【るろうに剣心】アニメを見る順番のおすすめは？時系列やあらすじも

『るろうに剣心』の作者は漫画家「和月伸宏（わつきのぶひろ）」であります。新潟県出身であり高校在学中に発表した作品で手塚賞佳作に入賞し、漫画家としての活動が始まります。るろうに剣心はなんと自身初の連載漫画であり、以降「武装錬金」や「エンバーミング」など数々のヒット作を世に生み出してきました。るろうに剣心連載中のアシスタント組から数々の有名漫画家を輩出していることは有名で、シャーマンキング「武井宏之」やワンピース「尾田栄一郎」もここから誕生しています。

『るろうに剣心』は1994年から週刊少年ジャンプにて連載がスタートした、大人気漫画です。連載開始時ジャンプ黄金期と言われていた、数々の連載が終了し暗黒期に突入するタイミングでした。そんな苦しい時代を切り拓いた代表漫画であります。アニメや劇場版、OVAなども合わせるとそのシリーズ総数はかなりの数になり、最新シリーズの北海道編は2017年からジャンプスクエアにて連載がスタートしています。これほどまでに一つの作品が長く愛されている事例は他に類を見ないと言えます。

幕末の時代に存在した伝説の剣客は「人斬り抜刀斎」として恐れられ、その名を轟かしていました。そして時は流れて明治時代、自身の剣術道場の存続危機に悩む神谷薫（かみやかおる）は、流浪人「緋村剣心（ひむらけんしん）」と名乗る謎の男と遭遇します。殺さずの信念をもとに全国を旅している、どこか掴めない抜けた人物でした。しかしこの2人の出会いが、これから先の運命を大きく変える出来事となるのです。

『るろうに剣心』のアニメシリーズは、劇場版、OVA含め大きく6シリーズに分かれおり、公開の順番は上記の通りとなっています。しかしこの順番に見ていくと、ストーリーの時系列が、行ったり来たりするというデメリットもありました。

『るろうに剣心』のアニメシリーズは、時系列の順番にすると上記の通りとなっています。TVアニメオリジナルとの間に、いくつかのシリーズが入っているのと、TVアニメより前の前日譚がひとつある、というのがここでのポイントです。

『るろうに剣心』のアニメシリーズを見ていく順番として、ストーリーを流れを重視し、登場人物の感情などをより深く理解しながら進めていきたい方には、時系列の順番で進めるのがおすすめです。しかし時系列の順番で見ていくと制作時期が前後してしまうため、アニメーションのクオリティーにバラつきが生じ、いきなり画質が落ちるなど、少し見にくく感じてしまう恐れがあります。そいった理由が離脱の原因になることも多いため、本記事では公開順で見ることをおすすめします。

『るろうに剣心』は東京編からこの長編ストーリーの歴史は始まります。アニメ27話までとなっており、そのあらすじは神谷薫、明神弥彦（みょうじんやひこ）相楽佐之助（さがらさのすけ）との出会いを描き、最初の見どころは暗殺者「鵜堂刃衛（うどうじんえ）」との戦いです。剣心が「人斬り抜刀斎」の人格を取り戻してしまう名シーンが見どころとなっています。

次のエピソードは、追われていた高荷恵（たかにめぐみ）と出会い匿ったことで、元江戸城隠密部隊、御庭播州（おにわばんしゅう）との激闘が繰り広げられます。そこでお頭「四乃森蒼紫（しのもりあおし）」との一戦はこのシリーズ1番の盛り上がりを見せました。この一戦は思いもよらない形で終着し、蒼紫が「お前を殺すのは俺だ」と剣心にセリフを残し逃亡します。これが東京編のストーリーでした。

『るろうに剣心』の京都編は、蒼紫戦のあと休む暇もなく訪れます。アニメ62話までとなっておりそのあらすじは、剣心が、政府に殺されかけたことで復讐心を激らせる「志々雄真実（ししおまこと）」の暗殺を任命されます。志々雄はそもそも人斬り抜刀斎の後釜として雇われていた人物であり、自分にも責任を感じた剣心は、その命令に従い誰も危険に晒したくないという理由から、単身で京都に乗り込むことを決めます。

