【るろうに剣心】弥彦の歴代キャストを紹介！人物像や強さについても

『るろうに剣心』に登場する明神弥彦は、東京府士族の息子でしたが明治維新の動乱によって両親を亡くし、不遇な状況に身を置いていました。そんな明神弥彦の人物像に触れる前に彼のプロフィールや、『るろうに剣心』の作品やあらすじについて紹介します。

孤児となった弥彦は”集英組”と言うヤクザに拾われた後、スリとして働かされていました。しかし、緋村剣心や神谷薫と出会い、武士としての誇りを取り戻した弥彦は、ヤクザ達と縁を切り、薫が師範を務める”神谷活心流”の門下生として薫の屋敷で剣心と共に暮らすことになりました。

『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』は週刊少年ジャンプ（集英社）で1994年から1999年まで連載されていた和月伸宏による漫画作品です。明治時代初期の日本が舞台となっている本作品は、連載前に編集者から「時代物は受けない」と言われていましたが、その前評判を見事に跳ね除け大人気作品となりました。現在はジャンプスクエアにて続編となる北海道編が連載中となっています。

伝説の剣客”人斬り抜刀斎”と恐れられた主人公・緋村剣心は、明治維新後”不殺（ころさず）”の誓いを立て流浪人として旅をしていました。旅先で、ある騒動に巻き込まれた剣心は神谷薫と出会い、彼女が住む屋敷で暮らすことになります。剣心は、仲間達との出会いや宿敵達との戦いを通じて、心に秘めた過去と向き合いながら自身の在り方を見つめ直していくのです。

人気漫画『るろうに剣心』は、2012年に映画監督の大友啓史によって初めて実写映画化されました。明神弥彦の実写映画のキャストはシリーズ毎に変わっています。ここからは、明神弥彦の歴代子役キャストについて詳しく紹介します。

2012年8月に公開された、第1作『るろうに剣心』で弥彦の歴代子役キャストを務めたのは田中偉登（たなかたけと）です。2000年1月24日生まれ、大阪府出身の俳優で、幼い頃に読者モデルとして活動していたのがきっかけでアミューズに所属しました。2016年にaoaoへ移籍し、2020年からはAndmoに所属しています。将来の夢は「ハリウッドデビュー」と語る田中偉登は、22歳となった現在もドラマや映画に出演し、活躍しています。

田中偉登の主な出演作品は、『13歳のハローワーク』小暮鉄平役、『東京男子図鑑』相馬新太郎役、『エール』及川志津雄役、『ちむどんどん』 平良三郎（若き日）役、『刑事7人』葛本大翔役、『デメキン』ヨージ役、『惡の華』小島建役、『十二単を着た悪魔』春宮役など多くのドラマや映画に出演しています。他にもCMや舞台でも引っ張りだこの若手俳優です。

2014年8月に公開された第2作『るろうに剣心 京都大火編』、9月に公開された第3作『るろうに剣心 伝説の最期編』で弥彦の歴代子役キャストを務めたのは大八木凱斗（おおやぎかいと）です。2000年8月31日生まれ、京都府出身の俳優で、N.A.C大阪オフィスに所属し、子役の頃から活動しています。

大八木凱斗の主な出演作品は、『カーネーション』 松坂勇（幼少期）役、『べっぴんさん』野上潔（幼少期）役、『わろてんか』北村隼也（15歳） 役、『花燃ゆ』久坂秀次郎役、『忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段』佐武虎若役、『信虎』武田信勝役など多くのドラマや映画で活躍しています。

2021年4月に公開された第4作『るろうに剣心 最終章 The Final』、6月に公開された第5作『るろうに剣心 最終章 The Beginning』で弥彦の歴代子役キャストを務めたのは大西利空（おおにしりく）です。2006年5月16日生まれ、東京都出身の俳優でテアトルアカデミーに13年所属した後、2019年にトップコートに移籍しました。生後5ヶ月で芸能界入りした大西利空は、「優しくて演技も上手い役者になる」ことが夢だと語っています。

