【ヒロアカ】スピナーの過去や個性を紹介！名言や声優についても

ヒロアカにはヴィラン連合と呼ばれるヒーローに歯向かう悪組織が存在しており、スピナーはステインに影響されたことで連合に加入し林間合宿編以降から活躍が描かれるようになりました。ここではスピナーのプロフィールをまとめていき、同時に『ヒロアカ』の作品概要とあらすじについておさらいしていきます。

ヒロアカ及び僕のヒーローアカデミアは堀越耕平によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。2014年より掲載が開始されており、主人公が最高のヒーローを目指すという王道な設定と個性と呼ばれる異能力の存在やバトル描写が評価されています。2022年1月には国内累計発行部数4500万部を突破する人気を博しており、アニメ化や舞台化といったメディアミックスも展開されています。

世界総人口約8割が超常能力・個性を持つようになった超人社会では、個性を悪用するヴィランに対抗すべく立ち上がったヒーローが職業として脚光を浴びていました。緑谷出久はNo.1ヒーローのオールマイトに憧れて彼のようなヒーローになりたいと夢見ていましたが、無個性だと診断されてしまい諦めるよう言われてしまいます。そんな時にオールマイト本人との出会いが彼の運命を変えると、緑谷の最高のヒーローになるための物語が幕を開けるのでした。

ヒロアカの世界にはヒーロー社会に反抗的なヴィランと呼ばれる存在が登場しており、死柄木をリーダーにヴィランだけで構成された組織・ヴィラン連合が作られるとスピナーはそこに加入することを決め、悪役として活躍が描かれるようになったキャラクターです。ここではヒロアカにおけるスピナーの過去や個性について紹介していき、人気のある名言についてもまとめていきます。

個性・ヤモリは爬虫類のヤモリと同じ特徴を持った異形型の個性です。普段から個性の影響が見た目に出ておりスピナーの姿はトカゲじみた緑色の肌をしていますが、爬虫類系統の個性の中でも弱い方と言われており壁に張り付く程度のことしかできないとされています。そのため、戦闘時には自身よりも一回り大きい剣・スーパーナイフナイフソードを振るって戦闘力を底上げしています。

田舎に生まれたスピナーは幼少期の頃に周りから「トカゲ野郎」といじめられるようになり、それがきっかけで引き籠もりになった過去を持っています。このことからトカゲと呼ばれることに嫌悪感を示すようになり、見た目が人間から変わってしまう異形型の個性にも偏見を持つようになりました。

性格はステインの思想に染まっており全ての言動が『ステインを継ぐ者』に繋がっていると言えます。たとえ連合の指示であってもそれがステインの意志に背くものなら従わず、ヒーローに対しても自己犠牲の精神こそが本質と考えこんでおりヒーローが人並みの幸せを望むことに否定的な意思を示しています。ただし、ステインに心酔しているあまり自我が確立していない部分が見え隠れしており、連合に加入したのもステイン逮捕の報道を見て勢いで入ったと語っています。

ヒロアカには個性的なキャラクターが数多く登場しており、強い信念や正義感から生まれたセリフが読者の間で名言として評価されることが珍しくありません。ここではスピナーのセリフの中でも特に人気が高い名言を3つ紹介していきます。

逮捕されたオーバーホールを奪うために死柄木たちが護送車を襲うと、その運転をスピナーが担当することになりました。スピナーは運転技術をゲームで鍛えたそうですが、その運転は荒っぽく荼毘から「おいトカゲ」と注意されてしまいます。そのトカゲ発言にコンプレックスを思い出したスピナーはすぐにトカゲは駄目だと言い返すのでした。見た目が似ていることから勘違いしやすいですが、あくまでもスピナーの個性はヤモリです。

ヴィラン連合に加入したスピナーが初めて計画に参加したのは雄英高校の林間合宿を襲撃する時でした。そこでマグネと共に行動しているとプロヒーローの虎と遭遇し一触即発な状況になりますが、とっさにスピナーが「早まるな」と言うとステインの意志について上記のように語るのでした。登場して間もないスピナーがどんな性格をした人物なのかを読者に知らしめた名言と言えます。

