【ゴールデンカムイ】あらすじを一覧で紹介!作品が人気の理由も解説

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ゴールデンカムイは金塊をめぐるストーリーと戦略・知略を巡らせるサバイバルバトルが話題を呼び31巻に渡る人気作となりました。本記事ではゴールデンカムイのあらすじを紹介していき、あらすじ以外にも人気の理由や最終回の結末についてもまとめていきます。

【ゴールデンカムイ】あらすじを一覧で紹介!作品が人気の理由も解説

目次

  1. 【ゴールデンカムイ】とは?
  2. 【ゴールデンカムイ】あらすじとストーリー一覧
  3. 【ゴールデンカムイ】人気の理由
  4. 【ゴールデンカムイ】最終回ネタバレ
  5. 【ゴールデンカムイ】スピンオフや次回作
  6. 【ゴールデンカムイ】に対する世間での評判や人気・評価
  7. 【ゴールデンカムイ】あらすじは面白かった

【ゴールデンカムイ】とは?

ゴールデンカムイのあらすじを紹介していく前に、まずは本作の作品概要と作者についてまとめていきます。本作のストーリーやあらすじを分かりやすく読み解いていくためにも作品の全体像をここで大まかにおさらいしておきましょう。

ゴールデンカムイの作者

ゴールデンカムイを連載した作者は野田サトル先生です。2003年に読み切り漫画『恭子さんの凶という今日』にて漫画家デビューを果たし、2011年からは現在も所属している週刊ヤングジャンプにて連載を開始しました。『ゴールデンカムイ』は出身の北海道を元ネタに物語の構想を考えていったと明かしています。

ゴールデンカムイの漫画の概要

ゴールデンカムイは野田サトルによって週刊ヤングジャンプに連載されていた漫画作品です。北海道の樺太を舞台に登場キャラクターたちが金塊を取り合うサバイバルバトルが描かれており、リアリティな描写と容赦のない下ネタを含めたギャグが大きな話題となりました。2022年9月時点でコミックスのシリーズ累計発行部数2300万部を突破しています。

ゴールデンカムイのアニメの概要

原作漫画の人気が広がると2018年4月よりテレビアニメの放送が開始しました。原作本来のストーリー性やキャラクターの個性に加えて、スタイリッシュな映像と豪華声優による演技などが評判を呼び本作の人気が更に伸びることとなりました。また、同年10月に第二期、2020年10月から第三期、2022年10月から第四期の放送が開始されています。

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『ゴールデンカムイ』では、新撰組副長でお馴染みの「土方歳三(ひじかたとしぞう」がまだ生存しており、老人ではありますが凄腕の剣客として登場します。本記事はそんな土方歳三を中心に取り上げ、ゴールデンカムイのストーリーを更に深掘りできる内容となっています。

【ゴールデンカムイ】あらすじとストーリー一覧

ここからはゴールデンカムイのあらすじとストーリーを単行本の巻数ごとにまとめていきます。ゴールデンカムイは2014年~2022年にかけて連載が続けられ、巻数全31巻、話数全314話に及ぶ長編ストーリーが展開されました。ここでは30巻までのストーリーをネタバレ含めて紹介していきます。

1巻あらすじ

日露戦争にて不死身の杉元という異名がつけられるほど活躍した杉元佐一は、ある目的のために北海道へ渡り砂金を採る生活をしていました。そんなある日、アイヌが遺した金塊とその在り処を示す24人の脱獄囚の噂を耳にすると杉元はそれを狙おうとしますが、途中でヒグマに襲われアイヌの少女・アシリパに助けられます。アシリパにも金塊を狙う目的があると2人は結託し、その後合流した白石と共に金塊を探すことにしました。

2巻あらすじ

杉元たち以外にも金塊を狙う人物がいると、新撰組の鬼の副長・土方歳三と第七師団の鶴見中尉たちとの金塊争奪戦が始まりました。土方が牛山辰馬を仲間に引き入れている間、杉元はアシリパとの生活からアイヌ文化に触れていき彼女の思想理念や生活習慣を知って関係性を深めていましたが、鶴見の部下によって杉元が捕らわれてしまいます。

