【文スト】織田作之助は死亡キャラとして登場?太宰との関係や過去を紹介
文ストに出てくる織田作之助は未来予知の異能力「天衣無縫」の持ち主であり、ポートマフィアの最下級構成員だった人物です。太宰治の友人でしたが、ある事件に巻き込まれて死亡します。今回は文ストに登場する織田作之助の人物像や過去、太宰治との関係について紹介します。
目次
【文スト】織田作之助とは?
織田作之助はかつてポートマフィアに所属していた太宰治の友人です。赤毛の髪に黒地のシャツとベージュのコートを着ており、太宰と同じポートマフィアの構成員でした。ここでは、織田作之助のプロフィールや文ストのあらすじをまとめました。
織田作之助のプロフィール
- 名前:織田作之助(おださくのすけ)
- 年齢:23歳
- 身長:185cm
- 体重:77kg
- 好きな食べ物:カレー
- 嫌いな食べ物:肩の凝る食事会の食事
織田作之助はベージュのコートを着た赤毛の髪が特徴のキャラクターです。ポートマフィアに所属していましたが最下級構成員のため、構成員同士の喧嘩の仲裁や爆弾処理など、組織の何でも屋として働いていました。異能力「天衣無縫」の持ち主で、5秒以上6秒未満の未来を予知できます。また、過去に読んだ小説がきっかけで小説家になる夢を持ち、マフィアでありながら「人を殺さない」という信念を抱くようになりました。
織田作之助の性格
織田作之助の性格は冷静で思慮深く、感情をあまり表に出しません。ただ、天然なところもあり、文ストでは太宰治の回想シーンで、太宰から言われた冗談を真に受ける織田作之助の様子が描かれています。他にも、子ども好きなため、5人の孤児を引き取って育てていました。
織田作之助の実在モデル
文ストで登場した織田作之助の実在モデルは、昭和に活躍した小説家の織田作之助です。代表作は『夫婦善哉』や『青春の逆説』などが挙がります。1938年に小説『雨』でデビュー後、織田作之助は戦後の抑圧された時代背景に反発する小説家一群「無頼派(ぶらいは)」として、太宰治や坂口安吾らと共に活躍してきました。しかし、1946年に結核を患い、33歳の若さで亡くなります。
文ストの概要
『文豪ストレイドッグス』略称文ストは、原作者の朝霧カフカ先生と作画担当の春川35先生によって描かれた異能力アクションバトル漫画です。2013年からヤングエースで連載しており、2022年には漫画の累計発行部数が1,200万部を突破しました。過去に実在した文豪たちをキャラクター化し、それぞれの作品を基にした異能力を使い登場人物達が戦う姿を描いた作品です。2016年には文ストのアニメ第1期が放送されました。
文ストのあらすじ
孤児院を追い出された中島敦は、ヨコハマで入水自殺を図る太宰治を助けます。この出来事がきっかけで、敦は武装探偵社に所属する太宰と共に「人喰い虎」を探すことになりますが、実は敦が人喰い虎の正体でした。無意識に能力を発動させた敦は太宰に襲いかかりますが、太宰は能力を無効化する異能力「人間失格」を使い、敦の能力を解除します。その後、敦は太宰の尽力で武装探偵社に入り、ポートマフィアや組合(ギルド)との戦いに身を投じていきます。
【文スト】織田作之助は死亡キャラ?太宰との関係を紹介
織田作之助は文スト開始時点ですでに死亡しており、太宰治の回想シーンで登場します。 ここでは織田作之助の過去や太宰治、坂口安吾との関係について紹介します。
織田作之助と太宰治・坂口安吾の関係
太宰治や坂口安吾も織田作之助と同じポートマフィアの構成員でした。ただ、組織で最下級構成員だった織田に対し、太宰はポートマフィアの幹部、坂口は情報部に所属していました。3人の関係は組織の序列を超えた友人で、文ストでは行きつけのバーでお酒を飲みながら、楽しく過ごす3人の姿が描かれています。また、織田は太宰と坂口から「織田作」と呼ばれていました。
織田作之助の活躍や死亡の経緯
