【ヒロアカ】心操人使の声優は羽多野渉！代表作や担当キャラまで紹介

『ヒロアカ』に登場する心操人使は雄英高校・普通科1年生です。入学試験でヒーロー科には落ちてしまうものの“ヒーローになりたい”という純粋な憧れからヒーロー科編入を目指しています。個性に強いコンプレックスを抱えながら、努力を続けるストイックな姿を見せています。

髪の毛は紫色で、目の下に濃いクマがあるのが特徴です。クールで冷静な判断に長けています。自身の個性に対して「敵（ヴィラン）向き」や「犯罪者向き」だと言われコンプレックスを持っています。

心操人使の使う個性は「洗脳」です。心操人使の問いかけに対して答えると洗脳状態になり、相手を思うままに操作することが出来ます。一度洗脳すると心操人使が解除しない限り解く事は難しく複数人同時に発動させる事も可能です。また、問いかけに“洗脳の意思”を持っていないと個性は発動しない為、日常会話に織り交ぜて使用すると容易く相手を洗脳する事が可能です。弱点として、肉声で問いかける必要があり、拡声器やスピーカーを使った場合は発動しません。

『ヒロアカ』は原作・堀越耕平による人気漫画です。集英社による「週刊少年ジャンプ」2014年32号から連載を開始しています。2016年4月からアニメ第1期が放送開始され、2022年10月にはアニメ第6期の放送も開始されました。アメコミ風のイラストは海外からも高い人気を得ており、海外コミック部門の累計販売数では上位を占めていました。国内外問わず注目されている日本漫画です。

「個性」を持って生まれる超常社会で、主人公・緑谷出久（みどりやいずく）は「無個性」として生まれます。幼い頃からヒーローになる事を夢見ており、平和の象徴「オールマイト」に憧れていました。夢を諦めきれず雄英高校へ進学を決意します。無個性の緑谷は周りからバカにされながらも、オールマイトの「ワンフォーオール」の力を受け継ぎ“最高のヒーロー”を目指します。高校を舞台に、各々の個性を活かし敵（ヴィラン）と戦うバトル漫画となっています。

『ヒロアカ』アニメ版にて、心操人使の声を担当しているのは「羽多野渉」さんでした。イケメンキャラを演じることが多く、女性から高い支持を得ている声優です。羽多野さんのプロフィールについて解説します。

羽多野さんは、2008年に第２回声優アワード新人男優賞を受賞しています。さらに、2011年には本人名義で歌手デビューも果たしました。ファンからは渉くん・わちゃ・おいたん等の愛称で呼び親しまれています。

羽多野渉さんの母親が、アニメ好きで声優について詳しかったため、声優という職業に興味を持ったようです。全く違うアニメキャラクターを同じ声優が演じているということを母親から教えてもらい興味が沸いたようで、今では「声が覚えられない」と言われる事が声優としての“最高の誉め言葉”だと語っています。

2018年に結婚しており、お相手は声優の「橋本まい」さんです。元ホーリーピーク所属で今はフリーとして活動しています。主な代表作はCODE-E・海老原千波美、To LOVEる-とらぶる・九条凛、地獄少女宵伽・小林などを担当していました。

羽多野渉さんが過去に担当した主なキャラについてまとめてみました。どのキャラもイケメンで人気が高く、数多くの代表作を残しています。アイドルキャラとして歌う羽多野さんにも注目です。

アニメ『黒子のバスケ』では「無冠の五将」の一人「実渕玲央」を演じていました。紳士的な性格でありながらも、オネエ言葉を使うという独特なキャラでもあり「レオ姉」などと呼ばれています。男性役でありながらも、女性の雰囲気も醸し出す気高い美男子を見事に演じていました。

人気アイドルグループ『TRIGGER』のリーダーをしており、クールなアイドルキャラとは裏腹に、熱い江戸っ子気質で物事をはっきりと口にする性格です。イラスト・キャラ・声の全てが一致していると高い評価を得ています。

作・田中芳樹による小説『アルスラーン戦記』に登場する人物「ジャスワント」のアニメ版も担当していました。無口でクールな女性慣れしていないキャラが特徴です。「レオ姉」と同じ声優である事に驚くファンも多かったようです。

