【るろうに剣心】映画の見る順番でおすすめは?それぞれのあらすじも紹介
『るろうに剣心』の映画はいくつかありますが、見る順番で迷うことはありませんか?本記事では、るろうに剣心の映画を見るおすすめの順番を紹介します。それぞれのあらすじや、映画に出演したキャストもまとめているため、ぜひ参考にしてください。
目次
【るろうに剣心】とは?
るろうに剣心の作者
『るろうに剣心』の作者は、和月伸宏さんです。東京都生まれの新潟県育ちで、生年月日は1970年5月26日です。高校在学中に、『ティーチャー・ポン』で手塚賞の佳作を受賞しました。対戦型格闘ゲームの『サムライスピリッツ』のファンで、るろうに剣心はこのゲームの影響を多く受けています。
るろうに剣心の概要
るろうに剣心は週刊少年ジャンプで、1994年から1999年まで連載されていました。明治時代を舞台にした漫画で、実在する事件や人物も登場します。単行本は新書判、完全版、文庫版の3種類が出版されています。全世界の累計発行部数は、電子版も含めて7,200万部を突破しています。現在ではるろうに剣心の続編となる北海道編が、ジャンプスクエアで連載中です。
るろうに剣心のあらすじ
かつて「人斬り抜刀斎」として恐れられていた緋村剣心は、「不殺(ころさず)」の誓いを立てて全国を流浪していました。東京で神谷薫と出会った剣心は、薫が師範代を務める神谷道場のピンチを救います。それをきっかけに神谷道場の居候となった剣心は、明神弥彦や相楽左之助など、多くの仲間と出会います。剣心は宿敵たちと戦いながら、新しい時代での生き方を探していくのでした。
【るろうに剣心】実写映画の見る順番のおすすめや時系列
るろうに剣心の実写映画の公開順
るろうに剣心の映画のおすすめ順を紹介する前に、これまでに制作された映画の公開順を解説します。最初に作られた映画は、2012年に公開された『るろうに剣心』です。その2年後には、『るろうに剣心 京都大火編』と『るろうに剣心 伝説の最期編』が続いて公開されました。それからしばらくは実写映画は作られませんでしたが、2021年についに最終章が公開されました。
まずは『るろうに剣心 最終章 The Final』が公開され、続いて『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が公開されました。京都大火編と伝説の最期編、最終章 The Finalと最終章 The Beginningはそれぞれ前後編2部作となっています。そのため、前編が終わってから1ヶ月後くらいには、後編が公開されています。最終章 The Finalと最終章 The Beginnigはもともと2020年に公開予定でしたが、新型コロナウイルスの流行の影響により2021年に延期されました。
るろうに剣心の実写映画の時系列の順番
るろうに剣心の実写映画は、1作目のるろうに剣心から最終章 The Finalまでは時系列順に公開されています。しかし、最終章 The Beginningだけが、唯一時系列に沿っていません。時系列の順番通りに並べると、最終章 The Beginningは1作目のるろうに剣心より前の順番になります。タイトル名からもわかる通り、最終章 The Beginningは、るろうに剣心の始まりの物語というべき作品です。緋村剣心の過去に焦点を当てたストーリーで、十字傷の謎などが明かされます。
るろうに剣心の実写映画の見る順番のおすすめ
るろうに剣心の実写映画は、公開された順番に見るのがおすすめです。最終章 The Beginningは確かに始まりの物語ですが、これまでの登場人物たちの活躍を見てからのほうが楽しめます。るろうに剣心の原作も知らずに最終章 The Beginningから見てしまうと、感動が薄れてしまう原因にもなりかねません。まずは現在の緋村剣心の姿をしっかりと目に納めてから、最後に最終章 The Beginningを見るのがおすすめです。