ポートマフィアの構成員として働いていた織田作之助ですが、ある事件に巻き込まれて死亡します。ここからは織田作之助の活躍や死亡する経緯を、ストーリーのネタバレを含みながら紹介します。
ネタバレ①坂口安吾がいなくなる
ある日、ポートマフィアの情報部に所属していた坂口安吾が失踪し、行方不明になります。坂口の行方を追う織田は調査を進める中で、彼の失踪に海外の異能犯罪組織「ミミック」が関わっていることを突き止めます。また、ここで坂口がポートマフィアを裏切っている可能性も浮上しました。
ネタバレ②坂口安吾の正体
織田作之助は坂口安吾の正体を調べていくうち、彼が国内にいる異能力者の調査や、異能力者が犯した犯罪を取り締まる「内務省異能特務課」のエージェントであることを知ります。坂口がポートマフィアに潜入した目的は、組織の動向を探るためでした。また、坂口はポートマフィアのボスである森鴎外の指示で、ミミックにも潜入します。潜入先で敵にスパイだと気づかれ捕まる坂口ですが、織田によって救出され、黒装束の集団と共に姿を消します。
ネタバレ③ミミックと戦う織田作之助
森鴎外は坂口安吾を通じて異能特務課と交渉し、ミミックを殲滅する代わりに「異能開業許可証」の発行を求めます。異能特務課はこの要求を承諾したため、ポートマフィアはミミックに攻撃を仕掛けました。織田作之助も戦闘に参加し、ミミックの司令官であるジイドに出会います。死に場所を探すジイドから戦ってほしいと言われる織田ですが、不殺の信念を持っているため断りました。しかし、織田が育てていた子ども達を殺され、ジイドと戦う決意を固めます。
ネタバレ④織田作之助の太宰への遺言
ジイドと決着をつけるため、織田作之助は未来が見える異能力「天衣無縫」を発動させ戦います。激しい銃撃戦の末、最後は相打ちになり、織田は駆け付けた太宰治の前で死亡します。死亡する直前、織田は太宰に「人を殺すより人を救う側になれ」と遺言を残しました。この遺言がきっかけで太宰はポートマフィアを抜け、人助けできる道を探し始めます。
【文スト】織田作之助の過去やスピンオフ
太宰治に生きる道を示し亡くなった織田作之助ですが、実は少年時代から殺し屋として生きてきた過去があります。彼の少年時代はどのようなものだったのでしょうか。ここでは、織田作之助の過去の活躍や、彼が登場したスピンオフ作品を紹介します。
織田作之助の過去
織田作之助は過去に殺し屋として活動していましたが、ある人物に出会ってから殺しをやめるようになります。ここからは、織田作之助の少年時代や殺し屋をやめた理由についてまとめていきます。
織田作之助は少年時代から殺し屋だった
織田作之助は少年時代から殺し屋として暗躍していました。文ストでは優れた銃の腕前と「天衣無縫」の能力を使い、多くの人を殺害する織田作之助の姿が描かれています。また、武装探偵社社長で武道の達人といわれる福沢諭吉からも一目置かれる存在でした。
織田作之助が殺し屋をやめようと決意した理由
織田作之助が殺し屋をやめた理由は、夏目漱石の小説を読んだからです。ただ、小説の下巻のページが一部破られていたため、織田は小説に登場した殺し屋の「殺しをやめた理由」が分からずにいました。夏目漱石に「小説を書くことは人間を書くこと」と言われた織田は、自分が物語の結末を書きたいと思い、殺しをやめようと決意します。
織田作之助が登場したスピンオフ
織田作之助は文ストのスピンオフ作品『文豪ストレイドッグスBEAST』にも登場します。この作品は文ストで探偵社に入る中島敦がポートマフィアに属し、ポートマフィアの構成員である芥川龍之介が探偵社に入る「もしも」の世界を描いた物語です。この世界では織田作之助は小説家の夢を叶え、探偵社で働いています。
【文スト】織田作之助の異能力や強さ
ミミックとの戦いで織田作之助は異能力を駆使し、司令官のジイドと激しい銃撃戦を繰り広げていましたが、実際、彼はどれくらい強いのでしょうか。ここでは、織田作之助の異能力や強さについてまとめました。
