【銀魂】長谷川泰三(マダオ)の魅力とは?壮絶な過去や名シーンも徹底紹介
『銀魂』に登場するマダオこと長谷川泰三についてまとめました。『銀魂』の作中では、無職のまるでダメなおっさんとして活躍している長谷川泰三ですが、大人の魅力があり読者から人気があります。本記事では、長谷川泰三の魅力や壮絶な過去と名シーンを紹介します。
目次
【銀魂】長谷川泰三とは?
長谷川泰三は、『銀魂』に登場するサングラスがトレードマークの中年男性です。やさぐれた性格とだらしない生活をしている印象が強いキャラですが、公式で行われた人気投票では、1~3回目まで上位20位以内に入る程人気があります。まずは、そんな長谷川泰三のプロフィールやモデルとなった人物についてと、『銀魂』という作品について簡単にまとめていきます。
長谷川泰三(マダオ)のプロフィール
- 名前:長谷川 泰三(はせがわ たいぞう)
- 年齢:38歳
- 誕生日:6月13日
- 身長:179cm
- 体重:67kg
『銀魂』に登場する長谷川泰三は、元々は入国管理局の局長として高い立場にいたエリートでした。坂田銀時率いる万事屋と関わったことで職を失うことになり、その様子から、まるでダメなおっさんを略した「マダオ」というあだ名を付けられることになりました。「はつ」という妻がいますが、職を失ってからは別居していて、長谷川泰三はかぶき町でホームレスとしてその日暮らしを余儀なくされています。
長谷川泰三の強さ
『銀魂』の作中では、マダオとしてろくでもない生活をしているキャラとしての印象が強い長谷川泰三ですが、実は入国管理局の局長として働いていた過去があります。国内でも立派な立場であった長谷川泰三は、武器を手に活躍することはありませんが、たくさんの部下に信頼される上司でした。職を失い、マダオとして転落人生を歩むことになっても、なんとか生きようとする強い意志の持ち主です。
長谷川泰三のモデルや元ネタ
『銀魂』に登場するキャラのほとんどは、モデルや元ネタとなる人物がいます。長谷川泰三のモデルとなっているのは、「長谷川平蔵」という実在した人物です。長谷川平蔵は、江戸で盗賊や放火を取り締まる「火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)」として活躍していました。時代劇で有名な『鬼平犯科帳』の主人公としても有名です。
銀魂の概要
長谷川泰三が登場する『銀魂』は、『週刊少年ジャンプ』で14年間連載されていた少年漫画です。架空の江戸の町を舞台に、宇宙人などのSF要素を多く取り入れた時代劇作品で、魅力的なキャラが多数登場することから人気となります。アニメ化や実写映画化など、幅広くメディア展開もしていて、日本国内のみならず、海外でも多くのファンがいます。様々な作品や時事ネタを多く使ったパロディ要素が多いのも特徴です。
銀魂のあらすじ
江戸時代の末期に、天人(あまんと)という宇宙人達が襲来し、戦争が起きます。主人公の坂田銀時は、その戦争に参加した過去を持つ侍ですが、終戦後は万事屋としてマイペースに生きていました。そんなある日、偶然が重なり志村新八と神楽を仲間に引き入れると「万事屋銀ちゃん」として江戸でのドタバタな生活に巻き込まれていきます。
【銀魂】長谷川泰三の魅力や壮絶な過去
長谷川泰三は、『銀魂』の作中でマダオとしてだらしない面が目立ちます。ギャグ回でネタにされることが多いですが、長谷川泰三には意外な一面や壮絶な過去があるのです。ここからは、長谷川泰三が作中で見せた魅力的な名シーンや過去について紹介していきます。
長谷川泰三の魅力①ひどい性格
