【文スト】中原中也のかっこいいシーンまとめ!名言や登場キャラとの関係も
文ストに登場している中原中也は太宰治に因縁をつける好戦的な青年ですが、作中ではかっこいいシーンや名言が多くファンから高い人気を集めています。本記事では文ストに描かれている中原中也のかっこいいシーンや名言、登場キャラとの関係などについてまとめていきます。
中原中也とは?
中原中也は武装探偵社と敵対関係にある組織ポートマフィアの幹部として登場し、優れた体術と強力な異能を持った武闘派なキャラとしてその存在感を発揮しています。ここでは中原中也のプロフィールとモデルをまとめ、文ストの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。
中原中也のプロフィール
- 年齢:22歳
- 身長:160cm
- 体重:60kg
- 血液型:B型
- 誕生日:4月29日
- 好きなもの:帽子、喧嘩、酒、音楽
- 嫌いなもの:太宰治
- 長所:太宰治より強いこと
- 短所:何故か太宰治に負けること
- 異能力:汚れつちまつた悲しみに
中原中也(なかはらちゅうや)はポートマフィア五大幹部の1人です。黒い帽子とコートを身に着けた容姿が特徴的で、マフィア屈指の体術使いで高い戦闘力を誇っています。非常に好戦的でテメェを「手前」と呼ぶクセの強さがありますが、一方で部下思いな一面もあり過去に死亡してしまった部下を思い出すシーンが描かれています。太宰治とは犬猿の仲で彼のことを毛嫌いしています。
中原中也の実在モデル
モデルは実在していた詩人の中原中也と言われています。『汚れつちまつた悲しみに』から始まる詩とエキセントリックな性格をしていることで知られており、作風は音楽的で童話を思わせる印象を与えるものが多いです。
文ストの概要
文ストこと文豪ストレイドッグスは朝霧カフカ原作、春河35作画によってヤングエースに連載されている漫画作品です。太宰治や中島敦といった著名な文豪が異能力を用いて戦う奇抜な物語が描かれており、モデルに忠実な異能力設定が話題を呼びました。2022年2月時点でシリーズ累計発行部数1000万部を突破しており、その人気に伴い小説家やアニメ化といったメディアミックスも多数展開されています。
文ストのあらすじ
孤児院を追放された中島敦は入水自殺をしようと川を流れていた太宰治を偶然見つけ彼を助けます。それをきっかけに太宰が所属する異能集団・武装探偵社の人食い虎捜索を手伝うことになりますが、人食い虎の正体は敦本人でそれを見抜いた太宰は異能力・人間失格を発動して虎になった彼を鎮めました。初めて自分に異能があったこと、それが原因で孤児院を追い出されたと知った敦は、武装探偵社の一員となって様々な事件を解決しに向かいます。
中原中也のかっこいいシーンや名言
中原中也は主人公の敦や太宰にとって敵側の人間として描かれていますが、文ストファンの間では中也がかっこいいと評判で人気があります。彼がそれほど慕われるようになった理由は作中で描かれた名シーンや名言が大きく関係しています。ここでは中原中也のかっこいいシーンや名言についてまとめていきます。
中原中也の名言①「相変わらず悪巧み…」
相変わらずの悪だくみかァ太宰!こりゃ最高の眺めだ、百億の名画にも優るぜ
出典: anime-drama.jp
上記のセリフは中也のかっこいい初登場シーンに描かれたもので、マフィアの幹部らしい風格と太宰に対する嫌悪感をまず最初に披露しました。マフィアに捕まった太宰のことを嘲笑った後は、太宰が中也の帽子を恥ずかしいと小馬鹿にしたり、それに対して中也が自殺願望に嫌味を返すといった2人の関係性が描かれており、中也にとって太宰がいかに因縁が深い相手であるかが明かされました。
中原中也の名言②「丁稚の芥川は…」
丁稚の芥川は騙せても、俺は騙せねぇ、何しろ俺は手前の、元相棒だからな
出典: anime-drama.jp
初登場のシーンから続き、中也はマフィアに捕まった太宰に対して上記のようにも語ってみせました。このセリフから中也と太宰がかつて相棒の関係だったことが明かされ、太宰のことを知り尽くしている中也は彼が何かを企んでいるだろうと問い詰めました。粗暴な言動ながら注意深く警戒している様子が窺えるかっこいいシーンです。
中原中也の名言③「マフィアが敵拠点で…」
マフィアが敵拠点で暴れるのに、予約が要ると思うか?
