【ヒロアカ】内通者の正体が判明？これまでの伏線を徹底考察！

『ヒロアカ』はヒーローに向いていないはずの主人公の緑谷出久が、様々な人との出会いから成長を遂げていくという内容の物語となっています。『ヒロアカ』ではヒーローとヴィランが対立している世界で主に緑谷出久の所属するヒーロー目線で物語が進行していきます。ここでは『ヒロアカ』の作者や概要、あらすじについて紹介をしていきます。

大人気漫画作品の『ヒロアカ』は"堀越耕平"が作者となっています。堀越耕平は元々読切作品を主に制作していた漫画家ですが、漫画を描く中でネタ切れという問題に悩まされていました。一時は次の作品を制作出来るかに不安を抱える程の深刻な状況となっていましたが、自身が過去に制作した『僕のヒーロー』を元に『ヒロアカ』を制作し連載を開始した事がきっかけとなり、漫画制作を楽しみながら現在も活動を続けています。

内通者の正体について話題となっている『ヒロアカ』は、堀越耕平が2014年から連載を開始した漫画作品です。『ヒロアカ』は週刊少年ジャンプにて2022年現在も連載が継続していて、アニメ版では6期の配信がスタートする等と長期間に渡って多くのファンを魅了し続けている作品となっています。『ヒロアカ』では個性の活躍する迫力のある戦闘シーンだけでなく、伏線の存在する複雑な物語も魅力的な要素となっています。

無個性でありながらも活躍する為に個性が必要とされるヒーローに強い関心を持っていた『ヒロアカ』の主人公の"緑谷出久"は、自身が憧れているNo1ヒーローの"オールマイト"との出会い認められた事で、"ワン・フォー・オール"という個性を受け継ぎました。個性を手に入れて必死に努力も続けた緑谷出久は、これまで自身の夢を否定してきた幼馴染等を驚かせる程に大きな成長を遂げていきます。

『ヒロアカ』の物語の最中に緑谷出久の所属する雄英高校の情報が敵であるヴィランに漏れているという事態が発生しました。漏洩していた情報の中には一部のプロヒーローしか知らない内容も存在していた事から、ヒーロー達の中に内通者がいるという疑いが掛けられました。ここでは内通者の正体が誰なのか、また内通者の正体が判明したのはいつなのかについて紹介をしていきます。

内通者の正体が判明する内容は、『ヒロアカ』の単行本34巻に収録されている第336話で登場しています。内通者の存在という伏線に対して読者の間で様々な考察が行われていましたが、336話内での緑谷出久と同じくヒーロー科に所属している"葉隠透"の活躍によって内通者の正体が判明しました。

敵に対して多くの情報を公開していた内通者の正体は、緑谷出久や葉隠透と同じくヒーロー科に所属している"青山優雅"である事が判明しました。青山優雅はヒーロー科の中でも目立つナルシストの様な性格や活躍するシーンでもギリギリな状況が多い事から、極秘情報をバレずに連絡している内通者とはかけ離れた印象を持っていた為、青山優雅が内通者と判明したシーンは衝撃的なシーンとして話題となりました。

青山優雅は両親と共にAFO(オール・フォー・ワン)に情報を流す内通者として活動を行っていました。青山優雅は元々緑谷出久と同じく無個性の人物で、AFOの危険性を知らなかった両親の行動によってAFOから個性を貰いました。AFOと繋がりを持った青山優雅達はAFOが危険である事を知ると共に逆らえない相手と分かった為、ヴィランに協力する関係となっていきました。

『ヒロアカ』の物語にはこれから紹介する内通者の正体についての伏線等の様々な謎が存在しています。内通者の正体に関しては青山優雅を含めて多くのキャラクターが考察の対象となっていましたが、青山優雅が内通者と考えられる理由として多くの伏線が存在しています。ここでは物語に存在する内通者の正体を示唆する伏線について紹介していきます。

ヒーロー科に所属する緑谷出久達が個性の正しい使い方を学んでいた際に、ヴィランに襲撃されるという事件が発生しました。この事件では生徒達やオールマイトの活躍によって大きな被害は免れましたが、襲撃したヴィランの会話からヒーロー達の情報が伝わっている事が判明しています。またこの事件での居場所を確認された際に青山優雅と葉隠透は居場所を証明出来なかった事から、読者から内通者の可能性を疑われていました。

