【銀魂】最終回のあらすじとネタバレ！その後についても考察！

『銀魂』は2004年から2019年まで連載されていた少年漫画です。長期連載され、アニメ化・映画化を果たすほど人気のある漫画でした。ここでは『銀魂』の最終回をまとめる前に、まずは『銀魂』がどのような漫画なのか基本情報とあらすじを紹介します。

『銀魂』は空知英秋によって「週刊少年ジャンプ」で連載されていたギャグ・コメディ漫画です。全77巻、全704話で完結しています。江戸末期が舞台となっており、宇宙人が登場するSF要素もあります。主人公はかぶき町で万事屋を経営する坂田銀時で、従業員の志村新八や神楽と共に様々なことに巻き込まれていくというストーリーです。

『銀魂』の最終回は、虚との戦いに決着がつきます。しかし銀丿魂篇では、虚はアルタナに飲まれて消滅しました。なぜ再び虚と戦うことになったのか、最終回のあらすじのネタバレを紹介します。

銀丿魂篇では消滅したはずの虚でしたが、坂田銀時はまだどこかで生きていると感じていました。なぜなら虚は最後、アルタナに自ら飛び込んだからです。虚は元々アルタナから生まれた存在です。また虚が龍穴から生まれると思った坂田銀時は各地の龍穴を巡り、ついに赤子を見つけました。しかし生まれ変わったのは、吉田松陽の人格でした。

坂田銀時が虚を探す旅に出ている間、志村新八は万事屋を引き継いで仕事をしていました。そんな志村新八に松平片栗虎がある依頼をします。それは陸奥と取引をして、ある荷物を引き取るという仕事です。その荷物の中にはなんと神楽の娘と名乗る神流が入っていたのです。神楽もまた封印された定春をもとに戻すために旅をしており、不在でした。

神流と名乗った幼い子供の正体は、なんと神楽でした。神楽は、2年間の間に体を自在に若返らせたり老けさせることができるようになっていたのです。二人は再会した後、神楽は万事屋にとどまります。一方で外に出ていた志村新八は、奈落に襲われている坂田銀時と遭遇します。

志村新八に江戸にいることを知られたくなかった坂田銀時は、ふんどしで顔を隠しました。なんとかごまかせたものの、騒動に巻き込まれた志村新八が気絶してしまいます。仕方がないので、坂田銀時は志村新八を万事屋まで抱えていくことにしました。

しかし、シャワーを浴びていた神楽に下着泥棒と間違えられて投げ飛ばされてしまいます。坂田銀時は正体を明かさずに去りましたが、図らずしもこの時三人は2年ぶりに再会することになったのです。

最終回前に、万事屋の三人はいつの間にか再会していました。それから最終回までどのようにストーリーが進むのか、あらすじのネタバレを紹介します。

ここでは万事屋メンバーの再会から、戦いが始まるシーンのあらすじのネタバレを紹介します。神楽は自分が下着泥棒だと勘違いした人物が坂田銀時ではないかと思い、追いかけました。しかしその直後、ターミナルが爆発します。ターミナル爆発を目論んだのは高杉晋助と桂小太郎でした。

二人は坂田銀時が持っていた虚の心臓を狙い、戦いはじめます。そこに奈落も乱入し、ひとしきり戦った三人ですが、桂小太郎と高杉晋助は心臓を坂田銀時に託すことにします。そして、虚の生まれ変わりの体が眠っているターミナルを目指します。

坂田銀時・桂小太郎・高杉晋助の三人は、坂本辰馬による宇宙からの支援を受けていよいよターミナルに突入します。ここではターミナルでの戦いのあらすじのネタバレを紹介します。虚は不死の血を与えた天導衆を操り、再び地球を滅ぼそうと企みます。一方で心臓を抜き取られた生まれ変わりの体の方は、吉田松陽が主導権を握りました。

そこに、先にタワーを登ってきた高杉晋助が現れ、目の前の人物が吉田松陽であると確信しました。しかし次の瞬間、高杉晋助は虚に支配されてしまいます。高杉晋助もまた、不死の血を与えられた朧の体の一部を取り込んでいたからです。虚は高杉晋助の体を乗っ取って、吉田松陽に隙が出るのを待って斬りかかりました。

吉田松陽が虚に操られた高杉晋助に刺されたところで、ようやく坂田銀時が到着します。ここでは、ターミナルが崩壊するシーンのあらすじのネタバレを紹介します。虚は完全に吉田松陽を殺したと思っていましたが、それは、朧によって一時的に自我を取り戻した高杉晋助が見せた幻でした。高杉晋助は吉田松陽ではなく、自分を斬っていたのです。