出典: anime-drama.jp
探偵社とマフィア、ギルドによる三社戦争が始まると、中也は福沢諭吉が拠点にしていた旧晩香堂を単独で襲撃しました。部下を引き連れず敵の拠点に堂々と侵入した中也は、前に現れた与謝野晶子と宮沢賢治に対して「たった2人か」と余裕の表情を浮かべ、与謝野の「探偵社は事前予約制でね、対応が不満なら他所を当たりな」というセリフに上記のように返しかっこいい一面を見せました。
中原中也の名言④「太宰『ペトリュス』って…」
太宰『ペトリュス』って知っているか、手前が組織から消えた夜、俺はあれの八十九年ものを開けて祝った
出典: anime-drama.jp
夢野久作が囚われているアジトに太宰と共に潜入した時、地下室に入る前に中也は上記のセリフを口にし心の底から太宰が嫌いだったことを表現しました。ペトリュスとはフランスで造られる高級葡萄酒で、通常でも50万円前後、最高級のものには300万円以上の価格がつけられることがあります。それほど高級なワインで祝ったということから中也はとにかく太宰のことが嫌いだったことが窺えます。
中原中也の名言⑤「選択は任せるだと?…」
選択は任せるだと?手前がそれを云うときいはなァ……何時だって他に選択肢なんか無(ね)えんだよ!
出典: anime-drama.jp
久作を連れてアジトの外に出た中也と太宰でしたが、そこで待ち構えていたのはギルド所属のハワード・フィリップス・ラヴクラフトでした。ラヴクラフトは腕をイカの触手のようなものに変えて襲い掛かり、太宰の人間失格が利かず苦戦を強いられます。その状況で太宰は2人の切り札である汚濁を使うことを提案すると、その提案以外に答えがなかったことから中也は上記のセリフと共に汚濁を発動しました。太宰のことが嫌いでも心のどこかでは信頼関係が残っているかっこいい名シーンです。
中原中也の名言⑥「悪ぃな探偵社…」
悪いな探偵社、今日は私怨抜きだ
出典: anime-drama.jp
ウイルスを操る異能使いに襲われた探偵社は、諭吉と森鴎外がウイルスに感染し太宰も狙撃されてしまい窮地に陥ってしまいます。そこに大勢の部下を引き連れて現れたのが中也でした。彼は上記のセリフと共に自身の異能を駆使して探偵社事務所に迫っていき戦況を指揮しました。太宰を嫌っていた中也がここぞの場面で颯爽と現れたとてもかっこいいシーンです。
中原中也の名言⑦「莫迦やってんな探偵社…」
莫迦やってんな探偵社!首領(ボス)の指示で拾いにきてやったぜ!
出典: anime-drama.jp
探偵社は謎のテロリスト・天人五衰の特殊部隊『猟犬』によって追い詰められてしまうと、そこに中也はヘリを飛ばして国木田たちを救出しました。持ち前の異能で重力を操り質量を増加させた弾丸を猟犬に浴びさせると、愉快な口ぶりで上記のセリフを言い放ちかっこいい一面を見せつけました。
中原中也の名言⑧「二度目は…」
二度目はなくってよ!