るろうに剣心の原作では、最終章 The Finalの途中で最終章 The Beginningのストーリーが挟まれる形になっています。しかし、映画では最終章 The Finalを最初に見る前提で作られているため、逆の順番で見ると違和感があったりネタバレしてしまうこともあります。映画で見るときは、やはり公開順に見たほうが良いでしょう。すべてを見終わった後に、もう一度1作目を見直してみるのもおすすめです。
【るろうに剣心】実写映画のあらすじと見どころ
あらすじと見どころ①『るろうに剣心』
実写映画のるろうに剣心は第1作目というだけあり、予備知識がない人でも楽しく見れる内容になっています。1作目は、流浪人となった緋村剣心と神谷薫と出会いから始まります。神谷道場に身を寄せることになった剣心は、阿片の密売事件に巻き込まれていくことになります。新たに仲間になった相楽左之助や元新選組の斎藤一らとともに、この事件の黒幕である武田観柳と戦闘を繰り広げるのでした。
1作目の見どころは、テンポの良いストーリー展開です。次々と事件が起こるため、途中で中だるみすることもありません。ストーリーも素晴らしいですが、主演の佐藤健さんの戦闘シーンには目を見張るものがあります。圧巻の戦闘シーンの他、佐藤健さんの目の演技も見どころです。剣心が抜刀斎へと戻るときの目の演技は、一度見ると忘れられない迫力です。
あらすじと見どころ②『るろうに剣心 京都大火編』
るろうに剣心 京都大火編では、政府の転覆を目論む志々雄真実が登場します。緋村剣心は政府からの要請もあり、京都で暗躍する志々雄の討伐に向かいます。そんな剣心を追って、神谷薫と明神弥彦も京都へ向かいました。京都では志々雄の京都大火が実行されてしまい、市中は炎に包まれます。しかし、この京都大火はほんの第一段階に過ぎず、志々雄の本当の狙いは東京襲撃でした。
志々雄一派が潜んでいる軍艦「煉獄」に乗り込む剣心でしたが、そこでは薫が人質となっていました。薫は佐渡島方治によって海に落とされ、剣心も薫を追って海に飛び込むのでした。京都大火編の見どころは、剣心と瀬田宗次郎の戦闘シーンです。2人のスピード感あふれる殺陣には、呼吸も忘れて見入ってしまいます。また、途中から原作にないオリジナルストーリーとなるため、原作ファンも新鮮な気持ちで楽しめます。
あらすじと見どころ③『るろうに剣心 伝説の最期編』
るろうに剣心 伝説の最期編は、京都大火編の続きとなる物語です。神谷薫を追って海に飛び込んだ緋村剣心は、気を失って砂浜に打ち上げられました。その剣心を助けたのは、剣心の師匠である比古清十郎でした。剣心は志々雄真実を倒すため、比古のもとで飛天御剣流の奥義を伝授してもらいます。剣心は東京へ戻り、ついに志々雄との戦いに決着をつけます。そして、薫と一緒に神谷道場へ帰っていくのでした。
伝説の最期編では、志々雄一派との戦闘がクライマックスを迎えます。剣心と志々雄の最終決戦は、この作品の見どころのひとつです。また、剣心が比古のもとで、奥義を会得するシーンも見逃せません。原作とはだいぶ異なったストーリー展開ですが、重要なシーンは削っていないためファンも納得の作りとなっています。躍動感あふれる戦闘シーンや狂気にまみれた志々雄の姿を、ぜひその目で確かめてみてください。
あらすじと見どころ④『るろうに剣心 最終章 The Final』
志々雄真実との激戦を終え、緋村剣心は平穏な日々を過ごしていました。しかし、剣心たちの行きつけである「赤べこ」が大砲により襲撃され、平和な時間は終わります。大砲があったと思われる場所には、「人誅」と書かれた紙が残されていました。この事件の首謀者は雪代縁で、縁は姉を殺された恨みから剣心に復讐をしようとしていたのです。縁は神谷薫を連れ去り、剣心をアジトへと誘い出します。
壮絶な戦闘の後、縁は捕まり刑務所へと収監されます。そして、剣心と薫は縁の姉である雪代巴の墓参りに行き、手を取り合って帰路につくのでした。最終章 The Finalの見どころは、縁と剣心の凄みがある戦闘シーンでしょう。また、原作にはなかった、瀬田宗次郎の再登場も見どころのひとつです。宗次郎が剣心と背中を預けあって戦う姿には、原作ファンも胸を熱くしたことでしょう。