長谷川泰三は、入国管理局の局長として働いていた頃は、威厳のある雰囲気で真面目な性格でした。しかし、職を失ってからは人生に疲れた様子でネガティブな性格へと変わっていきます。神楽に付けられた「マダオ」というあだ名には、「まるでダメなオッサン」の他にも「マジでダサいおやじ」や「真っ直ぐ生きても台無しな人生のオッサン」など多くの意味が込められています。ギャンブル好きでだらしない性格となってしまいましたが、芯が強く悪運の持ち主でもあります。
長谷川泰三の魅力②ハツとの関係
長谷川泰三は既婚者で、「ハツ」という名の妻がいます。夫婦仲は非常に良かったのですが、長谷川泰三が入国管理局をクビになったことで、生活がままならなくなってしまった為に別居せざるを得ない状況となりました。しかし、お互いに想い合い続けていて、長谷川泰三がホームレスになりながらもなんとか職を探そうと努力する背景には、ハツと元の生活取り戻したいというモチベーションがあるからなのです。
長谷川泰三の魅力③夏休みの観察日記に選ばれる
『銀魂』の作中には、長谷川泰三が寺子屋に通う少年・大五郎に拾われるエピソードがあります。公園で拾われた長谷川泰三は、大五郎の家で飼われることになり、夏休みの観察日記の対象となります。日を追うごとに2人の関係が変化していく様子が面白く、名シーンも多く登場します。
長谷川泰三の魅力④72巻でのかっこいい活躍
『銀魂』の最終章で、天人に再び侵略されてしまった地球の救世主となったのは、意外なことに長谷川泰三でした。長谷川泰三は、作中で見せていたマダオの雰囲気を払拭するように入国管理局の制服を着て登場します。その後、坂田銀時達の戦いを見守っている内に、地球に落ちていく宇宙船の破壊を余儀なくされました。長谷川泰三は、地球側に付いたハタ皇子と協力して宇宙船と地球の両方を救う活躍を見せるのでした。
長谷川泰三の魅力⑤壮絶な過去
長谷川泰三は、マダオとして落ちぶれる前は入国管理局で局長という立場の高いエリートとして働いていた過去があります。しかし、ハタ皇子という天人との間でトラブルを起こしてしまったことで、クビにされてしまいました。エリートとして1つの仕事しかしてこなかった過去は、その後ホームレスとなってからなかなか就職できない原因となっています。
【銀魂】長谷川泰三の名言や名シーン
『銀魂』において、長谷川泰三の印象は不憫な中年男性とされています。しかし、実際には真面目で芯のしっかりしたかっこいいキャラです。ここからは、長谷川泰三の人物像がよく判る名言や名シーンを3つ紹介します。
長谷川泰三の名言①「入国管理局局長…」
入国管理局局長 長谷川泰三
出典: quotes-box.net
『銀魂』最終章で登場した際に長谷川泰三が発した名言です。江戸が再び天人に占領され、子供にも容赦なく暴力を振るおうとする場面で、長谷川泰三は颯爽と現れて子供を庇います。入国管理局を辞めさせられてマダオとなった長谷川泰三ですが、自国を守りたいという気持ちは消えていなかったことがうかがえる名シーンです。
長谷川泰三の名言②「ネオアームストロング…」
ネオアームストロングサイクロンジェット アームストロング砲じゃねーか 完成度高けーなオイ
雪祭りで万事屋の作った雪像を見た長谷川泰三が発した名言です。かぶき町で雪祭りが開催された際に、万事屋は優勝を目指して雪像コンテストで卑猥な形をした雪像を作り上げます。そこへ長谷川泰三が現れ、坂田銀時が作った雪像を見て感心の声を上げます。卑猥な形をしていますが、江戸を開国させたすさまじい威力の兵器であることを志村新八に教える名シーンです。
長谷川泰三の名言③「ここは侍の国だ…」
ここは侍の国だ。好き勝手させるかってんだ
出典: quotes-box.net
央国(おうこく)星のハタ皇子と問題を起こした後に長谷川泰三が発した名言です。長谷川泰三は、坂田銀時達と関わったことで、自分のペットが管理しきれず、人命に関わる問題を起こしてしまったハタ皇子の身勝手さに怒りを覚えます。正義感からハタ皇子を殴り飛ばしてしまう長谷川泰三ですが、この事件がきっかけで仕事を失います。長谷川泰三がマダオとして誕生する名シーンです。