出典: animegaphone.jp
太宰がマフィアに囚われた時、彼に嫌がらせしようと現れた中也でしたが太宰の策略に嵌められてしまい返り討ちに遭ってしまいます。そうして内股歩きのお嬢様口調を強いられてしまった時、彼は上記のように渾身のお嬢様を披露しました。これに対して漫画版の太宰は笑っているのに対し、アニメ版では無表情を返しているという違いがありどちらにしろかっこいい中也が大きな恥をかく場面として描かれました。
中原中也の名言⑨「俺の家族は…」
俺の家族は、ポートマフィアですから
出典: animegaphone.jp
文ストの小説版『STORM BRINGER』にて中也は自分が人間なのかそうでないのかを読者に委ねられることになりますが、作品の最後に中也は母親と父親らしき人物の元に向かい上記のセリフを残しました。中也の正体が人間であろうとなかろうと、ポートマフィアという居場所がしっかり存在していてそこにいる人たちのことを気に入っていることが窺えたかっこいい名シーンです。
中原中也と太宰治の関係や過去
中原中也の人間関係の中で太宰治は最も深い関わりを持っている人物で、作中では2人の嫌味の応酬や互いを認めないような言動が目立っています。ここでは中原中也と太宰治の関係や過去をまとめていき、馴れ初めや犬猿の仲になった理由について明らかにしていきます。
中原中也と太宰治の関係
探偵社に所属している太宰はかつて中也と一緒にポートマフィアに所属していました。当時は中也と共にコンビを組んでおり、異能組織を一晩で滅ぼしたという逸話を残し黒社会最悪の二人組・双黒と称されていました。作中では互いに嫌味を言い合っていても、過去には相棒と呼び合う最強のコンビとして裏社会に存在していました。
中原中也の異能
中也の異能『汚れつちまつた悲しみに』は触れたものの重力のベクトルと強さを操る能力で、自分や対象の重力を操作して攻撃を躱したり、地面を割ったりと多彩な使い方ができます。持ち前の体術が卓越していることも相まって、太宰とコンビを組んでいた時は主に彼が戦闘を担い太宰はそのサポートに徹していました。
中原中也の最終形態「汚濁」
異能の強化形態として汚濁があり、これを発動させると鋼鉄の戦車をも打ち破れるほどの小型ブラックホールを生み出すことができます。ただし、汚濁を発動すると中也の精神が暴走してしまい目につくものを無差別に攻撃してしまうようになり、最終的には体が持たずに死亡してしまうリスクすらあります。それを止めるために太宰の人間失格が発動され中也の異能を無効化させていました。
中原中也の過去
文ストの小説版『太宰、中也、十五歳』にて2人の過去エピソードが綴られており、作中には十五歳から8年前の出来事も描かれています。ある諜報員が欧州の異能研究施設から『試作品・甲二五八番』という代物を奪いますが、その中身こそ中原中也であることが明かされます。中也の記憶は7歳の頃からしか存在しておらず、異能と既存の生物を組み合わせる人工異能の研究によって中也という生命体が生まれたのでした。
中原中也の正体は荒覇吐?
