【銀魂】伊東鴨太郎の生い立ちから最期まで!モデルや過去は?声優や名言も!
『銀魂』の真選組動乱篇では、伊東鴨太郎というキャラクターが登場します。伊東鴨太郎は真選組に所属しており、ある野望のために事件を起こします。ここでは、『銀魂』で描かれた伊東鴨太郎の過去や最期を紹介します。また、劇中の名言やアニメの声優などもまとめています。
目次
【銀魂】伊東鴨太郎(いとうかもたろう)とは
伊東鴨太郎は真選組に所属しており、真選組動乱篇ではメインで描かれたキャラクターです。しかし物語のラストでは悲しい最期を迎えました。ここでは伊東鴨太郎の過去や最期を紹介する前に、まずは基本情報をまとめています。
伊東鴨太郎のプロフィール
伊東鴨太郎は12月13日生まれの、身長175cm、体重68cmの男性です。外見は金色の短髪とメガネをかけているのが特徴的です。家族には両親と双子の兄・鷹久がいます。
伊東鴨太郎は漫画『銀魂』の真選組メガネキャラ
伊東鴨太郎は、『銀魂』という週刊少年ジャンプで連載されていたSFギャグ漫画に登場するキャラクターです。真選組という江戸を取り締まる警察組織に所属しています。まだ真選組に入隊して1年目の新人ですが、頭が良いので参謀として期待されています。
漫画『銀魂』のあらすじ
『銀魂』の主人公・坂田銀時は、万事屋を経営する侍です。ある時、ファミレスで不遇な扱いを受ける志村新八という青年を偶然助けます。しばらく一人で万事屋を営業していた坂田銀時でしたが、志村新八や神楽が従業員として加わり、やがて万事屋の依頼を通して様々な人と関わるようになります。
アニメや実写版の銀魂シリーズも人気
『銀魂』はアニメ化や実写化を果たしている人気作品です。2017年・2018年には小栗旬主演の『銀魂』の実写映画が大ヒットしました。2021年には、原作の最終回までを描いた『銀魂 THE FINAL』が公開され、話題を呼びました。
【銀魂】伊東鴨太郎と登場キャラの関係
『銀魂』に登場する伊東鴨太郎は、真選組メンバーと関わりのある人物です。真選組動乱篇では、主に伊東鴨太郎・近藤勲・沖田総悟・土方十四郎の四人を中心にストーリーが進みます。ここでは、真選組の近藤勲・沖田総悟・土方十四郎の三人と伊東鴨太郎の関係について紹介します。
近藤勲との関係
近藤勲と伊東鴨太郎の二人の関係は、真選組の仲間です。立場は上司と部下ですが、伊東鴨太郎の頭の良さを買っている近藤勲は「先生」と呼んで慕っており、敬語で接しています。
近藤勲とは
近藤勲は真選組局長です。元々田舎で道場をやっていましたが、門下生と江戸で一旗揚げるために上京しました。江戸に入ってからは浪士組に入り、組の中心人物になりました。そして浪士組から真選組に名前が変わり、局長の座につきました。同じ道場の土方十四郎や沖田総悟からは敬愛されています。
近藤勲とのエピソード
伊東鴨太郎は真選組には参謀として迎え入れられました。これまで武闘派だった真選組には珍しいタイプで、政治顧問として有能な伊東鴨太郎を近藤勲は評価していました。局長である近藤勲は「教えを請うた者を先生と呼ぶのは当然の理だ」と信念を貫き、それ故に部下であっても伊東鴨太郎の事は「先生」と呼んで敬語を使っていました。
しかし、この近藤勲の態度によって真選組内部は二極分化してしまいます。一方伊東鴨太郎は、土方十四郎を真選組から追放し、近藤勲の暗殺を企みます。伊東鴨太郎は真選組を自分のものにして、それを土台にさらなる高みを目指していました。実際に伊東鴨太郎は宴会で酔っ払うと、近藤勲に対してもっと上を目指すべきだと力説していました。
しかし近藤勲暗殺は失敗し、それどころか近藤勲に命を助けられます。近藤勲は「謀反を起こされるは大将の罪」と言い、自分は伊東鴨太郎の上に立つには足らなかったと謝りました。そして兵隊としてではなく、友達として伊東鴨太郎には真選組に居て欲しかったと言います。伊東鴨太郎はこの言葉によって、自分の過ちに気づきます。
沖田総悟との関係
