【文スト】江戸川乱歩は異能力者ではない?強さや福沢諭吉との関係も
『文スト』の江戸川乱歩は、優れた推理力で探偵社の仲間たちの力になっています。江戸川乱歩は異能者ではないといわれていますが、本当でしょうか?本記事では、文ストの江戸川乱歩の能力や強さ、福沢諭吉との関係についてまとめています。
目次
【文スト】江戸川乱歩とは?
江戸川乱歩のプロフィール
『文スト』の江戸川乱歩は、10月21日生まれの26歳で、血液型はO型です。身長は168cm、体重は57kgと、この年齢の男性にしてはやや小柄な体型をしています。合理的思考が好きな名探偵で、警察からの依頼で事件解決に手を貸しています。自分の推理力に絶対の自信を持っているためか、他人を見下すような言動を取ることもあります。自分勝手な自由奔放な性格で、周囲が振り回されることも少なくありません。
江戸川乱歩の実在のモデル
文ストの江戸川乱歩は、実在する文豪の江戸川乱歩をモデルとしています。実際の江戸川乱歩は、1894年10月21日生まれの日本の小説家です。本名は平井太郎で、ペンネームの「江戸川乱歩」は、推理小説の父ともいわれているエドガー・アラン・ポーに由来しています。主に推理小説を執筆していましたが、怪奇譚や恐怖小説なども手掛けています。
第二次大戦後は小説を書く傍ら、評論家や編集者、研究科としても活躍しました。江戸川乱歩は1947年に探偵作家クラブを設立し、これが後の日本推理作家協会となりました。江戸川乱歩は、日本推理作家協会の初代理事長を務めています。江戸川乱歩の代表作には、『D坂の殺人事件』や『人間椅子』などがあります。特に有名な作品は、明智小五郎や小林少年、少年探偵団らが活躍する『怪人二十面相』です。
文ストの概要
文スト(文豪ストレイドッグス)は、2013年1月からヤングエースで連載が始まった漫画です。原作と作画で分かれており、原作は朝霧カフカさんが、作画は春河35さんがそれぞれ担当しています。文ストの単行本は23巻まで発売されており、2022年2月時点の累計発行部数は1,000万部を超しています。2014年4月からは、文ストの小説版も刊行されました。
その他にも小説の外伝やスピンオフ漫画など、関連作品が次々と発表されています。文ストはテレビアニメにもなり、第1シーズンが2016年4月から放送されました。その後、第3シーズンまで放送され、2023年1月からは第4シーズンが放送中です。文ストはアニメだけでなく舞台化と映画化もされ、舞台は2017年12月に、映画は2018年3月に公開となりました。
文ストのあらすじ
孤児院で育った中島敦は、孤児院を追い出され行く宛もなくさまよっていました。鶴見川で入水していた太宰治を助けた敦は、この出会いをきっかけに太宰が追っていた人食い虎の捜索を手伝うことになります。自分がその虎だったと知った敦は、太宰の勧めで武装探偵社に入ることになりました。敦は個性派揃いの社員たちに振り回されながら、武装探偵社の一員として力をつけていくのでした。
【文スト】江戸川乱歩は異能力者ではない?強さを解説
文ストには、さまざまな異能が使える異能力者が登場します。江戸川乱歩も「超推理」という異能を持っているといわれていますが、実は異能力者でないことが序盤で明かされます。過去回では、なぜ江戸川乱歩が自分を異能力者と思うようになったのか、その理由も描かれました。ここでは、江戸川乱歩の能力の正体や強さについて解説します。
江戸川乱歩の異能力は「超推理」とされていた
文ストの作中で、江戸川乱歩の異能は「超推理」だと紹介されました。超推理は優れた観察眼や洞察力により、目の前にある情報だけで物事の真実を明らかにしてしまう能力です。江戸川乱歩は福沢諭吉から黒縁のメガネをかけることで、異能の超推理を発動します。江戸川乱歩はこの異能を使い、何度も武装探偵社のピンチを救っています。
江戸川乱歩は異能力者ではない?
