【転生したらスライムだった件】クロエの正体は勇者?宿った精霊を調査
謎多き美少女クロエは『転生したらスライムだった件』に登場する重要なキャラクターです。彼女の正体は勇者だったのでしょうか?当記事では『転生したらスライムだった件』のクロエの正体と彼女に宿った精霊の正体を、クロエの過去を紐解きながらネタバレありで解明します。
目次
【転生したらスライムだった件】クロエとは?
『転生したらスライムだった件』の主人公・リムルはシズの代理としてイングラシア王国の学園で教師を務めることになります。クロエはその時に受け持った生徒の一人です。謎多き美少女クロエのプロフィールを、『転生したらスライムだった件』の概要・あらすじとともに紹介します。
クロエのプロフィール
『転生したらスライムだった件』に異世界人の子供として登場するクロエは、10歳の大人しい少女です。クロエは不完全な状態で召喚された子供として、他の子供たちと一緒に王国の学園に生徒として通っており、三カ月ほどリルムが先生としてクロエと子供たちを教育していました。しかし、クロエにはその正体など多くの謎が隠されています。
転生したらスライムだった件(転スラ)の概要
『転生したらスライムだった件』はライトノベル作家である伏瀬(ふせ)によるWEB小説作品です。略して『転スラ』と呼ばれ「なろう系小説」というジャンルに属しています。小説投稿サイト「小説家になろう」にて2013年から連載され、その後大きくプロットを変更して書籍化されました。小説を原作として漫画化やアニメ化され、アニメ映画としても上映されています。
転生したらスライムだった件(転スラ)のあらすじ
『転生したらスライムだった件』の物語は、冴えない青年であった三上悟が、通り魔に刺されて死んでしまうことから始まります。目を覚ました彼は、自分の目が見えず耳も聞こえないことに気づき、自分がスライムに転生していることを知ります。転生先で出会った、暴風竜ヴェルドラからスライムとして「リムル・テンペスト」という名を貰い、最弱なモンスター・スライムとしてお気楽生活を送ろうとしていましたが、戦いに巻き込まれているうちにいつしかモンスターの頂点に立ち世界制覇していく物語です。
【転生したらスライムだった件】クロエの正体や過去
『転生したらスライムだった件』で、異世界人であるクロエは大人しい本好きな10歳の少女として現れます。さらに、不完全な状態で召喚されたことにより命の危機にあったクロエと子供達はリルムに精霊を宿されたことによって救われますが、その際にクロエに宿った精霊の正体もわからないままでした。『転生したらスライムだった件』にて、謎に包まれたクロエの正体の鍵は彼女の過去にあったのです。
クロエの正体はクロノア?宿った精霊は?
『転スラ』のクロエの正体は、ヴェルドラを封印した伝説の勇者と呼ばれた「クロノア」でした。そしてリルムが子供達を救った際にクロエに宿った精霊の正体は、未来から来たクロノアであり、大人になったクロエ自身だったのです。クロエは過去に戻るとクロノアである記憶を失くしてしまいますが、リアムによってクロノアが宿ったことで子供の姿のクロエも時間旅行能力によってタイムリープする力を手に入れます。
クロエの過去をネタバレ
その正体が勇者である「クロノア」であることが明らかになった『転生したらスライムだった件』のクロエの過去には多くの謎がありました。クロエの過去を知ることで、クロエとレオンの関係も明らかになります。そしてクロエ=クロノアがヒナタとともにタイムリープしていた理由も、クロエの目的に大きく関係しています。クロエが勇者として覚醒したきっかけも含め、ネタバレありで解説していきます。
ネタバレ①レオンとの関係
『転スラ』にて現在は黄金卿エルドラドを治めている魔王レオンは、実はクロエとは幼い頃から兄妹のような存在で一緒に過ごしていました。しかし、ユウキにより現在の世界に召喚されてしまったことで、レオンとクロエは離れ離れになってしまいます。レオンはクロエを探すために、10歳未満の異世界人を召喚しており、その中にはシズも含まれていました。
ネタバレ②ヒナタの死がトリガーでタイムリープする
『転スラ』でクロエはクロノアを自身に宿したことで、時間旅行能力のスキルを得て2000年前にタイムリープすることができるようになります。そしてそのスキルは、ヒナタの死を経験してしまうことで発動するものでした。過去へのタイムループの際には、ヒナタは魂だけの存在としてクロエとともに行動していました。クロエとヒナタは何千年もの間、過去と未来の旅をしていたことになります。
ネタバレ③タイムリープの理由にはリムルの死が関係?