『ヒロアカ』には雄英高校で看護教諭を務める"リカバリーガール"というキャラクターが登場します。試験中に1年生の前に現れたリカバリーガールに対して何者なのか分からないという雰囲気が漂っていましたが、青山優雅は元々知っている素振りをしていました。この伏線については単にリカバリーガールが有名で知っていた可能性も存在していますが、AFOから雄英高校の情報を事前に知らされていたと考えられています。

『ヒロアカ』の登場キャラクター達は、持っている個性に似た名前が多く存在しています。青山優雅の名前は個性の"ネビルレーザー"との関連性が無い他、緑谷出久の名前に含まれる緑色と青色の違いや谷と山という地形等の対比から、青山優雅と緑谷出久はお互いに対立する存在から個性を受け取っているという関係性が考察されています。

青山優雅は緑谷出久と同じクラスに所属している関係でしたが、他のキャラクター達に見えない所で緑谷出久に対してメッセージを送っていました。青山優雅のメッセージの意味については、青山優雅が同じ無個性である緑谷出久に自分の正体を伝えようとしていたのではないかという考察や、元々無個性の緑谷出久がAFOから個性を貰った内通者の仲間と勘違いして連絡を取ろうとしたという考察等の様々な意見が存在しています。

青山優雅が内通者である伏線の一つとして、仮免試験の最中に両親に関係する回想のセリフが登場していました。回想のセリフでは青山優雅自身が他人との違いを気にしているという内容となっていて、個性を使用した際の反動の事を指しているとも捉えられますが、青山優雅が緑谷出久の様な無個性という珍しい存在だったという考え方も存在しています。

また青山優雅は仮免試験時に自ら試験に失敗するような行動に出ていました。仮免試験中に青山優雅は飯田天哉との合流に成功しますが、青山優雅は囮役になる為にネビルレーザーを目立つように使用しました。最終的に青山優雅の行動は他のメンバーの合流の手助けとなっていましたが、自分は試験に落ちても良いという姿勢からは仲間を裏切っていた事への罪悪感を感じ取る事が出来ます。

緑谷出久は全面戦争編の後にヴィラン連合の狙いが自分である事が分かった為、周囲への被害を無くそうと単独行動を行うようになりました。緑谷出久は他のヒーローから追跡されていましたが、ヒーロー達にも被害を出さない為に振り切るように行動を続けていました。そんな緑谷出久を説得する為にA組のメンバーが行動を起こしましたが、青山優雅はAFOとの関係からか声を掛ける事が出来ませんでした。

『僕のヒーローアカデミア展 DRAWING SMASH』は『ヒロアカ』の迫力ある映像や立体展示等を楽しめる原画展となっています。原画展では『ヒロアカ』で印象的な名シーン等のイラストが登場していて、青山優雅に関係するイラストも存在していました。イラストの中には青山優雅が目玉に見つめられるという禍々しさ溢れるイラストが存在していて、AFOに恐怖する青山優雅の心境が描かれていると考察されています。

『ヒロアカ』のコミックスの背表紙にはヒーロー科のキャラクターが描写されていて、青山優雅は10巻の背表紙で登場しました。背表紙に描かれている青山優雅には意味深なセリフと共に、他のキャラクターとは違って目線が下を向いているという特徴が存在しています。作中で青山優雅が内通者であると判明したのは34巻となっている為、背表紙の伏線は長い期間を経て回収された伏線となっています。

物語を通して多くの伏線から内通者である事が示唆されていた青山優雅は、内通者である事が判明してからもヒーローの仲間として活躍をしました。ここからは葉隠透の活躍によって内通者という正体がヒーロー達にバレてしまった後の、青山優雅の活躍について紹介をしていきます。

ヒーロー達の情報を流す内通者は青山優雅だけでなく、その両親も共犯者として活動を行っていました。共犯者である事から両親と共に拘束された青山優雅は、現場に到着したヒーロー達からAFOについて聞かれていましたが、青山優雅と共犯者の両親はAFOに恐怖していて指示に従っていただけだった為、ヴィランの情報については殆ど知らされていない事が判明しました。

内通者である事が知られてしまった後の青山優雅は、担任の相沢消太との会話でAFOに対する恐怖について話していました。AFOに強い恐怖心を持っている青山優雅に対して、相沢消太は仲間達の大切さを伝える事で恐怖心の克服を手助けしました。相沢消太の活躍によって青山優雅はこれまで従うしかないと諦めていたAFOと対立する覚悟を決めました。