【銀魂】長谷川泰三の声優
『銀魂』に登場する長谷川泰三は、渋みのある中年の男性キャラです。作中では、だらしない生活をしながらも、決める時にはしっかり決めるかっこいいキャラとして人気があります。ここからは、『銀魂』のアニメ版で長谷川泰三の声を演じた声優について紹介していきます。
長谷川泰三の声優は「立木文彦」
『銀魂』のアニメ版で、長谷川泰三の声を演じた声優は、立木文彦さんです。立木文彦さんは、ハスキーで渋みのある声が特徴の中年の男性役を多く演じている声優です。長谷川泰三は、元は入国管理局局長として国の安全を守る立場にいたエリートだったことから、『銀魂』の序盤ではぶっきらぼうな感じで演じていました。しかし、回を重ねるごとに叫び声を上げたりとコミカルな演技が増えていきました。
立木文彦のプロフィール
- 名前:立木 文彦(たちき ふみひこ)
- 生年月日:1961年4月29日
- 血液型:A型
- 所属事務所:大沢事務所
立木文彦さんは、高校生の頃に自分の声を親戚に褒められたことで、声を活かした仕事に就こうと考えるようになったそうです。高校卒業後に演技の道に進み、声優としてデビューするとアニメやゲームの他、洋画の吹き替えなどで経験を積みます。独特の低音ボイスと言い回しが人気となり、バラエティー番組のナレーションを務めることが多い声優です。
立木文彦の主な出演作品
- 『新世紀エヴァンゲリオン』碇ゲンドウ
- 『ワンピース』クリーク、赤犬(サカズキ)
- 『ゴールデンカムイ』ナレーション
- 『テイルズ オブ シンフォニア』クラトス・アウリオン
立木文彦さんの演じる役は、威厳のある男性や歴戦の猛者といった渋い男性キャラが多いです。落ち着いた低音ボイスを活かして、ナレーションとしても多くの作品に出演しています。『銀魂』で長谷川泰三役を演じてからは、コミカルな役も演じる機会が増えたようです。
【銀魂】長谷川泰三に対する世間での評判や人気
長谷川泰三は、ホームレスとなってからロクな生活をしていません。作中で登場する際も、ほとんどがギャグ回で悲惨な目に遭うことが多い為、読者もギャグ要員として認識しています。しかし、長谷川泰三の行動原理は、大体が他人の助けになろうとすることが多く、その事実に気付いたファンからは感動の声が挙がっています。
『銀魂』の主要キャラとして名を連ねる長谷川泰三は、戦闘力はほとんどないものの、多くのエピソードに登場するキャラです。その為、原作とアニメ共に非常に人気が高く、『銀魂』の中でも存在感の強いキャラとなっています。特に声が合い過ぎているという理由から、アニメ版での人気は高く、主人公の坂田銀時と同レベルで声の浸透度が高いとされています。
長谷川泰三は、マダオとなってから『銀魂』のギャグ回でほぼ毎回と言っていい程悲惨な目に遭います。ギャグ担当として浸透していた長谷川泰三が、再びかっこいい姿を見せたのが、『銀魂』最終章です。あまりのかっこいい登場の仕方に、読者は感動していました。
【銀魂】長谷川泰三は人情味あふれるキャラだった
万事屋のメンバー達によって、職を失った可哀想な印象の長谷川泰三ですが、芯のしっかりした人情味あふれる素敵なキャラであることが判明しました。ネガティブな意味が多い「マダオ」というあだ名ですが、ポジティブな意味も稀に含まれている所が長谷川泰三の魅力となっています。そんな、マジでダンディなオッサンであるマダオこと長谷川泰三の活躍を、是非『銀魂』本編でチェックしてください。
この記事のライター
ルキナ
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