あらすじと見どころ⑤『るろうに剣心 最終章 The Beginning』
るろうに剣心 最終章 The Beginningは、緋村剣心の過去のエピソードに焦点を当てた作品です。動乱が続く幕末の時代に、剣心は人斬り抜刀斎として幕府側の人間を粛清する日々を送っていました。そんな中剣心は、雪代巴という1人の女性と出会います。しばらくともに過ごすうちに、剣心は巴に心を許すようになっていきます。巴は実は剣心の命を狙う組織の仲間でしたが、巴のほうもすでに剣心を殺す気持ちはなくなっていました。
剣心は暗殺組織との戦闘中、誤って巴を斬り殺してしまいます。剣心は二度と人を殺さない「不殺(ころさず)の誓い」をたて、巴と暮らした家に火を放って旅立ちました。この作品にも戦闘シーンはありますが、どちらかといえば静けさを感じるストーリーです。戦闘シーンももちろん見どころのひとつですが、本当の見どころは剣心と巴の人間模様でしょう。特に、雪の中儚く散っていく巴の姿は、涙なしには見られません。
【るろうに剣心】実写映画の主なキャスト
キャスト①緋村剣心役/佐藤健
るろうに剣心の主人公である緋村剣心を演じたのは、佐藤健さんです。やや小柄でイケメンな佐藤健さんは、中性的なイメージの剣心役にぴったりでした。見た目だけでなく、素早い動きや派手な戦闘シーンが、まさに剣心そのものだと評判でした。佐藤健さんはCGを一切使わずにアクションシーンに挑戦しており、その身体能力の凄さが注目を浴びています。
キャスト②神谷薫役/武井咲
るろうに剣心のヒロインである神谷薫役は、武井咲さんが担当しました。武井咲さんは、17歳のときに1作目の映画に出演しています。役に一生懸命な様子が、何事にもひたむきな薫と重なって見えました。そんな武井咲さんも、年齢が増すごとに演技に重みが出てきました。最終章で剣心の過去を受け止める演技には、ファンからも感嘆の声が上がっていました。
キャスト③相楽左之助役/青木崇高
るろうに剣心の相楽左之助は、緋村剣心の年の離れた友人のような存在です。この左之助を実写映画で演じたのは、青木崇高さんです。左之助は剣心と違って拳で戦闘することが多いため、青木崇高さんはパンチの出し方などを一から練習したそうです。青木崇高さんが演じるハイテンションな左之助は、暗くなりがちな作品を明るくしてくれました。
キャスト④鵜堂刃衛役/吉川晃司
鵜堂刃衛はかつて人斬りとして暗躍した人物で、明治の時代になっても人斬りから抜けられなかった人物です。深い闇を抱えた難しいキャラですが、この鵜堂刃衛を見事に演じきったのが吉川晃司さんです。カラーコンタクトをはめて鵜堂刃衛の剣気を再現しており、その迫力には主演の佐藤健さんも「ダークヒーローのようだ」と語っていました。
キャスト⑤武田観柳役/香川照之
るろうに剣心の武田観柳は、裏で新型阿片の密売を行っている悪徳商人です。最初は好青年のような顔をしていましたが、緋村剣心と敵対するようになってからは歪んだ表情を見せるようになります。この観柳役を担当したのが、顔芸が得意な香川照之さんです。香川照之さんの怪演により、実写映画の観柳は原作に負けないくらいの悪党になっていました。
キャスト⑥高荷恵役/蒼井優
妖艶な美女である高荷恵を演じたのは、蒼井優さんです。蒼井優さんは今まで色っぽい役を演じたことがなかったため、最初は手探りの状態だったようです。しかし、実際に映画を見てみると、狡猾でチャーミングな原作通りの恵がそこにいました。蒼井優さんの存在感のある演技のおかげで、恵が登場するシーンは良い緊張感が生まれていました。
キャスト⑦斎藤一役/江口洋介
斎藤一は新選組の三番隊組長で、歴史好きな人にとってはおなじみの人物です。るろうに剣心の作中でも人気がある斎藤一を演じたのは、江口洋介さんです。斎藤は心の奥底に狂気を宿した人物で、江口洋介さんはふとした瞬間ににじみ出る狂気を上手く表現していました。また、江口洋介さんがかもしだす大人の色気も、影のある斎藤にぴったりでした。
キャスト⑧外印役/綾野剛