剣心の動向を追っていた蒼紫や、やはり心配になって追いかけてきた佐之助や弥彦、そして志々雄一派が一同に京都へ集結してしまう非常に緊迫した展開となります。剣心の師匠でもある比古清十郎（ひこせいじゅうろう）や蒼紫を探している元御庭播州メンバーの巻町操（まきまちみさお）などの重要人物も登場し、物語はより白熱していきます。

数々の激闘を繰り広げ、剣心と志々雄の頂上決戦が始まります。長く激しい戦いの末、剣心はほぼ瀕死の状態まで持ち込まれますが、なんとか勝利を収めます。以上が京都編のストーリーであり、ここはるろうに剣心史上1番の人気シリーズと言っても過言ではありません。

『るろうに剣心』のTVオリジナル編は63話以降からはじまり、そのストーリーは全編原作に登場しません。ただし79話から82話にある「勝海舟編」のみ、1996年に出版されたノベルズ版の一編「月の世界へ」が原作となっていました。その他「天草翔伍編」「黒騎士団編」「風水編」などが放送されるのですが、どれも完全オリジナルであるため、原作ファンの間では賛否が分かれています。オリジナル編の制作は、アニメの進行が原作に追いついてしまったことが理由でした。

『るろうに剣心』の劇場版アニメになります。あらすじは、剣心たちが偶然横浜で出会った元幕末の剣士時雨達魅（しぐれたつき）と、幼い頃に兄を亡くした高槻朱鷺（たかつきとき）とのエピソードです。腐敗した明治政府に憂えている時雨が反乱を起こそうと企てていました。

しかしこれでは歴史の繰り返しであると、剣心らが止めに入ります。戦いの結果多くの命がなくなってしまい、みんな平和を求めているにも関わらず、信じる道を一歩間違えば誰しもが同じ様な結果を辿ってしまう。そんなメッセージの込められたストーリーとなっていました。

『るろうに剣心』の追憶編はテレビアニメシリーズの放送が終了した後、OVAで発売されたシリーズとなっています。時系列で言うとアニメシリーズより前、つまり一番最初のエピソードであり、主なあらすじは「剣心がなぜ人斬り抜刀斎になったのか」が描かれます。さらに追憶編は、その映像美やリアリティーなアニメーションも話題で、貴重な剣心の幼少期なども見ることができる、非常に評価の高いシリーズとなっております。

『るろうに剣心』の星霜編は、原作漫画最終話のその後を描いたシリーズとなっています。舞台は原作終了時から10年以上が経過しており、剣心は過去の償いという理由から、妻の薫と息子を残して再び旅に出ています。前半はほぼ薫の回想シーンが続き、後半からは剣心が戻ってきたエピソードが描かれます。

帰ってきた剣心は不治の病にかかっており、遂には病状が悪化して亡くなってしまうまでのストーリーでした。独特なキャラクターデザインや、話の内容が終止暗いといった理由から、ファンの間では賛否両論あるシリーズとなっています。

『るろうに剣心』の新京都編は、前作星霜編から約9年ぶりに帰ってきた新作アニメーションであり、一部劇場では放映もされていました。このストーリーはその名の通り、テレビアニメ京都編をリメイクしたものになります。大きく違うところは、巻町操からの視点で描かれているという点で、元々人気の高かった京都編が、綺麗な映像と迫力の戦闘シーンで描かれており、非常に評判の良いシリーズでした。

『るろうに剣心』の新アニメプロジェクトが始動したと10月に発表されました。放送開始時期の詳細は未だ発表されておらず、現時点では2023年フジテレビ「ノイタミナほか」にて放送となっています。ちなみにノイタミナとは、毎週木曜24時55分からスタートする深夜アニメ枠のことであり、人気の高いアニメが頻繁に放送されることで注目の枠です。

『るろうに剣心』の新アニメの内容は、数々の憶測が見られました。まだアニメでは描かれたことがない京都編のその後、雪代縁（ゆきしろえにし）が登場する「人誅編」や現在連載中の「北海道編」なども候補として上がっておりました。しかしどうやら原作第1話からを再構築し、現在のアニメファンに再度届けるというコンセプトだとの発表があり、第一弾PVも公開されていました。作画やアニメーションが現代風にアレンジされており、期待の高まる声が相次いでおります。

