【るろうに剣心】名言をキャラクター別に紹介！感動するセリフも

『るろうに剣心』は1994年から『週刊少年ジャンプ』で連載が開始され、今なお続編ストーリーが制作される程の人気を持っているマンガ作品です。『るろうに剣心』の原作者は和月伸宏（わつき・のぶひろ）先生であり、当時ジャンプ作品では珍しかった堅い歴史ストーリーで話題を呼び、社会現象にまで発展しました。

『るろうに剣心』は1994年～1999年まで『週刊少年ジャンプ』で連載されていたジャンプ作品を代表するマンガ作品です。2022年現在に至るまでストーリーは続いており、「北海道編」が展開中です。1996年からはテレビアニメ作品が放映され、2023年冬には新作アニメ作品が公開されるなど、今後の進展が期待されています。

主人公・緋村剣心（ひむら・けんしん）は、「伝説の人斬り」という肩書を持っていましたが、幕末後は「不殺」（ころさず）を誓い、正体を隠して生活していました。そんな中、緋村剣心は神谷薫や相楽左之助といった信頼できる仲間と出会い、過去の自分と向き合っていくのでした。

ここからは『るろうに剣心』で主人公・緋村剣心が作った名言について紹介します。主人公だけあって数多くの名言が存在しているため、特筆すべきものを10個程選出してまとめていきます。どの名言にも、剣心のかっこいいイメージが投影されています。

緋村剣心の名言①は、神谷薫と剣術の話をしていたシーンにて、緋村剣心が発したセリフです。この時神谷薫は人を活かす剣術を広めたいと話していましたが、それを聞いた剣心は「剣術は人殺しの道具に過ぎない」と否定的な態度を示したのです。この名言から、人斬り抜刀斎としての剣心の風格が伝わってきます。

緋村剣心の名言②は、神谷薫と他愛ない会話をしているシーンにて、緋村剣心が発したセリフです。剣術は人殺しの道具だと言い切った剣心でしたが、やはり神谷薫の目指す人を活かす剣術の普及に期待していたのです。この名言から、明治維新後を生きる人々のために剣を振るってきた剣心の心からの願いが伝わってきます。

緋村剣心の名言③は、剣術をどう使うか神谷薫に尋ねられたシーンにて、緋村剣心が発したセリフです。剣心は過去に人を殺めるためだけに使ってきた剣術を、今度は自分の大切だと思う存在を守るために用いたいと考えていたのです。この名言から、剣術に対する剣心の認識の変化が伝わってきます。

緋村剣心の名言④は、鵜藤刃衛と刀を交える名シーンにて、緋村剣心が発したセリフです。この時鵜藤刃衛は人斬り抜刀斎の剣心と戦いたいがために神谷薫を誘拐し、過去の剣心を呼び起こそうとしていました。その結果人斬り抜刀斎の頃の剣心が蘇り、一人称も「俺」に代わってしまったのです。この名言から、剣心の奥深くにはまだ人斬り抜刀斎としての血が流れていることが伝わってきます。

緋村剣心の名言⑤は、ストーリー序盤に登場する武田観柳を追い詰めた名シーンにて、緋村剣心が発したセリフです。以前から武田観柳は、金の力に頼って人々を苦しめていました。そんな姿を見た剣心の怒りは頂点に達してしまったのです。この名言から、金に心を惑わされない真っすぐな心を剣心は持っていると分かります。

緋村剣心の名言⑥は、神谷薫と別れて京都へ向かう名シーンにて、緋村剣心が発したセリフです。京都では宿敵・志々雄真実が待ち構えており、大切な存在を巻き込みたくないと考えた剣心は東京の仲間達と別れると決心したのです。この名言から、自分1人で決着を付けようとする剣心の生き様が伝わってきます。