沖田総悟と伊東鴨太郎は、利害関係の一致により一時的に協力関係にありました。また沖田総悟も、近藤勲に習って伊東鴨太郎のことを「伊東先生」と呼んでいます。
沖田総悟とは
沖田総悟は真選組一番隊隊長です。幼い頃に近藤勲の道場に拾われて門下生になりました。近藤勲と共に上京し、現在の真選組一番隊隊長の座についています。普段は職務怠慢することが多いのですが、近藤勲には忠義を尽くしています。それに対して土方十四郎のことは嫌っており、何度も命を狙っています。
沖田総悟とのエピソード
沖田総悟と伊東鴨太郎がなぜ手を組んだのかというと、土方十四郎の失脚という目的が一致したからです。沖田総悟は妖刀によって操られた土方十四郎を追い込むために、会議前にヤキソバパンとジャンプを買ってくるように言いました。これは土方十四郎失脚のための作戦の一つでした。
会議に遅れた挙げ句、ヤキソバパンを持って駆け込んできた土方十四郎は、皆から白い目で見られます。土方十四郎はこの時やっと、沖田総悟と伊東鴨太郎が手を組んでいることに気づきます。土方十四郎は切腹には至らなかったものの、二人の計画通りに真選組から追放されてしまいました。伊東鴨太郎は次に近藤勲暗殺のために動きます。
伊東鴨太郎は、隊士募集の遠征だと言って近藤勲を列車に乗せました。この列車の中で近藤勲を暗殺するつもりだったのです。伊東鴨太郎は沖田総悟にこのことを話していませんでしたが、列車には乗せていました。いよいよ近藤勲を暗殺しようと刀を向けた時、沖田総悟は近藤勲暗殺の計画を知って伊東派の隊士を斬りました。
伊東鴨太郎は、沖田総悟が土方派のスパイである可能性を考えていたので、特別驚きはしませんでした。しかし沖田総悟は土方派ではありません。純粋に近藤勲の隣にいるために副長の座を狙っているだけです。
そもそも沖田総悟は敬愛する近藤勲以外の人間の下につく気はないので、土方十四郎が去ればあとは邪魔者の伊東鴨太郎を排除するだけです。こうして二人は協力関係から一変して、敵対関係になります。
土方十四郎との関係
土方十四郎と伊東鴨太郎の関係は真選組の仲間ですが、元々性格が合わないのか仲が悪いです。それどころか互いに殺す宣言をしています。ちなみに真選組の中でも頭のキレる二人ですが、土方十四郎は戦術、伊東鴨太郎は政治方面に優れています。
土方十四郎とは
土方十四郎は真選組副長です。昔はバラガキと呼ばれ、暴れていた時期がありました。近藤勲に拾われて道場に入り、現在は真選組隊士の指揮を取る立場にあります。同じ真選組隊士からも恐れられるほど厳しい人物で、規律を重んじるタイプです。
土方十四郎とのエピソード
土方十四郎は、ずっと伊東鴨太郎のことを警戒していました。伊東鴨太郎は参謀として真選組に入りましたが、近藤勲がへりくだって接していたため、立場があやふやな状態でした。伊東鴨太郎も近藤勲に対して丁寧に対応していれば違和感は感じませんでしたが、近藤勲が「先生」と呼ぶ状況に甘んじて厚顔なところがありました。
土方十四郎はそんな伊東鴨太郎から野心を感じ、いずれ真選組を乗っ取るつもりだと考えていました。その予想通りに伊東鴨太郎は動いていたのですが、察しの良い土方十四郎の存在は伊東鴨太郎にとっては計画の邪魔でしかありません。この頃、土方十四郎は妖刀によって精神を支配されている状態にありました。
これを利用した伊東鴨太郎の図らいで、土方十四郎は真選組を追放されます。土方十四郎は妖刀の影響でアニメオタクのトッシーの人格になっていましたが、万事屋に連れられて戦場へ向かうと、ようやくもとの人格に戻ります。そして、近藤勲を伊東鴨太郎から守るために戦いました。
その後、伊東鴨太郎は近藤勲の言葉で改心し、その場に居た隊士を守って致命傷を負います。土方十四郎はそんな伊東鴨太郎を最期に仲間として死なせるために、一騎打ちを挑みました。ちなみに伊東鴨太郎が改心した後も二人はいがみ合っていたので、もし伊東鴨太郎が死なずに関係が回復していたら良きライバル関係になっていたかもしれません。
【銀魂】伊東鴨太郎の過去から最期まで
