【文スト】登場キャラの誕生日を含むプロフィール紹介！異能力名や声優キャストも

文ストはイケメンキャラや異能力バトル描写などに評判が集まっている人気作品で、2012年に連載が開始されてから累計発行部数1000万部を超えています。登場キャラの誕生日についてまとめていく前に、まずは文ストの作品概要とあらすじ、作者について理解していきましょう。

文ストは朝霧カフカ原作、春河35作画によって共同制作されています。朝霧先生は愛媛県生まれのシナリオライターで、少年時代にゲームソフト『RPGツクール』で話作りばかりしていた生粋のシナリオメイカーです。春河先生は神奈川県出身の漫画化兼イラストレーターで、文ストをきっかけに本格的に漫画を描き始めたとされています。

文ストこと文豪ストレイドッグスはヤングエースに連載されている漫画作品です。過去に実在していた著名な作家をイケメン化させ、それぞれ作品やペンネームにちなんだ異能力を用いて戦うアクション漫画として注目されています。2022年2月時点でシリーズ累計発行部数は1000万部を突破しており、アニメ化や映画化といったメディアミックスも多数展開されています。

孤児院を追放された中島敦は自殺しようと川を流れていた太宰治を助けます。その出会いをきっかけに太宰とその仲間・武装探偵社が追っている人食い虎の捜索を手伝うことになりますが、虎の正体は敦自身でそれに気付いた太宰は異能力・人間失格を発動して彼を鎮静化させました。孤児院を追放された理由をそこで初めて知った敦は、武装探偵社に入ることを決め様々な事件を解決しようと活躍します。

文ストと言えば実在した文豪たちがイケメン化・美少女化されたことで話題を呼んでおり、彼らの魅力的な活躍シーンがかっこいいと言われキャラ人気がとても高いです。その中でも武装探偵社に所属しているキャラは主人公や味方の立場にいるキャラが揃っていることから大勢のファンから慕われています。ここでは文ストに登場する武装探偵社所属キャラの誕生日や年齢・異能力の特徴についてまとめていきます。

中島敦（なかじまあつし）は文ストの主人公です。孤児院を追い出された後に太宰と出会ったことで物語が始まり、白虎に変身する異能を利用して様々な事件に赴くようになります。孤児院にいた頃に暴言や虐待を受けていたため非常にネガティブな思考をしていますが、1度決意したことには全力を尽くす強さを秘めています。

太宰治（だざいおさむ）は敦を武装探偵社にスカウトした上司です。熱心な自殺志願者として知られており『完全自殺読本』を愛読書として挙げるほど自殺に魅入られています。普段は飄々とした態度を取っていますが、彼の経歴には謎が多く時折冷酷で残忍な一面を見せます。

国木田独歩（くにきだどっぽ）は太宰の同僚兼相棒です。理知的で堅物な人柄が特徴的で予定通りに事が進まないことを嫌います。仕事に私情を持ち込まない主義でもあり冷徹な態度をよく見せていますが、その反面高い理想を持つロマンチストでもあり時に天然な一面を見せることもあります。

江戸川乱歩（えどがわらんぽ）は自他ともに認める名探偵です。糸目と自由奔放な性格が特徴的で自身が名探偵であることを誇りに思っていますが、一方で事件解決の依頼をしてくる警察を「無能」と小馬鹿にしており、常識や無駄な知識を嫌うといったひねくれ者でもあります。

谷崎潤一郎（たにざきじゅんいちろう）は武装探偵社の手下の1人です。軟派男を思わせる派手な外見をしていますが、物騒な思考回路と律儀な人柄という意外性があります。探偵社では張り込みや潜入調査といった雑務系を任されています。

宮沢賢治（みやざわけんじ）は武装探偵社最年少の少年です。狭いコミュニティで生きてきたことから人を疑うことを知らないほど純粋な心を持っています。探偵としては致命的ながら、結果的に彼独自の解決方法を導き出すため優秀な社員として評価されています。

与謝野晶子（よさのあきこ）は武装探偵社の専属医です。探偵社の数少ない女性でボブカットの髪と蝶の髪飾りが特徴的です。普段は落ち着いた雰囲気を出していますが実際は勝ち気な性格をしており、苛立ちが溜まると医者でありながら「命を大事にしない奴はぶっ殺してやる」と物騒な物言いを飛ばします。

谷崎ナオミ（たにざきなおみ）は武装探偵社の事務員の1人で潤一郎の妹に当たります。モデルが実在した文豪ではなく谷崎潤一郎の小説『痴人の愛』の登場人物で、本著はいわゆる萌え小説であり、文ストのナオミは日頃から兄に挑発的な発言とスキンシップなどで思わせぶりな行動を見せています。