ヒロアカの世界ではヒーローは職業として成り立っており、事務所を通じて活動しているプロヒーローやサイドキックたちに給料が入る仕組みになっています。このヒーロー社会にステインは否定的な意見を述べており、職業になったがために金銭のために動くヒーローが現れるようになったり、弱い者を狩るだけで成り立つヒーローは必要ないと語っていました。上記の名言はスピナーがステインの言葉を尊重していることが窺えます。

ここからはアニメ版ヒロアカにてスピナーの声を担当した声優についてまとめていきます。ヴィラン連合の一員として雄英生たちに立ちふさがりステインを模した言動をするスピナーのことを演じた声優について、その人の名前や経歴、出演作品などについて詳細に見ていきます。

スピナーを演じた声優は岩崎了（いわさきりょう）さんです。日本ナレーション演技研究所を経てアーツビジョン所属となった声優であり、若さを感じるテノールボイスが魅力的で青年やお茶目な仲間キャラなどを主に演じています。趣味は映画鑑賞や空手、キャンプといったアウトドアを嗜んでおり、また整理整頓や清掃も好きだと語っています。

これまでスピナーの過去や個性、名言などについてまとめてきましたが、ヒロアカファンにとってスピナーの存在や活躍はどのように映っているのでしょうか？ここではスピナーに対する世間での評判や人気について、実際にヒロアカファンが呟いているコメントを参照しながらまとめていきます。

ヒロアカファンから寄せられているスピナーへの反応は、主に顔や見た目に関するものが多くトカゲやリザードマンのようにカッコよくて好きというコメントが多かったです。作中ではトカゲに見られることを嫌っているスピナーですが、ファンの間では返ってそれが良いと評価されています。

見た目が良いと言われる一方で、スピナーのキャラエピソードや個性が地味であることからヴィラン連合の中でもパッとしない存在と思われているそうです。連合には死柄木を始め、荼毘やトガヒミコなど魅力的なキャラクターが揃っているため、その分スピナーの地味さが際立っているかもしれません。

現在のヒロアカではヒーロー対ヴィランの全面戦争が描かれており、これまでにも多くの犠牲者が生まれるほど熾烈な戦いを繰り広げています。その中でスピナーの大々的な登場シーンが描かれるとこれから彼の活躍が描かれるのではと期待の声が寄せられていました。今までが地味だった分、今後の活躍で輝いてくれるかもしれません。

ここからはスピナーがもしも〇〇だったらについてまとめていきます。ヒロアカ作中ではヴィラン連合の1人として悪事を働いていたスピナーでしたが、そんな彼が現代社会に実在する人物だった場合どのような存在になり得ていたのでしょうか。実際に原作で披露している言動や性格などを参考にしながら考察していきます。

スピナーの家族構成や関係性などについては明かされていませんが、ステインに影響されてヴィランになっているところから自分を優先するような、あまり家族思いな性格をしていないように考えられます。スピナーが兄だった場合、会話をする時などに大きな距離感を感じそうです。

そもそも引き籠もりだったスピナーが学校の教師となり生徒や他の教師、保護者たちと全うに関われるのかどうかが疑問ですが、仮に教師になれたとしたらゲームが好きという趣味で生徒たちと繋がれそうです。また、身体能力の高さから担当する科目は体育が適任に思われます。

スピナーはステインの生み出した思想世界に閉じこもっている節がありますが、裏を返せばそれだけ素直な性格をしているとも言えます。仮に彼の思想に共感を抱きスピナーという人物を理解してくれる女性が現れたら、その人の彼氏としてしっかり愛情を向けてくれそうです。

スピナーは異形型の個性を持つヴィランとして活躍しており、ステインの思想を継ぐ者としてヒーロー社会を変えようとしている筋の通ったヴィランでした。発現した個性によって悲惨な過去を背負うことになったスピナーですが、これからのヒロアカでその過去が払拭される時が訪れることを期待しておきましょう。