【ナルト】カブトの正体や過去を徹底調査!性格や強さについても紹介
『ナルト』の薬師カブトは大蛇丸に付き従う以前の過去が作中で語られていて、その結末は悲しい内容になっていました。本記事では『ナルト』の薬師カブトについて、過去で重要な人物となる薬師ノノウとの関係や忍としての強さなどをまとめました。
目次
【ナルト】カブトとは?
『ナルト』の薬師カブトは中忍試験から登場しており、その正体が大蛇丸の部下であったことはわかりますが、詳しい過去について語られてたのは第四次忍界大戦からでした。そんな『ナルト』の薬師カブトについてプロフィールを紹介します。
薬師カブトのプロフィール
『ナルト』の薬師カブトは2月29に生まれのうお座、身長176.2cm(5年後は177.0cm)、体重65.5kg、血液型AB型の男性です。登場初期は音隠れの里の忍者として登場していましたが、その正体は大蛇丸の部下で、スパイとして里に潜り込んでいました。
ナルトの概要
『NARUTO -ナルト-』は1999年から2014年にかけて『週刊少年ジャンプ』に連載され、ジャンプ・コミックスから全72巻が刊行されています。忍が中心となる世界で様々な術を使用したバトルが繰り広げられます。連載当時はジャンプの代表的な作品であり、2002年から2017年にかけてアニメが放送されていました。
ナルトのあらすじ
火の国の木ノ葉の里に住むうずまきナルトは、幼少期に九尾の妖狐を封印され、そのことから里の者に疎まれていました。そんな中で、ナルトは里でいたずらを行いながらも里の長である火影となることを目標としていました。そして、ある事件で皆がナルトを疑う中で自分を信じてくれたアカデミーの教師・うみのイルカに認められ、正式に下忍となるのでした。
【ナルト】カブトの正体や過去・その後
『ナルト』の薬師カブトは第四次忍界大戦編において黒幕の1人として暗躍していましたが、そこに至るまでの過去や本当の正体については壮絶なものでした。そんな『ナルト』の薬師カブトの正体や過去、忍界大戦後について紹介します。
カブトの正体や過去
『ナルト』の薬師カブトは大蛇丸の部下として登場していますが、最初から部下だったわけではなく、途中で大蛇丸に付き従っています。しかし、それ以前の薬師カブトの人生はなかなかに過酷なものでした。そんな薬師カブトの過去と関係性のある人物を見ていきましょう。
過去①マザーの孤児院で生活していた
『ナルト』の薬師カブトは第三次忍界大戦時に孤児となっており、その時点で頭に怪我を負ったことから両親の存在や自分の名前を忘れていました。そんな中、孤児院の院長であるマザーに拾われて、たまたま被っていた兜からカブトという名前が付けられました。また、孤児院で読み書きができないように思われていましたが、実際は視力が悪いからであるとマザーが察して、彼女からメガネを譲り受けます。
過去②ダンゾウに目をつけられる
『ナルト』のカブトはマザーの教えから幼いながらも医療忍術を習得するなど、非凡な実力を発揮していきます。しかし、ある日孤児院に志村ダンゾウが訪れ、マザーが元々は薬師ノノウという根の者であることから、ある長期任務へ参加するように言います。孤児院の援助や子供達を脅しの材料に使われたノノウは了承しますが、さらにダンゾウは子供の1人を根として寄越すように言います。その標的となったのがカブトでした。
過去③根へと加入する
『ナルト』のカブトはダンゾウとノノウの話を聞いており、結果として根に加入することになりました。そして、孤児院を出てから5年間、スパイとして活動していました。しかし、ダンゾウはノノウやカブトの優秀さを危険視するようになり、関係性の深い2人を同士討ちさせようと考え始めます。
過去④ダンゾウの策略
『ナルト』のダンゾウはカブトとノノウを同士討ちさせる策略として、ノノウに対してはカブトと似ている人物の写真を渡して、成長したカブトを本人だと認識できないように仕向けました。そして、ダンゾウは本物のカブトを敵の工作員としてノノウと対面させ、その工作員を殺せばカブトを返すという約束をします。
過去⑤カブトとマザーの別れ
『ナルト』のカブトとノノウはダンゾウの策略を知らないまま戦い始めてしまい、カブトはノノウに重傷を負わせます。そこでようやく相手がマザーであると気付き、治療しようとしますが、成長したカブトを本人と認識できないノノウはカブトを誰だと言ってしまいます。育ての親から忘れられたと思い込んだカブトは動揺し、治療を続けられず、その場を去ってしまいました。
カブトと大蛇丸の関係
『ナルト』のカブトは、マザーとの一件からアイデンティティを確立できずにいましたが、そんな彼の前に大蛇丸が現れ、ダンゾウの策略を教えます。そして、大蛇丸が自分を殺すために向かわされたと察して戦いを挑みますが、大蛇丸は脱皮して蘇生するという離れ業を見せます。それから大蛇丸はカブトを部下として引き込むような言葉をかけ、カブトは根を抜けて、ノノウの苗字である薬師を名乗るようになりました。
カブトのその後はどうなった?
