【るろうに剣心】十本刀はどんな集団？メンバーの一覧表から能力まで

十本刀は、『るろうに剣心』の京都編に登場する戦闘集団です。部隊名は十本刀ですが、メンバー全員の武器が刀というわけではありません。十本刀メンバーの強さや能力を紹介する前に、十本刀が登場する『るろうに剣心』の概要やあらすじを紹介します。

『るろうに剣心』に登場する十本刀は、明治政府を混乱に陥れることを目的に暗躍する志々雄真実が、直々に強さと能力を認めた10人の猛者たちで構成されています。志々雄真実に忠誠を誓っている者もいれば、利害の一致から協力しているだけの者もおり、全員が志を同じくしている集団というわけではありません。表立った戦闘だけでなく、志々雄真実の目的の為に工作活動や暗殺などの裏で動くことも多い集団です。

十本刀が登場する『るろうに剣心』は。週刊少年ジャンプで1994年から1999年まで連載された少年漫画作品です。原作者は、漫画家の和月伸宏先生で、幕末の時代に「人斬り抜刀斎」と呼ばれ恐れられた緋村剣心を主人公にした時代劇となっています。連載当時も人気が高く、1996年にテレビアニメ化もされました。2012年には実写映画化がされると、再び人気に火が付き、2023年には再びアニメ化されることが決定しています。

幕末の時代、人斬り抜刀斎の名で恐れられていた主人公・緋村剣心は、明治維新後に不殺（ころさず）の誓いを立てて流浪人となります。旅の途中、東京で神谷道場の師範代・神谷薫や赤報隊の生き残りである相楽左之助たちと出会い、彼らと共に過去の宿敵達と戦いを繰り広げていきます。平和な世の実現と自らの過去の罪を償う為に、緋村剣心が逆刃刀を手に奮闘する物語です。

十本刀が『るろうに剣心』の本編に登場するのは、京都編です。志々雄一派の主導者である志々雄真実が、直接戦い、その強さと能力を認めた猛者たちがメンバーとして在籍しています。ここからは、そんな十本刀メンバーとそれぞれの強さや能力について解説していきます。

志々雄真実の参謀的な存在で、戦闘よりも主に実務のサポート面で活躍しています。元明治政府の官僚でしたが、その内情に絶望して官僚を辞めた後に志々雄真実と出会い忠誠を誓います。頭脳明晰で、明治政府と対等に戦える一団を組織する程の統率能力を有しています。実は銃剣の達人として実戦でも戦えるだけの強さもあるのですが、その活躍は本編で見ることはありませんでした。

十本刀メンバー最年少で常に穏やかな笑みを浮かべているのが特徴です。戦闘面では十本刀の中で最も強いと志々雄真実に認められていて、側近として付き従っています。一瞬にして標的の下まで辿り着く「縮地」という技を使い、要人の暗殺などの活躍も見せました。緋村剣心に匹敵する程の強さと能力を持っていて、1度は緋村剣心の逆刃刀を折っています。

十本刀の紅一点に見えますが、実際は男で自らオカマであることを公言しているキャラです。志々雄真実の思想に女性の心で心酔していますが、男としては瀬田宗次郎に、女としては駒形由美（こまがた ゆみ）に敵わないというコンプレックスを抱いています。細身で女性らしい体付きですが、身の丈程ある大きな鎖鎌を扱うだけの強さと能力を持っていて、鎖鎌を振り回す大技で神谷薫と巻町操を苦しめました。

小柄且つ細身で真っ黒のマントを身に付けたキャラです。ダイナマイトの爆風と蝙蝠のようなマントを利用して空中戦ができる能力を身に着けていて、その為に自身の体重を極限まで絞っています。右腕に取り付けた手甲剣とダイナマイトを武器としてます。高く飛び上がってダイナマイトで広範囲に攻撃を繰り出す戦法が得意です。1対1の接近戦では、手甲剣による素早い攻撃が得意で、遠近両方で活躍する能力を持っています。

一風変わった形状の殺人奇剣の使い手である、派手な見た目が特徴の十本刀メンバーです。幕末に、殺人に特化した刀・殺人奇剣を生み出した刀匠・新井赤空（あらい しゃっくう）の刀と殺人術を愛用する剣士として登場します。赤ん坊を刀の試し切りの的にしようと考えるなど、残忍で凶悪な性格をしていて奇襲に長けた能力を持っています。逆刃刀が折れて本来の能力が出せずにいたとはいえ、緋村剣心を一時的追い込む程の剣技と強さを見せています。

