【銀魂】沖田総悟の毒舌っぷりが良い！セリフや毒舌名言などまとめ

沖田総司は銀魂の中でも、特に人気のキャラクターです。童顔で顔立ちをしていながらも、時折見せるかっこいい表情、そして容赦のない毒舌が多くの読者の心を掴んで離しません。今回はそんな銀魂の沖田総司の魅力について、注目していきましょう。

時は江戸時代、「天人（あまんと）」と呼ばれる宇宙人の襲来により、十数年に及ぶ攘夷戦争の結果、江戸幕府は簡単に彼らの侵略を許してしまいます。それ以来江戸には、倒幕を目論む攘夷志士、幕府を守る新選組が戦いを繰り広げていました。主人公坂田銀時は眼鏡の少年志村新八、夜兎族の少女神楽とともに万事屋を営み、今日も賑やかな江戸の町を救うのでした。

銀魂は空知英秋原作で、週刊少年ジャンプにて2004年から2018年にかけて連載されていた人情コメディ漫画です。単行本は全77巻であり、国内累計発行部数は5500万部を超える程の人気作品で、国内外に多くの読者がいます。また、その人気からアニメは放送休止を挟みながらも2006年から2018年まで放送されており、さらにアニメ映画化、実写映画化もしています。

江戸の町を様々な脅威から救う集団、新選組。多くの猛者を揃えている新選組ですが、沖田総司はそんな新選組の一番隊隊長を務めています。強く、時には頼りになる沖田総悟とはどんな人物なのか、おさらいしていきましょう。

新選組一番隊隊長沖田総悟は、身長170cm、体重58kg、誕生日は7月8日で年齢は18歳です。アニメでは声優鈴村健一がCVを務めており、実写映画化では俳優の吉沢亮が演じていました。沖田総司は新選組副隊長の土方十四朗から「サディスティック星から来た王子」と呼ばれるほどにドSな性格であり、時に周りがドン引きするほどの発言や行動を繰り広げています。

ドSな性格の沖田総司の放つ言葉は、基本的に毒舌なセリフばかりです。江戸っ子口調で語尾が「～でさァ」「ですぜィ」とであるため親しみやすい雰囲気があると思いきや、口を開けば危険な発言をするため、周りから注意されることも珍しくありません。そんな毒舌な一面について、次の項目でいくつか紹介していきましょう。

沖田総悟の人気の理由はそのルックスの良さもありますが、最大の理由だと言っても過言ではないのが、ドS毒舌キャラなところでしょう。沖田総悟の魅力をより知るために、そのドSっぷりがそれほどのものなのか、改めて振り返っていきましょう。

沖田総悟は基本的に誰に対してもドSであり、心から慕う新選組局長の近藤勲に対しても辛辣な態度を取ることがほとんどです。他人が苦しんだり困ったりする様子を見るのが大好きであり、あえて相手を困らせるために立ち回ることも珍しくありません。また、短時間で女性を絶対服従の下僕に仕立て上げるといった謎の能力も持ち合わせています。

基本的に誰に対してもドSな態度を取る沖田総悟ですが、万事屋のメンバーである神楽に対しては、ドSっぷりもあまり発揮できていません。これは神楽自身もドSキャラであるということや、誰に対しても臆すること無い態度を取るためであり、沖田総悟の調子が狂うからだと言えるでしょう。

万事屋メンバーの一人神楽は、宇宙最強最悪の戦闘民族である夜兎族の少女です。「～アル」「～ネ」といった語尾を使うことからチャイナ娘と呼ばれることも多いものの、時折共通語や関西弁が飛び出すことも少なくありません。純粋な性格ではあるものの口が悪く、自己中心的であり、似たような性格である沖田総悟とはお互いをライバルだと認めあっている関係です。

沖田総悟と神楽の関係は、似た者同士のライバル関係だと言えます。そんな二人が初めて顔を合わせたのは17話のお花見回です。「たたいてかぶってジャンケンポン」で勝負を繰り広げる二人は、お互い一歩も引く様子がなく、無言で戦い続けてやがて喧嘩に発展します。お互いのことを生意気だと感じたことから、その後会う度に喧嘩をする関係になっていきました。

本来ドSで毒舌なキャラは近寄りがたい雰囲気があるものの、沖田総悟の場合は見た目が童顔でもあるため、キツイ印象が上手く中和されています。愛嬌があり、仲間思いの部分が垣間見えることも少なくないため、ドSで毒舌な一面とキュートな一面が絶妙なバランスを保っていると言えるでしょう。