3巻あらすじ

鶴見は杉元に仲間になるよう勧誘しますが杉元はそれを拒否し、アシリパは日本最後のエゾオオカミのレタラを連れて杉元の救出に動き出します。一方で土方はかつての同志である永倉新八と合流し、更に戦力強化のために渋川善次郎を仲間に引き入れようとしました。しかし交渉は決裂してしまい土方は渋川を手下共々皆殺しにしてしまいました。

4巻あらすじ

情報収集を口実に街に出た白石は牛山と遭遇してしまい、捕まっては面倒だと考え逃げ出しますがその先で第七師団が待ち構えていました。白石は機転を利かせて第七師団と牛山を合わせて難を逃れます。その頃土方は軍資金と愛刀を手に入れるために銀行へ押し入りますが、鶴見も銀行に駆けつけていると一触即発の緊張感が生まれました。

5巻あらすじ

各地の漁場で労働者が死亡している話を聞いた白石は、それが刺青囚人の1人・辺見と睨み杉元、アシリパと共にニシン漁場へ向かいます。そこには読み通り潜伏していた辺見が潜んでおり、白石は2人と別行動をとって追い詰めようとしますが、そこに同じ刺青囚人を狙う鶴見が乱入しました。辺見は人間の死に際に見せる煌めきに取りつかれており、杉元たちとの戦いで命を煌めかせるための戦いを仕掛けていきます。

6巻あらすじ

アシリパの知り合い・キロランケから話を聞いた杉元たちは小樽から網走に向かうことを決め、武器を揃えてその日はホテルに泊まることにします。そのホテルには殺人鬼・家永カノが潜んでおり、彼女は網走監獄にいた白石がやってきたことに驚き正体がバレたかと焦りを見せます。一方で土方は茨戸を訪れた際にヤクザの抗争に巻き込まれてしまい、好々爺な永倉の初めての戦闘シーンが描かれました。

7巻あらすじ

網走へ向かう道中、杉元たちは未来や過去が見えるという女性・インカラマッと出会い、彼女の実力を目の当たりにしたことでその力を信じるようになります。彼女と別れた後、杉元一行はアイヌ相手に詐欺しているエディー・ダンというアメリカ人の元を訪れアシリパの大伯母から騙し取った衣服を返してもらうよう要求しました。エディーは不死身のヒグマを退治してくれたら返すと条件を与え杉元たちはその提案をのむことにします。

8巻あらすじ

鶴見はある目的のために腕のいい剥製職人がいる江渡貝剥製所を訪れました。飾られている剥製の出来栄えから江渡貝の腕に納得した鶴見は、刺青人皮争奪戦を攪乱するため刺青人皮の剥製を作ってほしいと提案しました。

9巻あらすじ

江渡貝剥製所にたどり着いた杉元たちはついに土方たちと出会います。土方は杉元に手を組むかこの場で殺し合うかの2択を迫り、その答えに杉元は金塊よりも網走監獄で確かめたいことがあると打ち明け手を組む選択を選びました。その後杉元と土方は2手に分かれて樺戸監獄を目指すことになりますが、杉元たちがアイヌのコタンで休もうとするとそこに刺青囚人が2人隠れていました。

10巻あらすじ

杉元たちがコタンで鈴川清弘を見つけた時、土方と行動していた白石は第七師団に拘束されていました。刺青で暗号が解けなければ金塊の在り処を訊き出せないため、土方はキロランケと共に白石奪還に動き出しますがなぜか白石は作戦に乗らず第七師団から解放されようとしませんでした。樺戸に到着して白石のことを杉元に伝えると刺青を既に書き写していたと明かされますが、それでも杉元は白石を奪還すると主張しました。

11巻あらすじ

無事に白石を奪還した杉元でしたが、第七師団から逃げる形で土方と離ればなれになってしまいます。一方鶴見は白石と鈴川の刺青を手に入れ、杉元たちに追いつくために刺青囚人の1人が強盗を繰り返していると聞き小樽へ向かいました。小樽で犯罪を犯していた坂本慶一郎は第七師団相手に健闘するも死亡し、彼の子供は鶴見によりアシリパのフチの元で育てられることになりました。