汚濁の能力は『荒覇吐(アラハバキ)』という神のような力として恐れられていると記されましたが、実際に小説版『STORM BRINGER』では中也の正体が特異点生命体『荒覇吐』を持つ異能力者であることが判明しました。エピローグでは彼の両親がいたことが明らかにされ、人間の細胞から製造された人造異能生命体が人間かどうか判別はできないと言われました。ただし、右手首に残った刺し傷から中也は人間であることを証明しました。
中原中也のかわいい魅力
太宰のライバル的存在として作中での活躍や名言がかっこいいと言われている中也ですが、その一方でかわいいと評されることもあり憎めない人間性を披露することがあります。ここでは中原中也のかわいい魅力をまとめ、ファンから愛されている理由を解説していきます。
かわいい魅力①服の好み
中也はファッションにこだわりを持っており、特に普段かぶっている帽子には思い入れがあるほど気に入っています。ただしその帽子は太宰から「その恥ずかしい帽子はどこで買うの?」と嫌味を言われるほどで、帽子置き場とあだ名をつけられ帽子好きであることを馬鹿にされています。更には江戸川乱歩からも素敵帽子君と皮肉を言われますが、それでも中也は帽子を外そうとしないためこだわりを貫こうとする姿がかわいいと言われています。
かわいい魅力②酒に弱い
中也は酒癖が悪く少し飲んだだけですぐに酔いつぶれてしまいます。それなのに作中では勝利の美酒としてロマネ・コンティを率先して開けたり、太宰がマフィアを抜けていった日にペトリュスのワインを飲んでいたりしています。こういった場面が背伸びをしているクソガキ感を感じられ、読者にかわいいと印象を与えているそうです。なお、この酒癖の悪さはモデルになった中原中也も同じです。
かわいい魅力③推理力はない
モデルの中原中也は神童を呼ばれるほど優秀でしたが、文ストに描かれている中也はそれとはまるで違います。乱歩によって推理小説世界に引き込まれた時は犯人を突き詰めようと推理を始めましたが、結局最後に下した決断は登場人物を全員殴り倒すという力技でした。馬鹿で大胆な行動を取ってしまうところはつい母性本能をくすぐられてしまいかわいいと思ってしまうものでしょう。
中原中也の声優
文ストはアニメ作品としても人気を博しており、登場キャラクターへのキャスティングはネット上で1つの祭りごとのように話題になるほど声優が注目されています。ここではアニメ版文ストにて中原中也を担当した声優についてプロフィールをまとめ、代表作品についても紹介していきます。
中原中也の声優は「谷山紀章」
中原中也を演じた声優は谷山紀章(たにやまきしょう)さんです。ハリのある声量とハスキーな中高音が特徴的な男性声優で、兄貴キャラや筋肉質なタフガイ、ミステリアスなキャラなどの演技に定評があります。ファンの間では声優界の異端児と呼ばれ「きーやん」の愛称で親しまれています。
谷山紀章のプロフィール
- 性別:男性
- 出身地:山口県宇部市
- 生年月日:1975年8月11日
- 血液型:B型
- 身長:175cm
- 事務所:賢プロダクション
- デビュー時期:1996年(帝国軍兵士『銀河英雄伝説』)
谷山紀章の主な出演作品
- ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)
- 高見沢健一(キックオフ2002)
- 氷室辰也(黒子のバスケ)
- ステイル=マグヌス(とある魔術の禁書目録)
- 左天(NEEDLESS)
中原中也に対する世間での評判や人気
これまで中也のかっこいい名言や名シーンなどをまとめてきましたが、果たして文ストファンたちは本当に中也のことをかっこいいと思っているのでしょうか?ここでは中原中也に対するファンの評判や人気を解明するため、実際に寄せられているSNSのコメントを参照しどのような印象を持たれているのかを紹介していきます。
中也のことをかっこいいと思っているファンはとても多く、特に探偵社のピンチに駆け付けたシーンは人気がありました。ファンの間では中也は憎めないライバル系キャラクターとして愛されているようで、敵キャラでありながら主人公たちと大差ない話題性を生み出しています。
中也が好きな人のほとんどは太宰との関係性を含めて気に入っているそうです。初めは単に嫌味を言い合う元相棒の関係でしたが、実際に相棒だった頃に異能と異能を掛け合わせて一緒に戦っていたことが明かされるとその人気が更に高まっていました。
中也の生誕に関する過去エピソードが明かされた時は中也推しの人にとって大きな衝撃を与えていました。それまで一切謎だった中也の過去や正体にまつわる話は誰も予想できないほど衝撃的なものばかりでしたが、最後の終わり方に救われたという人も多かったそうです。
中原中也はかっこいいキャラだった
中原中也は太宰治のことが嫌いでありながら相棒だった過去の関係からつい彼を助けてしまうかっこいいキャラクターでした。どれだけ太宰治のことを憎んでいても、最終的にはお互いの信頼関係を信じるところに中也の魅力が詰まっていると言えます。これからの文ストでも中也のかっこいい活躍に期待しましょう。
この記事のライター
zeile
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