【るろうに剣心】悠久山安慈の強さや悲しい過去を紹介!声優や名言も
るろうに剣心に登場する悠久山安慈は志々雄真実一派である十本刀の1人であり修行の中で編み出した二十の極みであらゆるものを粉砕する破壊力抜群の巨漢です。本記事ではるろうに剣心に出てくる悠久山安慈の強さや過去、声優や名言などについてまとめていきます。
目次
【るろうに剣心】悠久山安慈とは?
悠久山安慈はるろうに剣心の悪役である志々雄真実の配下として活動している敵役で、すべてを破壊する鉄拳を繰り出す強者として左之助の前に立ちはだかりました。ここではるろうに剣心における悠久山安慈の詳細をプロフィールから確認していき、同時に『るろうに剣心』の作品概要とあらすじについておさらいしていきます。
悠久山安慈のプロフィール
- 身長:193cm
- 体重:110kg
- 生年月日:1845年11月某日
- 血液型:A型
- 好きな言葉:救世
- 嫌いなこと:無益な殺生
悠久山安慈は宗次郎や宇水に次ぐ十本刀の三番手であり人知を超えた破壊力を有している巨漢な男性です。かつて僧侶として子どもたちの面倒を見ていた優しい人物でしたが、悲劇的な出来事に遭ってしまった時に性格が変化し、るろうに剣心作中では明王の安慈と呼ばれ周囲から恐れられていました。
悠久山安慈のモデルや元ネタ
悠久山安慈のモデルはロックバンド『アンジー』のボーカル・三戸華之介です。悠久山は髪の毛を覆うようにバンダナを巻き目元を黒く塗りつぶしていますが、その外見が三戸さんの容姿を酷似しています。また、悠久山という姓は新潟県長岡市にある悠久山公園であり、かつてその地を愛した長岡藩が松や桜を植えて育てたと伝えられ、るろうに剣心の時代風景と似通っている部分があります。
るろうに剣心の概要
るろうに剣心は和月伸宏によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。明治維新後の日本を舞台にした時代劇で主人公・剣心が過去に犯した罪と向き合い生きる意味を模索する物語が描かれています。1994年より連載が開始されるとジャンプで歴史物は受けないという前評判を跳ねのける勢いで人気を博し、2020年10月時点で全世界シリーズ累計発行部数は7200万部を突破しました。
るろうに剣心のあらすじ
幕末の世に人斬り抜刀斎と称され市民から恐れられていた緋村剣心は、明治維新後に不殺を誓い流浪人として全国を旅していました。贖罪の答えと新たな時代の生き方を模索することを目的に放浪を続ける中、政府に恨みを持つ志々雄真実が明治政府を転覆させようと画策すると、剣心は志々雄の計画に巻き込まれ戦いに身を投じることになります。
【るろうに剣心】悠久山安慈の強さ
ここからはるろうに剣心における悠久山安慈の強さについてまとめていきます。悠久山が所属する十本刀は志々雄真実の配下の中でも選りすぐりの十人で構成された精鋭部隊であり、悠久山はその実力を志々雄本人に認められて加入した経緯を持ちます。十本刀の中でも悠久山の強さはパワーに特化しており、戦闘では二重の極みを駆使して相手を圧倒していきます。
悠久山安慈の強さ①破壊の極意「二重の極み」
二重の極みは悠久児が10年かけて会得した極意で、物質に対してまず一撃目の衝撃を与えた後、75分の1秒を狙って二撃目を撃ち込むことで衝撃を完全に伝えます。全ての物質には抵抗が存在するため衝撃を与える際に無駄な衝撃が生まれてしまいますが、二重の極みはその無駄な衝撃を有効的な衝撃に変化させる武術と言い換えられます。
悠久山安慈の強さ②二重の極み・遠当て
二重の極み・遠当ては腰に携えた刀剣を地面に突き刺し、二重の極みの衝撃を地面に伝えて間接的に攻撃を与える技です。実際に発動した時は地面に与えた衝撃が強すぎるあまり土塊が浮き上がる描写がされ、間接攻撃であっても従来の二重の極みと同等の威力を誇っている様子が描かれました。
悠久山安慈の強さ③極み外し
極み外しは撃ち込まれた二重の極みに対して正拳を撃ち込み、衝撃の伝道の拍子を崩して二連撃を緩和する防御技です。るろうに剣心作中では左之助も二重の極みを習得しており、彼から攻撃を受けた際にこの技が発動されました。衝撃を完全に消去することはできませんがダメージを大幅に減少させることができます。
【るろうに剣心】悠久山安慈の過去や活躍
ここからはるろうに剣心における悠久山安慈の過去や活躍についてまとめていきます。志々雄の配下として作中に登場している悠久山ですが、彼は悲劇に見舞われた悪役とも言える存在でもありるろうに剣心本編中で明かされた彼の過去は言葉を失ってしまうほどの惨劇でした。
悠久山安慈の活躍①かわいそうな過去
悠久山は元々僧侶として身寄りのない子どもの世話をする心優しい人物でしたが、彼を嫌う村長とその派閥は悠久山を気絶させ寺に火を放ちました。そうして目を覚ました悠久山の目に無残に焼けた寺と子どもたちの遺体が映ると、彼の中にやり場のない怒りと悲しみ、そして子どもの1人である椿の「怒る時は心を鬼にしてしっかり怒らなきゃ!」という言葉を思い出し、心を鬼にした破戒僧へ成り果てました。
悠久山安慈の活躍②左之助との出会い
森で修行していた悠久山は剣心を追っていた左之助と出会うと、互いに政府を憎む同志と認め左之助に二重の極みを伝授しようとします。1週間の内に習得できなければ死んでもらうという厳しい条件を課しますが、左之助は激しい修行に耐え抜き最後は満身創痍ながらも二重の極みを発動してみせました。
悠久山安慈の活躍③京都大火
