【ヒロアカ】物間寧人の個性や能力について解説！名言や声優も紹介

『ヒロアカ』の物間寧人は、雄英高校ヒーロー科1年B組の生徒です。何かと目立つA組を目の敵にしていますが、B組の仲間に対しては親切です。5月13日生まれのA型で、身長は170cmあります。ややタレ目でやる気がなさそうに見えますが、プライドは人一倍高いキャラです。ヒーロー名はファントムシームで、好きなものはフランス料理とバンド・デシネです。

ヒロアカの正式名称は、『僕のヒーローアカデミア』です。集英社の週刊少年ジャンプで、2014年に連載が始まりました。作者の堀越耕平さんは、ヒロアカが3作目の連載作品となります。ヒロアカはアニメや舞台、ヴォイスコミックなど、さまざまな分野でメディア化されました。日本だけにとどまらず海外でも人気の漫画で、世界の累計発行部数は6,500万部を突破しています。

主人公の緑谷出久は、何の能力も持たない無個性の少年でした。ヒーローになることを夢見ていた緑谷は、あるとき憧れのヒーローであるオールマイトと出会います。オールマイトは、無個性の緑谷が敵（ヴィラン）から友達を助け出そうとする姿に感銘を受けます。そして、緑谷を自分の継承者にすることを決めました。オールマイトの個性を受け継いだ緑谷は、雄英高校ヒーロー科に入学し、ヒーローになるために修練を重ねるのでした。

ヒロアカの物間寧人は、「コピー」という個性を持っています。この個性は、触れた相手の個性を5分間使うことができるようになる能力です。コピーした能力は2つ以上同時に使用することはできませんが、複数の個性をストックしておくことは可能です。

使い方次第によっては脅威となる個性ですが、コピーする相手がいないと意味がありません。また、相手が強すぎて、触る前にやられてしまうということもあります。このように、そのときの状況に応じて戦略を組み立てる必要があるため、かなり扱いが難しい個性でもあります。

ヒロアカの作中で、物間寧人は「スカ」という言葉を口にします。物間の個性は他人の能力をコピーできますが、個性の本質までコピーすることができません。そのため、ファットガムや緑谷出久のようなエネルギー蓄積型の個性は、コピーしても使い物にならないのです。このように、コピーしても役に立たない個性のことを、物間は「スカ」と呼んでいます。

ヒロアカの物間寧人のヒーロー名は「ファントムシーフ」ですが、英語で書くと「phantom thief」となります。日本語に訳すと「怪盗」で、物間の個性が由来になっていると推察できます。物間寧人のヒーローコスチュームはタキシードのような衣装で、このコスチュームからも「怪盗」を意識していることがわかります。

こちらの名言は、ヒーローの仮免試験の前に物間寧人が言った名言です。常日頃からA組に嫌味を言い続けている物間ですが、このセリフはすでに嫌味の範疇を超えています。ここまでストレートに言われると、逆に清々しさを感じてしまいます。しかし、A組とB組が別会場であることを知ると、明らかにほっとした顔をしていました。その直後「A組を直接倒せなくて残念だ」と言う物間は、何か精神的な病気ではないかと本気で怪しまれていました。

雄英高校の期末試験で、1年A組は5人も赤点が出てしまいます。そのことに嫌味を言ってきたのが、A組を敵視している物間寧人でした。この後「B組は1人しかいない」と続けるのですが、その1人とは物間自身のことでした。赤点の補習を受けながらもこのセリフを吐ける精神には、嫌味を言われたA組のメンバーたちも感心していました。

この名言は、A組とB組の対抗試合のときに物間寧人が言った名言です。爆豪勝己たちのチームに負けたB組は、そこで敗北が決定してしまいます。A組に勝てなくなってしまったことを謝る取蔭切奈に、物間はこの名言を送りました。このセリフだけ聞くと非常に感動的な名言に聞こえますが、このセリフの前にいつもの皮肉めいた口調で長々と喋っています。そのため、せっかくのいいセリフも、あまり仲間の心に響いていないようでした。

ヒロアカのアニメでは、声優の天崎滉平さんが物間寧人役を担当しています。天崎滉平さんは物間の嫌味っぽいセリフを上手に演じており、ファンからも納得の声が上がっていました。また、たまに出てくるかっこいいシーンも、普段とのギャップがあって良いと評判です。

