【るろうに剣心】瀬田宗次郎について解説!モデルや実写キャストも紹介
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎は美少年な風貌と作中最強クラスの剣客として描かれていることから人気の高いキャラです。そんな『るろうに剣心』の瀬田宗次郎について、作中で描かれた強さや技、モデルとなった人物、実写版のキャストなどをまとめました。
目次
【るろうに剣心】瀬田宗次郎とは?
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎は連載当時から人気が高く、続編の「北海道編」でも登場するキャラになっています。そんな瀬田宗次郎の生い立ちやモデルを見ていく前に、プロフィール面を見ていきましょう。
瀬田宗次郎のプロフィール
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎は相模国の出身で、文久元年(1861年)9月生まれ、身長163cm、体重51kg、血液型AB型の男性です。常に笑顔を絶やさない美少年ですが、志々雄真実の配下である十本刀の一人であり、彼の右腕かつ側近というポジションになっています。
るろうに剣心の概要
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』は1994年から1999年に『週刊少年ジャンプ』で連載された和月伸宏の漫画作品です。明治時代を舞台に刀と峰が逆になった刀「逆刃刀」を持つ主人公の活躍が描かれていきます。2017年からは本作の正当な続編となる「北海道編」が連載中です。また、1996年から1998年にはアニメ化、2012年・2014年に実写映画化、2016年には宝塚歌劇団によるミュージカル化されています。
るろうに剣心のあらすじ
明治の世でありながら刀を携えて旅をする流浪人の緋村剣心は、ある日に神谷活心流道場の師範代・神谷薫と出会います。薫は自らの道場の名を使って辻斬りを行う「人斬り抜刀斎」を追っていて、剣心の風貌から勘違いして勝負を仕掛けてしまいました。しかし、その剣心こそ本物の抜刀斎であり、逆刃刀を使いながら偽物を圧倒します。その出会いから剣心は暫く薫の元に留まることになり、そこから様々な騒動に巻き込まれていきます。
【るろうに剣心】瀬田宗次郎の強さやモデルを解説
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎は作中で緋村剣心に迫る強さを見せるキャラになっています。そんな瀬田宗次郎の強さやモデルを見ていきましょう。
瀬田宗次郎の強さや技
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎は志々雄真実から実力を見出されて早々に側近となるほどの強さを有しています。その源になる瀬田宗次郎の強さや技については以下の4つがあります。
瀬田宗次郎の強さ①天剣
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎の強さとして、十本刀の名乗りにも入っている「天剣」があります。天剣とは天賦の才による剣術を意味していて、瀬田宗次郎は幼少期に剣を学んでいたわけではなく、特定の流派にも属していませんが、独自の剣術で作中の強者と渡り合っています。
瀬田宗次郎の強さ②感情欠落
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎は過去の生い立ちから喜怒哀楽の「楽」以外の感情を出しておらず、それは戦闘面の強さにも繋がっています。戦闘中に出る殺気や闘気は喜怒にあたることから、そのような気を読ませずに攻撃ができるメリットがあります。作中の剣客達は気を読みながら戦うことから、それが通じない瀬田宗次郎はやりづらい相手になるのです。
瀬田宗次郎の強さ③縮地
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎が緋村剣心と再戦した際に披露した「縮地」も強さの1つになっています。飛天御剣流の「神速」を超える「超神速」で移動する技であり、先の感情欠落と合わせることで、相手に読まれない高速移動で相手に迫れます。縮地の速度は段階的に変えられるようで、感情欠落したまま最高速度を出していた場合は剣心すら止められなかった可能性がありました。
瀬田宗次郎の強さ④瞬天殺
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎が唯一自分で名前を付けた技として「瞬天殺」があります。本気の縮地で突進しながら抜刀術を喰らわせる技であり、当たった場合は文字通り一瞬にして殺されていました。作中では緋村剣心が天翔龍閃を応用したことで対応され、不発に終わりましたが、本来なら殺気を読めずに放たれる超神速の抜刀術はかわせない一撃です。
瀬田宗次郎の性格
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎の性格は、にこやかな見た目から穏やかそうに見えますが、十本刀として必要な殺しは淡々と行うような冷徹さがあります。また、志々雄真実に対しては、絶対的に従う狂信者のような一面を見せています。
瀬田宗次郎のモデル
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎のモデルは新撰組一番隊隊長の沖田総司です。沖田総司の幼名が同じ読みの惣次郎であるところや剣の天才であったところが共通しています。なお、作中にはモデルとなった沖田総司本人も過去回想において登場していて、見た目は瀬田宗次郎と瓜二つでした。
【るろうに剣心】瀬田宗次郎の生い立ちや活躍
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎の感情欠落は悲しい生い立ちが影響しており、そこから志々雄真実との出会いで大きく運命が動き出していきます。そんな瀬田宗次郎の生い立ちや作中の活躍、続編の「北海道編」における状況を見ていきましょう。
瀬田宗次郎の活躍①生い立ち
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎の生い立ちは、米問屋の主人と愛人の間の子供として生まれたところから描かれます。しかし、両親が亡くなったことで腹違いの兄の親族に引き取られ、そこで虐待されながら育てられることになります。その際、自分が愛想笑いをすると周りが暴力を止めたことから、喜怒哀楽の「楽」以外を出さないようにする癖が付いていき、それが当たり前になってしまいました。