大西利空の主な出演作品は、『ゴーイング マイ ホーム』 下島大地役、『なるようになるさ。』千葉誠役、『昭和元禄落語心中』有楽亭八雲（菊比古の幼少期）役、『二つの祖国』賢治（少年期）役、『ぼくのおじさん』春山雪男役、『3月のライオン』桐山零（幼少期）役、『キングダム』信（幼少期）役、『ファーストラヴ』真壁我聞（幼少期）役など、多くのドラマや映画に出演しています。

原作『るろうに剣心』の明神弥彦は、東京府士族の生まれながらも両親の死によって孤独な日々を送っていました。しかし、剣心や薫と出会い新たな人生の道が拓けます。そんな弥彦の人物像や剣の強さについて解説しましょう。

弥彦はプライドがとても高く、子供扱いされるのを嫌う生意気な性格です。相手が誰であろうと年上相手に呼び捨てにし、タメ口で話します。しかし、自分の両親に対しては「父上」「母上」と呼び、父が参加していた彰義隊の武蔵野泰春や、元会津藩士の時雨滝魅（しぐれたきみ）に対しては礼儀正しく接していることから、決して礼儀知らずでは無いようです。また、弱者を守る為に自身より強い相手にも臆することなく立ち向かう勇敢さも持ち合わせています。

弥彦の強さは、潜在していた精神力や体力・剣術の才能を日々の鍛錬によって急激に成長させていきます。”神谷活心流”の門下生となった弥彦は薫の指導の下、「人を活かす剣」を学んでいました。また、近くで剣心の飛天御剣流の剣技を見てきた弥彦は、見様見真似で技を繰り出せるようになります。

剣士を志す弥彦にとって恵まれた環境にあった為、十本刀の”蝙也（へんや）”や六人の同志”乙和瓢湖”、呉黒星の護衛の一人である”玄武”と言った強敵達を見事に倒す実力を身に付けました。その後、15歳となった弥彦は神谷活心流の師範代となり、東日本でも5本指に入る剣士として名を馳せていることが明らかにされています。

弥彦が剣士として立派に成長した背景には、大切な人達との関りがあったからとされています。ここからは、弥彦が心身共に成長したきっかけを作った人間関係についてネタバレ解説します。

弥彦にとって緋村剣心は、剣の道を示してくれた心の師です。直接剣の指導を受けたことはありませんが、常に剣心の戦いを側で見て、肌で感じ、真の剣客として多くのことを学んできました。そして、師範代にまで成長した弥彦は剣心から逆刃刀と”不殺”の信念を託されることになるのです。しかし、北海道編では新たな戦いへ赴くことになった剣心に弥彦は逆刃刀を返しています。

弥彦と神谷薫は弟子と師匠の関係です。”神谷活心流”の門下生となった弥彦は、初めこそは「剣心のように早く強くなりたい」と、稽古を真面目に取り組もうとしませんでした。しかし、菱卍愚連隊から自分達を守ろうと戦う薫を認めた弥彦は心を入れ替え、努力するようになります。薫に対して憎まれ口を叩くものの、薫の危機には必死に助けようとするなど、まるで姉弟のような関係性でもあります。

弥彦と三条燕は友達から恋人関係へと変わっていきます。下級士族の娘だった燕は、没落後に主君であった長岡の命令で牛肉鍋店”赤べこ”に店員として潜入し、強盗の片棒を担がされようとしていました。「協力しなければ赤べこの人間を皆殺しにする」と脅されていた燕に気付いた弥彦は、長岡と戦い見事に勝利します。その後、距離を縮めていった弥彦と燕は恋人同士へと進展しました。将来は結婚し、息子が生まれることになっているようです。