伊東鴨太郎は自尊心が高く、野心家です。しかしこのような性格になってしまったのは、生い立ちが影響しています。伊東鴨太郎にはどのような過去があったのか、ここでは過去から最期までを紹介します。
伊東鴨太郎の幼少時代は神童
伊東鴨太郎は真選組でも政治面で活躍していましたが、実は少年の頃から優秀でした。過去には学問所の試験で満点を取り、塾の講師からは神童と呼ばれたこともあります。しかし、その事が気に食わない同門の少年達からはいじめられていました。
いじめられていた伊東鴨太郎は、もっと強くなりたいと思います。そしてついには剣の才能まで発揮することとなり、剣豪宮本武蔵を超えるのも不可能ではないといわれるようになりました。このように、伊東鴨太郎は文武両道の天才少年だったのです。
家族との複雑な関係と孤独との闘い
過去の伊東鴨太郎は、まだ純粋で素直な少年でした。なぜここまで自尊心が高くなってしまったのかというと、家族との関係が問題でした。伊東鴨太郎には双子の兄がいましたが、体が弱く一日中寝たきりの生活を送っていました。両親は兄につきっきりで、伊東鴨太郎には興味を示しませんでした。
そのため、どんな優秀な成績を修めようとも、両親から褒められることはなかったのです。そのたびに伊東鴨太郎はもっと頑張らなければならないと思いました。しかしそんな頑張りも虚しく、ある日両親が伊東鴨太郎のことを話しているのを聞いてしまいます。当時武家は長男が継ぐのが当たり前という風習がありました。
つまり、次男がいくら優秀でも家を継ぐことはできないのです。母はきっと伊東鴨太郎がお腹の中にいる時に、兄のすべてを奪って生まれてきたのだと悲観的になっていました。そして伊東鴨太郎は母の「生まれてこなければ良かったのに」という言葉を聞いてしまいます。伊東鴨太郎は家族から見放され、友人もできず孤独な過去を送っていたのです。
伊東鴨太郎の最期の言葉とは
伊東鴨太郎は過去の孤独な生い立ちのせいで、次第に傷つくのを恐れて周りと壁をつくるようになりました。そして満たされない自己顕示欲が溜まり、いつしか自分の存在を思い知らせてやろうと思うようになったのです。こうして野心を持った伊東鴨太郎は、高杉晋助の手を借りて近藤勲の暗殺を企てました。
しかし、伊東鴨太郎は近藤勲に命を救われたことで、自分が本当に欲しかったものがすでに手の中にあったことに気づきます。伊東鴨太郎は、いつも側にいて本気で立ち向かってきてくれる仲間が欲しかったのです。このことに気づいた時にはすでに遅く、鬼兵隊の追撃によって伊東鴨太郎は致命傷を負ってしまいました。
真選組の仲間として最期を迎えさせるために、土方十四郎は伊東鴨太郎と決着をつけます。土方十四郎に斬られた伊東鴨太郎は、最期に「あり…がとう」と涙を流しながら呟き、倒れました。
【銀魂】伊東鴨太郎のモデル人物について
伊東鴨太郎にはモデルがいるといわれています。そもそも『銀魂』に登場するキャラクターのほとんどにはモデルがおり、真選組自体実在した新撰組がモデルになっています。ここでは、誰が伊東鴨太郎のモデルになったのか詳しくまとめています。
モデル人物1人目は「伊東甲子太郎」
伊東鴨太郎のモデルになったのは、伊東甲子太郎です。伊東甲子太郎は幕末に活躍した侍で、新撰組に所属していました。
伊東甲子太郎とは
伊東甲子太郎は御陵衛士の盟主です。1864年に新撰組に入隊し、参謀兼文学師範を務めていました。しかし、新撰組が佐幕派を説こうとするようになり、攘夷派の伊東甲子太郎は1867年に新撰組を離脱しました。そして同志達とともに御陵衛士という新たな組を結成します。しかし近江屋事件の3日後に、新撰組隊士によって暗殺されました。
伊東鴨太郎と伊東甲子太郎を比較
伊東鴨太郎とモデルの伊東甲子太郎には、共通する部分があります。伊東甲子太郎の場合は思想が異なることから新撰組を離脱し、新しい組を結成しました。一方伊東鴨太郎は真選組自体を乗っ取り、野望を叶えようとしていました。
