【文スト】中島敦は武装探偵社に務める主人公！過去や能力など徹底紹介

文ストの主人公である中島敦は、5月5日生まれの18歳で、血液型はAB型です。不揃いな前髪と、右側に一房だけ長く垂れている髪の毛が特徴です。身長は170cm、体重は55kgです。好きなものはお茶漬け、猫、カメレオン、ヨコハマで、行き倒れたときも「茶漬けが食べたい」と言っていました。育った孤児院で否定され続けたため、その孤児院と自分自身のことが嫌いです。

文ストの中嶋敦は気が弱く、「ヘタレ」といわれることもあります。自分よりも他人を思いやるような優しい性格で、誰かのためなら強敵にも立ち向かえる強さも持っています。個性派揃いの武装探偵社の中では、珍しい常識人です。そのため、他の社員に振り回されたり、ツッコミ的なポジションになることが多いです。また、純粋で真っ直ぐな心の持ち主であるため、時には敵の心も揺さぶることがあります。

文ストの中島敦のモデルは、過去に実在した文豪の中島敦です。中島敦は1909年（明治42年）生まれの小説家で、代表作には『山月記』や『光と風と夢』などがあります。山月記は国語の教科書にも載るほどの有名作品で、文ストの中島敦の異能の由来にもなっています。中島敦は横浜高等女学院の教師をしながら小説を書いていましたが、33歳という若さで病気により亡くなりました。死後に出版された『中島敦全集』は、毎日出版文化賞を受賞しました。

文ストは、『文豪ストレイドッグス』の略称です。原作者は朝霧カフカさんで、作画担当は春河35さんです。文ストは2013年からヤングエースで連載が始まり、現在でも物語は続いています。タイトルに「文豪」という名前がある通り、登場人物たちの名前はすべて実際の文豪をモデルとしています。文ストは小説やスピンオフ漫画だけでなく、映画や舞台にもなりました。テレビアニメは第3期まで放送済みで、2023年1月から第4期の放送が始まっています。

文ストの物語は、孤児院を追い出された中島敦と武装探偵社の太宰治が出会うところから始まります。太宰は仕事で人食い虎を探しており、中島敦の話から彼が虎の正体だと悟ります。自分の異能に気づいた中島敦は武装探偵社に入社し、ポートマフィアや組合（ギルド）との戦いに巻き込まれていくのでした。

文ストの中嶋敦は、18歳で追い出されるまで孤児院で育ちました。中島敦は孤児院で罵声や暴言を浴びせられるなど、過去にひどい虐待を受けていました。特に院長からは命にかかわるような暴行を受けており、これらの過去の体験は中島敦のトラウマとなっています。

文ストの主人公である中島敦は特徴的な髪型をしていますが、好きであの髪型にしたわけではありません。中島敦は過去に孤児院にいた頃、自分よりも小さい子供に髪の毛をイタズラで切られてしまいました。特に誰からも「変だ」と指摘されなかったため、そのまま放置しているようです。この理由を聞いた探偵社の谷崎潤一郎は、「可哀想な理由」だと言っていました。

文ストの主人公である中島敦は、孤児院の院長から虐待を受けて育つという辛い過去を持っています。虐待されるのは自分が嫌われていたからだと考えていた中島敦でしたが、後に院長が虐待をしていた理由が明らかになります。孤児院の院長は、中島敦の正体が虎であることを知っていたのです。中島敦を閉じ込めたり拘束したりしていたのは、彼が虎になって暴れないためでした。また、自分の正体を知った中島敦が苦しみに耐えられるようにと、敢えて苦痛を与えていたのです。

文ストの主人公である中島敦には、両親に捨てられたという悲しい過去があります。両親の死後は、孤児院の院長が父親代わりとなっていました。中島敦が両親に捨てられた理由などは不明で、中島敦が孤児院に来た経緯などはわかっていません。また、両親の正体についても現時点では何の情報もなく、中島敦の孤児院より前の過去は謎に包まれたままになっています。

文ストの主人公である中島敦は、孤児院を追い出されてさまよっていたところ、武装探偵社の太宰治と出会いました。そこへ現れた同僚の国木田独歩にお茶漬けを奢ってもらっていたところ、2人の目的が「人食い虎」を探すことだと知ります。人食い虎の情報を持っていた中島敦は、報酬につられて太宰たちの手伝いをすることになりました。