瀬田宗次郎、魚沼宇水に次ぐ強さを持つ破戒僧、十本刀三強の1人です。元は身寄りのない子供達を寺で匿う心優しい僧侶でしたが、新政府による廃仏毀釈（はいぶつきしゃく）によって寺を焼かれ、世話をしていた子供達を皆殺しにされたことで破戒僧となった経緯があります。体を鍛え、10年で破壊の極意である能力「二重の極み」を習得します。元僧侶の為、無益な殺生を良しとせず、救済の心で戦っているという根本的な思考は健在です。

盲目の剣士で、琉球武術の使い手として瀬田宗次郎に次ぐ強さを持っている男性です。元は幕府に所属する対人斬り用暗殺者として活躍していましたが、志々雄真実と戦った際に両目を切り裂かれて盲目となってしまい、幕府に捨てられた経緯があります。盲目になったことで、聴覚が異常に発達した為に「心眼」という剣術における1つの究極能力を身に着けています。「ローチン」という先端に玉の付いた槍と「ティンベー」という亀の甲羅を模した盾を武器にしています。

同じ十本刀の不二と行動を共にする小柄な老人です。他の十本刀メンバーに比べて戦闘能力は低く、自ら戦うことはほとんどしません。代わりに、軍略や話術を得意としていて、戦いでは不二を言葉巧みに言いくるめて戦わせています。立場的には佐渡島方治と同じ文官で、志々雄真実の軍師的存在としてその強さを発揮しました。

常に「ぐふ」と不気味に笑っている巨漢のキャラです。大きく膨らんだ腹部はゴムのように衝撃を吸収する為、容姿と能力どちらも人間離れしています。武器は両手の指に装着した小さな鉤爪ですが、大きく重たい体自体も武器として戦います。凄まじい力強さを見せますが、見た目通り頭は良くなく、部下にすら馬鹿にされる程です。

8mを超える十本刀で1番の巨体の持ち主です。巨大な刀を軽々持ち上げ、一撃で建物を吹き飛ばす程の強さを持っています。才槌の巧みな話術によって操られていて、破軍のコンビとして戦いの場に登場しました。人間離れした体格と怪力から、人間扱いされることはほとんどありませんが、実際には武人としての信念を持っています。

『るろうに剣心』の登場人物の中には、実在した人物や漫画やゲームのキャラをモデルにして生まれたキャラが多数登場します。ここからは、十本刀メンバーのモデルとなった人物とその特徴を紹介していきます。名前にも由来があるので、併せて見てください。

特徴的な髪型と目の力強さが特徴の佐渡島方治のモデルに関しては、原作者の和月伸宏先生から特に語られていません。しかし、『るろうに剣心』の読者達からは、横山光輝先生原作のSFロボット漫画『ジャイアントロボ』に登場するジャイアントロボに似ているとの意見が多数寄せられたようです。名前の方は由来があり、苗字の佐渡島は新潟県にある実際の島の名前で、名前の方治はアメコミ『X-MEN』に登場するフォージというキャラから取ったとされています。

穏やかな笑顔とずば抜けた身体能力と剣技を持つ瀬田宗次郎のモデルは、新選組の沖田総司という実在した歴史上の人物です。若くして隊長を務める程の強さと剣の才能を持っていたとされる沖田総司は、正しく瀬田宗次郎のモデルと言えるでしょう。また、宗次郎という名前も沖田総司の実際の幼名から付けられています。

女性らしい美しく華奢な見た目である本条鎌足のモデルは、貞本義行先生原作のSF漫画『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する碇ユイです。苗字の由来は、新潟県長岡市にある本条地区から取っています。また、大鎌使いのオカマという独特のキャラクター設定は、連載当時に和月伸宏先生のアシスタントをしていた尾田栄一郎先生が発案したものです。

細身で身軽な身のこなしが特徴的である剣客・刈羽蝙也のモデルは、松林蝙也斎（まつばやし へんやさい）という実在した剣術家です。松林蝙也斎は、当時の将軍・徳川家光に剣技を見せた際に「身の軽きこと蝙蝠の如し」と称賛されたとされています。また、戦い方は、石ノ森章太郎先生原作のSF漫画『サイボーグ009』に登場する002ことジェット・リンクがモデルとされています。苗字の由来は、新潟県の刈羽郡から取っています。

