【文スト】中原中也の人物像まとめ!太宰治との関係や吸血鬼になった理由も
本記事では『文スト』で、ヴィジュアルや性格がかっこいいと人気の中原中也の人物像をまとめました。太宰治との関係や吸血鬼になった理由、死亡説について調査するとともに、アニメ『文スト』で中原中也役を務めた声優情報も紹介します。
目次
【文スト】中原中也とは?
『文スト』に登場する中原中也は、ヨコハマに拠点を置く闇組織のポートマフィアの一員です。そんな中原中也の人物像や太宰治との関係に迫る前に、彼のプロフィールや『文スト』の作品について紹介します。
中原中也のプロフィール
- 誕生日:4月29日
- 年齢:22歳
- 身長:160cm
- 体重:60kg
- 血液型:B型
- 好きなもの:帽子・喧嘩・酒・音楽
- 嫌いなもの:太宰治
- 長所:太宰より強いこと
- 短所:何故か太宰に負けること
- 座右の銘:これで太宰さえいなければ
中原中也の実在モデル
『文スト』に登場する中原中也は、実在した明治時代の詩人「中原中也」をモデルにしています。明治40年に生まれた中也は昭和12年、30歳という若さで死亡するまで350篇以上の詩を残しました。開業医の長男だった中也は「神童」と呼ばれるほど成績優秀でしたが、弟が風邪で亡くなったのをきっかけに文学に目覚めます。文学に目覚めた中也は成績が悪くなり、中学時代には落第してしまいました。その時の中也は、友達を自宅に招いて答案用紙を破き、万歳三唱をするなど破天荒な行動が目立ち始めます。
大人になると酒癖が悪く、喧嘩を吹っ掛けたり、他人の家を破壊して逮捕された経験もありました。しかし、喧嘩は強いわけではなく、大柄な坂口安吾に軽くあしらわれたこともあります。そんな中也の代表作『山羊の歌』や『在りし日の歌』は、彼の独特な世界観が高く評価され、現在も多くの人々に愛されている作品です。
文ストの概要
『文豪ストレイドッグス(文スト)』は原作・朝霧カフカ、作画・春河35による漫画作品です。2013年からヤングエース(KADOKAWA)で連載されており、キャラクター化された文豪たちが異能を使って戦う内容は、読者の間で大きな話題となりました。そんな『文スト』はアニメ化や舞台化、劇場版アニメーションなど多くのメディアミックスが展開されている人気作品です。
文ストのあらすじ
『文スト』の主人公・中島敦はある日、孤児院から追い出されヨコハマをさまよっていると、鶴見川で入水していた太宰治に遭遇し助けます。太宰との出会いをきっかけに、彼が所属する武装探偵社で「人喰い虎」の捜索を手伝うことになった敦でしたが、その虎こそ無意識で「月下獣」に変身した敦自身だったのです。海外の異能者団体から多額の懸賞金が掛けられていた敦は、ポートマフィアに狙われながらも武装探偵社の社員として奮闘していきます。
【文スト】中原中也の人物像や異能
『文スト』に登場するキャラクターは、実在した文豪と同じ名前で、異能についても文豪の作品名やエピソードにちなんだ設定になっています。ここからは、中原中也の人物像や彼の持つ異能について解説します。
中原中也はオシャレ好き
『文スト』の中原中也は、服装から靴にまでこだわりを持つオシャレ好きです。その中でも帽子は特別こだわっており、黒い帽子をいつも被っています。靴に関しては、太宰からも「センスがいい」と言われるほど、オシャレには余念がありません。
中原中也の身長は低い
先述したように『文スト』の中原中也の身長は160cmと低く、彼にとってコンプレックスになっています。15歳の時に出会った太宰から、身長について「君は大して伸びない」と呪い(予言)をかけられていました。当時の2人はほとんど同じ身長でしたが、後に太宰は181cmになり、身長差が21cmとなってしまったのです。
中原中也は酒に弱い
『文スト』の中原中也は大の酒好きですが、飲むとベロベロに酔ってクダを巻いてしまうほど弱いです。酒に弱いにもかかわらず、アルコール度数11度以上あるロマネコンティや16度以上のペトリュスを空けてしまうなど、ワイン好きな姿が描かれています。
中原中也の推理力
『文スト』の中原中也の推理力は壊滅的です。エドガー・アラン・ポオの異能によって推理小説の世界に引きずり込まれた時、犯人を特定できなかった中也は、登場人物1000人を力技でねじ伏せてしまいました。中也は考えることが苦手だということがうかがえます。
中原中也のポートマフィアでの立ち位置
『文スト』の中原中也はポートマフィアに所属しており、五大幹部の一人として暗躍しています。幹部の立ち位置にいる中也ですが、戦闘になると切り込み隊長として先陣を切り、構成員たちの指揮を執る武闘派です。
中原中也の強さや異能
『文スト』の中原中也は「汚れつちまつた悲しみに」という異能を持っており、自身や相手の重力を操作することができます。この能力を使うと、天井に逆さまで立つことができる他、相手の攻撃をかわす、対象を地面に張り付ける、地面をひび割ることも可能です。ポートマフィアの中でも随一の体術使いであるため、接近戦は非常に強く、単身でも高い戦闘力を見せています。
中原中也の正体は荒覇吐?