12巻あらすじ

アシリパを追っていた谷垣は勘違いされたことでアイヌに捕まってしまいます。それを知った杉元は谷垣を助けるために犯人探しを始め、刺青囚人の1人・姉畑支遁が犯人だと突き止めます。姉畑は動物への尊敬が歪んだ愛情へ移り変わった変人で、杉元は彼との戦いの中でその狂気に巻き込まれてしまいます。

13巻あらすじ

刺青囚人の都丹庵士率いる盲目盗賊団に襲われた杉元たちは暗闇での戦いに苦戦を強いられますが、そこに土方が参戦すると都丹が恨みを持つ犬童四郎助の名前を出し共闘関係を築き上げます。都丹と共に網走監獄へ侵入すると杉元はのっぺらぼうのいう独房へたどり着きます。しかし、その正体は犬童が用意した偽物でした。

14巻あらすじ

第七師団も網走監獄へたどり着くと杉元は鶴見と戦闘を始めます。その間、アシリパが土方の言葉を信じ本物ののっぺらぼうがいる居場所を聞き出すと、杉元の奮闘によってのっぺらぼうとの接触に成功します。そこでのっぺらぼうの正体がアシリパの父・ウイルクであると判明しますが、ウイルクはアイヌを殺していないとセリフを残し直後に射殺されてしまいます。

15巻あらすじ

杉元と父が死んだと聞いたアシリパは金塊の手掛かりを掴むために樺太へ渡りますが、その動向はキロランケの思惑通りでした。一方で死んだと思われていた杉元は生存しており、彼はアシリパを取り戻すため鶴見と手を組み彼の部下である鯉登音之進と月島基と共に樺太を目指します。

16巻あらすじ

アシリパがウイルクの軌跡をたどっていた頃、土方は人斬り用一郎と呼ばれる土井新蔵と遭遇し戦闘を、杉元はアシリパの後を追って訪れた街でサーカスの子どもに刺青の写しを盗まれてしまいます。杉元は子どもからそれを奪い返そうとしますが、そこで杉元は妙案を思い付くとサーカスショーで活躍して自分が生存していることをアシリパに伝えようとしました。

17巻あらすじ

アシリパはキロランケ、尾形、白石と共に変装して国境を超えようとしましたが、国境警備隊に勘付かれてしまいます。そこで尾形が戦いを引き受けると彼は狙撃手のヴァシリと日露戦争以来の戦いを繰り広げます。一方で杉元と谷垣は激しい吹雪に襲われ鯉登と月島とはぐれてしまい、なんとか雪の中を過ごし切ろうと試行錯誤を重ねます。

18巻あらすじ

土方たちは次なる囚人を捕らえるために阿寒湖周辺を捜索していましたが、その途中に土方と牛山が姿を消してしまいます。実は阿寒湖に囚人の1人・関谷輪一郎が潜んでおり、牛山は彼の毒を飲まされてしまい土方は牛山を助けるために関谷の提案に乗って毒を飲んでいたのでした。それを知った門倉は2人を助け出すために動きます。

19巻あらすじ

アシリパはウイルクのかつての仲間であるソフィアと出会い彼を仲間に引き入れます。アシリパはソフィアからウイルクに関する話しを聞きながら先へ進んでいくと、ついに杉元たちがアシリパたちに追いつき再会を果たしました。一行は再会を喜びますが、一方で谷垣はインカラマッの復讐としてキロランケに襲い掛かります。

20巻あらすじ

キロランケが死亡した後、アシリパと杉元は北海道へ戻ることにします。一方で菊田特務総長と有古一等卒は鶴見陣営に入ろうと画策しており、鶴見が狙っている刺青囚人を捕まえようとし、2人は近場にいた囚人、土方と繋がっている都丹を追い詰めるのでした。一方負傷した尾形と月島を治療するために病院へ駆け込んだ杉元たちは、自分らが密入国者とバレつつも治療をしてほしいと懇願しますが一瞬の隙をついて尾形が逃走してしまいます。

