【転スラ】マサユキは実は勇者ではない?正体や登場キャラとの関係性も
『転スラ』のマサユキについて解説します。人気ライトノベル『転生したらスライムだった件(転スラ)』で、「最強の勇者」としてもてはやされるマサユキの正体やスキルをまとめました。また、作中でのマサユキをめぐる人物関係や、各章で見せた活躍についても紹介します。
目次
【転スラ】マサユキとは?
『転スラ』には主人公リムルをはじめとした数多くの魅力的なキャラクターが登場しますが、「勇者マサユキ」ことマサユキ・ホンジョウもその1人です。本記事では作品世界内で最強の勇者として絶大な人気を得ているマサユキについて、その正体やスキル、人物関係などに迫っていきますが、まずは基本情報からチェックしておきましょう。
マサユキのプロフィール
『転スラ』に登場するマサユキの作中での通称は「勇者マサユキ」ですが、本名は本城正幸(ほんじょうまさゆき)になります。種族は人間で称号は「閃光の勇者」、出身地は日本になります。もともとは学生でしたが、冒険者を経てのちに皇帝の身分を得るに至りました。
転スラの概要
マサユキが登場する『転スラ』は伏瀬原作のライトノベルで、正式なタイトルを『転生したらスライムだった件』と言います。最初Web小説として発表されたものに手を加え、2014年からGCノベルズにおいて書籍として刊行を開始しました。外伝などを含めたシリーズの累計発行部数は、2023年時点で海外のものを合わせて4000万部を突破しています。
転スラのあらすじ
『転スラ』は、異世界転生をはたしたサラリーマン三上悟の冒険を描く物語です。通り魔によって命を絶たれた三上はスライムとして異世界に転生し、「リムル=テンペスト」の名前を得ます。そこから彼は暴風竜ヴェルドラなどの仲間を次第に増やしていき、やがて魔物の町の建設に着手しました。さらに先輩転移者や敵との邂逅を経て、リムルの勢力はどんどん増大していくことになる…というストーリーです。
【転スラ】マサユキは勇者ではない?正体や強さを考察
『転スラ』作中において「勇者」の称号を得ているマサユキですが、実際のところ彼は勇者と呼べる人物なのでしょうか。ここではマサユキの正体やルドラとの関係、そして彼自身の強さについて詳しく見ていきたいと思います。
マサユキの正体は異世界人?
プロフィールで紹介したように、『転スラ』のマサユキはもともと日本で学生として暮らしていた人物です。それが高校に入学してすぐのある日、青い髪の美女に気を取られた瞬間異世界転生を果たしたという身の上になります。転生してからまだ1年も過ぎていませんが、すでに民衆からの支持は絶大なものとなっています。
マサユキとルドラは別人?
『転スラ』のマサユキと関係するキャラに、ルドラがいます。ルドラは東の帝国の皇帝として転生を繰り返してきた人物で、「始まりの勇者」にあたります。マサユキは彼と同じ顔を持っていますが、実はマサユキの正体はルドラの魂のかけらが集まった転生体でした。そのためルドラ本人とも言えますが、人格的には別人であり、転生前の記憶はありません。
マサユキの強さや戦闘能力は低い?
『転スラ』のマサユキは、作中で「西方最強の勇者」と呼ばれているものの、本人に特別な戦闘能力はありません。「最強の勇者」の称号を得ているのは後述するスキルのおかげで、結果的に高評価を得ているにすぎず、むしろ実力的には弱いというのが実際のところです。
マサユキの能力やスキルは最強?
上述のように、マサユキは本人の戦闘能力は皆無と言ってよいものの、それ以上に並外れた特別なスキルを持っています。「最強の勇者」と呼ばれるのもそのためですが、ここではそれらのスキルについて詳しく解説していきましょう。
ユニークスキル「英雄覇道」
マサユキが最初に獲得したユニークスキルが、「英雄覇道(エラバレシモノ) 」です。これは一言で言うと「自分にとって都合の良いことばかりが起きる」というスキルで、この能力のせいでマサユキは、本人の意思に関係なく「勇者」の称号を得ることとなってしまいました。
ユニークスキル「救済者」
『転スラ』のマサユキのユニークスキル、続いては「救済者(メシア)」です。これは相手の罪の意識に働きかけるスキルで、発動すれば相手から自白を引き出すことができます。交渉など政治的なかけひきで有利に立てるうえに、人心掌握でも効果を発揮します。
究極能力「英雄之王」
ルドラの転生体が正体であるマサユキのユニークスキルには、究極能力『英雄之王(シンナルエイユウ)』も含まれます。これはユニークスキル『英雄覇道』の進化形で、さらに幸運にめぐまれるようになったうえに、仲間に対しても幸運を与えられるようになりました。また究極能力に匹敵する力の付与も可能となり、マサユキはこれによって仲間の超強化を実現しています。
【転スラ】マサユキとリムルやヴェルグリンドの関係
ルドラの転生体を正体とし、「最強の勇者」と呼ばれる『転スラ』のマサユキですが、作中で彼はさまざまな人物と出会って関係を築いています。ここでは、そうしたマサユキとほかのキャラとの関係について掘り下げていきましょう。リムルやヴェルグリンド、ユウキとのつながりをそれぞれ解説します。
マサユキとリムルの関係
『転スラ』においてマサユキは、魔国連邦を訪れた際リムルと出会っています。その時リムルはマサユキが洗脳されていることを疑い、彼に直接触れることでその呪縛から解放しました。マサユキは感謝し、さらにリムルと意気投合して仲間としての関係を構築したのでした。