『文スト』の中原中也の真の姿は人間ではなく、荒覇吐(アラハバキ)と言う強大な力を持つ存在です。荒覇吐の力を制御する方法として、外側を「中也」の形でかたどった安全装置となっているのです。
【文スト】中原中也と太宰治との関係
人間ではなく、強大な力を持つ存在「荒覇吐」だった中原中也ですが、武装探偵社の太宰治とは深い関係がありました。ここからは『文スト』の中原中也と太宰治の関係について解説します。
中原中也と太宰治の出会い
中原中也と太宰治は15歳の時、ある事件がきっかけで出会います。当時、中也は少年少女で結成された「羊」のリーダーであり、ポートマフィアを敵視していました。一方、太宰はポートマフィアに正式加入してはいなかったものの、先代を殺害してボスとなった森鴎外の証人として活動しています。ある日、殺されたはずの先代が生きていると言う噂の真相を探るため、太宰は広津柳浪と共に貧民街へと向かいました。
そこで、太宰は電話で森と話していると突然、中也が異能を使って背後から蹴りを入れてきたのです。太宰は広津と共に中也と戦闘を始めましたが、突然起きた大爆発によって3人は吹き飛ばされてしまいました。その後、中也はポートマフィアに拘束され、森のところへ連行されたのです。ポートマフィアに「羊」の仲間を人質に取られたことで、森から提案された荒覇吐の調査依頼を仕方なく引き受け、最終的にはポートマフィアに加入することになります。
中原中也と太宰治は仲が悪い?
かつては同じポートマフィアに所属し、相棒として共に行動していた中原中也と太宰治は互いを嫌いと公言するほど仲が悪い関係です。喧嘩が絶えなかった2人はその後、太宰がポートマフィアをやめると分かると中也は祝杯をあげ、太宰はやめる前に中也の車に爆弾を仕掛けるなど、敵同士になった後もいがみ合っています。
中原中也と太宰治のコンビ「双黒」は最強
非常に仲の悪い関係である中原中也と太宰治ですが、そんな2人は「双黒(そうこく)」と呼ばれる最強コンビでした。体術を得意とする武闘派の中也と、頭脳明晰で戦略家の太宰治が組むと隙のない戦いで敵を次々と倒します。2人のコンビは無双の強さを誇り、ポートマフィアのボスである森鴎外からも「黒社会最悪の2人組」と呼ばれていました。
中原中也と太宰治の作戦暗号
中原中也と太宰治には、共闘する際に使う「恥と蟇蛙(はじとひきがえる)」と言う作戦暗号があります。「恥」を太宰、「蟇蛙」は中也を指し、その作戦暗号を合図に2人は前後に並び、おとりとなった太宰が敵をおびき寄せ、その背後から中也が蛙のごとき跳躍で攻撃を繰り出す戦闘方法です。この作戦案は頭脳派の太宰が考えています。
中原中也と太宰治の汚濁が最強
中原中也の異能「汚れつちまつた悲しみに」には、強化形態の「汚濁(おぢょく)」と言う技があります。異能を完全解放した汚濁は、鋼鉄の戦車を素手で破壊したり、小型のブラックホールを生み出し攻撃することが可能です。しかし、汚濁を使うと理性を失い、死ぬまで暴走状態になってしまうリスクがあります。この暴走状態を唯一制御できるのが、異能を無効化できる能力を持つ太宰治です。中也は太宰と共闘するときにのみ使う汚濁は「双黒」と呼ばれる2人の最強技となっています。
【文スト】中原中也が吸血鬼になった理由や死亡説
『文スト』でも最強と言われている中原中也は、コミックス23巻で吸血鬼となった姿が描かれており、多くの読者に衝撃を与えました。ここからは、中也がなぜ吸血鬼になってしまったのか、その理由や浮上している死亡説について考察します。
中原中也が吸血鬼になった理由
中原中也が吸血鬼になった理由は不明です。理由は明らかになっていませんが、中也は吸血鬼に感染した人物によって噛まれてしまったのではないかと考えられています。
中原中也を吸血鬼にした張本人は誰?