21巻あらすじ

立ち寄った敷香で日用品の補充をしていた杉元たちでしたが、突然白石が狙撃されてしまいます。狙撃手は尾形と戦っていたはずのヴァシリで、杉元たちは彼と対峙するよりも先へ進むことを優先します。一方有古は都丹の刺青人皮を鶴見に献上しましたが、それが偽物だと鶴見にバレてしまうと有古は土方陣営に二重スパイとして送られました。ただし土方も鶴見の考えを推察し次の手を打つのでした。

22巻あらすじ

鶴見と交渉を持ちかけたアシリパでしたが、失敗に終わってしまうと杉元たちと共に流氷を歩いて北海道を目指すことにします。一方谷垣は鶴見の元にいるインカラマッと再会するために金塊争奪戦から離脱を決意します。北海道に戻った杉元たちは軍資金を集めるために雨竜川へ向かい、そこで囚人の1人・松田平太と遭遇しました。

23巻あらすじ

杉元たちは平太の持ち物から彼が刺青囚人の海賊房太朗と接触していたことを知ると、次なる目的として房太朗の動向を探ります。一方尾形が北海道へ戻ると、彼は樺太での土産話を土方に語り彼の傘下に入りました。

24巻あらすじ

刺青囚人の噂を聞いた鶴見は宇佐美と菊田を札幌に派遣させ、同じく噂を聞いていた土方も札幌を訪れることを決めていました。2つの陣営が交差しようとしていたその頃、杉元たちは房太朗を見つけるために船で江別を目指している途中に襲撃され、襲撃してきた房太朗と戦闘を開始します。

25巻あらすじ

残りの刺青囚人が3人になると、その内の2人は札幌に集合していました。このことから杉元、土方、鶴見の3勢力はそれぞれ囚人を追って札幌に集結し、更に樺太からアシリパを追っていたソフィアも姿を見せます。そうして土方たちと遭遇した杉元たちは網走監獄ではめられたことに怒りを見せますが、アシリパの提案によって両陣営は手を組むことを決めます。

26巻あらすじ

囚人の1人・ジャック・ザ・リッパー模倣犯の犯人捕縛に動き出した杉元と土方は、次の犯行現場を予測し待ち伏せ作戦を決行しますが、そこで同じ犯人を狙っていた第七師団と出会ってしまい大混戦となってしまいます。一方でもう1人の囚人・上工地圭二も姿を現しすべての刺青囚人が作品に出揃いました。

27巻あらすじ

3勢力の混戦は激化していきその最中にアシリパが第七師団に捕らわれてしまいます。杉元、土方らはアシリパを助けるために札幌市内で逃走劇を繰り広げますが、結局鶴見の囮に攪乱されてしまいアシリパを見失ってしまいました。同じくアシリパを追っていたソフィアは第七師団の捕虜にされてしまい、鶴見はアシリパにウイルクの目的を話し始めます。

28巻あらすじ

暗号を解く鍵はウイルクの本名『ホロケウオシコニ』と判明すると、第七師団は暗号解読を進めていきます。杉元と土方は先を越されないため房太朗から伝えられたアイヌが最初に隠した金塊の場所へ向かうことにしますが、そこに向かう列車の中で杉元の過去回想が描かれ、知らない内に第七師団と因縁を作り上げていたことが明かされました。

29巻あらすじ

金塊は函館の五稜郭に隠されていると、先にたどり着いた杉元たちはそこで北海道の土地の権利書を発見しアイヌの金塊で北海道全土が蝦夷共和国に買われていた真実を知ります。また、権利書の購入費用が金塊の半分であると知ると残りの半分を探し始めようとしますが、第七師団本隊が函館に到着すると五稜郭へ向けて砲台射撃を仕掛けました。

