【ヒロアカ】天喰環(あまじたまき)は強いのにメンタルが弱い？個性や実力も

漫画『ヒロアカ』に登場する、物静かな雰囲気が特徴的な天喰環（あまじきたまき）のプロフィールやヒーロー名・サンイーターの由来を紹介します。また、併せて漫画『ヒロアカ』のあらすじや概要も軽くまとめています。

天喰環は、背が高く尖った耳と鋭い目をした見た目は怖い印象の学生です。人と目を合わさないように、前髪で目を隠しています。しかし、実はビッグ3と呼ばれるほどの実力者で、学内だけでなくヒーロー事務所からも一目置かれる存在です。

天喰環のヒーロー名はサンイーターです。このヒーロー名は、同じビッグ3である通形ミリオ（とおがたみりお）から名付けられました。サンイーターは直訳すると「太陽を喰らうもの」です。幼馴染のミリオの周りはいつも人がいて明るく、引っ込み思案の環にとってミリオは太陽のような存在でした。そんなミリオが環に「太陽なんか霞んでしまうほどお前は凄い」と言ったセリフから、サンイーターというヒーロー名が生まれました。

漫画『僕のヒーローアカデミア』、略称『ヒロアカ』は、週刊少年ジャンプに連載している少年漫画です。2014年7月から連載中で、コミックスは2023年2月時点で37巻で、全世界累計発行部数は8500万部を突破しています。ヒーローをテーマにした作品であることからアメコミ要素も多く取り入れられ、日本だけでなくフランスやアメリカでも高い人気を誇る作品です。

世界総人口の8割が何かしらの個性を持って生まれる超人社会が舞台です。無個性という超人能力を持たない主人公・緑谷出久（みどりやいずく）は、ヒーローになるという夢を諦めきれず、ヒーローを輩出してきた雄英高校へ進学を希望します。しかし、個性がない緑谷は合格は絶望的でした。そんなとき、憧れのヒーロー・オールマイトに出会います。緑谷にヒーローの素質を見たオールマイトは自身の個性を緑谷に継承することを決め、緑谷のヒーロー物語が始まるのでした。

天喰環（あまじきたまき）は、前髪で顔を隠すくらい人の目を気にしていますが、本当にビッグ3と呼ばれるほどの実力があるのでしょうか。ここでは、天喰環の個性や性格、そしてその実力について解説していきます。

天喰環の個性は再現です。食べたものの特徴をそのまま自分の身体で再現できる能力です。たとえば、たこ焼きを食べると手からタコの触手を出せたり、フライドチキンを食べて羽を生やすこともできます。また個性を出す場所や再現する食べ物の大きさもコントロールでき、複数同時に再現することもできます。環のお気に入りはアサリで、硬い貝殻での攻撃と防御ができるからだそうです。

天喰環は、実はとてもネガティブで小心者です。雄英高校のビッグ3として、主人公デクがいる1年A組のクラスに自己紹介をするときも緊張しすぎてまともに挨拶ができないほどでした。メンタルが弱く、同じビッグ3の波動ねじれからは"ノミの心臓"と言われています。

ネガティブ思考でメンタルも弱い天喰環ですが、その実力は雄英高校ビッグ3の1人として認められるほどの実力者です。インターン先のプロヒーロー・ファットガムからの信頼も厚く、見た目によらず強いキャラクターです。

プロヒーローからも認められているサンイーター・天喰環にはどんな必殺技があるのでしょうか。ここでは作中に出てきた必殺技を紹介します。環の個性が全面に出ているカッコいい必殺技ばかりで、ファン必見です。

必殺技1つめは、混成大夥（こんせいたいか）です。これは環が個性を伸ばす特訓を続けたことで達成した必殺技です。個性をコントロールし、複数個性の再現や再現する特徴を自由に選択できるようになったのです。1つの食べ物で、様々なバージョンで再現することができます。

必殺技2つめは、「混成大夥（こんせいたいか）」のバージョンのひとつのキメラ・クラーケンです。巨大なタコの足を再現し、周囲にいる複数の敵を一気に倒すことができます。また、タコの足なので相手を捕獲することも得意です。

