【ヒロアカ】マニュアル（水島正規）について解説！個性や能力を紹介

『ヒロアカ』のマニュアルの本名は水島正規で、作中に登場するプロヒーローのうちの1人です。12月5日生まれの28歳で、血液型はA型です。突出した長所を持つより、すべてを満遍なくこなすことを重視しています。ヒーローたちのマニュアル的な存在になりたいという思いから、ヒーロー名を「マニュアル」と名づけたようです。身長は176cmあり、好きなものは平均と観葉植物です。出身地は富山県ですが、現在は保須市にプロヒーローとしての事務所をかまえています。

ヒロアカの正式名称は『僕のヒーローアカデミア』で、「僕ヒロ」や「僕アカ」などと略されることもあります。しかし、アニメが放送されたことをきっかけに、公式の場では「ヒロアカ」と略されるようになりました。ヒロアカが掲載されているのは、集英社の週間少年ジャンプです。2014年32号から連載が始まり、現在でも連載は続いています。ヒロアカの世界では超常能力者が普通に存在しており、それぞれが「個性」という能力を使うことができます。

ヒロアカの世界では超常能力者が普通に存在しており、それぞれが「個性」という能力を使うことができます。この個性を悪用するヴィラン（敵）と、それを取り締まるヒーローたちのバトルがメインとなっています。作者は堀越耕平さんで、以前に読み切りとして発表した『僕のヒーロー』をもとに構想を練ったそうです。2016年からはアニメの放送も始まり、こちらも人気の作品となりました。2022年の10月からは、アニメ第6期の放送が始まりました。

何の能力も持たない「無個性」の緑谷出久は、周りから「デク」と呼ばれてバカにされていました。緑谷は偶然出会ったヒーローのオールマイトに、無個性でもヒーローになれるか尋ねます。一度は否定したオールマイトでしたが、緑谷が危険を省みずに友達を助ける姿を見て胸を打たれます。そして、オールマイトは緑谷を自分の継承者に指名し、「ワン・フォー・オール」の個性を授けます。オールマイトの個性を受け取った緑谷は、ヒーローとしての第一歩を踏み出したのでした。

マニュアルはプロヒーローであるため、もちろん個性を持っています。しかし、その個性の名前は、作中では明かされていません。ただ、作中で使っていた能力や技から、その個性の特徴が推察できます。マニュアルはドライアイである相澤消太の目を潤すため、水を出して相澤の目を保護していました。このことからも、マニュアルの個性は水を操る能力であることがわかります。

ヒロアカのマニュアルは、アニメでも個性を利用した技を使っていました。マニュアルの技を見ることができるのは、アニメ第29話の「ヒーロー殺しステインVS雄英生徒」でのことです。この回では保須市にヴィランが現れ、町の至るところで火災が起きていました。そこでヒーローの1人が消火栓を壊し、マニュアルは吹き出した水を操って消火活動を行います。マニュアルは指先だけで、水を自由自在に操っていました。

ヒロアカのマニュアルは個性自体に不明なことが多いため、必殺技や弱点もわかっていません。ただ、水を操る個性であることから、水の弱点がそのままマニュアルの弱点になると推測できます。また、これまでの能力や技を見ていると、派手な必殺技よりも仲間のサポートが得意な個性であることがわかります。威力は大きくなくても、マニュアルがいることでチーム全体の強さがアップすることは確かでしょう。

ヒロアカのマニュアルのコスチュームは、上半身は体にピタッとフィットするようなボディースーツです。首からお腹にかけての中心部分は白で、その両側は薄い水色になっています。下半身は普通のズボンに、白い長靴のようなものを履いています。魚のヒレのような飾りがついたヘルメットを被っており、髪の毛はすべてこのヘルメットの中にしまっています。

ノーマルヒーローと呼ばれているマニュアルは、ヒロアカのプロヒーローの中では珍しいくらいの常識人です。非常に穏やかな性格をしており、市民の平和を守るために日々地道に努力しています。他のプロヒーローに比べて派手さには欠けますが、その普通さが逆に目立っていました。

ヒロアカのマニュアルは、ヒーローとしての名声や金儲けなどに興味はありません。「ヒーローは私怨で動いてはならない」という信条を持っており、職場体験に来た飯田天哉にもこの信条を言い聞かせていました。マニュアルにとっては市民の平和が第一で、まさにヒーローの模範とでもいうべき考え方をしています。