緋村剣心の名言⑦は、志々雄一派に両親を殺されてしまった少年と会話するシーンにて、緋村剣心が発したセリフです。この時少年は理不尽な理由で殺されてしまった両親の仇をとろうと必死になっていました。ですが剣心は、「命を捨てるような真似は止めろ」と言って諭したのです。この名言から、命あることこそが最重要だと考える剣心の思考が読み取れます。

緋村剣心の名言⑧は、新井青空に逆刃刀を作ってもらうよう依頼するシーンにて、緋村剣心が発したセリフです。新井青空は伝説の刀匠・新井赤空の息子であり、人殺しの道具である刀を作ることに抵抗を感じていました。ですが剣心は、刀は使いようによっては時代を切り開くことができると説明したのです。この名言から、剣心は根っからの侍であることが伝わってきます。

緋村剣心の名言⑨は、師匠・比古清十郎の下で奥儀・天翔龍閃を習得するシーンにて、緋村剣心が発したセリフです。奥儀・天翔龍閃の習得は命懸けであり、下手すれば命を落とす危険性もあります。ですが剣心は、志々雄真実を倒すために必死だったのです。この名言から、必ず生きて帰るという剣心の強い想いが伝わってきます。

緋村剣心の名言⑩は、京都から神谷道場のある東京に帰ってきたシーンにて、緋村剣心が発したセリフです。京都での志々雄真実との激闘を乗り越え、久しぶりに剣心は神谷道場へと帰還することができたのです。この名言から、仲間と過ごすことに安らぎを感じている剣心の心情が伝わってきます。

ここからは『るろうに剣心』のヒロイン役として有名な神谷薫の名言や名セリフ・名シーンについて紹介します。神谷薫には多くの見せ場がありますが、今回の記事では神谷薫を代表する6つの名言・名シーンについてまとめていきます。

神谷薫の名言①は、緋村剣心と初めて会ったシーンにて、神谷薫が発したセリフです。神谷薫と一緒にいた比留間喜兵衛にいろいろと詮索する剣心にこの言葉を投げかけました。この名言から、神谷薫の持つ優しさや懐の広さが伝わってきます。

神谷薫の名言②は、京都編と東京編の間のシーンにて、神谷薫が発したセリフです。どれだけ世の中のルールが作り替えられたとしても、時代を生きる人間達が変わらなければ平和な世界は訪れないことを意味しています。この名言から、新時代を生きる神谷薫の意気込みが伝わってきます。

神谷薫の名言③は、ストーリー序盤の強敵・鵜堂刃衛（うどう・じんえ）との戦闘後のシーンにて、神谷薫が発したセリフです。この時緋村剣心は鵜堂刃衛に激怒し人斬り抜刀斎に戻りかけていましたが、大丈夫だと声を掛けて剣心を安心させようとしたのです。この名言から、神谷薫は剣心の大きな心の支えになっていることが分かります。

神谷薫の名言④は、京都へ向かう緋村剣心から別れを告げられたシーンにて、神谷薫が発したセリフです。この時神谷薫は、自分の目の前から剣心がいなくなってしまう現実を受け止めきれずに悲しみに暮れていたのです。この名言から、神谷薫がいかに剣心を心の拠り所にしていたかが分かります。

神谷薫の名言⑤は、人誅編の復讐日前夜に剣心と会話するシーンにて、神谷薫が発したセリフです。決戦へ出掛ける剣心を目の前にして、神谷薫は今感じている自分の気持ちを素直に剣心に伝えたのでした。この名言から、神谷薫は剣心のことを心から愛していることが分かります。

神谷薫の名言⑥は、全ての戦いを終えて帰還した緋村剣心と会話するシーンにて、神谷薫が発したセリフです。2人の間には子供ができており、家族3人で歩きながら上記の言葉を剣心に対しかけたのです。この名言から、剣心の無事を誰よりも願っていた心情が伝わってきます。

ここからは『るろうに剣心』に登場する重要キャラの1人である斎藤一の名言や名セリフ・名シーンについて紹介します。斎藤一は重要キャラだけあって名言・名シーンがたくさんあります。そこで今回の記事では、特筆すべき名言を5つ程選出してまとめていきます。