中原中也を吸血鬼にした張本人の存在も明らかになっていません。読者の間では、ブラムかポートマフィアの間で吸血鬼化が進んだことによって噛まれてしまったのではないかと考察されていました。しかし、ブラムは福地桜痴に見張られており、福地と中也は敵対関係ではない為、可能性は低いと言われています。最も可能性が高いと考えられているのが、まだ作中に登場していない新キャラの存在で、一体誰なのか今後の展開が注目されています。
中原中也を噛んだ方法
強力な異能を持つ中原中也をどのように噛んだのか、その方法について一番考えられているのが「仲間を助けている隙を突かれた」ことです。敵に襲われている仲間を助けようと、かばった中也を瀕死状態になるまで攻撃した後に噛んだ可能性が高いと言われています。
中原中也は今後死亡する?
一部、ファンの間で中原中也の死亡説が浮上していました。そのきっかけとなったのが、101話で中也が太宰に「グッド・バイ」と告げるシーンです。しかし、中也が死亡したとは断言されておらず、詳細は明らかになっていません。読者の間では、中也が死亡することは有り得ないと彼の活躍に期待する声が上がっています。
【文スト】中原中也の声優
『文スト』の人気キャラである中原中也は、アニメでもその人気を不動のものとしました。ここからは、アニメ『文スト』で中原中也役を担当した声優について紹介します。
中原中也の声優は「谷山紀章」
アニメ『文スト』で中原中也の声を担当したのは、声優の谷山紀章(たにやまきしょう)です。太宰治の策略にはまり「二度目は無くってよ」と、お嬢様口調になった中也をかわいく演じて話題となりました。
谷山紀章のプロフィール
谷山紀章は、1975年8月11日生まれで山口県宇部市出身の声優・歌手です。アニメ映画『AKIRA』を見たのがきっかけで、声優に興味を持ちました。代々木アニメーション学院声優科卒業後、賢プロダクションに所属します。音楽ユニットGRANRODEOのボーカルとしても活躍しており、2010年には男性声優として初の武道館単独ライブを開催して大きな話題となりました。
谷山紀章の主な出演作品
声優・谷山紀章の主な出演作品は、『うたの☆プリンスさまっ♪』四ノ宮那月、『黒子のバスケ』氷室辰也、『幕末Rock』坂本龍馬、『進撃の巨人』ジャン・キルシュタイン、『とある魔術の禁書目録』ステイル・マグヌスなど、数多くの人気アニメで活躍しています。
【文スト】中原中也に対する世間での評判や人気
『文スト』に登場キャラ・中原中也に対する世間での評判や人気について調査したところ、アニメで中也役を演じた谷山紀章の声がイメージにとても合っていると言う意見が多く見られました。中也のセリフをアニメで見られることに喜びを感じているファンもいるようです。
中原中也のかっこいいシーンをもっと見ていたいと感じている声があります。『文スト』の人気キャラランキングで上位に入る中也の登場シーンは、何度見ても飽きないと感想を述べているファンもいました。
中原中也がかわいすぎて『文スト』の内容が頭に入ってこないと言った声もありました。中也のビジュアルや声、強さ全てにおいて完璧だとファンを魅了しているようです。
【文スト】中原中也は太宰治と組むと最強のキャラだった
『文スト』に登場する中原中也は強力な異能を持っており、太宰治とコンビを組むと最強になるかっこいいキャラです。そんな中也は何者かによって吸血鬼となってしまい、死亡説も浮上してファンに衝撃を与えました。今後、中也がどのような活躍を見せるのか『文スト』のストーリーに注目です。
この記事のライター
rymamimo
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