奇抜な髪型と服装で、十本刀の中でもインパクトのある見た目の沢下条張のモデルは、和月伸宏先生が20歳の頃に描いた落書きの人物と言われています。当時落書きした人物と沢下条張とはデザインが違うようですが、和月伸宏先生のお気に入りのキャラだそうです。苗字の由来は、新潟県長岡市にある沢下条地区から取っています。

たくましい体付きと迫力のある表情が特徴的な悠久山安慈のモデルは、連載当時に実在していたロックバンド「アンジー」のボーカルである三戸華之介さんです。悠久山安慈の頭に巻いたバンダナや目の周りの特徴的なメイクまで再現しています。名前の方も由来があり、苗字は新潟県に実在する公園・悠久山公園から、名前の安慈はアンジーというバンド名からそのまま取っています。

目隠しの姿が印象的な魚沼宇水のモデルは、鳥山明先生原作のバトル漫画『ドラゴンボール』に登場する桃白白です。『るろうに剣心』読者の中には、格闘ゲーム『バーチャファイター』に登場するラウがモデルではないかと考えていた人もいたようです。また、魚沼宇水の服や装飾日に使われている目をモチーフにしたデザインは、貞本義行先生原作のSF漫画『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する使徒・マトリエルです。苗字の由来は、新潟県の地名である魚沼となっています。

頭の大きな老人キャラである才槌のモデルは、NHKで放送されていた人形劇『プリンプリン物語』に登場するルチ将軍です。国の支配者として独裁体制を敷くルチ将軍は、人を話術で操る才槌の能力とも酷似しています。また、北欧神話『霜の巨人』に登場する小人もモチーフとなっていて、不二と並ぶと才槌は小人のように見える為、読者も納得しています。

丸々とした巨体が特徴的な夷腕坊のモデルは、アメコミ『X-MEN』に登場するブロブとモジョーの2人です。腹部が大きく膨らんだ見た目はブロブ、夷腕坊の正体が実は操り人形であるというキャラ設定はモジョーから来ています。巨体の怪力キャラという部分もブロブと酷似しています。

人間離れした力強さと体格を持つ不二のモデルは、ジブリの映画作品『風の谷のナウシカ』に登場した巨神兵です。また、不二が纏っていた鎧は、貞本義行先生原作のSF漫画『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する初号機をモデルにしています。鎧を脱いだ素顔の不二は、小畑健先生の漫画『魔神冒険譚ランプ・ランプ』に登場するドグラマグラとされています。

それぞれの能力を活かして、志々雄真実の下で活躍した十本刀のメンバー達。しかし、野心家の志々雄真実が緋村剣心に敗れ死亡したことで、十本刀も解散となりました。志々雄真実亡き後、十本刀のメンバー達はどのように過ごすことになったのでしょうか。ここからは、十本刀解散後のメンバーの動向について紹介します。

十本刀の中で、最も志々雄真実に忠誠を誓っていた佐渡島方治は、志々雄真実の死亡後、その場で泣き崩れてしまいます。その後、志々雄真実の唱えた弱肉強食論を日本の国民に広める目的で警察に出頭します。しかし、彼の統率能力と知識を利用しようと政府が画策していることを知り、佐渡島方治は絶望しました。自分が忠義を誓うのは志々雄真実ただ1人という信念を持ったまま、牢獄の中で自決してしまいました。

緋村剣心との激闘の中で、楽以外の感情を取り戻した瀬田宗次郎。生き方や真実をこれからの人生の中で自分で見出すように緋村剣心に諭された瀬田宗次郎は、自らの意志で志々雄真実の下を去っています。自分の生き方を探す為、1人で北へと旅立ちました。北海道編では、緋村剣心の味方として戦いに参加しています。

志々雄真実に対して女性の心で慕っていた本条鎌足は、志々雄真実の死亡を知ると絶望して自殺を図ります。しかし、沢下条張の説得により思い止まり、志々雄真実という存在の語り部となると共に警察側に就く覚悟をしました。女性らしい見た目を利用して、海外のスパイとして暗躍するようになります。北海道編では、沢下条張と共に無罪放免の報酬目当てに緋村剣心の味方になりました。