そのきっかけは異なりますが、二人共元いた組とは相反する関係になります。また、伊東鴨太郎のことを土方十四郎はずっと警戒していましたが、モデルの伊東甲子太郎が入隊した時も土方歳三は策士だと警戒していたようです。
モデル人物2人目は「芹沢鴨」
伊東鴨太郎のモデル2人目は芹沢鴨です。芹沢鴨もまた新撰組に関わっていた人物で、おそらく名前のモデルになったのではないかといわれています。
芹沢鴨とは
芹沢鴨は壬生浪士の初代筆頭局長です。芹沢鴨は浪士組に参加していましたが、創設者の清河八郎が尊王攘夷派だったため、近藤勇達と共に離脱して壬生浪士を結成します。壬生浪士は芹沢鴨・近藤勇・新見錦が局長となり、その中で芹沢鴨は筆頭局長を務めました。
しかし、1863年に数人の男達に襲撃され、暗殺されました。暗殺については長い間謎が多かったのですが、明治時代に入ってから生存者や永倉新八の証言によって詳しい状況が明らかになりました。芹沢鴨の暗殺には、近藤派の土方歳三や沖田総司が関わっていたといわれています。
伊東鴨太郎と芹沢鴨を比較
モデルになった芹沢鴨と伊東鴨太郎を比べると、人柄は全く似ていません。伊東鴨太郎は自尊心の塊でしたが、真選組での働きはとても優秀でした。一方で芹沢鴨は狼藉を働くことが多かったといわれています。
浪士組に参加する前から近藤勇のことを慕っていた土方歳三や沖田総司ら近藤派は、近藤勇こそ筆頭にふさわしいと考えていたようです。ただこの時の新撰組の状況は、真選組動乱篇の真選組と共通するところがあります。新撰組は芹沢派と近藤派に派閥が分かれていました。一方で真選組は伊東派と土方派で分かれ、内部抗争に発展しました。
『天空の城ラピュタ』ムスカもモデル?
伊東鴨太郎は、『天空の城ラピュタ』のムスカもモデルになっているのではないかとファンの間では噂されています。
ムスカとは
ムスカは『天空の城ラピュタ』に登場するキャラクターです。本名はロムスカ・パロ・ウル・ラピュタといい、ラピュタ王家の分家筋にあたります。ラピュタの王に君臨しようと企む野心家で、シータが持っていた飛行石を狙っています。
話し方がムスカに似てると話題に
ムスカと伊東鴨太郎は、話し方が似ているといわれています。ムスカの名言には「人がゴミのようだ!!」「どこへ行こうというのかね?」「最高のショーだと思わんかね?」などがあります。「〜たまえ」や「〜かね」など相手を見下すような言い方をしています。
一方で伊東鴨太郎もまた、入隊1年目の新人でありながら敬語を使わずムスカのような口調で話すため、他の隊士からは反感を持たれていました。実は二人ともエリートで自尊心が高い野心家という共通点があります。もしかすると、ムスカの性格が伊東鴨太郎の性格のモデルになっているかもしれません。
【銀魂】伊東鴨太郎の名言集
伊東鴨太郎は真選組動乱篇にのみ登場したキャラクターですが、数々の名言を残しています。どのようなセリフがあるのか、ここでは伊東鴨太郎の名言を厳選して紹介します。
名言「孤独を受け入れられず・・・」
伊東鴨太郎の名言「孤独を受け入れられず孤独である事を人のせいにした」は、伊東鴨太郎が独白をするシーンのセリフです。伊東鴨太郎は過去の孤独な生い立ちのせいで、自分が一人なのは自分のせいではなく、相手が無能だからだと感じるようになりました。この名言は現在の伊東鴨太郎の人格をつくったきっかけを表現したセリフです。
名言「何故いつだって気づいた・・・」
伊東鴨太郎の名言「何故いつだって気づいた時には遅いんだ。何故共に戦いたいのに立ち上がれない。何故剣を握りたいのに腕がない。何故ようやく気づいたのに僕は死んでいく」というセリフは、志村新八と神楽に言ったセリフです。伊東鴨太郎は自分の間違いに気づき、近藤勲達を守るために自ら盾になって銃弾を浴びました。
なぜ真選組を裏切ったのにこんな行動に出たのか、志村新八は伊東鴨太郎に聞きました。伊東鴨太郎は、自尊心を守るために本当に欲しかったものが見えていなかったと話します。そして最期に、後悔しながらこの名言を言いました。相手が真選組ではない志村新八と神楽だったからか、このシーンでは伊東鴨太郎の素直な心境が描かれています。
