【ナルト】小南(こなん)は暁の紅一点！強さや使用術・名言を紹介

『NARUTO-ナルト-』に登場する「小南（こなん）」は各国の抜け忍10名で構成された「暁」メンバーの紅一点です。暁は個々の能力が高い者達が集まった犯罪者集団でもあります。そんな暁の紅一点・小南の特徴や強さを解説する前に、小南の人物像について触れていきましょう。

『NARUTO-ナルト-』に登場する暁のメンバー・小南は、青紫色の髪のロブヘアに紙で作った花のコサージュを付けている女性です。性格はとても冷静で抑揚のない話し方をしますが、相手を気遣う優しい心の持ち主でもあります。戦争孤児となった弥彦や長門と共に、自来也の弟子となり忍術の修業をしていました。

自来也から独立した小南達は争いを起こさずに和平を訴える組織「暁」を結成して、弥彦をリーダーに活動を続け支持者も増えていきます。しかし、雨隠れの里の主導権を奪われる事を恐れた半蔵は、木の葉のダンゾウと結託して暁を騙し討ちし、弥彦は死亡してしまいました。弥彦の死によって暁の本来の目的とは全く違った組織へと変貌していきます。

『NARUTO-ナルト-』は漫画家・岸本斉史（きしもとまさし）先生による少年漫画で1999年から週刊少年ジャンプ（集英社）から連載されました。2014年まで連載された本作は国民的人気作品となり、アニメ化やゲーム、映画や舞台など多くのメディアが展開されています。

『NARUTO-ナルト-』に登場する落ちこぼれ忍者の主人公・うずまきナルトは、産まれて間もなく体内に尾獣「九尾の妖狐」を封印され、里の住人から厄介者扱いされていました。しかし、火影になる事を目指すナルトは逆境を跳ね除けながら、直向きに修業や任務をこなしていきます。多くの仲間や師の支えによってナルトは立派な忍へと成長していくのです。

暁の紅一点である小南の特徴や強さについて見ていきましょう。小南の使用する術にはある特徴があります。その特徴から「天使様」と呼ばれるようになりました。まずは小南が「天使様」と呼ばれる理由から解説します。

小南が「天使様」と呼ばれる理由は、雨隠れの里の住人達が「神」と崇めるペイン六道（長門）の補佐としていつも隣に寄り添っているからです。弥彦の遺体を使い、ペイン六道として操っていた長門は外道魔像の口寄せの影響で体の自由を奪われてしまいました。そんな長門を支える為、小南はペイン六道の側に居たのです。小南は雨隠れの里を守る神の為に寄り添う優しい天使のように見えたのでしょう。小南は美しい容姿をしている為、雨隠れの里の住人にとって憧れの存在だったのかもしれません。

暁のメンバーは全員、黒地に赤い雲の模様が描かれたコートを着用しており、小南のコートの下がどうなっているのか気になるファンも多くいたようです。作中ではコートの下のシーンが描かれてなかったのですが、作者の岸本先生による暁メンバーのコートの下の服装デザインが公表されています。小南は上下体にフィットしたタートルネックインナーを着用しており、開いている腹部からへそピアスが見えていました。移動や戦闘の為に動きやすさを重視した衣装になっていると考えられます。

小南の強さは未知数とされていますが、伝説の三忍と謳われた自来也の弟子だった事を考えると実力は高いでしょう。そんな小南は紙を使用した術で戦います。幼少期から折り紙が大好きだった小南。紙を媒介にして水や炎による攻撃を跳ね返す特徴があります。それに加え、自身の体を紙に変化させ分解する事で標的の拘束や偵察、飛行や武器を生成して攻撃も可能にする汎用性の高さもあります。

『NARUTO-ナルト-』の作中で多くの感動シーンを残している小南。そんな小南の代表的な感動シーンを名言と共に紹介しましょう。小南の登場シーンでは彼女の強い意志や長門と弥彦に対する優しい心、そしてナルトへ託した夢など感動する場面ばかりです。

ナルトを危険視したトビ（うちはオビト）の忠告に対して言った名言です。厳しい修業を重ね、人として忍としても大きく成長したナルトに注意するよう暁のメンバー・トビが小南とペイン天道（長門）に伝えます。しかし、ペインは今まで負けた事はない為忠告は必要ないと返し、トビもその言葉に納得しました。このシーンから小南はペインに対して絶対的信頼を寄せている事が窺えます。