坂田銀時は弱った虚を高杉晋助ごと斬り、倒しました。坂田銀時が高杉晋助に別れを告げたところで、桂小太郎から通信が入ります。ターミナルが崩壊しかけており、このままではアルタナが再び暴走するおそれがあるのです。そこで吉田松陽は、自分の中にあるアルタナを犠牲にして暴走を食い止めることを提案します。

アルタナの暴走後、故障していたたまが目を覚ますところから始まります。江戸はどうなってしまったのか、ここではラストのあらすじのネタバレを紹介します。たまは、たま子から長い眠りについていたと説明を受けます。たまが外に出ると、江戸は東京と呼ばれるようになり、すっかり様変わりしていました。

たまは随分長い時が経ったことを理解し、もう坂田銀時達には会えないのだと悟りました。アルタナの暴走から何があったのか、たまはたま子からデータを共有してもらいます。ターミナル崩壊のその後、吉田松陽の中のアルタナによって、ターミナルのアルタナの暴走を抑えることに成功しました。そのため、みんなかぶき町に帰ってくる事ができたのです。

『銀魂』の最終回では虚との決着がつきました。その後主要キャラや人気キャラがどうなったのか、ここでは坂田銀時・沖田総悟・高杉晋助の三人のその後についてネタバレを紹介します。

主人公の坂田銀時はその後、再び万事屋で働いていました。ただ、2年間不在の間志村新八が切り盛りしていたので、坂田銀時は平社員から再スタートしていました。しかし、結局は坂田銀時が社長席に座っているようです。

最後はたまの記憶を偽装した長谷川泰三にツッコミを入れて、たまと再会します。そして最後は仕事へ行くと言って、江戸の街を走り去っていきました。

沖田総悟は2年後、切腹させられていることになっていました。しかし実は生きており、新政府の負の面を片付ける殺し屋のようなことをしていました。一応新政府の管轄に入っていました。ラストの戦いでは、ターミナルに向かう志村新八や神楽をサポートしていました。

その後沖田総悟がどうなったのかというと、ヅランプの政権がそよ姫に移ったことで真選組は地位を回復しました。沖田総悟もまた真選組に戻り、警察として江戸を守っているようです。ただ最後は土方十四郎の墓参りをして死んだことにして、最終回を偽装しようとしていました。相変わらず土方十四郎の失脚を狙っているようです。

高杉晋助は坂田銀時と桂小太郎共にターミナルに向かいましたが、虚に体を乗っ取られてしまいました。しかし一瞬だけ意識を取り戻し、吉田松陽を助けて自分の体を刺しました。その後坂田銀時によって虚ごと斬られてしまい、高杉晋助は死亡してしまいました。

しかし最終回の終盤、坂本辰馬が坂田銀時に宛てた手紙に気になる情報が書かれていました。実は来島また子が各地の龍穴の旅を続けていたのです。あのターミナルの戦いの後、高杉晋助の遺体はアルタナにのまれてしまいました。来島また子は虚と同じように、龍穴から生まれるのではないかというわずかな希望を持ちながら旅をしていました。

そしてついにある龍穴で赤ん坊を見つけることができ、来島また子は涙を流しました。このシーンには来島また子のセリフが一切なく、この赤ん坊の正体は明らかになっていません。あくまで高杉晋助が生まれ変わったのかもしれないというところで物語は完結しました。

『銀魂』は告知通りに最終回を迎えませんでした。実は最終回を目前に「週刊少年ジャンプ」から「少年ジャンプGIGA」へ移籍もしています。なぜ最終回前に移籍することになったのか、作者のコメントとあわせてその真相を解説していきます。

『銀魂』の原作者は空知英秋です。空知英秋にとって『銀魂』は初の連載作品でもありました。そんな『銀魂』が完結するということで、最終巻の77巻には作者のコメントが載っています。空知英秋はあえて作品については触れず、「僕の思いはもう漫画に全部ぶち込みましたあとは万事屋に任せます」とコメントしています。

77巻のカバー裏にも空知英秋はメッセージを残しています。カバー裏には花束の写真が載っており、「最終原稿も漫画家生命も終わったァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」とコメントしていました。「漫画家生命も終わった」というのは、最終回がなかなか予定通りにいかなかったことを言っているのかもしれません。