名言「僕が本当に欲しかったのは・・・」
伊東鴨太郎の名言「僕が本当に欲しかったのは、地位や名誉でも武功でも才能でも才能を認めてくれる理解者でもなかった。僕はただ誰かに隣にいてほしかった」は、伊東鴨太郎の独白シーンのセリフです。絆を欲していた伊東鴨太郎は、過去の孤独な生い立ちのせいでそれすらも見えなくなっていました。そのことに気づいた名シーンです。
名言「ケチとは別の見方をすれば・・・」
伊東鴨太郎の名言「ケチとは別の見方をすれば利に聡いという事だ。ならば僕らへの出資によって生まれる幕府の利を説いてやればいいだけの事」は、近藤勲に対して言ったセリフです。伊東鴨太郎は幕府と交渉して資金調達し、武器を揃えて真選組へと帰ってきました。
近藤勲は「よくあの幕府のケチ共が財布のヒモを解いてくれましたな」と関心します。それに対して伊東鴨太郎はこの名言で返答しました。セリフを見て分かる通り、伊東鴨太郎の頭の良さが分かる名言です。
名言「人と繋がりたいと願いながら・・・」
伊東鴨太郎の名言「人と繋がりたいと願いながら自ら人との絆を断ち切ってきた」は、志村新八と神楽に言ったセリフです。伊東鴨太郎は真選組の仲間ではないにも関わらず、志村新八と神楽には真選組との絆があるように見えました。志村新八はそれは腐れ縁だと言います。伊東鴨太郎は、そんな絆があることさえ知りませんでした。
それは過去に拒絶されたくないことを理由に、自ら心に蓋をしてしまったからです。この名言が描かれたシーンは、伊東鴨太郎が最期に死期を悟り、懺悔をしているようなシーンでもあります。
【銀魂】伊東鴨太郎の声優は?実写版の俳優も
アニメ『銀魂』の真選組動乱篇は、第1期(3年目)の101話〜105話で描かれています。ここではアニメで伊東鴨太郎役を演じた声優を紹介します。また2018年に公開された『銀魂2 掟は破るためにこそある』で、伊東鴨太郎役を演じた俳優もあわせて紹介します。
伊東鴨太郎の声優は真殿光昭
伊東鴨太郎役を演じた声優は真殿光昭です。声優の真殿光昭は、2008年に真選組動乱篇がアニメ化された時だけでなく、『銀魂乱舞』や『共闘ことばRPG コトダマン』などのゲーム作品にも伊東鴨太郎役として出演しています。
真殿光昭のプロフィール
伊東鴨太郎役を演じた真殿光昭は、1964年7月28日生まれの声優です。青二プロダクションという声優事務所に所属しています。大学生時代は劇団に所属しており、この頃から役者を目指して芝居の稽古などをしていたそうです。そして東京アナウンスアカデミー声優科とテアトル・エコー付属養成所を卒業し、1989年に声優としてデビューしました。
真殿光昭の主な出演作品
真殿光昭の主な出演作品には、『ONE PIECE』のスクラッチメン・アプー役やサッチ役、『武装錬金』のパピヨン役、『コードギアス反逆のルルーシュ』の扇要役、『おくさまは女子高生』の市丸恭介役、『BLEACH』のコン役などがあります。また『名探偵コナン』や『クレヨンしんちゃん』では、ゲストキャラの役で何度も出演しています。
伊東鴨太郎の幼少期の声優は関山美紗紀
伊東鴨太郎は過去編で幼少期が描かれました。幼少期の伊東鴨太郎役を演じたのは、声優の関山美沙紀です。
関山美紗紀のプロフィール
幼少期の伊東鴨太郎役を演じた関山美沙紀は、2月22日生まれの女性声優です。81プロデュースという声優事務所に所属しています。2004年に声優デビューし、現在はテレビ番組のナレーターやラジオパーソナリティとしても活動しています。
関山美紗紀の主な出演作品
声優の関山美沙紀の主な出演作品には、『NARUTO-ナルト- 疾風伝』のマブイ役、『となグラ!』の鈴原ちはや役、『ランク王国』のラルク役、『のだめカンタービレ』の相沢舞子役などがあります。
実写版の俳優は三浦春馬
実写映画で伊東鴨太郎役を演じた俳優は三浦春馬です。実写版は映画・ドラマで展開されていますが、三浦春馬が出演したのは『銀魂2 掟は破るためにこそある』のみです。
三浦春馬とは