長門と対話した後に小南がナルトに言った名言です。亡くなる前に長門はナルトに自分の夢を託します。長門の死を見届け、ペイン天道の遺体回収に向かいました。ナルトはペイン天道が弥彦だった事を初めて知ると、小南は弥彦と長門の夢を託し、自身も二人の夢を追い掛けると誓った感動シーンです。

うちはマダラ（トビ/うちはオビト）との戦闘中に小南が言った名言です。雨隠れの里に埋葬された長門の輪廻眼を狙うマダラを阻止する為、必死に戦う小南。しかし、マダラの時空間忍術に苦戦します。起爆札の紙海で抗戦しますが幻術「イザナギ」によって破られ刀で刺されてしまいました。その時、止む事のない雨が上がり空に虹が掛かったのを見た小南は、ナルトは平和の懸け橋だと告げ、術を発動させるも幻術によって二人の遺体の場所を吐かされ命を落とします。

弥彦と長門の夢の為に懸命に生きた小南を、アニメ『NARUTO-ナルト-』では誰が務めたのでしょうか？ここからはアニメ『NARUTO-ナルト-』の小南役を演じた声優について紹介します。

アニメ『NARUTO-ナルト-』で小南役を演じたのは「田中敦子」さんです。田中さんは知的でクールな姉御肌役を演じる事が多い実力派声優です。落ち着いた口調ながらも意志の強さが感じられる小南を見事に演じています。

田中敦子さんは、1962年11月14日生まれで群馬県出身の声優・ナレーターです。声優志望では無かった田中さんは、当時所属していた舞踏団で声の仕事をしている人の紹介で東京アナウンスアカデミー（現：東京アナウンス・声優アカデミー）へ通い始めます。知人の紹介がきっかけとなって声優を志した田中さんは、多くのアニメや吹き替えを務め、2020年第14回声優アワード外国映画・ドラマ賞を受賞しました。

声優・田中敦子さんの主な出演作品は『攻殻機動隊』草薙素子、『機動戦士Vガンダム』ユカ・マイラス、『Fate/Stay night』キャスター、『名探偵コナン』領域外の妹/メアリー・世良、『呪術廻戦』花御など、他にも多くの人気アニメや洋画吹き替えを担当しています。

『NARUTO-ナルト-』に登場する暁の紅一点・小南についての世間での評判について調査したところ、小南の美貌や性格が大好きだと言う声が沢山上がっていました。弥彦と誕生日が一緒な事もあり、二人を祝うメッセージや天使の姿をした小南のイラストなどがSNS上に多く上げられています。

小南の子供時代が可愛いと言った声も多数ありました。子供時代の小南は優しく笑顔が可愛い女の子でした。他にも大人になった小南が繰り出す忍術は作中一の芸術技だと賞賛している人もいるようです。

小南の全てが美しいと言った声もありました。天使のように長門を信じ支えてきた強さやナルトに夢を託し、命を落とした小南。本当の強さは力だけではない事を体現した女性だったと感動している人もいるようです。

『NARUTO-ナルト-』では冷静沈着で抑揚のない話し方が特徴的な小南ですが、もしも暁ではない別の存在として生きていたらどのような人物になっていたのでしょうか？ここからは「小南がもしも〇〇だったら」と題して、「彼女編」「母編」「学校の教師編」について考えます。

小南がもしも「彼女」だったら、彼氏を見守り支える献身的な女性になるのではないでしょうか。彼氏の夢を応援し、自分が出来る事があれば協力する心強い存在になりそうです。そんな小南の姿はまるで天使のように感じるかもしれません。

小南がもしも「母」だったら、厳しくも優しい家庭的な女性になるのではないでしょうか。子供が小さいうちは得意の折り紙で一緒に遊んだり、大きくなったら悩み事の相談を聞いてアドバイスをしてくれるしっかり者の母になりそうです。

小南がもしも「学校の教師」だったら、生徒が授業で疑問に思った事に関して理解できるまで丁寧に指導してくれる教師になるのではないでしょうか。授業だけではなく、親や友達に言えない生徒の悩みにもしっかり向き合ってくれる優しい教師として生徒から慕われる存在になりそうです。

『NARUTO-ナルト-』に登場した小南は、暁メンバーの紅一点で強いキャラだという事がわかりました。小南は紙を使用した特徴的な術で標的を翻弄し、マダラとの戦いのシーンでは弥彦と長門の夢をナルトに託しながら必死に立ち向かい命を落とします。小南の生い立ちや強さについてはペイン編で見る事ができるので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。