マサユキとヴェルグリンドの関係
続いてマサユキとヴェルグリンドの関係ですが、ヴェルグリンドはもともとルドラの恋人だった女性で、時空を超えてルドラを探していました。日本においてその生まれ変わりであるマサユキを発見しますが、マサユキは彼女と目が合った瞬間異世界へ召喚されます。その後マサユキはヴェルグリンドと再会したことで、結果として皇帝にまで上り詰めることとなりました。
マサユキとユウキの関係
『転スラ』におけるマサユキの人物関係、最後はユウキですが、彼はマサユキを異世界へ召喚した張本人です。その後マサユキの稀有な力に気づいたユウキは、彼の思考を支配し、勇者として操ることを企図しました。この呪縛は、上記のようにリムルに破られるまで続いています。
【転スラ】マサユキの活躍シーン
「最強の勇者」として『転スラ』の世界で人気者となったマサユキについて、その正体や人物関係などを紹介しましたが、続いては作中での活躍について見てみましょう。以下のように、マサユキはさまざまな場面で活躍を見せています。
マサユキの活躍①王都生活編
『転スラ』の王都生活編でのマサユキは、ユニークスキル「英雄覇道」を得たことにより、周囲から英雄として祭り上げられます。さらに武闘大会へ出場して優勝、その噂を聞いて集まった仲間らと、冒険者としてパーティを組むことになります。
マサユキの活躍②魔都開国編
『転スラ』の魔都開国編でマサユキは、テンペストの武闘大会に出場します。ユウキによる支配を受け、リムルを倒そうとしていたマサユキでしたが、異変を察したリムルは前述のようにその洗脳を解除します。そして大会終了後、マサユキは地下迷宮の運営に取り組むこととなりました。
マサユキの活躍③魔人暗躍編
「魔人暗躍編」でマサユキは、オブザーバーとして地下迷宮運営の対策会議に出席します。得意のゲーム知識などを動員したマサユキは、次々に迷宮の人気向上策を発案しました。その結果、みごとヴェルドラらから仲間として認められるようになります。
マサユキの活躍④戦争前夜編
『転スラ』の戦争前夜編で東の帝国との戦いが近づいた時、マサユキは冒険者や傭兵らから成る義勇兵団の軍団長として任じられます。その役割は戦争開始後の混乱制御で、人々の不安をなだめ治安を維持するというものでした。
マサユキの活躍⑤帝国侵攻編
東の帝国との戦闘開始後、血気にはやった義勇兵団軍団員たちは、テンペストの治安維持が任務なのにも関わらずマサユキに出撃を求めるのでした。困ったマサユキは、リムルに相談を持ち掛けています。
マサユキの活躍⑥遊戯終了編
『転スラ』の「遊戯終了編」でマサユキは、任務中にフェルドウェイから命を狙われます。ヴェノムがマサユキを守って地下迷宮に避難しようとしたところ、三妖師のコルヌに出くわしピンチに陥ります。ここで決意を固めたマサユキは、究極能力「英雄之王」を獲得、ヴェルグリンドの助力もあってコルヌを打ち破ったのでした。
マサユキの活躍⑦時空断章編
続いては「時空断章編」での活躍です。東の帝国の新皇帝に推されたマサユキは、ヴェルグリンドらの働きのおかげで混乱を起こすことなく、国内の安定化を達成します。そして臣民からの歓迎の中、皇室典範に基づく戴冠式が執り行われました。
マサユキの活躍⑧王都騒乱編
『転スラ』におけるマサユキの活躍について紹介してますが、最後は「王都騒乱編」です。世界会議に出席したマサユキでしたが、フェルドウェイらによる騒乱が起こり王城広場前の援軍に向かいます。この戦いにおいて「英魂道導」の能力でルドラを召喚したマサユキは、自らフェルドウェイを破り撤退せしめたのでした。
【転スラ】マサユキに対する世間での評判や人気
『転スラ』で「最強の勇者」と呼ばれるマサユキについて、そのスキルや正体、人物関係について考察していますが、彼の巷での評判も気になります。ここではX上でつぶやかれている意見から、ファンがマサユキに抱いている印象を探ってみました。
まずは「マサユキの声優が気になるので転スラ3期が早く見たい」という意見です。アニメ『転スラ』は現在2期まで放送済みですが、まだマサユキは登場していません。3期での登場が見込まれていますが、声優情報などはまだ出ていないので、かなり気になっているファンが多いもようです。
こちらもアニメ版3期でのマサユキ登場を願う意見です。「本当に動いて喋るマサユキが見たい」と、今から期待が膨らんでいる様子が伝わってきます。3期の放送については、2024年春に決定したとのアナウンスがすでになされています。
一方こちらは、コミック版『転スラ』でのマサユキについての意見です。最新刊の24巻ではテンペスト開国祭が開かれ、リムルとマサユキが初対面を果たす場面が描かれます。こちらではマサユキの真の活躍はこれからというところで、その辺を楽しみにする人が多いようです。
【転スラ】マサユキは元々異世界人だった
『転スラ』のマサユキについて解説してきました。このように、ただの高校生だったマサユキは異世界に召喚されたのち、人々から「最強の勇者」として認知されるようになった人物です。そのスキルは「幸運」という意外なものですが、実は作中でも最強クラスの強さを誇っています。そんな魅力あふれるマサユキの今後の活躍について、原作、アニメともどもますます楽しみなところです。
この記事のライター
だいじろう
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