福沢諭吉（ふくざわゆきち）は武装探偵社の社長です。男性メンバー唯一の和服と古風な言動が特徴的で、仕事の解決よりも社員の安全を重要視するようなイケメンの人格者です。社員間で揉め事が起きても鶴の一声で治めるほど威厳があり、社長というだけあって高い武術と戦闘能力を秘めています。

泉鏡花（いずみきょうか）は元ポートマフィア構成員だった社員です。実在する泉鏡花は男性ですが、文ストでは女性キャラとして描かれています。マフィア時代に35人殺害したことをトラウマに思っており、人殺しの運命から抜け出そうと探偵社に身を寄せました。異能力は殺戮の権化と呼ばれるほど高い戦闘能力を有しています。

春野綺羅子（はるのきらこ）は武装探偵社の事務員の1人です。モデルは谷崎潤一郎の小説『痴人の愛』に登場する女優で、アニメ版では社長秘書という立ち位置に改変されています。茶髪ロングヘアーと眼鏡、猫愛好家という特徴があり、谷崎とは一時的に同居生活を送っています。

文ストに登場するポートマフィアは武装探偵社と敵対関係にある組織ですが、イケメン・美少女キャラが揃っておりライバルポジションの立ち位置で描かれているため、一部のファンからはかっこよくて魅力的だと人気を集めています。ここではポートマフィアに所属している文ストキャラの誕生日や年齢・異能力の特徴をまとめていきます。

芥川龍之介（あくたがわりゅうのすけ）はポートマフィア首領直属の遊撃隊隊長です。冷酷な人柄と殺戮に特化した異能力を持った人物で、身に着けている服を変化させる単純な能力ながらポートマフィアの中でも最高戦力の1人に数えられるほどの戦闘能力を誇ります。

樋口一葉（ひぐちいちよう）は芥川の遊撃部隊に配属されている部下です。太宰から絶賛されるほどの美貌の持ち主で、蜂蜜色の髪と凛とした顔つきが特徴的です。周囲からマフィアに向いていない性格と評されており、本人もそれを自覚していますが組織の人間として活躍したいと望む生真面目な性分をしています。

中原中也（なかはらちゅうや）はポートマフィア五大幹部の1人です。黒い帽子が似合っているイケメンで、小柄な体格ながら戦闘では武闘派な戦い方を得意としています。太宰とは犬猿の仲で彼の嫌いなところは『呼吸をしていること』と答えるほど毛嫌いしていますが、過去には2人でバディを組んでいたとされています。

尾崎紅葉（おざきこうよう）はポートマフィア五大幹部の1人です。和服に身を包んだ姿は遊女のようで、太宰や中也からは「姐さん」と呼ばれています。過去に起きた出来事からポートマフィアのことを恨んでいましたが、鴎外が首領になってからは「ここが好き」と言うほど組織を気に入っています。泉鏡花がいた頃は彼女の姉貴分となり溺愛していました。

梶井基次郎（かじいもとじろう）は中原中也の部下です。死そのものを無数の状態変化の複合音楽と称する狂気的な科学者で、医者である与謝野から強い憎悪を抱かれています。愛用している檸檬爆弾は異能力を掛け合わせることで真価を発揮することができます。

夢野久作（ゆめのきゅうさく）は『Q』と異名をつけられたポートマフィアの構成員です。白と黒に分かれた短髪とマフラーを巻いた容姿が特徴的で、片足を失った不気味な人形を常に持ち歩いています。他人の死になんとも思わない狂人で組織内で殺人事件を起こしたことから座敷牢に閉じ込められていました。

森鴎外（もりおうがい）はポートマフィアの首領です。一見冴えない見た目をした中年男性ですが、その本性はマフィアのボスに相応しい残虐非道なもので敵対する存在を徹底的に潰すことを信条としています。一方で重度のロリコンでもあり、異能力で生み出したエリスを溺愛しています。

エリスは鴎外の異能力・ヰタ・セクスアリスによって造られた異能生命体です。赤いドレスとリボンを身に着けた可愛らしい少女で、常に鴎外につき従っては毒を吐いたり困らせたりと辛辣に当たっています。ただし、こういった反抗的な態度は鴎外が施した『設定』によるもので、本人はそれに嫌悪感を抱いています。

織田作之助（おださくのすけ）はポートマフィア最下級構成員の1人です。赤毛と黒地ストライプのシャツにベージュのコートが特徴的で、組織では何でも屋な役割を果たしています。何があっても人を殺さないという信念を心に留めており、夢は殺しを辞めて海の見える部屋で小説を書くこととされています。

銀（ぎん）はポートマフィアの実働部隊・黒蜥蜴の十人長の1人です。芥川の妹に当たり、普段は長い黒髪を後ろに束ねて口元をマスクて覆った忍者のような姿をしていますが、私服姿を見せた時には田山から「黒髪の撫子」と称されました。寡黙で表情をあまり表に出さない性格をしており、騒がしい性格をした立原とはあまり仲がよくありません。