『銀魂』は2018年に最終回を迎える予定でした。しかし最終回は、『銀魂』の専用アプリで完結しました。なぜ「週刊少年ジャンプ」で完結しなかったのかというと、ストーリーが長引いてしまい完結できなかったからです。人気作品なだけに打ち切りというわけにはいかなかったことから、スマホ公式アプリで最終回が配信されました。

実は「週刊少年ジャンプ」で予定通りに完結しなかった後、すぐにアプリで連載されたわけではありません。実は一度「少年ジャンプGIGA」に移籍しており、2019 Winter vol.1〜vol.3まで連載されました。それでも完結しなかったので、アプリで最終回まで連載されることになりました。

『銀魂』のファンは、最終回のラストで来島また子が龍穴で見つけた赤子が気になっているようです。来島また子はアルタナにのまれた高杉晋助の生まれ変わりをずっと探していました。やっと見つけた赤子が本当に高杉晋助の生まれ変わりなのかは分かりませんが、もし赤子が坂田銀時と会ったらどんな反応をするのか想像している方もいました。

最終回でたまが目を覚ますと、そこは東京でした。たまは坂田銀時達がもういない時代まで時が進んでしまったのだと寂しく思っていました。しかしそれは、長谷川泰三によって偽装された世界だったのです。

無事坂田銀時と再会し、置いてけぼりにならなかったたまは嬉しそうに涙を流しました。この時たまと同じ気持ちになったという読者も多く、『銀魂』らしい最終回だったと好評でした。

漫画はストーリーが進むにつれて主人公が成長していくパターンが多いですが、坂田銀時の場合は過去に生きているようなところがありました。最終回を見ると、坂田銀時がやっと前に進んでいるようにも見えることから、感極まるものがあったというファンもいました。

『銀魂』以外にも最終回がネットやメディアで話題になった漫画があります。ここでは、打ち切りになることなく最終回を迎えた漫画、またこれから最終回を迎える話題の漫画を紹介します。

『BLEACH』は2001年から2016年まで連載され、現在でも根強い人気のある漫画です。『BLEACH』のあらすじのネタバレを簡単に紹介すると、主人公の黒崎一護が死神代行になり、虚という悪霊や死神、滅却師と戦うストーリーです。物語の終盤には滅却師との戦いがメインで描かれ、黒崎一護の母の死の真相が明らかになります。

また滅却師の始祖であるユーハバッハとの戦いの結末も必見です。ユーハバッハの戦いのその後が描かれた最終回では、黒崎一護の子供が話題になりました。一体誰と結婚しているのか、黒崎一護の周囲の人間関係の変化にも注目です。ちなみに最終回から4年後の2020年には、『BLEACH』と同じ世界線の『BURN THE WITCH』が短期集中連載されました。

『鬼滅の刃』は人気絶頂のなか最終回を迎えた漫画です。アニメ化をきっかけに幅広い年代に支持されるようになりましたが、2020年に完結しました。『鬼滅の刃』のあらすじのネタバレを簡単に紹介すると、妹を鬼にされてしまった主人公の竈門炭治郎が鬼殺隊に入り、妹を人間に戻すために戦いながらその手がかりを探すというストーリーです。

『鬼滅の刃』の最終回では、鬼舞辻無惨との戦いのその後が描かれ、話題になりました。最終回のストーリーの舞台は大正時代から現代に移り、亡くなったキャラの生まれ変わりや子孫が登場します。ちなみに最終回後に発売されたファンブックには、生まれ変わりや子孫についてより詳しく書かれているので、あわせて読んでみてください。

『進撃の巨人』は2009年から連載されており、2021年に最終回を迎える予定の漫画です。アニメ化で人気を博し、連載は12年目を迎えました。『進撃の巨人』のあらすじのネタバレを簡単に紹介すると、人間を捕食する巨人と主人公のエレン・イェーガーの戦いが描かれています。物語が進むにつれて敵は巨人ではないことが判明し、新たなる戦いが勃発します。

最終章ではエレン・イェーガーが幼馴染のミカサやアルミンと決別してしまい、エレン・イェーガーはジーク・イェーガーを騙してある計画を実行しました。最終回では、世界を敵に回したエレン・イェーガーがどうなってしまうのか、また誰が生き残るのかにも注目です。

『銀魂』は最終回を迎えましたが、その後も続いていくようなラストとなっていました。『銀魂』のファンの間では、最終回のその後について様々な考察をしている方もいました。

特に高杉晋助については、最後に来島また子が生まれ変わりのような子供を抱いているシーンがあり、気になっているファンが多いようです。『銀魂』は最終回が映画化されているので、漫画だけでなく映画でも最終回をチェックしてみてください。