沖田総悟を語る上で避けて通れないのが、彼の毒舌セリフや名言です。銀魂の中でも特に沖田総悟が人気なのは、彼の口から出る辛辣でドSなセリフがあるからだと言えます。しかし、一方でいざという時には心に響くような名言も言うため、普段のふざけた様子とのギャップが感じられて、より魅力的に思えるのでしょう。この項目では、そんな沖田総悟の毒舌セリフや名言について紹介していきます。

「全くバカな連中ですね…。こんな物ために命かけるなんてバカそのものだ。すまねェ…土方さん。俺もまたバカなもんでさァ」単行本６巻４３訓で発言したこの名言は、敵が政府だとわかっていながらも、自身の信条を貫くために立ち向かう時に発言したものです。政府お抱えの違法地下闘技場で孤児たちを育てるために働いていた道信は、悪事から足を洗おうとしますが、それを許さない幹部たちに闇討ちされてしまいます。

バックに政府がついていて、本来ならばその政府を守る立場である沖田総悟でしたが、自らの信条、そして敵討ちを依頼する孤児たちに胸を打たれ、立ち向かうことに決めたのでした。沖田総悟は自分の正義を貫くために自分の立場や利益よりも、侍魂を捨てない芯の強さが感じられるエピソードとなっています。 

「今時弔い合戦なんざ …。しかも人斬りの為にだぜィ？ 得るもんなんざ何もねェ 分かってんだ。分かってんだよんなこたァ。だけどここで動かねーと、自分が自分じゃなくなるんでぃ」単行本６巻４４訓で発言したこの名言は、政府に楯突くことを咎められた時に発言したものとなっています。 道信の敵を討つために万事屋と共に地下闘技場へやってきた沖田総悟でしたが、道信を打った敵から「政府に楯突くことになる」と忠告を受けます。 

しかし、すでに自分の信条に従うことに決めた沖田総悟の意思が揺るぐことはなく、新選組随一の剣技を誇る沖田総悟の剣は容赦なく相手に突きつけられていたのでした。

「オイよく聞け、俺ァ皿割りに来たんじゃねぇ、てめーらの鼻へシ折りに来ただけだ」単行本１４巻１１４訓で発言したこのセリフは、自称イケメンの柳生四天王南戸から「お互い面への攻撃はナシで」と提案された時に容赦なく発したドS発言となっています。 柳生四天王南戸は非常に自分の顔に自信があるため、おそらく沖田総悟も顔を傷つけられるのは嫌だろうと考えていたのでした。 

しかし、沖田総悟は自分に傷が付くことには何のためらいもありません。油断していた南戸は、もともと剣術のスキルが高い沖田総悟に勝てることもなく、宣言どおりにボコボコにされてしまいました。 

「酒のためなら、アスファルトに咲く、花のようになれますぜぃ」アニメ125話で発言したこのセリフは、新選組で花見に来た時に出た言葉です。沖田総悟は大の酒好きで知られていますが、それもこのセリフがあったからだと言っても過言ではないかもしれません。ただし、沖田総悟は18歳で未成年、現実ならば違法となるため未成年の方は真似はしないように気をつけましょう。

「俺がいつ仕事なめたってんですか？俺がなめてんのは土方さんだけでさァ」単行本3巻15訓で、怠惰な様子を土方十四朗に注意された際に、発言した毒舌セリフとなっています。 攘夷浪士に命を狙われる幕府の官僚の護衛任務に、新選組が指名されます。しかしもともとやる気がない沖田総悟は油断も隙もある様子を見せており、そんな怠惰な姿に副長である土方十四郎は注意をしましたが、沖田総悟は煽るだけで振る舞いを改めることはありません。

ただ、その後は襲撃してきた攘夷浪士に容赦ない攻撃を仕掛けるなどをして、きちんと任務を遂行したのでした。

「ガキにはわかるめーよ。てめェの手汚しても護らなきゃいけねーモンってのが世の中にはあんだ。汚れちまった目ん玉だからこそ見える。汚しちゃならねェモンってのがあんだよ」単行本31巻271訓で語られたこの名言は、新選組としてたくさんの血、そして不条理に触れてきた沖田総悟だからこそ言えたセリフとなっています。 六角事件編と呼ばれるこの話では、将軍暗殺を目論む攘夷志士が沖田総悟をはじめとした新選組一番隊に壊滅されたことから始まります。 

その際死亡した一人の男には娘・霧江がおり、家族を守るために仕方なく暗殺の援助をしていたのでした。しかしそれを知らない霧江は、組織から新選組復讐のコマとして騙され、沖田総悟に立ち向かいます。沖田総悟は霧江の父親の気持ちを守るため、真実を隠し通すことに決めたのでした。