必殺技3つめは、「混成大夥（こんせいたいか）」のバージョンのひとつのキメラ・ケンタウロスです。下半身を牛にして駆け回り、上半身で再現した個性で的に攻撃します。特にタコ足での攻撃は敵を拘束できるので強力です。

これまで、天喰環（あまじきたまき）の個性や強さを解説してきました。ここでは、漫画『ヒロアカ』で紹介されている天喰環（あまじきたまき）の活躍や名言について、実際の場面も交えながら紹介します。

漫画『ヒロアカ』の漫画の中で、天喰環（あまじきたまき）の初登場したシーンやインターンや死穢八斎會（しえはっさいかい）との戦い、超常解放戦線掃討作戦（ちょうじょうかいほうせんせんそうとうさくせん）での活躍ぶりを紹介します。

天喰環の初登場は、コミックス14巻のNo,122出会いの季節です。雄英高校ヒーロー科のカリキュラムの1つにインターンというものがありました。天喰環は、プロヒーロー事務所にインターンに行って活躍している先輩として、1年A組にインターンとは何なのかを説明するために登場します。

天喰環のインターン先は、プロヒーロー・ファットガム事務所です。インターン中にファットガムが取り逃がしたヴィランを、タコの足、鶏の翼と脚、アサリの貝殻を同時に使用し、難なく捕まえていました。個性の使い方がうまく、ファットガムからの信頼も厚いです。

天喰環の活躍で代表的なものは、死穢八斎會との戦いがあります。普段はネガティブな性格の環もここでは、判断力を発揮し力強く「1人で3人完封できる」と強い意志で宣言します。その言葉を信じ、ファットガムたち他のプロヒーローたちは先に進みます。死穢八斎會の幹部3名と戦い、環は特訓した個性の同時発動をフルに活用し、ダメージを受けながらも見事3名を拘束することに成功しました。

次の天喰環の活躍は、超常開放戦線掃討作戦です。有名なプロヒーローも参戦していた超常開放戦線一掃討作戦では、環は先陣を任されました。環はキメラ・ケンタウロスで山荘に入り、敵を一蹴します。環の活躍があったことで、突破口を開くことに成功しました。

続いて、天喰環（あまじきたまき）の名言を紹介します。ネガティブで小心者の天喰環ですが先頭では男らしい一面があります。名言はどの場面で名言となったのか、漫画『ヒロアカ』のストーリーに触れながら紹介していきます。

このセリフは、死穢八斎會のアジトに乗り込み敵3人と対峙したときのセリフです。死穢八斎會の作戦の1つが時間稼ぎであると判断し、自分1人で戦うことを決めます。人数の多さに対し、切島が強力を申し出たところ「こんな時間稼ぎ要員、俺１人で充分だ」と力強く環は返答します。環の強さを誰よりも信頼しているファットガムもその場を預けました。結果として環は、3名を撃破し、死穢八斎會の制圧に大きく貢献しました。

このセリフは、雄英高校の学園祭で波動ねじれの応援をしているときに出たセリフです。波動ねじれは、雄英高校のミスコンに出場していました。波動ねじれの出番のときに、波動よりも緊張し「波動さん…人間だって動物。ほ乳類だと思えば楽になる」とつぶやきました。強さや実力は申し分ないですが、戦闘シーン以外ではいつもどおりのネガティブな一面を見せる、環でした。

このセリフは、超常解放戦線掃討作戦で先陣を切って乗り込んだときのセリフです。環は、必殺技のキメラ・ケンタウロスを繰り出し、敵基地の入口を制圧します。その際、的に対して放った一言です。あまりのカッコよさにファットガムは「カッコェえやん。もっかい言って！」といじるほどでした。

漫画『ヒロアカ』に登場する優秀なヒーローを排出する雄英高校ですが、その中でも特に優秀なメンバーがビッグ3と呼ばれるメンバーです。ビッグ3は、通形ミリオ（とおがたみりお）、波動ねじれ（はどうねじれ）、天喰環（あまじきたまき）の3名のことを指しています。ここでは天喰環と他の2名のビッグ3と関係性をまとめます。

