました。

尾形百之助はクールで無表情、 つかみどころがなく、何を考えているのか分かりません。人を殺害することに対して罪悪感を持たない残酷な性格ですが、老人や子供など立場が弱い者には優しさを見せたりします。情勢によって身の振り方を変えるため、「コウモリ野郎」と呼ばれています。

尾形百之助は狙撃手としての能力を持ち、父、母、弟を殺害した過去があります。独特な存在感を放ち、謎が多いキャラクターです。ここからは尾形百之助を演じた声優について紹介していきます。低音ボイスが魅力的で、数々の作品に出演されている人気声優です。

カルロス・ハスコックがモデルと言われている尾形百之助の声優は、津田健次郎さんです。津田さんは、幼少時代はジャカルタで過ごしました。映画を撮りたいと思っていましたが、演じる方にも興味を持ち、演劇活動に夢中になっていました。舞台系の事務所に所属していた時にオーディションの話があり、「H2」の野田敦役で声優デビューしています。津田さんは、『ゴールデンカムイ』に出演が決まった時は、とても嬉しかったそうです。尾形百之助を、「興味深い人物」と話しています。

尾形百之助は天才狙撃手で、モデルとなった人物がいたことが分かりました。尾形百之助の人物像や演じた声優について紹介してきましたが、ここからは尾形百之助は、世間からはどう思われているのかSNSから声を集めてみました。

尾形百之助のモデルとなった、カルロス・ハスコックという人物も、凄い人でした。ベトナム戦争では、彼がいた狙撃チームは大きな成果をあげたそうです。ベトナム兵が恐怖を感じたのも納得です。尾形百之助も、狙ったターゲットを確実に撃ち抜きます。

尾形百之助は再登場した時には髪の毛が伸び、イケメンになっていました。つかみどころがなく、何を考えているか分かりませんが、確実にターゲットを仕留めます。口数が少なく多くを語りませんが、それがまた格好良く人気があります。

尾形百之助のモデルと言われているカルロス・ハスコックの撃ち方は独特で、なかなか見ないスタイルです。この撃ち方でターゲットを確実に仕留めてきました。思わず真似してみたくなる撃ち方です。

『呪術廻戦』の禪院真依（ぜんいんまい）は、真希の双子の妹で呪術高専京都校の２年生です。銃などの武器に呪力を込めて戦います。確かに尾形百之助と撃ち方が似ています。呪術廻戦の作者も、モデルとなったカルロス・ハスコックを意識していたのでしょうか。

『ゴールデンカムイ』の尾形百之助の人物像、モデルとなった人物、演じた声優について考察してきました。尾形百之助は、『ゴールデンカムイ』屈指の天才狙撃手です。モデルとなったカルロス・ハスコックも、ベトナム戦争で活躍し、様々な逸話がある凄い人物です。『ゴールデンカムイ』には尾形百之助のように他にもモデルがいるキャラが存在します。キャラのモデルは誰かを考えるのも楽しみの一つでしょう。