AFOへの恐怖心を克服した事によって、AFOとの戦闘を目的とする作戦に参加した青山優雅は、AFOに嘘の情報を流すという役割を担います。AFOは嘘を見破る個性を持っている為、青山優雅は心操人使の個性である洗脳を利用する事でAFOを騙しました。AFOに対して嘘の情報を信じされる事に成功したヒーロー達は、AFOとの戦闘を有利に開始できました。

雄英高校に関係する数々の事件は青山優雅という内通者の存在が原因となっていました。青山優雅が両親という共犯者と共に内通者の正体としてAFOに協力していた事は明らかになりましたが、USJ襲撃事件で登場したヴィランが手に入れていた情報は青山優雅では入手し難い情報である事から、内通者や共犯者が他にもいるのではという考察も存在します。ここでは青山優雅以外の内通者や共犯者の候補について紹介をします。

葉隠透は青山優雅と同じヒーロー科に所属するキャラクターです。葉隠透は明るい性格で強い存在感を出していますが、個性の影響によって視認する事が難しいキャラクターとなっています。ここでは葉隠透のプロフィールや葉隠透が内通者や共犯者である可能性についての考察を紹介していきます。

葉隠透は雄英高校で緑谷出久や青山優雅と同じくヒーロー科の1年生として登場するキャラクターです。葉隠透はヒーロー名のインビジブルガールから想像できる通りに"透明化"という個性を持っていて、登場シーンの殆どでは実体の見えない存在となっています。葉隠透は他人から見えないという個性に反して明るく元気な性格をしている為、目立たない個性とのギャップが魅力的なキャラクターとなっています。

葉隠透は青山優雅と同様に様々な要素から内通者や共犯者であると疑われていました。葉隠透は個性の透明化によって周囲から存在に気付かれない為、情報の入手や連絡をバレずに行えるキャラクターとして考察されていました。葉隠透は襲撃事件の際の居場所の証言に疑問点が存在したり、自分の身体以外も透明に出来るという内通者にとって便利な能力も判明している為、内通者や共犯者である可能性が大きいと考えられています。

"瀬呂範太"は雄英高校のヒーロー科に所属する1年生で、『ヒロアカ』の主人公である緑谷出久と同じクラスで活動をしているキャラクターです。瀬呂範太は様々な要素で高い能力を持っているキャラクターとなっていますが、同級生達の能力が全体的に高い事によって影の薄い存在となっています。ここでは瀬呂範太のプロフィールや瀬呂範太が内通者や共犯者と考えられている理由について紹介をします。

『ヒロアカ』に登場する"瀬呂範太"は本名やヒーロー名からも想像できる通りテープが個性となっています。瀬呂範太は他者に対して気軽に接する事が出来る為、クラスの中で近寄り難い雰囲気を持っていた爆豪勝己や轟焦凍にも平気で声を掛けています。瀬呂範太はヒーロー科の中で特別目立つような存在ではありませんが、爆豪勝己から信頼される程に高い実力を持っているキャラクターとなっています。

瀬呂範太は青山優雅と同じクラスに所属するキャラクターです。瀬呂範太は物語を通して内通者や共犯者を疑われる要素の無いキャラクターとなっていましたが、緑谷出久が単独行動を行っている際に不審な行動が見られました。緑谷出久を心配するA組のメンバーに対してエンデヴァーがGPSを見せましたが、瀬呂範太が最初に過剰な反応を示していました。このGPSに対する反応によって瀬呂範太を疑う考察が登場しました。

上鳴電気は雄英高校ヒーロー科の1年生で、緑谷出久と同じクラスに所属しているキャラクターです。上鳴電気は普段の会話シーンでのお調子者な一面と戦闘での真剣な雰囲気のギャップが魅力のキャラクターです。上鳴電気はムードメーカーとして活躍をしていて、持ち前の明るさから仲間達の雰囲気を良くしています。ここでは上鳴電気のプロフィールや上鳴電気が内通者や共犯者である可能性について紹介をします。

"上鳴電気"は緑谷出久の所属する雄英高校ヒーロー科の1年生として登場します。上鳴電気は個性の"帯電"を戦闘だけでなく日常生活でも役立てているキャラクターです。上鳴電気は流行に気を遣っていて自室では多くの道具を所有している事が確認されています。上鳴電気は物事を楽観的に考える性格をしている為、いざという時には爆豪勝己等に判断を任せるという優柔不断な一面を持っています。