『ナルト』の薬師カブトは、第四次忍界大戦において穢土転生によって、過去の強者達を復活させて暗躍しますが、最終的には生き残って大戦での贖罪を望むようになっていました。そして、大戦が終わった後はマザーの孤児院を引き継いで、児童養護施設の園長として子供達を導くようになりました。仲間には孤児院にいた頃の幼馴染で、カブトに兜を被せたウルシが付いています。
【ナルト】カブトの性格や強さ
『ナルト』の薬師カブトは過去の経緯から複雑な性格をしている一方で、忍としてはかなりの強さを兼ね備えています。そんな『ナルト』の薬師カブトの性格や強さを紹介します。
カブトの性格
『ナルト』の薬師カブトは計算高い性格であり、自らの目的のためであれば周りの犠牲などは考えない人物です。しかし、その性格は孤児として自分が何者かわからない状態からアイデンティティを確立できない焦りを含んでいました。一方で、薬師ノノウの教えから得た医療忍術は作中での負傷者に対して理由もなく使うなど、性格とは矛盾する行動を取ることもあります。
カブトの強さ
『ナルト』の薬師カブトは、幼い段階から医療忍術を身に付ける優秀な能力を持っていましたが、戦闘における強さも並みの忍以上の実力を備えています。また、大蛇丸がサスケによって殺された後は、大蛇丸の細胞やチャクラ、その他の実験体を取り込みさらに強さを手に入れています。そして、白蛇仙人の修行から蛇の仙人モードも取得しています。
カブトの使用する忍術
『ナルト』の薬師カブトが作中で使用した術は火遁、水遁、土遁、医療忍術、幻術、口寄せと非常に豊富な種類があります。また、大蛇丸の細胞及び実験体を取り込んだ際には、音の四人衆の血継限界も使用していました。さらに仙人モードでは仙術も使えたため、非常に広い範囲で術を使えます。
【ナルト】カブトの声優
アニメ『ナルト』で薬師カブトは序盤から登場しており、マザーとの過去や正体に関するシーンが描かれました。そんなアニメにおける薬師カブトの声優を紹介します。
カブトの声優は「神奈延年」
アニメ『ナルト』で薬師カブトを演じた声優は神奈延年さんです。登場初期で正体がわからない頃は先輩風を吹かす真面目な青年のように演じていましたが、正体がわかった際は相手を見下す尊大な態度でも演じています。また、大蛇丸の細胞を取り込んだ後にはやや低めの声の演技に変えていました。
神奈延年のプロフィール
神奈延年さんは東京都出身で、1968年6月10日生まれの声優・ナレーター・俳優・歌手です。3歳の頃から子役として活動していましたが、中学から高校にかけては学業に専念するために休業していました。そこから大学受験に失敗した際に劇団青社で舞台の道に進み始め、同時に現在の事務所である青二プロダクションへ所属しました。それから1991年に本名の林延年で声優デビューを果たします。
神奈延年の主な出演作品
神奈延年さんの主な出演作品としては、『マクロス7』の熱気バサラ、『名探偵コナン』の松田陣平、『PROJECT ARMS』の高槻涼、『AIR』の柳也、『恋する天使アンジェリーク シリーズ』の風の守護聖ランディ、『Fate/stay night』のランサー、『純情ロマンチカ』の草間野分、『リトルバスターズ!』の井ノ原真人などがあります。
【ナルト】カブトに対する世間での評判や人気
ここでは『ナルト』の薬師カブトについて世間での評判や人気を紹介します。大蛇丸の部下という印象から第四次忍界大戦で人体な被害をもたらした印象に変わっていましたが、過去の経緯を知ると悪く言い切れない面もあるなど、様々な意見が出ています。
『ナルト』の薬師カブトの過去について、悲しい結末だったという感想が多数出ていました。ダンゾウさえ関わらなければカブトが作中の道を進むことはなく、しかも恩師を自分の手で殺してしまったと考えると、救いようのない状態だと思った人が多いようです。
『ナルト』の薬師カブトについて、血統に関係なく忍としての強さや実力を手に入れている点を評価する意見がありました。作中では血統を重んじる傾向がある中で、出生が不明なカブトは大蛇丸の細胞などは取り込みながらも、仙人モードの取得はきちんと修行して身に付けています。そのような努力で強さを手に入れた点に魅力を感じる人もいるようです。
『ナルト』の薬師カブトが児童養護施設の園長になったことについて、薬師ノノウとの関係性や本当に贖罪する意思があるとわかるから良いという意見がありました。第四次忍界大戦の行いは決して許されるものではなく、読者やファンの間でも意見が分かれるところですが、カブトが自らの意志で償いながら子供達を導く姿は感傷的になると思う人もいるようです。
【ナルト】カブトには壮絶な過去があった
『ナルト』の薬師カブトは、第三次忍界大戦時に孤児として拾われた過去があり、そこでマザーの薬師ノノウとの関係性を築きますが、ダンゾウの策略からノノウを自ら殺してしまう悲しい結末を迎えました。しかし、第四次忍界大戦の贖罪としてノノウの孤児院を引き継ぎ、最終的には子供達を導く立場になっています。そんなカブトの活躍を漫画やアニメでチェックしてみてください。
この記事のライター
十文字猛
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。