30巻あらすじ

五稜郭で籠城戦をすることにした杉元たちは、函館山に隠されていた切り札・旧幕府軍の回転丸の主砲を持ちだし駆逐艦群に大打撃を与えます。しかし、第七師団の歩兵が侵入してしまうと絶望的な状況に追い込まれてしまい、杉元たちは五稜郭を捨て第七師団の包囲網突破を試みます。

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【ゴールデンカムイ】人気の理由

ここからはゴールデンカムイが人気な理由についてまとめていきます。ゴールデンカムイは王道とは言い難い複雑なストーリーが描かれていますが、本編中には読者を魅了する設定や癖のある描写が描かれており、現在ではゴールデンカムイというタイトルが全国的に知られる有名作品になりました。それほどまでの人気を獲得した理由には主に5つあると言えます。

人気の理由①クセが強すぎるキャラ達

本作の登場キャラクターは控えめに言っても個性的なキャラが多く、正確に表現すれば癖の強い性癖を持った変態や奇人に溢れています。主人公の杉元は姿だけ見ればイケメンで好印象な青年ですが、不死身の杉元という異名の通り戦いぶりはとても過激でたとえ脳の一部が吹き飛んでも後日復活するほどの強さを誇ります。このような桁違いな個性を持ったキャラクターが多く登場していることが他作品にない魅力を生み出しています。

人気の理由②ギャグ要素が多い

サバイバルバトルとジャンル付けられている本作ですが、その割にはギャグ要素が多く含まれており尚且つシリアスストーリーとのバランスが絶妙です。杉元たちは囚人たちの皮膚に描かれた刺青を集める必要があり容赦のないグロ描写が描かれることがありますが、それをギャグによって見事に中和しています。単純に面白いだけではないギャグ要素が人気の理由となっています。

人気の理由③リアルなアイヌ文化

ゴールデンカムイの参考文献はとても膨大な量となっており、作者はアイヌの文化や歴史にまつわる文献や資料を数多く熟読した上で本作を手掛けていたことが分かります。また、本作は千葉大学教授の中川裕さんがアイヌ語監修を務めているほど徹底されており、その徹底ぶりが読者に没入感を与え人気の理由に繋がっています。

人気の理由④アイヌグルメ

一部の読者はゴールデンカムイをグルメ漫画と公言するほど本作は食事に関する描写が奥深いです。狩猟した獣や山菜などで料理をするサバイバルならではの描写に加えて、アイヌ文化を取り入れた目新しいグルメはどれも豪快で実際に再現している人もいるほどです。また、ファンの間では食事に対する感謝の言葉として「ヒンナヒンナ」というアイヌ語が流行っています。

人気の理由⑤聖地巡礼ができる

ゴールデンカムイの舞台は北海道の樺太や札幌であり、背景に注目してみると実際の北海道を忠実に再現していることが分かります。実際に北海道へ赴き杉元やアシリパたちが訪れた聖地を回れば、物語の雰囲気を肌で感じられるところも本作の魅力の1つと言えるでしょう。

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『ゴールデンカムイ』には壮絶な過去を持つキャラがたくさん登場します。その中で紹介するキャラは「鶴見中尉」です。今回の記事では鶴見中尉の過去についてだけでなく、真の正体や鶴見中尉に妻子は存在するのかについてもまとめていきます。

【ゴールデンカムイ】最終回ネタバレ

ここからはゴールデンカムイの最終回ネタバレについてまとめていきます。杉元と土方、鶴見の3勢力による金塊争奪戦は最終回に近づいていく度に激しさを増していき、最終的には暴走列車での戦いが繰り広げられました。ここでは最終回及びゴールデンカムイの結末に関する内容を含みますので閲覧する際はご注意ください。

ゴールデンカムイ最終回のあらすじ

杉元たちは第七師団の包囲網を切り抜け函館行きの蒸気機関車に乗り込みました。しかし、列車内には第七師団のメンバーが大量に乗っており、更に追走してきた鶴見も乗り込んできます。一方で尾形が運転室を制圧すると人知れず列車は暴走を始め、先頭車両にはヒグマまで乗り込み戦場は激しさを増します。その中で杉元は鶴見と直接対決を繰り広げました。