しかし、太宰はこの時点ですでに、中島敦の正体が人食い虎だと見抜いていたのです。太宰は虎に変身した中島敦の異能を無効化し、探偵社の寮へと住まわせます。そして、中島敦に秘密のまま入社試験を行い、中島敦はその試験に合格しました。社長の福沢諭吉の許しも出て、中島敦は正式に武装探偵社の社員となったのでした。

文ストの芥川龍之介の正体は、ポートマフィアの一員です。中島敦が国木田独歩から、「こいつに会ったら逃げろ」と教えられていた人物でした。芥川はマフィアにいた頃の太宰治の部下で、太宰に認められたくて必死でした。太宰が中島敦に肩入れすることが面白くなく、中島敦をライバル視しています。水と油のような2人でしたが、組合（ギルド）との戦いで関係が変わります。中島敦と芥川は反発しながらも、お互いの能力を認めて共闘できるようになりました。

文ストの太宰治は、中島敦が武装探偵社に入社するきっかけとなった人物です。また、行き倒れていた中島敦に居場所を作ってくれた、命の恩人でもあります。中島敦は太宰と出会ってから、彼の突飛な言動に振り回されることになります。太宰は中島敦の師でもあり、振り回されつつも慕っている様子が伺えます。

文ストの国木田独歩は、中島敦が太宰治と一緒に出会った武装探偵社の社員です。国木田は中島敦の正体が区の災害指定猛獣であるという理由から、武装探偵社への入社を反対します。しかし、中島敦が入社試験に合格してからは、頼れる兄貴分として中島敦の面倒を見るようになりました。国木田は一見厳しそうですが、中島敦のことを常に気にかけピンチのときには駆けつけてくれます。中島敦にとって、国木田は太宰と同じくらい頼れる存在です。

文ストの泉鏡花は、当初は武装探偵社の敵として現れました。鏡花は本来は優しい少女ですが、ポートマフィアに拾われ暗殺者として育てられました。中島敦は鏡花との戦いの中で、彼女が好きで暗殺をしているわけではないことを知ります。中島敦は爆弾で死にそうになった鏡花を助け、武装探偵社へと連れて行きます。鏡花は中島敦のおかげで、暗殺業から足を洗う決心をすることができました。

鏡花にとって中島敦は恩人であると同時に、現在では最も仲の良い仲間でもあります。2人は恋愛関係に発展するのではとファンの間でも話題ですが、現時点では恋愛関係になっていません。作中での様子を見る限り、中島敦は鏡花のことを妹のように思っていると推察できます。一方の鏡花は、中島敦のことをやや意識しているような様子も見られます。

文ストのルーシー・モード・モンゴメリは、中島敦を狙っていた組合（ギルド）の一員です。中島敦が自分と似たような過去を持つにも関わらず、周囲からちやほやされていると思いこんで彼を憎んでいました。しかし、中島敦から、彼も実はルーシーと同じ苦しみを味わっていたことを知らされます。

誤解がとけたルーシーは中島敦の味方となり、組合を裏切ることになりました。ルーシーは当初中島敦に共感を抱いていましたが、その気持は徐々に恋愛感情へと変わっていきます。ルーシーは中島敦のことを好きになりますが、その気持を素直に表すことができないようです。

文ストの主人公である中島敦の異能は、「月下獣」という能力です。月下獣とは巨大な白い虎に変身する能力で、中島敦は自分がこの異能の持ち主だということに気づいていませんでした。中島敦は無意識のままにこの能力を使っており、そのせいで災害指定獣として追われる事態になってしまいました。しかし、太宰治のおかげで自分の異能に気づけた中島敦は、徐々にこの能力を制御できるようになっていきます。

半身半虎は、異能を制御できるようになった中島敦が最初に使った技です。その名の通り、半分虎の獣人形態になる技で、虎のスピードとパワーを自分の意思でコントロールすることができます。主な攻撃方法は、爪による斬撃や尻尾による捕縛などです。爪は物質だけでなく、異能そのものを切り裂くという能力も持っています。半身半虎になった中島敦は回復力も凄まじく、大ケガをしても治療せずに自然回復することが可能です。

月下獣羅生門 虎叢は、中島敦の月下獣と芥川龍之介の羅生門を合体させた技です。2人が共闘することによって、初めて生まれました。芥川の異能である羅生門には、いくつかの技があります。そのうちのひとつが叢（むらくも）で、黒い獣の腕を出現させて相手を切り裂きます。月下獣羅生門 虎叢は、この黒い獣の爪を半身半虎状態の中島敦の爪につけたものです。非常に強力な技ですが、体力の消耗が激しいというデメリットもあります。