志々雄による京都大火が巻き起こった時、作戦失敗の原因となった巻町操を十本刀の宇水が殺害しようとしましたが、彼の前に悠久山が立ちはだかりました。悠久山は宇水の持つ槍を突如破壊すると無益な殺生な許さないと主張します。そして約半刻の間2人は微動だにせずにらみ合った末、お互い一言も発することなく撤退しました。
悠久山安慈の活躍④アジトでの戦い
比叡山のアジトにて左之助と再会すると、悠久山は志々雄の命令により彼の頭蓋骨を引き抜くために戦うことになりました。二重の極みを習得した者同士の戦いは、創始者である悠久山の方に終始軍配が上がっていましたが、左之助が繰り出した三重の極みによって致命的なダメージを負ってしまい、その上で死んだ子どもたちが救世を望んでいないという訴えに戦意喪失し敗北するのでした。
【るろうに剣心】悠久山安慈の声優
ここからはアニメ版るろうに剣心にて悠久山安慈の声を担当した声優についてまとめていきます。悪役でありながら内側に優しさを秘めている悠久山は、声優の演技によってその魅力がより引き立ち、るろうに剣心シリーズにおいて一躍人気キャラクターとなりました。
悠久山安慈の声優は「原康義」
悠久山安慈を演じている声優は原康義(はらやすよし)さんです。工業高校から大学で演劇専攻に入学した稀有な経歴の持ち主であり、声優としてアニメ作品や映画の吹き替えを担当しながら俳優としてドラマや舞台に出演することも多いです。
原康義のプロフィール
- 性別:男性
- 出身地:東京都
- 生年月日:1952年4月13日
- 身長:169cm
- 事務所:文学座
- デビュー時期:1979年
原康義の主な出演作品
- 黄色い帽子のおじさん(おさるのジョージ)
- 素晴らしきヒィッツカラルド(ジャイアントロボOVA)
- ヤン・ウェンリー(銀河英雄伝説)
- カート・ラッセル(吹き替え)
- カイル・マクラクラン(吹き替え)
【るろうに剣心】悠久山安慈の名言
悠久山は破壊力抜群の強さと悲劇の過去を背負っていることから、るろうに剣心シリーズの中でも屈指の人気キャラクターとして知られています。読者からは、るろうに剣心作中で残した悠久山の名言が評価されることもあり、現在もその人気が衰えていません。ここではるろうに剣心における悠久山安慈の名言についてまとめていきます。
悠久山安慈の名言①「しかし 怒るのはどうも…」
しかし 怒るのはどうも苦手でね いやすまない
出典: renote.net
悠久山がまだ僧侶として活動していた頃、彼は面倒を見ていた子どもの1人椿から「怒る時は心を鬼にして怒らなきゃ!」と指摘されますが、それに対して怒るのが苦手だと正直に答えました。後に明王の安慈と呼ばれる悠久山が穏やかな心の持ち主だったことを分かりやすく表した名言です。
悠久山安慈の名言②「お前に教えたのは基礎中の…」
驕るな、小僧。お前に教えたのは基礎中の基礎。極めるとはこういう事だ
出典: renote.net
比叡山アジトにて左之助と決闘になった悠久山は、同じ二重の極みを駆使する左之助に対して上記のセリフをきっぱり言い放ちました。その瞬間の悠久山にはかつて二重の極みを伝授した師匠としての風格があり、左之助や読者に圧倒的な力の差を披露してみせました。
悠久山安慈の名言③「この子達が輪廻の環を…」
この子達が輪廻の環をくぐり再び転生するその時まで”明王”の安慈は負けるわけにはいかぬのだ!
出典: renote.net
左之助との決闘で不意を突かれてしまい悠久山は致命的なダメージを負ってしまいます。そこで決着がついたかと思われましたが、悠久山は最後の力を振り絞るように上記のセリフを言い放ち再び立ち上がりました。悠久山が明王として志した救世への執念が垣間見える名言です。
【るろうに剣心】悠久山安慈に対する世間での評判や人気
これまで悠久山安慈の強さや過去、声優情報や名言などについてまとめてきましたが、このキャラクターに対してるろうに剣心ファンたちはどのような印象を抱いているのでしょうか?ここでは悠久山安慈に対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
るろうに剣心ファンの間で悠久山について語る人はとても多くかなり人気があるようです。人気な理由は二重の極みを生み出した人物であることや悲しいエピソードなどが挙げられており、十本刀の中では一際高い人気を博していました。
悠久山の過去が明かされた時は彼を襲った悲劇に多くの読者が悲しみを感じていたそうです。本来は心優しかった悠久山が心を鬼にした悪人へと成り変わった経緯と知ると、その内容に納得しながらも可哀そうだと同情してしまったという人が大勢いました。
中には悠久山安慈というキャラクターではなく彼が習得した技・二重の極みが好きだと語る意見も見受けられました。二重の極みはるろうに剣心においても人気がある技で、るろうに剣心をよく知らない人でも名前を聞いたことがあると話すほど有名なようです。
【るろうに剣心】悠久山安慈は悲しい過去のあるキャラだった
悠久山安慈は志々雄に仕える精鋭部隊の1人でありながら、心根は優しく過去の悲劇がなければ心を鬼にすることがなかったキャラクターでした。優しさだけでは生きていけないと口にしつつも、亡くなった子どもたちのことをいつまでも慈しんでいた彼は紛れもなく優しい人物と言えるでしょう。もしも悠久山安慈の活躍を見たことがないと言う人は、るろうに剣心を見返してみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
zeile
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