マニュアルは雄英体育祭で飯田天哉を見て、なんとなく自分に似たものを感じました。そこで、飯田の職場体験先として名乗りを上げましたが、本当に飯田が自分のもとに来てくれるとは思っていなかったようです。しかし、飯田は兄の敵であるステインを追うため、保須市に事務所をかまえるマニュアルのもとへやってきました。

マニュアルはそのことに気づいており、飯田に私怨で動いてはならないと釘をさします。しかし、飯田はその忠告を無視し、兄の復讐をするために1人でステインのもとへ向かってしまいました。マニュアルはそのせいで、監督不行き届きの責任を取ることになります。すべての事件が終わった後、飯田はマニュアルにしっかりと謝罪し、マニュアルもその謝罪を受け入れます。そして、冬のインターンでも、再び飯田を受け入れていました。

ヒロアカのアニメでマニュアル役を担当したのは、声優の大隈健太さんです。大隈健太さんはマニュアルだけでなく、ヒロアカで複数の役をこなしています。ヒロアカで演じたマニュアル以外の役は、半魚人ヴィラン、セメントス、センチピーダーなどです。それぞれ違う声で演じ分けており、同じ声優が担当していると気づかない人も多いようです。

大隈健太さんは、1月22日生まれの声優です。大阪府出身で、2008年にはビジュアルアーツ専門学校大阪に入学しました。2010年には賢プロダクション付属養成所に入所し、2012年には同事務所の所属となります。趣味は居酒屋めぐりや特撮鑑賞などです。

大隈健太さんは、ひとつの作品で複数の役を担当することが多いです。これまでにもヒロアカだけでなく、『うしおととら』や『マクロスΔ』などで複数の役を演じています。ひとつの役だけで出演した作品には、『SK∞ エスケーエイト』（岡正吉）や、『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』（皐月一志）などがあります。

ヒロアカのプロヒーローたちは、どのキャラも非常に癖が強い外見や性格をしています。その中で比較的普通であるマニュアルは貴重な存在で、実はかなり大切なポジションにあるといえます。ファンはそんなマニュアルの大切さをしっかりと理解しており、頑張ってほしいと応援する声が上がっていました。

飯田天哉に対する態度からも、マニュアルは部下を大事にする人物であることがわかります。そのため、自分が働く会社の社長になってほしいと願う人もいました。マニュアルは作中でも人を守るために地道に働いているため、社長になっても会社を守るために堅実に仕事をするでしょう。

ヒロアカのマニュアルは個性の詳細がわかっていないため、どのような個性か気になる人も多いようです。水を操れることは確定であるため、海の近くであれば最強ではないかと推察する人もいました。マニュアルの個性が、ヒロアカ最大の謎であるというコメントもありました。

ヒロアカのマニュアルが会社の上司になったとしたら、会社の規律をしっかりと守る真面目な上司になることでしょう。アニュアルは平均を好むため、部下たちにも均等に仕事を振るだろうと推測できます。1人だけに仕事が集中するような事態は起こりませんが、出世欲のある人間からすると物足りないかもしれません。また、飯田の謝罪をすぐに受け入れたように、部下のミスにも柔軟に対応してくれるでしょう。

常識人間のマニュアルは、友達として付き合いやすい人物であるといえるでしょう。特に目立つ存在でもないため、変に注目を浴びることもありません。ただ、根が真面目であるため、ルールを破ったりすれば怒られることもあるかもしれません。ただ、しっかりと反省をしていれば、すぐに許していつも通り接してくれるはずです。マニュアルが友達になったら刺激は少ないですが、楽しく穏やかな日々を過ごせるでしょう。

ヒロアカのマニュアルは、他のプロヒーローに比べて地味なところがあります。そのため、もしも彼氏になったとしたら、人によっては物足りないと感じることがあるかもしれません。しかし、マニュアルは飯田天哉の謝罪をすぐに受け入れたように、器の大きな人物です。そのため、彼女が多少わがままを言っても、優しく受け止めてくれるでしょう。しかし、度を過ぎたわがままや周囲に迷惑をかけるような行為は、しっかりと叱ってくれるはずです。

ヒロアカのマニュアルは、水を操る個性を持ったかっこいいプロヒーローです。出番は少ないですが、他のヒーローたちにはない普通さが逆に人気を集めています。飯田天哉との関係が深いため、今後作中に登場することもあるでしょう。マニュアルの今までの登場シーンを振り返りながら、新たな活躍に期待しましょう。