【転スラ】ゲルミュッドの正体や目的とは?魔王クレイマンに仕える理由も
『転スラ』に登場するゲルミュッドについて解説します。本記事では、ゲルミュッドの正体や目的、魔王クレイマンに仕えている理由などを詳しく説明します。ゲルミュッドの能力や強さ、転スラのアニメでゲルミュッドを演じた声優についてもまとめています。
目次
【転スラ】ゲルミュッドとは?
ゲルミュッドのプロフィール
『転スラ』のゲルミュッドは、鼻が高くなっている仮面をかぶったタキシード姿の小男です。ジュラの大森林を虎視眈々と狙い、リムルたちの知らないところで暗躍していました。魔王クレイマンの配下で、新たな魔王を誕生させるという目的のために魔物たちに次々と名付けを行っていました。
ゲルミュッドの性格
転スラのゲルミュッドは、相手によって態度を変える卑怯な性格をしています。自分より弱い者には威張り散らしますが、相手が強いと見ると媚びへつらうような態度を取ります。また、突発的な事態への対処が苦手で、物事が計画通り進まないと癇癪を起こします。
転スラの概要
『転スラ(転生したらスライムだった件)』は、もともと「小説家になろう」で連載されていた小説です。web版を大幅に改訂した書籍版が、2014年にGCノベルスから刊行されました。作者は伏瀬さんで、書籍版のイラスト担当はみっつばーさんです。転スラは川上泰樹さんの作画で漫画にもなっており、2015年から月刊少年シリウスで連載されています。
転スラは、テレビアニメがすでに第2期まで放送されました。第3期のテレビアニメは、2024年春からの放送が予定されています。テレビアニメ3期の放送に先駆け、2023年11月からは『転生したらスライムだった件 コリウスの夢』が配信されます。転スラは劇場版アニメも制作されており、2022年11月に『転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』が全国で上映されました。
転スラのあらすじ
日本で普通のサラリーマンとして働いていた三上悟は、ある日通り魔に刺されて死んでしまいます。その後、異世界でスライムとして転生した三上は、洞窟に封印されていた暴風竜ヴェルドラと出会いました。三上はヴェルドラと友達になり、「リムル」と名付けてもらいます。そこから三上は生前の名前を捨て、リムルというスライムとして生きていくことになります。リムルは多くの魔物と出会い、次々と自分の配下に加えていきます。そして仲間たちと楽しく暮らすため、国作りに尽力するのでした。
【転スラ】ゲルミュッドの正体や目的
ゲルミュッドはオークロード出現の元凶だった?
転スラに登場するオークロードは、もともとは仲間思いの優しい王でした。オークたちの住処は大地が枯れ果て、仲間たちは飢えで次々に亡くなっていきます。オークの王は飢える子供たちに自分の腕を与えるなど、自分を犠牲にしてでも仲間たちを助けようとしていました。そして、食料を求め、ジュラの森へと向かいます。途中で行き倒れた王に救いの手を差し出したのが、ゲルミュッドでした。
ゲルミュッドに名付けられたことにより、王はオークロード(豚頭帝)へと進化します。そして、オークロードは仲間を引き連れ、食料を求めてジュラの森へと進軍を始めました。オークたちの進軍は、ゲルミュッドの策略によって起きたものだったのです。
ゲルミュッドが魔王クレイマンに仕える理由はなぜ?
転スラのゲルミュッドは、魔王クレイマンの配下として活動しています。ゲルミュッドがなぜ魔王クレイマンに仕えているのか、その理由を見ていきましょう。ゲルミュッドは魔王クレイマンに仕えているといっても、お互いの間に信頼関係はありません、魔王クレイマンはジュラの森に介入するため、ゲルミュッドを利用しているだけです。
一方のゲルミュッドも、ジュラの森を支配するために魔王クレイマンの力を利用しようと考えていました。ゲルミュッドはあくまで自分の目的を達成するための手段として、魔王クレイマンに仕えているのです。
ゲルミュッドが魔物に名付けをしていた理由
続いて、ゲルミュッドが魔物たちに名付けをしていた理由について見ていきます。ゲルミュッドはオークの王だけでなく、各地でさまざまな魔物に名付けを行っています。今はリムルの仲間となっているガビルも、ゲルミュッドから名前をつけてもらったうちの1人です。ゲルミュッドは魔物たちに名付けしてパワーアップさせることで、魔物たち同士が争うように仕向けていたのです。
ゲルミュッドと中庸道化連の関係
転スラには、ピエロの仮面をつけた中庸道化連という組織が出てきます。魔王クレイマンも中庸道化連のメンバーの1人で、他のメンバーと親しくしています。ゲルミュッドも仮面をつけていることから、一見中庸道化連のメンバーのように見えます。しかし、ゲルミュッドは中庸道化道のメンバーではありません。ゲルミュッドは一時的にクレイマンに仕えているだけの、ただの捨て駒でした。
ゲルミュッドの魔王誕生計画の目的
転スラのゲルミュッドの正体は、魔王誕生を目論んでいる魔人です。もともとゲルミュッドは、魔王並の強さや権力を得たいと願っていました。しかし、自らが魔王になることはほぼ不可能です。そこで考えたのが、新たに魔王を誕生させ、その魔王を陰から操ることでした。そこで、ゲルミュッドは魔物たちへの名付けで争いの火種を作り、その中でも生き残った強い魔物を魔王にしようとしていたのです。
ゲルミュッドは死亡した?