上鳴電気は裏表の無い性格によってヒーロー科に所属するキャラクター達と良好な関係を築いています。上鳴電気は仲間想いな人物である為ヒーロー達を裏切るとは思えないキャラクターですが、"ステイン"の様なヒーローと敵対する相手に対しても肯定的な意見を言っている事から、内通者や共犯者の可能性が考えられています。

口田甲司は人間以外の生物にも指示を出せるという能力を持っている雄英高校ヒーロー科に所属する1年生です。口田甲司は物静かな性格によって周囲から無口で大人しい人物と評価されながらも、体格の良さを活かした力強さ溢れる動きを見せていたりと普段のイメージとは違った一面も持っています。ここでは口田甲司のプロフィールや口田甲司が内通者や共犯者であると考えられている理由について紹介をします。

雄英高校ヒーロー科の1年生として活躍をする"口田甲司"は、大柄な体格の持ち主ながらも大人しいというギャップを持ったキャラクターとなっています。基本的に静かな印象の強い田口甲司は、個性の"生き物ボイス"を使用する時以外に言葉を発する事が少ない為、1年A組のメンバーからも無口な人物として認識されています。

口田甲司は生き物ボイスという個性を活用する事で、人間以外の生物に指示を出して操れるという便利な能力を持っています。口田甲司の個性を使用すれば自身が目立った動きをせずとも、青山優雅では入手の難しいと考えられる雄英高校のカリキュラムの情報を得る事も可能であり、青山優雅が緑谷出久に送ったメッセージである大人しい奴という人物像にも当てはまる為、田口甲司が内通者や共犯者である可能性が考察されています。

根津校長は雄英高校の校長として多くのヒーローや一般人達をサポートしているキャラクターです。根津校長はネズミという可愛らしい外見から感じる印象に反して、高い計画性や雄英高校のトップとしてヒーロー以外とも連携を行ったりと知性的な一面も持っています。ここでは根津校長のプロフィールや根津校長が内通者や共犯者である可能性について紹介をしていきます。

『ヒロアカ』の主人公である緑谷出久が通っている雄英高校の"校長"を務めている根津校長は、明るく会話を好む性格をしています。根津校長は人間とは違ってネズミの様な外見である他に、毛並みに自信を持っていたり喫煙者であったりと目立つヒーロー達に負けないくらいの多くの要素を持ったキャラクターとなっています。根津校長の個性は"ハイスペック"となっていて、動物ながらも人間より優れた頭脳を持っています。

ヒーロー達に限らずヒーロー達が守っている一般人達にも多くの気遣いを行っている根津校長ですが、青山優雅以外の内通者や共犯者として考察される対象となっています。根津校長は知る人の少ない情報であるオールマイトの現状を知っていたり、オールマイトが雄英高校に来るきっかけを作ったキャラクターとなっています。また根津校長は雄英高校の情報に詳しい為、入手の難しい情報にも手が届く事から敵との繋がりを疑われています。

『ヒロアカ』で存在が示唆されている内通者には、細かい要素に注目する事で様々なキャラクターが候補として挙げられていました。現在は内通者の正体が青山優雅であると判明していますが、内通者の正体が分かる回に到達していない人達は様々なキャラクターに疑いの目を向けて考察を楽しんでいます。

『ヒロアカ』に登場する内通者は存在自体が序盤から示唆されている為、読み始めた人達からも正体が気になる存在となっています。内通者の正体が判明するのは物語後半となっている為、意図せずネタバレをされてしまった読者達からは内通者と判明する前でも青山優雅の動きに注目してしまうという悲しみの声が上がっています。

『ヒロアカ』の物語序盤から暗躍を続けている内通者の正体は、目立つ行動の多い青山優雅だったという意外な事実が判明しました。青山優雅には意味深なセリフ等の不穏な動きが多く存在しているものの、仲間を裏切っているとは思えない程に登場時のコミカルな印象も強いキャラクターである為、内通者の正体は多くの読者を驚かせる展開となっていました。

今回は『ヒロアカ』の物語で発生した多くの事件に関係する内通者の正体について紹介しました。内通者の正体はヒーロー科1年生の青山優雅であり、個性を貰った事がきっかけでAFOから利用される立場になっていました。また作中の描写から青山優雅以外にも内通者がいる可能性が存在している為、葉隠透等の他のキャラクターに対しても内通者を疑う考察が行われている事が分かりました。