「剣に生き剣に死ぬのが侍ってもんでさァ」単行本13巻112訓で語られたことの名言は、柳生一門に対して告げた宣戦布告となっています。  柳生九兵衛に姉・妙を取り戻すために圧倒的力の差に立ち向かおうとする志村新八に対し、柳生一門は見下した様子を見せます。そんな志村新八に助太刀する形で告げた、侍魂が感じられる力強くかっこいい名言だと言えるでしょう。  

「ドS毒舌キャラと言えば？」と聞かれれば、おそらく日本中の多くの人は「沖田総悟」と答えるでしょう。それだけでも十分な知名度を誇る沖田総悟ですが、実は海外でも沖田総悟の毒舌オーラが話題になっているという噂があります。

沖田総悟と言えば、作中では特徴的なアイマスクを身に着けてよく居眠りをしています。このアイマスクは公式グッズとしても販売されており、持っているという銀魂ファンも実は少なくありません。そんなアイマスクですが、実はとある海外ドラマで登場したと話題になったことがあったのです。

沖田総悟のアイマスクが登場したのは、海外ドラマ「私はラブ・リーガル」です。銀魂というと、よく外の作品や著名人をパロディ化されることでも有名ですが、「私はラブ・リーガル」をパロディ化したことはありません。つまり、何の脈略もなく突然海外ドラマに沖田総悟のアイマスクが登場した、と話題になったのです。

「私はラブ・リーガル」とは、美意識に乏しい弁護士の中に、トップモデルを目指しながらも命を落とした少女の魂が入る、というコメディ・ドラマです。日本では地上波で放送されていた他、WOWOWやHuluなどでも配信されている人気海外ドラマのひとつで、シーズン6まで制作されています。

「私はラブ・リーガル」に突如登場した沖田総悟のアイマスクは、「シワ防止効果のある高級アイマスク」として登場しています。作中で、銀魂や沖田総悟といった単語が出ることはなく、あくまで「私はラブ・リーガル」の世界では、沖田総悟のマスクは高級アイマスクとして存在しているようでした。

ドS毒舌キャラとして活躍する沖田総悟は、銀魂キャラクターの中でも特に人気の存在です。そんな沖田総悟に対する読者の反応に注目していきましょう。

沖田総悟と言えば普段はだらけている、ドSで毒舌なキャラクターですが、様々なエピソードからもわかる通り、非常に周りをよく見ています。いざという時に頼りになるというのも、気だるげにしながらも周りを大切に思っていて心配しているからだと言えるでしょう。

実は自己犠牲精神が強く、損得を考えずに行動することが多いのも沖田総悟の魅力でしょう。たとえ敵が自分が守るべき政府だとしても、政府のやり方が信条に逆らうならば、自分を犠牲にして周りを助けようと躍起になります。そんな行動が出来るのも、自分の身に何かが起こってもきっと新選組がなんとかしてくれると心から信じているからでしょう。

ドS毒舌キャラである沖田総悟ですが、しっかりと彼の言動に目を向けてみると、目上の相手にはきちんと敬語を突き通しています。いつも歯を向けている土方十四朗に対しても敬語を崩すことはありません。沖田総悟が多くの読者から愛されているというのも、最低限の常識や礼儀はきちんと理解しているからだと言えるでしょう。

最後に、沖田総悟が真選組一番隊隊長ではなく、エンタメ界に存在していたらどんな人物になっていたのかについて、考察していきましょう。

沖田総悟が毒舌コメンテーターとして活躍していたら、おそらく朝から夜まで数多くの番組に引っ張りだこだったでしょう。歯に衣着せぬを繰り出しながらも、相手への敬意や礼儀を忘れることはないため、老若男女からは高い支持を得ていたに違いありません。

毒舌コメディアンとして沖田総悟が活躍していたら、少なくとも世の中は沖田総悟のネタを真似する小学生で溢れていたのではないかと予想できます。数多くのバラエティ番組に出演し、たとえ相手が先輩コメディアンだとしても臆することなく、その毒舌っぷりを発揮していくでしょう。

沖田総悟が毒舌YouTuberとして活躍していたなら、超人気YouTuberになっていたかもしれません。刺激的で時に過激な企画を用意したり、LIVE配信でリスナーのお悩み相談に乗って、毒舌でありながらも優しさが垣間見えるような解答を披露したりしていたでしょう。絶妙なアメとムチ具合に、多くのリスナーが虜になるのは時間の問題だと言えます。

いかがでしたか？沖田総悟のドSで毒舌な性格は、アメとムチの使い分けが非常に上手なだけでなく、たまに見える熱い侍魂が、より彼の魅力を際立てています。胸キュンする女性読者も多く、沖田総悟のような人と付き合いたいと望む声も少なくないでしょう。