ゲルミュッドはオークロードをオーク・ディザスター(豚頭魔王)に進化させるため、ガビルたちをオークロードの養分にすることにしました。しかし、助けに入ったリムルによって、あっさりとやられてしまいます。ピンチに陥ったゲルミュッドは、オークロードに助けを求めます。
しかし、オークロードはゲルミュッドの指示には従わず、ゲルミュッドの首をはねて食べてしまいました。ゲルミュッドを食べて養分にしたオークロードは、オーク・ディザスターへと進化します。ゲルミュッドの悲願だった魔王誕生は、ゲルミュッドの死によって実現したのでした。
【転スラ】ゲルミュッドの強さや能力
ゲルミュッドは上位魔人
転スラには、魔人と呼ばれる人型の魔物が存在します。その中でも特にAランク以上の強さを持っている魔人は、上位魔人と呼ばれています。ゲルミュッドの正体も上位魔人のうちの1人で、通常の魔物では太刀打ちできないほどの強さを持っています。ただ、リムルほどの実力を持った相手からすると、大した強さではないようです。
ゲルミュッドの飛行能力と回復能力
転スラのゲルミュッドは、作中で飛行能力と回復能力を見せていました。飛行能力は、その名の通り空を飛べる能力です。亜音速での移動が可能であるため、遠い場所へも短時間で移動することができます。また、優れた回復能力によって、多少のダメージであれば自動で回復することができます。
ゲルミュッドの必殺技「死者之行進演舞」
転スラのゲルミュッドが作中で使った必殺技は、「死者之行進演舞(デスマーチダンス)です。この技は、特大な魔力弾を空中で分裂させ、円を描きながら相手めがけて着弾させるものです。多方向から魔力弾が飛んでくるため、回避が難しい技となっています。ただ、作中ではリムルの捕食者(クラウモノ)によって、あっさりと吸収されていました。
【転スラ】ゲルミュッドの声優
転スラのゲルミュッドの正体や強さに続き、アニメでの声優を紹介します。転スラのアニメでゲルミュッド役を担当したのは、河西健吾さんです。ここでは、河西健吾さんのプロフィールと、過去の出演作などをまとめていきます。
ゲルミュッドの声優「河西健吾」
河西健吾のプロフィール
河西健吾さんは、1985年2月18日生まれの声優です。出身地は大阪府、血液型はA型です。アミューズメントメディア総合学院声優学科やオフィス薫付属声優養成所で声優業を学び、2006年にデビューします。2012年まではオフィス薫に所属していましたが、その後フリーとなり、2013年からはマウスプロモーションの所属となりました。
河西健吾の主な出演作品
河西健吾さんは、『3月のライオンの桐山澪役や『鬼滅の刃』の時透無一郎役、『Dr.STONE』のあさぎりゲン役などで知られています。他にも、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の三日月・オーガス、『東京リベンジャーズ』の河田ナホヤ、河田ソウヤ、『フルーツバスケット』の草摩利津などを担当しました。2023年には、『久保さんは僕を許さない』の白石純太、『ブルーロック』の乙夜影汰などを演じました。
【転スラ】ゲルミュッドに対する世間での評判や人気
転スラのゲルミュッドに関する感想には、「弱い」というコメントが多く見られました。ゲルミュッドは上位魔人であるため、一般の魔物では太刀打ちできないほどの強さを持っています。しかし、作中ではリムルに一方的にやられてしまったため、弱いというイメージが植え付けられてしまったようです。
転スラには大勢の個性豊かなキャラが登場しますが、憎めないキャラばかりだと評判です。しかし、ゲルミュッドに関しては「嫌い」だという人が多く、大多数のファンから嫌われていることがわかります。
転スラのゲルミュッドの正体は作中で明かされましたが、素顔は結局分からずじまいでした。のそのため、ゲルミュッドの素顔が見たいというコメントもありました。ゲルミュッドの素顔はイケメンではないかと、妄想して楽しんでいる人もいるようです。
【転スラ】ゲルミュッドの正体や目的には謎が多かった
転スラのゲルミュッドの正体や目的、魔王クレイマンに仕えている理由などをまとめました。登場した当初は謎が多かったゲルミュッドでしたが、その後、新たな魔王の誕生を目論んでいる上位魔人であることがわかりました。ゲルミュッドが暗躍する姿を見たい人は、ぜひ転スラの序盤のストーリーを確認してみてください。
この記事のライター
NR4712
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