瀬田宗次郎の活躍②志々雄との出会い
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎が親族の家で過ごす中、当時全身を火傷し、政府から追われる身であった志々雄真実と出会います。その際、楽の感情しか出さない瀬田宗次郎を見て志々雄は何かを察し、自分を匿えば手を出さないと言われます。それから暫く志々雄の存在を隠しながら彼の考え方である「弱肉強食」を聞くことで、瀬田宗次郎の心は徐々に動かされていきました。
そして、志々雄の存在が家族にバレてしまい、政府からの制裁を恐れた親族は瀬田宗次郎に殺意を向けますが、その時に志々雄から渡されていた脇差で反撃し、結果として親族全員を殺害してしまいます。それから、瀬田宗次郎は志々雄に付いて行くことを決め、彼の最初の側近として仕えることになりました。
瀬田宗次郎の活躍③大久保を暗殺する
志々雄との出会いから時が経った明治11年5月14日、瀬田宗次郎は志々雄の命令から当時の明治政府内務卿であった大久保利通と接触し、そのまま暗殺します。作中ではこのシーンが瀬田宗次郎の初登場であり、にこやかな顔のまま暗殺する姿は印象深いものになっています。
瀬田宗次郎の活躍④緋村剣心と対決
大久保暗殺後、瀬田宗次郎は東海地方の新月村にいた緋村剣心と接触し、その時には抜刀術による対決で逆刃刀を真っ二つにしました。その後、志々雄の命によって東日本にいる十本刀を招集する役割を果たしています。
瀬田宗次郎の活躍⑤緋村剣心との再戦
瀬田宗次郎の再登場は志々雄の本拠地で、進んでくる剣心を止めるために再戦することになります。ここで初めて縮地を披露し、超神速で剣心を追い詰めようとしますが、中々仕留められずに「怒」の感情が出始めてしまいます。それを剣心に読まれて、さらには戦いの中で自らの生い立ちを思い出し、親族を殺した後悔が瀬田宗次郎の心を乱していきます。
それを振り払うように最大の技である瞬天殺を放ちますが、感情を殺し切れずに出したことで剣心に対応され、そのまま押し負けてしまいました。その後、剣心の言葉を受けながら志々雄から離れることを決意し、剣心と志々雄の戦いが終わった後には人生の答えを探す旅に出かけました。
瀬田宗次郎の活躍⑥北海道編での剣心との共闘
『るろうに剣心』の続編となる「北海道編」で瀬田宗次郎は5年の間も全国の旅を続けていましたが、人生の答えは見つからないままでした。しかし、剣心達が新たな戦いに挑むことを知り、剣心と共に戦えば答えが見つかるかもしれないと思ったことから、北海道で合流を果たします。その際、永倉新八との手合わせで剣の腕前は全く落ちていませんでした。
【るろうに剣心】瀬田宗次郎の実写映画キャスト
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎は、実写映画でも2014年に公開された第2作目『るろうに剣心 京都大火編』から登場しています。そんな瀬田宗次郎の実写映画におけるキャストについて紹介していきます。
瀬田宗次郎の実写映画のキャストは「神木隆之介」
実写映画『るろうに剣心』で瀬田宗次郎役を演じたのは神木隆之介さんです。原作ファンから実写化の際の候補として挙げられていて、神木隆之介さん本人も作品や瀬田宗次郎のファンであったことから驚きの声が出ていました。実際の演技ではやや幼さが残りながらも陰のある瀬田宗次郎を、見事な演技力で見せています。
神木隆之介のプロフィール
神木隆之介さんは埼玉県出身で、1993年5月19日生まれの俳優・声優・タレントです。1995年からCM出演を果たしており、1999年には子役としてドラマデビューしました。その後も子役のうちに様々な作品に出演し、成長するにつれて少年・青年役も演じていくようになります。また、2001年には声優デビューもしており、アニメ映画作品で主演を務めたこともあります。
神木隆之介の主な出演作品
神木隆之介さんの主な出演作品としては、『探偵学園Q』のキュウ(連城究)、『お父さんのバックドロップ』の下田一雄、『妖怪大戦争』の稲生タダシ、『桐島、部活やめるってよ』の前田涼也、『3月のライオン』の桐山零、『ホリック xxxHOLiC』の四月一日君尋、『サマーウォーズ』の小磯健二(声)、『君の名は。』の立花瀧(声)などがあります。
【るろうに剣心】瀬田宗次郎に対する世間での評判や人気
ここでは『るろうに剣心』の瀬田宗次郎について世間での評判や人気をまとめました。連載当時からの人気キャラであり、実写化や「北海道編」での再登場によって再度注目されるキャラになっています。
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎については、かっこいいという意見が多数見られました。作中の登場キャラの中でも美少年としての人気があり、登場してから間もない時に行われた人気ランキングでも上位に食い込んでいました。一方で、戦闘面においても作中最強格であることから、その強さがかっこいいと言う人もいます。
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎の縮地が印象深いという意見も多数見られました。作中で緋村剣心を凌ぐ速さというインパクトがあるのと同時に、素早い動きだけなら真似できそうという子供心をくすぐる技になっていたようです。
『るろうに剣心』の実写映画における瀬田宗次郎については、原作ファンからも満足度が高いという感想が多く見られました。漫画の実写化作品として評価の高い『るろうに剣心』ですが、神木隆之介さんが演じた瀬田宗次郎はかっこよさや冷酷さなどがイメージ通りだった人が多かったようです。
【るろうに剣心】瀬田宗次郎は強いキャラだった
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎は志々雄真実の部下である十本刀の一人で、彼の最初の部下として付いたキャラです。その生い立ちは親族からの虐待を受け「楽」以外の感情を出さなくなってしまったという悲しいものですが、それが剣客としての強さにも繋がっています。そんな瀬田宗次郎は続編の「北海道編」にも登場して、今度は緋村剣心の仲間となっているので、活躍を見たい人はチェックしてみましょう。
この記事のライター
十文字猛
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