斎藤一の名言①は、緋村剣心と刀を交えて戦うシーンにて、斎藤一が発したセリフです。斎藤一の持つ信念と剣心の持つ信念は相容れないため、どちらが正しいか白黒付けようとしたのです。この名言から、斎藤一は見た目こそ冷静そうですが、内面はプライドの高い勝気な人間だと分かります。

斎藤一の名言②は、渋海を斬り殺そうとするシーンにて、斎藤一が発したセリフです。渋海は出世のために裏で暗殺稼業を営んでおり、斎藤一は剣心の暗殺を依頼されていたのです。ですが斎藤一は剣心暗殺の裏に隠された真の目的に気づき、渋海を罵りながら斬殺したのです。この名言から、今なお斎藤一には新選組の血が流れていることが分かります。

斎藤一の名言③は、志々雄真実のアジトで魚沼宇水と戦うシーンにて、斎藤一が発したセリフです。戦いが始まった瞬間、斎藤一は「牙突零式」を放って一瞬の内に勝負が決まり、魚沼宇水が死にゆく中で上記の言葉を投げかけたのでした。この名言から、斎藤一は魚沼宇水を弱者として認識していることが分かります。

斎藤一の名言④は、魚沼宇水との死闘が決したシーンにて、斎藤一が発したセリフです。魚沼宇水は死に際に「悪・即・斬をいつまで貫けるのか」と尋ねたところ、斎藤一は生涯貫き通すと答えたのです。この名言から、斎藤一がいかに真の侍であるかが分かります。

斎藤一の名言⑤は、京都編クライマックスシーンにて、斎藤一が発したセリフです。この時志々雄真実の死を受け入れることができなかった方治がアジトの動力炉を破壊し、剣心達を巻き添えにしようと試みましたが、「それぐらいでは俺は殺せない」と斎藤一は言い切ったのです。この名言から、斎藤一に秘められた真の強さが伝わってきます。

ここからは『るろうに剣心』に登場する主要敵キャラの1人である志々雄真実が残した名言や名セリフ・名シーンについて紹介します。以下の項目では志々雄真実を代表する5つの名言・名シーンの詳細情報についてまとめていきます。

志々雄真実の名言①は、剣心達と戦うシーンにて、志々雄真実が発しました。志々雄真実が余裕な顔を見せていたため、他キャラが「油断しているのか」と聞いたところ、「お前達が弱すぎるからだ」と返答したのです。この名言から、いかに志々雄真実が強いキャラかが分かります。

志々雄真実の名言②は、剣心を立会人の女性・駒形由美ごと刀で貫いたシーンにて、志々雄真実が発したセリフです。まるで駒形由美を盾にして剣心に反撃したかのような光景だったため、他キャラから「裏切った」と言われますが、お互いを信頼しているからこそできることだと豪語したのでした。この名言から、志々雄真実は駒形由美を心の底から愛していたことが分かります。

志々雄真実の名言③は、幼少期の瀬田宗次郎と会話するシーンにて、志々雄真実が発したセリフです。辛い現実を経験し路頭に迷っていた瀬田宗次郎に対し志々雄真実はこの世の摂理を教え、共感させることで自分の仲間にしたのです。この名言から、悪人の志々雄真実だからこそ、理不尽な世の中を俯瞰して見ることができると分かります。

志々雄真実の名言④は、剣心との戦闘後のシーンにて、志々雄真実が発しました。この時志々雄真実は側近キャラと再会してあの世でも自らの力を知らしめてやろうと意気込んでいました。この名言から、志々雄真実の男としてかっこよさが伝わってきます。

志々雄真実の名言⑤は、剣心と互いの奥義をぶつけ合うシーンにて、志々雄真実が発したセリフです。この時志々雄真実は、剣心を倒して再び人斬りが跋扈する動乱の時代を巻き起こそうと計画していたのです。この名言から、どれだけ志々雄真実が国盗りを成功させたいかが伝わってきます。