高い飛行能力と身軽さを武器としていた刈羽蝙也は、志々雄真実の死後、アジアの情勢を探る為の陸軍斥候として政府に属します。北海道編では、無罪放免と飛行機器の新たな研究開発を引き合いに出されて、沢下条張や本条鎌足と共に緋村剣心の味方となりました。

逆刃刀・真打を巡って緋村剣心と戦った後に敗北し、警察に捕縛された沢下条張。志々雄真実の死後、裏取引によって、斎藤一直属の部下になり密偵として暗躍するようになります。しかし、斎藤一に忠義を誓っている訳ではなく、仕事に飽きたら金品を奪って逃げるつもりでいました。北海道編では、無罪放免と極上の刀一振りを引き合いに出されたことで、緋村剣心の味方として登場します。

志々雄真実の死後、悠久山安慈は警察に出頭しています。同じく警察に出頭した佐渡島方治は、志々雄真実の思想を国民に訴えようと画策していましたが、悠久山安慈の出頭の目的は自らの罪を償う為のものでした。本来ならば極刑となる程の犯罪歴を持っていましたが、今日までに至る経緯と緋村剣心達の必死の訴えより、懲役25年の実刑となり北海道に送られます。北海道編では、瀬田宗次郎と共に緋村剣心の味方として登場します。

京都編で、斎藤一と激しい戦闘を繰り広げていた魚沼宇水。その最期は、斎藤一が至近距離で放った「牙突・零式」の直撃を受けて上半身が吹き飛ぶというものでした。漫画での描写があまりにも残酷なものだった為、アニメ版では、心臓を一突きされるという描写に変更されています。十本刀の中で、唯一戦いの中で命を落としたキャラです。

京都編で巨体の不二に押しつぶされてしまった才槌は、その場で気絶していまい戦闘不能となっていました。志々雄真実の死後は、経緯は不明ですが、人を出し抜く話術や交渉能力を高く買われる形で、外務省の裏役人になります。

京都編で十本刀のメンバーが倒されるのを目の当たりにして、逃亡していた夷腕坊。志々雄真実が死亡した後も行方が分からなかった夷腕坊でしたが、十本刀メンバーだった沢下条張から、1人では何もできない奴と言われた為に捜索されることはありませんでした。しかし、夷腕坊の正体は、人誅編で活躍する外印（げいん）という名の傀儡師によって精巧に作られた人形であったことが判明します。人の死体を使って作った人形であった為、外印に捨てられた後は肉体が腐った状態で発見されています。

才槌に操られる形で十本刀に所属していた不二は、志々雄真実の死後、その巨体と力強さを買われて北海道の開拓を行う屯田兵となりました。土地の開拓だけでなく、いざという時には兵士として戦う屯田兵は、人間離れした体格の持ち主である不二にとっては最適な職業といえるでしょう。

『るろうに剣心』の漫画自体は、1999年で連載が終了されましたが、その人気は衰えることなく世代を超えて愛される作品となっています。そして、2012年には、人気俳優を起用しての実写映画化がされ、作品自体の人気は再加熱しました。映画は京都編が舞台となっていた為、十本刀のメンバーも実写化されています。十本刀の活躍は映画では大幅カットされてしまいましたが、ここからは、実写映画で十本刀を演じたキャストを紹介していきます。

実写映画版で瀬田宗次郎役を演じたキャストは神木隆之介さんです。神木隆之介さんは、1993年5月19日生まれの子役出身俳優です。テレビドラマ『グッドニュース』にて子役デビューし、その後有名作品で主演を務める程の人気を博しています。実写版での瀬田宗次郎は、原作そっくりの容姿でとても忠実に再現されていました。

実写映画版で佐渡島方治役を演じたキャストは滝藤賢一さんです。滝藤賢一さんは、1976年11月2日生まれの俳優で、名脇役として数々の有名ドラマや映画に出演しています。ドラマ『半沢直樹』では、近藤直弼役を熱演して知名度を上げました。実写版での佐渡島方治は、志々雄真実の隣で意気揚々と活躍する姿が目立っています。

実写映画版で魚沼宇水役を演じたキャストは村田充さんです。村田充さんは、1977年8月18日生まれの俳優で、ドラマや映画の他、舞台でも活躍しています。『仮面ライダー響鬼』の童子役でレギュラー出演を果たして以降、刑事系や推理系のドラマに多く出演しています。実写版での魚沼宇水の活躍はあまりなく、セリフもありませんでしたが、雰囲気はとても出ていました。