文ストの世界には武装探偵社とポートマフィアの他に組合（ギルド）と呼ばれる組織が存在しており、横浜の土地とそこに立つ会社全てを余裕で購入できるほどの財力を誇っています。また、これら3つの組織以外にもイケメンで魅力的なキャラクターが何人か登場しています。ここではその他勢力に所属している文ストキャラの誕生や年齢・異能力の特徴をまとめていきます。

本名フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルドは組合の団長を務めている男性です。スーツを着込んだ端正な顔立ちをしたイケメンで、徹底した能力至上主義を貫くがゆえに任務に失敗した部下を排除する非人道的な一面があります。異能力は消費した金額に応じて自身の身体能力を増幅させます。

ルーシー・モード・モンゴメリは組合に所属している少女です。クセ毛な赤髪を三つ編みに縛った容姿をしており、敦と同じ孤児院の出身で虐待された経験があります。意地っ張りな面が多くも心根は優しいツンデレ気質で、敦に対して好意を寄せています。

フョードル・ドストエフスキーは殺人結社・天人五衰の構成員かつ盗賊団・死の家の鼠の頭目です。笑みを浮かべると不気味な雰囲気が溢れ、指や爪をかじる癖があります。本人曰く虚弱な貧血体質ですが、一方で超人的な頭脳の持ち主でありポーカーをした時はカードのわずかな傷を全て記憶できるほどの観察眼と記憶力で相手を完封しました。

エドガー・アラン・ポオは組合の設計社長を務める男性です。鼻にかかるほど長い前髪と黒いコートが特徴的で、話す時は格式張った口調でぼそぼそと喋ります。探偵社の乱歩とは探偵勝負をする関係で、エドガーが勝利したことはありませんが超推理の持ち主である乱歩にヒヤリとさせた人物は後にも先にも彼のみとされています。

坂口安吾（さかぐちあんご）は内務省異能特務課参事官の補佐を担当している青年です。4年前までポートマフィア所属の情報員で太宰から「マフィアの凡てを識る男」と称されていました。異能力によって記憶力と判断力に優れ、困難な状況でも冷静さを失わない優秀さを秘めています。

文ストの魅力はアニメ化された時でも完全に再現されており、加えてイケメンなルックスだったキャラそれぞれに人気声優が当てられたことによってよりキャラクターの魅力が増しました。ここではアニメ版文ストにてイケメンキャラを演じた人気声優を紹介していきます。

上村祐翔（うえむらゆうと）は劇団ひまわりに所属している男性声優で『ぼのぼの クモモの木のこと』よりわずか4歳でデビューしました。本格的に声優として活動を始めたのは大学生の頃で、2017年には音楽レーベルKiramuneに加入し歌手としての活動を始めています。

宮野真守（みやのまもる）は劇団ひまわり所属の男性声優で、数々の名作で主演として出演している声優界の大御所です。幼い頃から人前で表現することが好きでテレビの世界にも夢を抱いていたそうです。近年ではドラマやバラエティ番組への出演が増えておりコミカルな人柄が更なる人気を集めています。

細谷佳正（ほそやよしまさ）は2014年よりマウスプロモーションからフリーに移転した男性声優です。元々舞台俳優を目指していましたが限界を感じたことで声優を考えるようになり、デビューした現在は素朴でナチュラルな表現力が魅力的と評されています。

神谷浩史（かみやひろし）は青二プロダクション所属の男性声優です。1994年のデビューから芽が出るまで時間がかかった遅咲きの声優として知られており、ブレイクしてからは数々の賞を受賞して実力派として評価されました。同時にファン人気も飛躍的に高まり愛猫家としても有名になっています。

豊永利行（とよながとしゆき）はスーパーエキセントリックシアターに所属している男性声優です。ヒーロー物の特番から役者に憧れを抱き、子役デビューを果たしてからドラマや舞台など、幅広い分野で活動していました。2013年からは音楽活動も開始しており、多芸で経験豊富な演者として魅力があります。

花倉桔道（かぐらきつね）はアイムエンタープライズからフリーに移転した男性声優です。文ストのクレジットでは『花倉洸幸』表記となっていますが、2022年1月1日をもって現在の芸名に改名されました。サッカー観戦にPCゲーム、ミニバスケットボールなど多趣味な声優として人気があります。

嶋村侑（しまむらゆう）は賢プロダクションに所属している女性声優です。舞台女優として活動していたところをアニメーション監督にスカウトされたことでアニメ声優に転身した経歴を持っており、正当派なヒロインや妖艶な大人の女性など、様々な役を演じ分けられるところが魅力的です。