初めて目の前で江戸川乱歩の異能を見た中島敦は、その能力の強さに感心します。しかし、一緒にいた太宰治は、江戸川乱歩は能力者ではないと言いました。江戸川乱歩は武装探偵社の中でも珍しい、何の異能も持たない一般人だったのです。しかし、異能でなくとも彼の推理力が素晴らしいことに違いはなく、江戸川乱歩は武装探偵社でも一目置かれた存在となっています。
江戸川乱歩の強さは推理力や采配
文ストの江戸川乱歩は、他の社員たちのような戦える強さは持っていません。江戸川乱歩の強さは戦闘ではなく、戦闘員をサポートするときに発揮されます。江戸川乱歩は持ち前の推理力で、これまでにも中島敦の監禁場所やポートマフィアが組合に仕掛けた罠などを見抜いてきました。また、誰がどう動けば勝利するかを推理することで、完璧な采配を行うことができます。こうした推理力や采配能力が、江戸川乱歩の最大の強さだといえるでしょう。
【文スト】江戸川乱歩と福沢諭吉の関係や過去
文ストの江戸川乱歩の過去には、福沢諭吉が大きく関わってきます。この2人が出会わなければ、武装探偵社自体が存在していなかった可能性もあります。では、過去の江戸川乱歩と福沢諭吉には一体何があったのでしょうか?ここでは、文ストの江戸川乱歩と福沢諭吉の過去と、2人の関係を詳しく説明します。
江戸川乱歩は就活をしていた子供だった
武装探偵社に入る前、田舎から横浜へ出てきた江戸川乱歩は警察学校へ入学しました。しかし、授業が面白くない上に人間関係もうまくいかず、学校をやめさせられてしまいます。続いて入った軍では所長の横領を暴いたことで追放され、その次に就いた建設現場の仕事は上司との上下関係が面倒で退職してしまいます。江戸川乱歩はどこへ行っても仕事が続かず、常に就活をしているような状態でした。
江戸川乱歩と福沢諭吉の出会い
文ストの江戸川乱歩が初めて福沢諭吉と出会ったのは、福沢諭吉が用心棒の仕事をしていたときのことでした。仕事の依頼人が殺害されてしまったため、福沢諭吉は急いで殺害現場へと向かいました。そこへやって来たのが、事務員の面接に赴いた江戸川乱歩でした。江戸川乱歩は殺害現場を見たたけで、簡単に事件の犯人を言い当ててしまったのです。
江戸川乱歩と福沢諭吉は武装探偵社を設立
文ストの福沢諭吉は、江戸川乱歩の類まれな才能に気づきました。しかし、当の本人は特別な才能を持っているという自覚がなく、周りの人間も皆自分と同じような考えができると勘違いしていました。そこで、江戸川乱歩に特別な才能を自覚させるため、福沢諭吉はその力が異能であると伝えました。
自分が異能力者だと思い込んだ江戸川乱歩は、傲慢になり自分の能力を過信するようになります。江戸川乱歩が自分の身を危険にさらしたのを見て、福沢諭吉は彼が力を発揮できる場所が必要だと考えます。そして、江戸川乱歩が自分の能力を思う存分使える場所として、武装探偵社を設立したのでした。
江戸川乱歩の福沢諭吉への絶大な信頼
文ストの江戸川乱歩にとって、福沢諭吉は初めて自分を理解してくれた人間です。また、福沢諭吉にとっても、江戸川乱歩は自分の正義を貫くために必要な存在でした。江戸川乱歩と福沢諭吉はどちらかが片方を利用するような関係ではなく、お互いがお互いを必要とする互助関係にありました。江戸川乱歩にとっては福沢諭吉は恩人ともいえる存在で、今でも福沢諭吉に絶大な信頼を置いています。
【文スト】江戸川乱歩の声優
文ストのアニメで江戸川乱歩を演じたのは、声優の神谷浩史さんです。ややとぼけた感じの演技が、江戸川乱歩のイメージにぴったりはまっていました。人気声優の神谷浩史さんは、文スト以外にも多くの作品に出演しています。ここでは、神谷浩史のプロフィールと、これまでに出演した主な作品を紹介します。
江戸川乱歩の声優は「神谷浩史」
神谷浩史のプロフィール
声優の神谷浩史さんは、1975年1月28日生まれのA型です。千葉県松戸市で生まれ、茨城県牛久市で育ちます。高校時代に演劇部の大会で個人演技賞を受賞したことをきっかけに、役者の道を志します。芸術系の大学受験に失敗した後青二塾に入りますが、声優の養成所とは知らずに入所したそうです。1994年にドラマCDで声優デビューし、徐々に実力をつけていきます。2012年から5年連続で声優アワードを受賞したことにより、声優アワードの殿堂入りを果たしました。
神谷浩史の主な出演作品
声優の神谷浩史さんは、『ワンピース』のトラファルガー・ロー、『進撃の巨人』のリヴァイ、『おそ松さん』の松野チョロ松などの役で知られています。その他の主な出演作品と担当キャラは、『マクロスF』のミハエル・ブラン、『青の祓魔師』のメフィスト・フェレス、『黒子のバスケ』の赤司征十郎などです。最近では、『うる星やつら』の2代目・諸星あたる役が話題となりました。
【文スト】江戸川乱歩に対する世間での評判や人気
文ストの江戸川乱歩の過去回は、非常に人気が高いストーリーです。現代に戻らず、ずっと過去の話をやってほしいというコメントもありました。福沢諭吉との親子のような関係や、信頼できる相棒のような関係性が好きという感想も多く寄せられていました。
文ストのアニメでは、江戸川乱歩役を声優の神谷浩史さんが担当しています。江戸川乱歩の声優が神谷浩史さんだと知って、喜ぶ人が大勢いました。また、過去回の少し幼い江戸川乱歩の声を聞き、神谷浩史さんの演じ分けの凄さに驚くコメントもありました。
文ストの江戸川乱歩には、「可愛い」や「かっこ可愛い」という感想が集まっていました。外見だけでなく、子供っぽい性格を可愛いと感じる人も多いようです。真面目な顔で推理しているときはかっこよく、可愛いとかっこいいが合わさったキャラに大勢の人が心を奪われていました。
【文スト】江戸川乱歩は異能力者ではなかった
文ストの江戸川乱歩は、「超推理」という能力を持ったキャラです。この超推理は異能ではなく、江戸川乱歩が有しているひとつの才能に過ぎません。しかし、他の人には真似できないその力は、異能と言っても差し支えないレベルです。文ストの江戸川乱歩は、この能力を使って武装探偵社の大きな支えとなっています。文ストの原作やアニメで、江戸川乱歩のさらなる活躍を期待しましょう。
この記事のライター
NR4712
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