天喰環と通形ミリオは、小学校からの幼馴染です。小学生の時ミリオのクラスに環が転校してきたことで、2人は知り合いました。環は昔から緊張する性格で、周りとあまり馴染めなかったところに、明るく接してくれたのがミリオでした。環にとってミリオは、周りを含めて明るくする太陽のような存在と思っています。

天喰環と波動ねじれは、クラスメイトで同じビッグ3です。波動ねじれがミスコン出場する姿をみて「純真無垢な妖精のようだ」と環は言っていますが、今のところ恋愛に発展するような描写はありません。あくまでも深い信頼関係のある者同士として描かれています。

天喰環とファットガムの関係性は、インターン生徒とインターン受け入れ事務所です。環は、陽気な性格のファットガムのおかげでだいぶ前向きな性格になってきています。ファットガムは環の強さに一目置いており、全面的な信頼を持っていますが、環にとってはそのプレッシャーがパワハラと感じている一面もあるようです。

天喰環と切島は、先輩・後輩の関係性です。あまり人と目を合わせなかったり会話しない環ですが、切島をファットガムに紹介するなど、面倒見の良い先輩です。死穢八斎會編では行動を共にし、切島がいたことで死穢八斎會が切り札として持っていた個性を壊す弾丸の一部を手に入れ、対策を打てました。

漫画『ヒロアカ』は、2016年からアニメ放送が開始しており、20233月現在で6期までの放送が終了しています。ここでは、天喰環（あまじきたまき）を担当した声優・上村祐翔（うえむらゆうと）さんのプロフィールや主な出演作品を紹介します。

天喰環の声優は、劇団ひまわり所属の上村祐翔さんです。上村さんの優しい声が、環のうちに秘められた優しさが表現されていると評判です。

上村さんは、埼玉県出身、1993年生まれです。上村さんは、大学1年生のときにゲーム『神々の悪戯』に声の出演が決まったことから、俳優や声優の道を意識し始めます。大学卒業後、Kiramune（キラミューン）に所属しました。パンシェルジュ検定1級の資格を持ち、パンの手作りもしています。特技は、スキューバダイビング、ビリヤードです。

上村さんは、2002年『ぼのぼの クモモの木のこと』で声優デビューしました。主な出演作品としては、『文豪ストレイドッグス』の中島敦、『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のヒロ、『RE-MAIN』清水みなと、などがあります。

普段は寡黙で小心者の天喰環（あまじきたまき）ですが、戦闘だと自分の実力を発揮しています。そんな天喰環のことを、世間からはどのように見えているのでしょうか。ここでは、実際のファンのコメントをみながら天喰環の印象についてまとめていきます。

漫画『ヒロアカ』には特徴あるヒーローが多く描かれていますが、その中でも天喰環が推しというファンも多そうです。メンタルが弱いけど優しい性格であったり、プロヒーローも認める強さなど、見た目とのギャップがファンを集めています。

ただ単純に天喰環がイケメンというコメントです。天喰環は、ヒロアカのイケメンランキングでも上位に入っています。あまりしゃべるタイプではないですが、物静かなところもかっこいいキャラクターです。

波動ねじれに「ノミの心臓」と言われるくらいメンタルが弱く小心者の天喰環ですが、戦闘になるとその雰囲気はなく、自分の実力を信じ敵に向かっていきます。そのギャップがかっこいいというコメントです。

漫画『ヒロアカ』に登場する天喰環は、プロヒーローから認められる強さ、実力を兼ね備えた、ネガティブでメンタルの弱い小心者のヒーロー・サンイーターでした。再現というユニークな個性を自由に操れるまで特訓を行う努力家な一面もあり、コツコツとプロヒーローへの道を歩んでいます。天喰環が時折見せる男らしい活躍が見たい方は、漫画『ヒロアカ』を手に取ってみてください。