『転スラ』でクロエはクロノアであったときに、ユウキを倒し世界を救う目的がありました。しかし、それに失敗してリルムが殺されてしまうことになります。クロエはリルムが死んでしまうバッドエンドを回避するために、ヒナタの死をきっかけに過去にタイムリープを繰り返しているのです。しかし、リルムが生きている状態で過去へとタイムリープしたクロエは、リルムが生きたままの結末を迎えるために今度は過去に影響を与えないように行動します。
ネタバレ④勇者として困っている人を助けるクロエ
『転スラ』では、クロエが持つ勇者の卵とヒナタが持つ勇者の卵を合わせることで、ヒナタの魂はクロエとともにタイムリープすることができ、さらにそのクロエのスキルはヒナタの死をきっかけに発動するものでした。クロエはリルムが死なない結末を目指すために、ルミナスと友達になり勇者として生きていくことを決意して困っている人を助けます。その際に、正体がバレないようにヒナタがつけてくれた名前が「クロノア」なのでした。
ネタバレ⑤リムルの行動でタイムリープが停止する
『転スラ』で、再びクロエが過去にタイムリープすると、同じ世界にクロエとクロノアが存在できないためにクロエは眠りにつきました。そしてクロノアの力をヒナタが制御できなくなり、ルミナスを頼り鎮めてもらいます。しかしユウキによって再びクロノアが暴走してしまい、クロノア=クロエと知ったリルムが、クロノアに大量の魔素を与え新たなアルティメットスキルを授けたことで、クロエは勇者として意識を取り戻します。その結果クロエのタイムリープは止まることになります。
ネタバレ⑥勇者として覚醒する
『転生したらスライムだった件』で、暴走したクロノアは、リルムから「絶対切断」・「無限牢獄」・「簒奪者」と大量の魔素を与えられたことで、アルティメットスキル「時空之王」を取得し、クロエは勇者として目を覚まします。そして、ルミナスから渡された勇者の卵とヒナタの勇者の卵を合わせることで、クロエは勇者として覚醒し大人の姿になることができました。
クロエのループの目的
『転生したらスライムだった件』で、クロエが過去へのループをしていた目的は、「中庸道化連(ちゅうようどうけれん)」のボスである黒幕・ユウキから世界を守るためでした。ユウキは世界征服を目的に画策しており、タイムリープしたクロエはユウキによって世界が滅ぼされてしまうことを止めようと戦っていたのです。
クロエのループが失敗していた理由
『転生したらスライムだった件』で、クロエはタイムリープをすることで、世界を救おうとしていましたが、ユウキの策略で勇者としての修行を独学でするしかありませんでした。そのため不完全な強さの勇者クロノアではユウキを倒せなかったのです。そしてヒナタの死をきっかけにクロエがタイムループすることは「勇者育成プログラム」とも呼ばれています。
【転生したらスライムだった件】クロエの覚醒した強さやスキル
『転生したらスライムだった件』で、ついに真の勇者として覚醒したクロエはリアムによって大量の魔素を与えられたことによって究極能力(アルティメットスキル)である「時空之王」(ヨグ・ソトース)を得ます。さらに希望之王(サリエル)という究極能力も持っています。覚醒した勇者クロエの強さを彼女の持つスキルの説明を通して解明します。
覚醒した強さ①絶対両断
『転生したらスライムだった件』のクロエが持つ希望之王(サリエル)という究極能力の一つである「絶対両断」は、ユニークスキルでありながらもアルティメットスキル並の強さを持つと言われています。「絶対両断」は万物を切断できるスキルであり、クロエは世界に四体しかいない竜のうちの一体、暴風竜であるヴェルドラの腕を「絶対両断」で切断することに成功しています。
覚醒した強さ②無限牢獄