天崎滉平さんの生年月日は1990年10月22日で、出身地は大阪府摂津市です。日本ナレーション演技研究所を経て、アイムエンタープライズの所属となりました。2014年に声優デビューを果たし、2018年には『DOUBLE DECKER！ダグ＆キリル』で初主演を務めました。同年には『ハイスコアガール』でも主役を担当しましたが、放送順としてはハイスコアガールのほうが先でした。2019年には第13回声優アワードで、新人男優賞と歌唱賞を受賞しました。

声優の天崎滉平さんはこれまでに、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のタカキ・ウノ、『Re:ゼロから始める異世界生活』のオットー・スーウェン、『徒然チルドレン』の古屋純などを演じてきました。最近の出演作品や担当キャラは、『薔薇王の葬列』のエドワード王太子、『ダンス・ダンス・ダンスール』の安田海咲、『森のくまさん、冬眠中。』のアイリなどです。

ヒロアカの物間寧人はプライドが高く、やや屈折した性格をしています。また、腹黒で嫌味な性格をしているため、敵視されているA組のメンバーからは敬遠されているキャラです。しかし、扱いにくい個性を持っていることから頭脳派でもあり、B組の戦闘作戦の指揮を取っています。

B組でも一目置かれている存在ですが、感情にまかせて暴走することも多々あります。物間が暴走したときは、たいていB組の誰かが力づくで暴走を止めています。このように厄介な性格をしている物間ですが、仲間は大事にする熱い一面も持っています。

ヒロアカの物間寧人は薄い金髪のストレートヘアで、眠たげなタレ目をしています。まるで王子様のようなイケメンで、嫌味な性格さえなければもっとファンも増えたことでしょう。物間のヒーローコスチュームはタキシードで、このコスチュームを着るとさらにかっこよさが増します。

イケメンでかっこいい物間寧人ですが、「うざい」と言われることが多いです。物間がうざいと言われてしまう理由は、作中で事あるごとにA組を煽ってくるからです。その煽り方も非常に功名で、当事者でなくてもイライラしてしまうことがあります。A組を貶める発言やしつこく絡む様子が、人によってはうざいと感じてしまうようです。

ヒロアカの作中では何度か情報が敵に漏れていたことがあり、このことから内通者がいると疑われていました。内通者の正体はしばらく明かされていなかったため、ファンの間で誰が内通者か話題になることも多くありました。内通者ではないかと言われていたキャラは複数いますが、物間寧人も一時期内通者候補として名前が上がっていました。

その理由には、林間合宿でヴィランに襲われたとき安全圏にいたことや、ヴィランに似た個性を持っていることなどがあるようです。しかし、その後の展開で内通者は青山優雅だと判明し、物間は無関係であることがわかりました。

ヒロアカの物間寧人に対しては、「残念なイケメン」という評価を下している人が多かったです。せっかくかっこいい顔をしているのに、その性格のせいで残念なキャラだと感じてしまうようです。ただ、その残念なところに逆に魅力を感じ、好きになってしまうファンも大勢いました。

ヒロアカの物間寧人は、外見だけでなくヒーロー名もかっこいいという感想がありました。ヒロアカには思わず笑ってしまうようなヒーロー名もありますが、物間の「ファントムシーフ」はファンからも人気の高い名前です。物間のコスチュームも、ヒーロー名にぴったりだと評判でした。

ヒロアカは1年A組の生徒がメインになって話が進むため、B組の生徒はあまり出てきません。物間寧人はB組の中では登場回数が多いほうですが、しばらく出てこないこともあります。そのため、物間ファンからは「出番がなくて悲しい」といった感想や、「もっと出番がほしい」というコメントが多く寄せられていました。

ヒロアカの物間寧人は、王子様のようなかっこいい外見をしています。嫌味っぽいという欠点もありますが、そこもまた面白いと人気があります。メインキャラに比べて登場回数が少ない物間ですが、少しの出番でも強烈な印象を残してくれます。これからも物間の活躍を期待しながら、ヒロアカの漫画やアニメを楽しみましょう。