ゴールデンカムイの最終巻が31巻だった理由

本作は31巻をもって完結しており、このことについて作者の野田先生は「杉元佐一の物語なので31巻が『佐一』でちょうどよく、終わるべくして終わった」と語っています。主人公の名前と語呂合わせとして31巻で最終回を迎えた理由に読者からも驚きと感心の声が寄せられました。

ゴールデンカムイ最終回の謎やキャラのその後

伏線を回収し最終回を迎えたゴールデンカムイですが、最終回の描写にて再び新たな謎が生まれると読者の間でその謎にまつわる考察がされるようになりました。ここでは最終回の謎や杉元たちのその後についてそれぞれ具体的に解説していきます。

考察①鶴見中尉は生きている?

暴走列車の中で杉元と戦っていた鶴見中尉は最終的に杉元に敗れ、暴走列車の乗ったまま海の底まで沈んでいきました。しかしその後、遺体回収しに向かった月島は骨も額当ても見つからなかったと話し鶴見の状態は生死不明となりました。そして後日単行本が刊行されそこに加筆修正が加えられると、マッカーサー登場シーンの背後に鶴見らしき人物が描かれました。

考察②杉元とアシㇼパのその後

刀で胸を貫かれ海へ沈んでいった杉元でしたが、最終回では平然と生きている姿を見せアシリパたちの元に戻ってきました。アシリパは杉元がかつての故郷に戻るのかと尋ねますが、杉元は「今の自分が割と好き」と語るとアシリパの故郷に2人で帰り、3年後も相棒関係として生活している姿が描かれました。

考察③脱獄王のその後

「湿っぽいサヨナラは嫌いだぜ」と言い残して2人の元を去った白石は、最終回の後その足で吉原遊郭へ向かいました。アシリパや鶴見が言っていたゴールデンカムイの呪いは彼の手によって呆気なく解かれていたのです。白石は房太朗の意志を継いでその名を語り継ぐという約束を果たしたと言えるでしょう。

考察④鯉登・月島のその後

鶴見中尉に強い忠誠心を持っていた月島は鶴見の行方不明を受けて生きる意味を見失ってしまいますが、それを断ち切らせたのが鯉登でした。彼は月島に檄を飛ばして中央と戦う茨の道を進むことを決め、後に鯉登は『最後の第七師団長』となり月島はその右腕として活躍してみせました。

考察⑤門倉・キラウㇱ・マンスールのその後

3人は10年後にアメリカへ渡りサイレント西部劇の撮影を始めました。劇の内容は騎兵隊やお尋ね者、侍やアイヌがアメリカ先住民の金塊を奪い合うというストーリーで、最初は大失敗だったものの持ち前の強運を発揮しカルト映画として再評価されていきました。

考察⑥ヴァシリのその後

尾形とのスナイパー対決に敗れ死亡したかと思われていたヴァシリでしたが、辛うじて息が残っているとロシアの著名な画家として生涯を全うしたそうです。元々美術学校志望だったことから才能があったそうで、彼の作品『山猫の死』は日本のIT企業によって3億円で落札されました。

考察⑦夏太郎のその後

土方の最期を看取った後、夏太郎は小さな羊の牧場経営を始め後に大牧場主になりました。額の傷について農民たちに自慢しては与太話だと笑われていますが、生涯をかけて土方の伝説を語り継いでいったことでしょう。

考察⑧永倉新八のその後

最終回で土方の遺体を抱え去った永倉は、小樽にて大学生相手に剣道を教えたり新撰組の手記を残したりと普遍的な生活をして余生を過ごしていました。土方の遺体はどこかに埋葬したそうで、史実通り実物は発見されていません。また、史実通りであれば永倉は新選組最後の生き残りとなっています。

考察⑨谷垣源次郎のその後

谷垣は阿仁へ戻りインカラマッと15人の子どもを作りマタギとして生きていました。子どもは長女以外全員男の子で、すけべな谷垣の遺伝子を色濃く受け継いでいました。また、インカラマッはずっと身につけていたウイルクの服を長女に譲っていました。

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【ゴールデンカムイ】スピンオフや次回作

ここからはゴールデンカムイのスピンオフや次回作についてまとめていきます。ゴールデンカムイは最終回を迎えた後も人気が続いており、それに伴ってスピンオフや作者の次回作が決定されました。具体的な情報をここで解説していきます。

ゴールデンカムイのスピンオフが今後描かれる?