織田作之助の異能力は「天衣無縫」
織田作之助の異能力は「天衣無縫」です。5秒以上6秒未満先の未来が予知できるため、敵からの奇襲に備えられます。殺し屋として活動していた頃は、優れた銃の腕前と異能力を武器に戦い、多くの人々から恐れられていました。
織田作之助の異能力の弱点
織田作之助が使う異能力「天衣無縫」は少し先の未来が見えるため、敵からの攻撃を事前に防げます。しかし、能力を使った時点ですでに敵の罠に嵌っている場合、攻撃を回避できません。そのため能力を使いこなすには、素早い判断力と瞬発力が必要になります。
織田作之助の戦闘能力や強さ
異能力「天衣無縫」と優れた銃の腕前を持つ織田作之助は、福沢諭吉から相当の手練れと評され、友人関係である太宰治からは「本気を出した織田作はどのマフィアよりも恐ろしい」と言われる人物でした。文ストでは殺し屋だった頃の織田が、頭に麻袋を被せられ両手を縛られた状態で、敵に銃弾を2発命中させて殺害する場面が出てきます。この場面からも、織田が非常に高い戦闘能力を持つ人物であると推察できます。
【文スト】織田作之助の声優
2023年1月から文ストのアニメ第4期が放送されています。豪華声優陣がキャラクターの声を務める文ストですが、織田作之助役を演じたのは誰なのでしょうか。ここでは、文ストのアニメで織田作之助役を演じた声優について紹介します。
織田作之助の声優は「諏訪部順一」
文ストのアニメで織田作之助役を演じたのは、声優やナレーターとして活躍中の諏訪部順一(すわべじゅんいち)さんです。SNSでは「諏訪部さんの色気のある声が織田作にマッチしている」といった声が挙がっていました。
諏訪部順一のプロフィール
- 名前:諏訪部順一(すわべじゅんいち)
- 誕生日:1972年3月29日
- 出身地:東京都
- 所属事務所:東京俳優生活協同組合
諏訪部順一さんは大学卒業後、声優養成所「俳協ボイス」を経てナレーターや声優活動を開始します。最初はナレーターの仕事が中心でしたが、1996年にアニメデビューしてからは声優としても注目され、様々なアニメやゲーム作品に出演するようになりました。
諏訪部順一の主な出演作品
- 『うたのプリンスさまっ』神宮寺レン
- 『黒子のバスケ』青峰大輝
- 『呪術廻戦』両面宿儺
諏訪部順一さんは1996年にアニメデビュー後、数々のアニメやゲーム作品でメインキャラクターの声を務めてきました。バリトンボイスが特徴ですが、高音も出せるため、子どもや大人役など色々な役を演じています。
【文スト】織田作之助に対する世間での評判や人気
織田作之助の活躍は文ストのアニメ13話から16話で描かれており、そこで彼の過去や殺しをやめた理由も明らかになります。最後はジイドと戦い死亡しますが、SNSでは「織田作の生き様がかっこいい」という声が数多く挙がっていました。
かつてポートマフィアの構成員だった織田作之助と太宰治は、組織の階級を超えた友人でした。文ストには一緒にお酒を飲む2人の様子が描かれています。SNSでは「織田作と太宰の関係が好き」という声が多くみられました。
文ストの織田作之助の好物はカレーですが、実はモデルとなった小説家の織田作之助もカレー好きで有名です。SNSでは文ストの織田作之助について「実在した小説家と共通点があるのは面白い」や「カレー好きなところがかわいい」といった意見が挙がっていました。
【文スト】織田作之助は故人で太宰治の友人だった
ポートマフィア最下級構成員の織田作之助は、かつてポートマフィア幹部だった太宰治と組織の序列を超えた友人でした。ジイドとの戦いで織田作之助は死亡しますが、彼の遺言は今後の太宰の人生に大きな影響を与えています。文ストの漫画やアニメを見て、織田作之助の活躍をチェックしてみてください。
この記事のライター
dokusyoko
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