伊東鴨太郎役を演じた三浦春馬は、1990年4月5日生まれの俳優・歌手です。アミューズという芸能事務所に所属していました。4歳の頃から劇団に所属し、1997年に子役デビューを果たしました。その後、映画・ドラマ・舞台で活躍し、ギャラクシー賞個人賞や日本アカデミー賞優秀助演男優賞などを受賞しています。2020年に30歳で逝去しました。
三浦春馬の役や演技の評判
三浦春馬は『ブラッディ・マンデイ』や『恋空』など、数々のヒット作品に出演しています。漫画の実写作品も、『君に届け』や『ごくせん』などたくさん出演しており、実力の高い役者です。そのため伊東鴨太郎役で出演した時も、ファンが納得するほどのクオリティの高い演技を見せました。
【銀魂】伊東鴨太郎の世間での評判や人気
『銀魂』の真選組動乱篇の実写化はとても好評でした。特に三浦春馬演じる伊東鴨太郎は、「まさに原作通り」といわれていました。ファンからはハマり役だったと称賛されており、最期のシーンでは泣いた方も多いようです。
ファンの中には、生い立ちや過去、そして最期のシーンまで含めて伊東鴨太郎が好きという方がいました。ちなみに、アニメで真選組動乱篇が放送された時のオープニング曲は「曇天」でした。「曇天」は神曲と呼ばれており、真選組動乱篇の雰囲気にもピッタリです。この曲を聴くと伊東鴨太郎を思い出す人もいるようです。
『銀魂』の真選組動乱篇では、伊東鴨太郎の過去や生い立ちが描かれたことで、なぜ反乱を起こしたのかその理由が判明しました。その過去を見て、胸に響いたという方もいたようです。物語の最後に伊東鴨太郎は自分の行動を改め、本当は何を欲していたのか気づきます。
もし死亡しなかったら、真選組のメンバーと今度は友人として関係を築くことができたかもしれません。それだけに、死亡してしまったことが残念だという声がたくさんありました。
【銀魂】もしも伊東鴨太郎が◯◯だったら
ここでは、もしも伊東鴨太郎が〇〇だったらと仮定し、塾の講師・彼氏・メガネ屋スタッフの三つのシチュエーションで考察していきます。
伊東鴨太郎「塾の講師」篇
もしも伊東鴨太郎が塾の講師だったら、優秀な先生になるはずです。伊東鴨太郎は真選組入隊1年目にして、近藤勲から「先生」と慕われるほど頭が良い人物です。ただプライドが高いので、吉田松陽のように誰でも入塾できる塾ではなく、家柄の良い子や頭の良い子だけ入れる塾で働くと考えられます。
伊東鴨太郎「彼氏」篇
もしも伊東鴨太郎が彼氏だったら、彼女は多くのことを求められる可能性があります。伊東鴨太郎は自尊心が高く、野心を持つ人物です。そのため、彼女も自分に見合った能力を持ち、なおかつ全面的にサポートしてくれる女性を選ぶと考えられます。
伊東鴨太郎「メガネ屋スタッフ」篇
もしも伊東鴨太郎がメガネ屋スタッフだったら、売上を上げる優秀なスタッフになると考えられます。自分もメガネをかけているので、客の気持ちに寄り添った接客ができるはずです。ただ仕事ができるが故に自尊心が高いので、早く出世はするものの、近藤勲のような人物がいなければ同僚や部下からは距離を置かれる可能性があります。
【銀魂】伊東鴨太郎は壮絶な生い立ちだった
伊東鴨太郎の過去を見ると、ずっと孤独を背負ってきた人物であることが分かります。その過去があったからこそ、自尊心が膨れ上がってしまいました。協力をした鬼兵隊でさえも、伊東鴨太郎は自分の力量がまるで分かっていないと評価していました。そんな伊東鴨太郎は、最期にやっと自分の本心に気づくことができました。
しかし全てが遅く、それでも近藤勲は仲間として死なせてやるために土方十四郎と決着をつけさせました。この伊東鴨太郎の最期のシーンでは、つい泣いてしまったというファンも多かったようです。伊東鴨太郎が登場する真選組動乱篇は『銀魂』の158話から168話で描かれているので、ぜひ読んでみてください。
この記事のライター
rg4yd
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