作者は本作について「スピンオフとかも全然あり」と語っており今後スピンオフ作品が刊行されることが予測できます。2022年11月時点でスピンオフの刊行はされてませんが、作中に登場したキャラクターを深堀りしたストーリーには多くの読者から期待が向けられています。

ゴールデンカムイ作者の次回作はスピナマラダ!

野田先生の次回作として『スピナマラダ!』の制作が決定しています。スピナマラダ!は元々ゴールデンカムイ連載前に描いていた作品で、当時は6巻で打ち切りとなってしまいましたがゴールデンカムイの人気に伴ってリブート連載されることになりました。

スピナマラダ!にゴールデンカムイのキャラは登場する?

スピナマラダ!は北海道を舞台にした高校アイスホッケー漫画で、作中にはゴールデンカムイと繋がりがある二瓶が登場していました。同じ舞台で前例があることから、ゴールデンカムイ登場キャラクターがスピナマラダ!に再登場する可能性は十分に考えられるでしょう。

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【ゴールデンカムイ】に対する世間での評判や人気・評価

これまでゴールデンカムイのあらすじや人気の理由などについてまとめてきましたが、本作のストーリーを最後まで読み切ったファンからは様々な反響が寄せられました。ここではゴールデンカムイに対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。

ゴールデンカムイを読み終えた読者からは「面白かった」というコメントが多く寄せられていました。キャラクターやストーリー、世界観にギャグ要素とどれをとっても高評価で、最初から最後まで読み応えがあったと絶賛されていました。

最終回で死亡したかと思われた杉元が生還して戻ってくると、そのシーンに安堵したという人が多くいたそうです。作品の主人公ということもあり杉元のことを気に入っている読者はとても多くいることでしょう。温厚で優しく時に不死身で時に乙女だった彼の物語を追えたことに感謝するようなコメントもありました。

ゴールデンカムイをグルメ漫画として評価しているコメントも幾つか見受けられました。本記事では食事に関してまとめていませんが、実際に本編では杉元とアシリパによる料理や食事シーンが何度も描かれており、リアルに描かれた完成品と食欲を刺激してくれる食レポが人気を博しています。

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【ゴールデンカムイ】あらすじは面白かった

ゴールデンカムイのストーリーは面白いと評判でした。本編を読んだ人であれば上記でまとめた人気の理由にも納得できることでしょう。登場キャラの敵と味方の入れ替わりが激しくストーリーも複雑であることから、上記でまとめたあらすじ内容は本編ストーリーのほんの一部です。もしもゴールデンカムイをまだ見ていないという人はぜひ本編をチェックしてみてください。

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大人気漫画『ゴールデンカムイ』の作者である野田サトルは、ファンの間では「やばい」という噂が飛び交っています。作者のどういったところが「やばい」と言われているのでしょうか?作者のクセの強いエピソードと共に詳しく解説していきます。

【ゴールデンカムイ】花沢勇作は尾形の異母兄弟!顔の特徴や殺された理由も

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『ゴールデンカムイ』の花沢勇作は作中で既に故人ではありながらも、尾形百之助と深い関係性があることから過去での姿が度々描かれています。そんな『ゴールデンカムイ』の花沢勇作について、死亡するまでの流れや終盤で描かれた素顔などをまとめました。

【ゴールデンカムイ】牛山辰馬は土方一派の一人!能力やモデルを紹介

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『ゴールデンカムイ』の牛山辰馬は、刺青の脱獄囚の一人として登場し、土方一派に入りながら作中で様々な活躍を見せています。そんな『ゴールデンカムイ』の牛山辰馬について、モデルとなった人物やチンポ先生と呼ばれる理由などをまとめました。

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