ここからは『るろうに剣心』に登場する他キャラが作った名言や名セリフ・名シーンについて紹介します。『るろうに剣心』には登場キャラがたくさんいますが、今回の記事では「四乃森蒼紫」、「相楽左之助」、「高荷恵」、「比古清十郎」、「明神弥彦」、「瀬田宗次郎」の名言についてそれぞれ記載していきます。

今回紹介する四乃森蒼紫の名言は、武田観柳の屋敷で仲間を殺されたシーンにて、四乃森蒼紫が発したセリフです。四乃森蒼紫の仲間だった江戸城御庭番衆のメンバーが武田観柳に利用された挙句、殺されてしまったのです。彼らの死に様を無様だと笑った武田観柳に対し、四乃森蒼紫が怒りを露わにしたのです。この名言から、四乃森蒼紫は仲間想いのキャラであると分かります。

今回紹介する楽左之助の名言は、斎藤一と戦ったシーンにて、相楽左之助が発したセリフです。この時斎藤一は相楽左之助を京都へ行かせまいと、右肩に牙突を食らわせたのです。しかし相楽左之助は一歩たりとも退くことはありませんでした。この名言から、心の底から剣心の戦力になりたいと考える相楽左之助の心情が伝わってきます。

今回紹介する高荷恵の名言は、神谷薫に説教するシーンにて、高荷恵が発したものです。この時剣心に別れを告げられて悲しんでいた神谷薫を見て、「自分は別れの言葉すら掛けて貰っていないのよ」と説教をしたのです。この名言から、神谷薫に負けない程高荷恵も剣心のことを異性として慕っていたことが分かります。

今回紹介する比古清十郎の名言は、十本刀の1人である不二と戦うシーンにて、比古清十郎が発したものです。不二は巨体でしたが、比古清十郎は不二の一撃を受け止め、かつ不二の強さを認めたのです。この名言から、比古清十郎は戦闘面だけでなく精神面でも最強の器を持ったキャラであると分かります。

今回紹介する明神弥彦の名言は、剣心達が京都から帰ってきたシーンにて、明神弥彦が発したセリフです。京都で明神弥彦は志々雄真実の部下にあたる十本刀と戦いましたが、あまりの戦力差のために足手纏いとなってしまい、とても悔しがっていたのです。この名言から、明神弥彦は負けず嫌いな性格を持っていると分かります。

今回紹介する瀬田宗次郎の名言は、志々雄真実のアジトで剣心と戦ったシーンにて、瀬田宗次郎が発したものです。この時瀬田宗次郎は、剣心から戦いに勝つことが正義と決まったわけではないと教えられ、今後どう生きるべきかについて本気で悩んでいたのです。この名言から、自らの人生を歩もうとする瀬田宗次郎の姿が思い浮かびます。

『るろうに剣心』には数多くの名言が存在しています。そこで以下の項目では、『るろうに剣心』の名言が世間からどういった評価を受けているのか、そしてどのような人気の理由が生まれているのかについてツイッター上のファンの言葉を参考にしながら紹介します。

『るろうに剣心』の名言に対する世間での評判は「感動できるものが多い」ことです。仲間との絆や、お互いの愛の深さを再確認できるセリフが多いことが、ファンが感動すると考える大きな要因となっていると推測できます。

『るろうに剣心』の名言に人気が集まる理由は「説得力のあるかっこいいものが多い」ことです。作中での剣心達のかっこいいセリフから人生を生きる上で大切なことを学ぶことができます。それ故に多くのファンの心を打ち、高い評価を得たのだと考えられます。

今回の記事では『るろうに剣心』を代表する名言について紹介してきました。どの名言も読者達を感動させる名シーンに関連するものが多く、それ故に今なお愛され続けるマンガ作品となったのです。今後『るろうに剣心』でどのような名言が生まれるのか、期待しましょう。