るろうに剣心に出てくる外印は傀儡師で、死体を人形にして操ります。この怪しげな外印役には、綾野剛さんがキャスティングされました。原作では外印は壮年の男性で、お世辞にもイケメンとは言えませんでした。しかし、仮面の下は美形のほうが評判が良いということで、キネマ版ではイケメンキャラに変更されています。綾野剛さんの外印はキネマ版の外印ともまた印象が違いますが、違う魅力にあふれた敵キャラとなりました。
【るろうに剣心】実写映画が面白いと言われる理由
面白いと言われる理由①キャストの演技
るろうに剣心の実写映画が面白いと言われる最大の要因は、なんといってもキャストたちの演技が良いことでしょう。特に主演の佐藤健さんははまり役だと評判で、原作の剣心にそっくりだと言われています。また、剣心以外のキャストも実力派ばかりで、その迫力のある演技に引き込まれてしまいます。るろうに剣心の実写映画は原作を知らなくても楽しめますが、原作のキャラと実写映画のキャストを見比べてみるのもおすすめです。
面白いと言われる理由②戦闘シーン
るろうに剣心の原作では、現実では真似できないような激しい戦闘シーンが描かれています。実写映画ではこの戦闘シーンを、3次元で表現できるギリギリのところまで再現しています。他の時代劇よりも派手なアクションでありながら、リアルさも感じられるところは見事としか言いようがありません。スタントマンを使わずに佐藤健さんが自らアクションをこなしているため、さらに熱のこもった戦闘シーンになっています。
面白いと言われる理由③必殺技がかっこいい
るろうに剣心には、かっこいい必殺技がいろいろと出てきます。有名な必殺技は緋村剣心の「飛天御剣流 龍槌閃」ですが、この必殺技は実写映画でも出てきました。実写映画の必殺技は原作以上に迫力満点で、見ている人に爽快感を与えてくれました。龍槌閃以外の剣心の必殺技や、斎藤一の「牙突」も人気があります。
面白いと言われる理由④ストーリー構成
るろうに剣心の実写映画は原作をベースにしていますが、原作を知らなくても楽しめるようにストーリーが工夫されています。そのストーリー構成も、るろうに剣心の実写映画が面白いと言われる理由のひとつです。オリジナルストーリーを嫌がる原作ファンもいますが、るろうに剣心の実写映画は原作ファンも納得のストーリー展開となっています。
【るろうに剣心】実写映画に対する世間での評判や人気
漫画が原作の実写映画は成功しないと言われることがありますが、多くの人がるろうに剣心の実写映画は大成功だと感じたようです。これを上回る実写映画はないと言い切る人もいて、どれだけ完成度が高いかがわかります。原作ファンはもちろん、原作を知らない人からも人気でした。
るろうに剣心の実写映画はタイトルが紛らわしいため、どれが最後の作品がわからないという声もありました。また、最終章もFinalが先でBeginningが後というわかりにくい順番になっているため、順番を間違えて見てしまったという人も多かったです。FinalとBeginningを逆の順番で見てしまった人からは、やはり公開順に見るのがおすすめだという感想が上がっていました。
るろうに剣心の実写映画は、アクションがすごすぎるというコメントが多数ありました。映画館で見た人は、あまりの迫力に驚いてしまったようです。アクションシーンの素晴らしさに、原作以上に実写映画にはまってしまった人もいました。
【るろうに剣心】実写映画を見る順番は公開順がおすすめ
るろうに剣心の実写映画は全部で5作あるため、見る順番を迷う人もいるでしょう。特に最終章 The Finalと最終章 The Beginningの順番がわかりにくいですが、まずはFinalから見るのがおすすめです。るろうに剣心の実写映画は非常に人気が高く、原作を知らない人でも楽しめます。まだるろうに剣心の実写映画を見たことがない人は、ぜひ公開順に鑑賞してみてください。
この記事のライター
NR4712
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