弥彦と塚山由太郎はライバル関係です。由太郎は、父親を見返す為に石動雷十太の下に弟子入りするも、竹刀すら持たされませんでしたが、薫の下で稽古をするようになると、瞬く間に上達しました。しかし、本性を現した雷十太と剣心の戦いに巻き込まれ、雷十太の攻撃を受けた由太郎は二度と剣を握れないと言われてしまい、ドイツで治療を受ける為に渡航することになります。落ち込む由太郎に叱咤した弥彦のお陰でやる気を取り戻し、後に弥彦と同じ師範代となり、燕を巡って争う恋のライバルにもなるようです。

1996年にアニメ化となった『るろうに剣心』に登場する明神弥彦の声は誰が担当したのでしょうか？ここからは、アニメ『るろうに剣心』の明神弥彦の担当声優について紹介します。

弥彦の声を演じたのは、声優の冨永みーなです。生意気で口が悪い弥彦を見事に表現し、強敵に立ち向かう姿をかっこよく演じていたことから、ファンの間でも弥彦のイメージに合っていると話題になりました。

冨永みーなは1966年4月3日生まれ、広島県出身の声優・女優・歌手で、東京俳優生活協同組合に所属しています。映画『鯉のいる村』で子役デビューしたことがきっかけで、劇団こまどりに入団しました。その後、テレビドラマやCMなどで活躍しながら、1975年には声優デビューを果たします。声優業を中心として活動していく中、レコードデビューをした冨永みーなは、80年代後半まで声優界のアイドル的存在となっていました。

冨永みーなの主な出演作品や担当キャラは、『あらいぐまラスカル』アリス・スティーブンソン、『機動警察パトレイバー』泉野明、『めぞん一刻』七尾こずえ、『魔法の妖精ペルシャ』速水ペルシャ、『地獄先生ぬ～べ～』細川美樹、『それいけ！アンパンマン』ドキンちゃん、ロールパンナ、レアチーズ、『サザエさん』カツオなど、少年役から女性役まで幅広いキャラを演じ、ナレーターも務める実力派声優です。

『るろうに剣心』に登場する明神弥彦の評判についてSNS上の声を調べたところ、師範代となった弥彦の活躍が見たいと言った声がありました。現在連載している北海道編の単行本が発売されたら必ず購入すると、気合を入れているようです。

『るろうに剣心』は弥彦の成長物語だと言った声もありました。京都編で十本刀の蝙也と戦い勝利したシーンは興奮したと感想を述べています。

弥彦の強さは初登場時から認識していたと言った声もあります。複数の大人達相手に怯むことなく戦いを挑む姿が大好きだと感想を述べていました。

剣士として成長していく弥彦ですが、もしも別の世界に存在していたらどのような人物となっているのでしょうか？ここからは『弥彦がもしも〇〇だったら』と題して、「友達」「弟」「彼氏」の3パターンについて予想していきます。

弥彦がもしも友達だったら、お互いをライバルとして意識しつつも良い関係を築き、年齢を重ねても仲良く付き合っていける関係になりそうです。口は悪くても、決して卑下することなく、相手を尊重して接してくれる友達になるのではないかと予想されます。

弥彦がもしも弟だったら、生意気でも頼りになる存在となりそうです。兄や姉を馬鹿にしつつも心では尊敬し、何かあればどこにいても必ず駆け付けてくれるのではないかと予想されます。

弥彦がもしも彼氏だったら、ぶっきらぼうでも優しく寄り添ってくれそうです。態度には出さずとも、相手を心から大切にし、一途に思ってくれる存在になるのではないかと予想されます。

実写映画『るろうに剣心』の弥彦の子役キャストは3人います。映画制作が決定し、続編が公開されるまでには時間を要する為、1人の子役が少年役を演じ続けるには難しいことが理由となっているようです。弥彦の歴代子役キャストを務めた俳優達は現在も様々な作品に出演し、活躍しています。シリーズ毎に変更した弥彦の歴代子役キャストに注目しながら、実写映画『るろうに剣心』を観てみるのも良いかもしれません。