『るろうに剣心』アニメシリーズにて、緋村剣心の声優はこれまで長年務めてこられた「涼風真也」のイメージが強いなか、今回声優陣は一新されることになり、その重役に抜擢されたのが声優の「齊藤壮馬」でした。ここでは斉藤壮馬について詳しく紹介していきます。

緋村剣心を務める「斉藤壮馬」は、高校時代の環境に馴染めず学校を休みがちであり、自宅でアニメや映画を見て過ごす時期がありました。そんななか「ぼくらの」のコエムシ役を務める石田彰に憧れを抱き、声優という仕事に興味を持ち始めます。卒業後は早稲田大学文学部に進学し、同時に声優養成所へも通うことを決め、学業との両立に苦労するも2010年に声優デビューを果たしました。声優界きっての読書家という顔も持ち合わせています。

『るろうに剣心』にて主人公緋村剣心の声優を務める「斉藤壮馬」の、これまで出演した主な作品を紹介していきます。「ハイキュー」山口忠役で注目を集め「アカメが斬る！」タダシ役で初主演を務めました。その後「ダイヤのA」向井太陽「あひるの空」常盤時貴「空挺ドラゴンズ」ジロー「さんかく窓の外側は夜」迎系多「ブルーロック」千切豹馬、などを担当しています。

『るろうに剣心』新アニメシリーズにて、神谷薫役もキャスト変更され「高橋李依」が務めることになりました。こちらもメインヒロインという主要人物であるため、これまでの印象が強く残っているなか、その重役を務める高橋李依について詳しく紹介していきます。

神谷薫を務める「高橋李依」が、声優に興味を持ったきっかけとなった作品は、毎週欠かさずに見ていた「ひぐらしの鳴く頃に」でした。高校在学中放送部に所属しており2年生の頃、アニメ甲子園ボイスアクト部門で優秀賞を受賞します。高校卒業後から声優養成所に入所し本格的に声優を目指し、2013年にデビューを果たしました。また2015年からは声優ユニット3人グループの「イヤホンズ」として、アーティスト活動も積極的に参加しています。

『るろうに剣心』新シリーズの神谷薫を演じる高橋李依の、これまで出演したその他主な作品を紹介します。「それが声優！」一ノ瀬双葉役で主演を務め、同時期に放送されていた「乱歩奇譚」「がっこうぐらし！」と次々に主演を務め注目を浴びます。その後「魔法つかいプリキュア！」朝日奈みらい「からかい上手の高木さん」高木さん、さらに2023年注目のアニメ作品「推しの子」にて星野アイを務めるなど、まさに現在最も注目されている声優のひとりと言っていいでしょう。

『るろうに剣心』のアニメシリーズについて、視聴順番やその複雑さ、また新アニメプロジェクトに対する意見や、その注目度について世間からのリアルな声を紹介していきます。

『るろうに剣心』のアニメ版について、これから見ようとする方の中には、やはり順番がよくわからないと言った声が多く見られました。それだけシリーズの種類もたくさんあり、少しわかりにくい構成になっているということです。

『るろうに剣心』の新プロジェクトのストーリー構成について、何編までが再構成されるのかについて疑問を抱く意見がありました。旧作は公開の順番と時系列の順番が異なるため、そこが新作ではどのように描かれるのか、期待の声の中に不安の声も混じる、そういった様子でした。

『るろうに剣心』のアニメ版は、前情報無しに見ていくには少し混乱してしまうのですが、佐藤健が主演を演じる実写映画版も非常に人気が高く、実はそちらも併せて見ているとより時系列が複雑になり、頭がパニックになるという意見が多く見られました。見る順番を間違えて、後悔されている方もおられるようです。

『るろうに剣心』のアニメ版は、数々のシリーズが存在しその公開順と時系列がバラバラになっており、困惑している視聴者が多数おられました。最後まで集中して違和感なく見ることができる視聴方法は「公開された順番」であることを本記事ではおすすめ致します。またるろうに剣心本編において、特に重要なストーリーは東京編から京都編であるということも、その理由のひとつに挙げられます。是非2023年新アニメシリーズ放送前に、旧作のおさらいをしてみてはいかがでしょうか。