実写映画版で悠久山安慈役を演じたキャストは丸山智己さんです。丸山智己さんは、1975年3月27日生まれの俳優で、モデルとしても有名です。実写版『NANA』のヤス役で注目された後、様々な人気ドラマや映画に多く出演するようになりました。実写版での悠久山安慈は、念仏を唱える時以外のセリフはなく、戦闘シーンもほとんどありませんでした。

実写映画版で沢下条張役を演じたキャストは三浦涼介さんです。三浦涼介さんは、1987年2月16日生まれの俳優で、歌手活動もしています。『超星艦隊セイザーX』や『仮面ライダーオーズ/OOO』といった特撮での活躍が目立ちます。実写版での沢下条張は、瀬田宗次郎と佐渡島方治に次いで出番が多く、逆刃刀・真打を緋村剣心と奪い合うシーンが印象的です。

実写映画版で本条鎌足役を演じたキャストは屋敷紘子さんです。屋敷紘子さんは、1978年1月17日生まれの女優で、モーションアクターとしても活躍されています。実写版『進撃の巨人』で女型の巨人役を演じたことでも有名です。実写版での本条鎌足は、本来の武器である大鎌を持っておらず、戦闘シーンもほとんどありませんでした。

実写映画版で刈羽蝙也役を演じたキャストは原勇弥さんです。原勇弥さんは、1989年10月30日生まれの俳優で、ヌンチャクパフォーマーとしても有名です。小柄で特徴的な見た目の役を演じることが多いですが、実写版『進撃の巨人』では巨人役も演じていました。実写版での刈羽蝙也は、ほとんど活躍がありませんが、その特徴的な見た目で非常に印象に残ります。

実写映画版で夷腕坊役を演じたキャストは山田崇夫さんです。山田崇夫さんは、1982年6月24日生まれの俳優兼歌手です。「マジカル♡パレード BEACH」のTAKAOとして有名で、身長180㎝、体重150㎏という巨体は、正しく夷腕坊そのものと話題になりました。実写版での夷腕坊は、セリフや戦闘シーンはほとんどありませんが、緋村剣心に体当たりするシーンがありました。

実写映画版で才槌役を演じたキャストは島津健太郎さんです。島津健太郎さんは、1969年6月11日生まれの俳優で、多くのドラマや映画に出演しているベテランです。『はぐれ刑事純情派』や『龍馬伝』といった人気の刑事ドラマや時代劇に多く出演しています。実写版での才槌は、原作のような小柄ではなく、老戦士といった雰囲気で武器を手に戦うシーンがあります。

実写映画版で不二役を演じたキャストは山口航太さんです。山口航太さんは、1984年8月1日生まれの俳優で、主に舞台で活躍しています。実写映画『図書館戦争』やドラマ『ハンチョウ5』などに出演しています。実写版での不二は、長身の人間と姿で原作のような巨体ではありませんが、巨大な刀を手にして登場しました。

『るろうに剣心』に登場する十本刀は、姿かたちや能力が非常に個性的で、緋村剣心たちを追い込むだけの強さを持った集団です。十本刀との連続した戦闘シーンは、連載当時も非常に盛り上がりを見せ、十本刀の人気もとても高かったです。

『るろうに剣心』は、5年間連載された人気漫画で、主に東京編、京都編、人誅編の3編で構成されています。その中でも、特に人気なのが京都編で、十本刀との戦いが印象的という読者が多かったです。実写映画も京都編が舞台の為、いかに志々雄真実と十本刀が人気だったかが窺えます。

『るろうに剣心』京都編で、緋村剣心たちと激闘を繰り広げた十本刀のメンバー。本編では、志々雄真実の死後どう過ごすことになるのかが簡潔に紹介されただけでした。しかし、続編となる北海道編では、メンバーの半数が今度は緋村剣心の仲間として登場します。これには、今後の活躍に期待する読者の声が多く挙がっていました。

『るろうに剣心』の中でも特に人気の高い京都編に登場する十本刀は、非常に個性的な能力と強さを持った集団であることが判りました。志々雄真実直下の精鋭部隊として、連載当時から人気の高かった十本刀のメンバーは、『るろうに剣心』本編の続きとなる北海道編でもほとんどの人物が再登場しています。2023年から予定されているアニメでも登場することを期待しましょう。