『転生したらスライムだった件』のクロエが持つ究極能力・希望之王(サリエル)の一つである「絶対牢獄」は、完全なる別空間である虚数空間に対象を閉じ込めることができるスキルです。クロエは「絶対牢獄」により、300年前にヴェルドラを封印することに成功しています。相当な力を持ったヴェルドラを封印できる「絶対牢獄」もとても強力な強さを持ったスキルです。
覚醒した強さ③時空之王(ヨグソトース)
『転生したらスライムだった件』でクロエは、リルムによって大量の魔素を与えられ、究極能力(アルティメットスキル)である「時空之王」(ヨグ・ソトース)を習得しました。これは、時間を止めることができ、タイムリープのように未来を体験し過去に戻ることができるスキルです。時間が止まることで対象は動きを止められてしまい、未来を見ることで対象の攻撃も予測でき、過去に戻って対処できるという凄まじい強さを持ったスキルになります。
【転生したらスライムだった件】クロエの声優
アニメ版『転生したらスライムだった件』でクロエ役を演じたのは声優の田所(たどころ)あずささんです。さらに田所さんは、アニメ版『転生したらスライムだった件』のエンディング曲も担当しています。
クロエの声優は「田所あずさ」
『転スラ』でクロエ役を演じた田所あずささんは、人気アニメの声優を多く演じていることや歌手活動でも人気を集めています。そんな田所あずささんのプロフィールと代表作の経歴を紹介します。
田所あずさのプロフィール
- 1993年11月10日生まれ
- 茨城県水戸市出身
- ホリプロインターナショナル所属
- 歌手活動の所属レーベルはランティス
- ホリプロスカウトキャラバン次世代声優アーティストオーディションでグランプリ獲得
- その後、ランティスからCDデビュー
- 『サラダの国のサラ』のサラ役にて声優デビュー
- 「声優紅白歌合戦2022」にも出場
- 声優、歌手、ラジオパーソナリティなど幅広く活躍中
田所あずさの主な出演作品
- 『アイカツ!』霧矢あおい役
- 『アイカツマスターズ!』二階堂ゆず役
- 『アイドルマスター ミリオンライブ!』最上静香役
- 『ウマ娘 プリティダービー』シンボリルドルフ役
- 『半妖の夜叉姫』もろは役
- 『神達に拾われた男』リョウマ・タケバヤシ役
【転生したらスライムだった件】クロエに対する世間での評判や人気
『転生したらスライムだった件』では謎多き少女として登場し、その正体が勇者クロノアであったと判明したクロエは世間ではどのような評判なのでしょうか。クロエに関するSNSなどでの反応を紹介します。
謎の多い少女として登場したクロエは子供のときの姿がSNSなどでも「かわいい!」「妹にしたい」という声が多く、愛らしく大人しい見た目が妹的だと人気を集めています。
『転スラ』でのクロエはイングラシア王国の学園の生徒の一人ですが、先生のリムルが大好きなことで知られており、SNSでも「先生が大好きな姿が可愛い」と評判でした。
そして多くの謎に包まれていたクロエは正体が明かされるまでのストーリーにたくさんの伏線があり、真実が解明されたときにはびっくりしたという声もありました。
『転スラ』のクロエはタイムループの謎や、レオンやリルムやヒナタとの関係、そして勇者クロノアである正体など複雑な背景をたくさん抱えていたためその解釈は少し難解で、クロエの外伝編をやってほしいという声もありました。
【転生したらスライムだった件】クロエの正体は勇者クロノアだった
『転生したらスライムだった件』のクロエの正体は伝説の勇者クロノアであることがわかりました。クロエは、子供のときの愛らしい姿からは想像できないほど、世界を守る使命のために壮絶な過去を経験してきていました。クロエに隠された秘密を知った後に、もう一度『転スラ』を見直すことで、ぜひまた新しい視点の面白さを見つけてみてください。
この記事のライター
Ai Kato
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