『A3！』は、リベル・エンターテインメントが提供するアプリゲームです。全編フルボイスでストーリーを展開しており、稽古で劇団員を育成しながら公演を目指すゲームです。その中で羽多野さんが演じている卯木千景（うつきちかげ）は一流商社に勤務する知的でエリートなイケメンキャラです。謎に多く包まれており、嘘を付きながら周りを翻弄する性格なので、幾重もの「卯木千景」を演じていました。

乙狩アドニスは、アイドルユニット「UNDEAD」に所属する寡黙なハーフキャラであり、歌も披露しています。アニメ『アイドリッシュセブン』の八乙女楽も同様にアイドルとして歌うキャラですが、同一人物とは思えない程、それぞれのキャラを見事に演じ分けていました。

『さんかく窓の外側は夜』は心霊による事件解決に向けてストーリーが展開していくホラーミステリー漫画です。羽多野さんが演じる「冷川理人」はミステリアスな除霊師というキャラであり、演じるにあたり「初めての試みで難しい役だった」と語っていました。

心操人使の初登場からこれまでの登場シーンを解説していきます。作中では雄英体育祭は全世界注目のイベントとなっており、心操人使は「普通科」の一人として「ヒーロー科」に挑みます。ヒーロー科編入を懸けて戦うストイックな姿にも注目です。

『ヒロアカ』第3巻にて初登場しています。体育祭に向け、気合の入るヒーロー科A組に宣戦布告する形で登場しており、大胆不敵な行動は視聴者にインパクトを残していました。そこから人気キャラとなるまでの登場シーンを時系列ごとにまとめてみました。

作中では、騎馬戦の時点では心操人使の「個性」については明らかになっていませんでした。心操人使と同じ騎馬だった尾白・庄田・青山は訳も分からぬまま3位という結果を残します。記憶が無くモヤが掛かった状態だったと尾白は語り、恐らく心操人使の個性では無いかと察します。その後心操人使と緑谷出久によるトーナメント戦が始まりますが、尾白は緑谷に彼の個性について助言していました。

純粋無垢な緑谷は試合開始早々に、あっけなく洗脳を掛けられてしまいますが“洗脳も万能では無い”という尾白の助言を元に、自身に「衝撃」を与え目覚めます。心操人使は個性のコンプレックスから「恵まれた人間には分からない」と緑谷に必死に語りかけますが「無個性」として生まれた緑谷には響く言葉であり、そんな緑谷だったからこそ彼と真摯に向き合えたのではないかと考えられます。結果は敗退となりましたが、皆に賞賛され彼が少しずつ変わっていくきっかけとなりました。

ヒーロー科A組とB組による合同戦闘訓練にて、特別ゲストとして登場しています。A組・B組それぞれのチームに入り訓練に参加しますが、心操人使の登場にヒーロー科の生徒は驚きを隠せずにいました。相澤先生（イレイザーヘッド）が使用する捕縛布を使いこなし、新技「ペルソナコード」と呼ばれる変声マスクを披露しています。敵側の声を真似て味方になりすます事で、個性発動を容易にする技です。味方同士でも疑心暗鬼に陥り連携が取りづらくなるというシーンも描かれていました。

合同戦闘訓練は“心操人使の編入試験”でもあり、緑谷の暴走を止めて貢献した事により見事合格していました。審査員としてブランドキングから“2年からヒーロー科へ編入する”と発表を受け、A組B組共に大いに盛り上がっていました。公開後はヒロアカファンからも歓喜の声が上がっていました。

合同訓練に登場した新装備「変声マスク」も高評価を得ていました。心操人使は『ヒロアカ』の人気キャラランキングでも、ヒーロー科を抑えて上位に入るほど人気のあるキャラですが、羽多野渉さんが声を担当された事でより注目を浴びています。

羽多野渉さんが一番の誉め言葉だと語るように、視聴者は声優キャストを見て初めて羽田野渉さんだと気付くほど、多くのキャラを完璧に演じ分けています。各キャラの評価に驚きの声も多くありました。

ファンからは、「キャラの魅力なのか、羽多野さんが魅力的なのか」と困惑する声も出ていました。羽多野さんが演じたキャラは、キャラ自身の魅力と羽多野さんの声の魅力との相乗効果で、より高い人気を得ています。

心操人使のヒーロー科編入が決まった事で、これから登場シーンも増えるのではないかと予測されています。現在は普通科に所属している為、登場シーンは少ないものの、再び登場して欲しいと期待の声が多く上がっていました。羽多野渉さん演じる心操人使の声を再び聞きたいと願うファンも多く、今後2年生編がスタートするのか注目です。