諸星（もろほし）すみれは劇団ひまわりに所属している女性声優です。3歳の頃に『千と千尋の神隠し』の湯婆婆になりたいと思ったことから声優を目指し始め、幼い声質に反して巧みな演技力が魅力的だと評価されています。2019年より歌手としてもデビューしておりファン人気を高めています。

小山力也（こやまりきや）は劇団俳優座に所属している男性声優です。1989年に『仮面ライダーBLACK RX』で俳優デビューを果たしており、声優としては洋画吹き替えを中心に活動していましたが2000年以降からアニメやゲームの出演が増えていきました。力強い演技が魅力的で同性のファンも多く人気があります。

小野賢章（おのけんしょう）はアニモプロデュースに所属している男性声優です。子役時代から演者として活動しており、声優活動は『ハリー・ポッター』の吹き替えを契機に本格化していきました。イケメンキャラの定番声優の1人に数えられており、色気ある特徴的な声に人気があります。

谷山紀章（たにやまきしょう）は賢プロダクションに所属している男性声優です。専門学校在学中にデビューを果たした才能の持ち主で、演技力の他に高い歌唱力を評価されており音楽活動にも積極的です。2011年には実写アクション映画の主演を担当し更なる活躍に期待が向けられています。

文ストの作品人気は原作漫画が累計1000万部発行されるほど高く、業界内でも他の漫画にはない魅力で溢れていると評価されています。これほど文ストに人気が出たのには主に5つの理由があると言えます。ここでは文ストの人気の理由や魅力についてまとめていきます。

文ストの登場キャラは実在した文豪をモデルにしていますが、その誰もがイケメンキャラにデザインされており読者が親しみやすくなっています。イケメンキャラなんてありふれていると思われるかもしれませんが、イケメンに目移りしてしまうのも事実で、彼らの内面や活躍を見ていけばつい魅了されていくことでしょう。

バトルアクション系の漫画やアニメは数多く存在していますが、文ストの場合は登場キャラの文豪それぞれの元ネタをモチーフにした異能力が設定されているという特徴があります。例えば太宰は代表作の人間失格が異能力になっており、相手の異能力を無効化する能力を持っています。文豪キャラと異能力の掛け合わせによってありがちな異能力バトルとは一味違う戦闘描写が読者の目を惹いています。

序盤は武装探偵社とポートマフィアの異能力バトルでしたが、北米の組合が参戦したことによりストーリーの展開が大きく揺れ動きました。敵だった存在が味方になったり、味方だと思っていたキャラが実は敵だったりという展開は、読んでいる人に緊迫感と続きを読みたくなってしまう好奇心を駆り立たせてくれます。

文豪をモデルにしている文ストのキャラたちですが、彼らの設定は作品向けに再構成されています。特に人間関係は魅力的で、例えば太宰と中原はかつてコンビとして活動していましたが、あることで決別し作中でも因縁の相手として描かれています。

太宰治や森鴎外に中島敦など、文ストの登場キャラはかつて実在した、または現在活動している文豪がモデルにされています。1話で入水自殺をしようとしていた太宰でしたが、これは実在した太宰が自殺志願者だったところから来ています。こういった共通の設定が作中に散りばめられているため、文豪に詳しい人はその描写に面白さを感じられ、知らない人でも本作を通じて文豪に興味を持ったという人が多くいます。

文ストキャラの誕生日についてまとめてきましたが、実際に誕生日が訪れた時にはSNS上に多くのお祝いコメントなどが寄せられお祭り騒ぎになります。ここでは実際に投稿されているコメントを参照し、世間での評判や人気についてまとめていきます。

3月1日は芥川龍之介の誕生日であり、その日のコメントを調べてみると上記のようなお祝いコメントで溢れていました。芥川の場合は彼の一人称『やつがれ』の呼称でファンに親しまれており、『やつがれおめでとう』といったコメントが大量に見受けられました。

絵心があるファンは誕生日用ファンアートを描いてお祝いしてあげています。一枚絵のファンアートの他にも複数枚を1本の動画にまとめたものや、グッズを並べて愛情を表現する『祭壇』の写真などが投稿されています。

文ストキャラは実在する文豪と名前がかぶっていますが、文ストファンは誕生日祝いの際に文ストのキャラのみが検索されるよう配慮しています。これによって太宰治の作品について検索した人が不快にならず、文ストコミュニティのみで盛り上がることができます。ファンが礼儀正しいとそれだけで作品の印象が良くなるでしょう。

文ストのキャラにはそれぞれ誕生日があり、熱狂的なファンによって毎年誕生日を祝うことが恒例行事となっています。誕生日を祝うことでよりキャラクターに愛着が湧いて文ストがより好きになることでしょう。文ストはイケメンキャラに留まらない魅力がたくさん詰まっています。まだ読んだことがないという人は、これからぜひ自分のお気に入りキャラクターを見つけてください。