月下獣羅生門 黒虎絶爪は、イワン・ゴンチャロフとの戦いで新たに生み出された技です。この技も月下獣羅生門 虎叢と同じく、芥川龍之介との合体技です。中島敦が芥川の黒衣をまとうことで、月下獣と同時に羅生門の能力を使えるようにしたものです。月下獣羅生門 黒虎絶爪を使うと、異能だけでなく空間までをも切り裂くことができます。ただし、この技を使っている間は、芥川自身は異能を使えなくなってしまいます。

文ストの主人公である中島敦は、70億円の懸賞金をかけられてマフィアから追われることになります。中島敦に懸賞金をかけたのは、海外の3つの裏組織でした。彼らはある異能者が作り出した本を探しており、中島敦がこの本の道標だとして彼を追っています。ただ、当の本人にはまったく見に覚えがなく、中島敦がなぜ道標といわれているかは現時点では不明のままです。ただ、中島敦の異能が、本の力に関係している可能性があります。

文ストの主人公・中島敦のひとつ目の名言は、中島敦が芥川龍之介との戦闘中に発したセリフです。芥川に無価値だと言われる泉鏡花を見て、中島敦は自分と彼女を重ね合わせます。芥川と対峙した中島敦は、鏡花に対する冷たいセリフに怒りを爆発させます。そして、彼女にもっと優しい言葉をかけてほしかったという思いから、この名言を口にしました。人を思いやる気持ちがあふれた、中島敦らしい名言です。

文ストの主人公・中島敦のふたつ目の名言を紹介します。こちらの名言も、中島敦が芥川龍之介との戦闘中に言ったセリフです。中島敦からの「どうして泉鏡花を利用した？」との問いに、芥川は「利用したのではなく生きる価値を与えただけ」と答えます。このセリフに怒りを覚えた中島敦は、致命傷を負いながらも立ち上がり、芥川に向かっていくのでした。

文ストの主人公・中島敦の名言3つ目を紹介します。こちらの名言は、中島敦が古い書物から引用した一節です。中島敦は組合（ギルド）と戦うために、ポートマフィアと手を組むというアイデアを思いつきます。それは、中島敦の頭で考えたことではなく、彼の魂と血が指し示した答えでした。この名言はもともと、実際の文豪である中島敦の『光と風と夢』に出てくる文です。まさに文ストらしい、格調の高い名言だといえるでしょう。

文ストのアニメで主人公の中島敦を演じた声優は、上村祐翔さんです。文ストは声優の上村祐翔さんにとって代表作のひとつで、中島敦はファンにとっても印象深いキャラだったようです。ここでは、声優の上村祐翔さんのプロフィールと、過去に出演した主な作品や担当キャラを紹介します。

声優の上村祐翔さんは、1993年10月23日生まれのO型です。埼玉県出身で、劇団ひまわりに所属しています。劇団ひまわりに入団したのは4歳の頃で、2022年に『ぼのぼの クモモの木のこと』で声優デビューしました。好物はパンと抹茶で、特技はスキューバダイビングとビリヤードです。中学・高校の教員免許と、パンシェルジュ検定1級の視覚を持っています。

声優の上村祐翔さんはこれまでに、『僕のヒーローアカデミア』の天喰環、『ハイキュー!!』の古森元也、『ツルネ-風舞高校弓道部-』の鳴宮湊などを演じてきました。最近では、『シャドウバースF』の天竜ライト、『ブッチギレ！』のスズラン（鈴蘭）、『シュガーアップル・フェアリーテイル』のキース・パウエルなどを演じています。

文ストの主人公である中島敦は、文ストに出てくる「白紙の本」にたどり着くための道標だといわれています。この白紙の本の正体はあらかた明かされましたが、なぜ中島敦が道標になるのかは謎のままです。ファンの間では、本と中島敦の関係や、中島敦の異能の正体などに関心が集まっていました。

文ストの主人公である中島敦には、「かわいい」という感想が多く寄せられていました。ビジュアルはもちろん、鈍感なところやヘタレなところがかわいいと評判でした。また、特徴的な髪型も人気で、この髪型がさらに中島敦をかわいく見せているようです。

文ストの主人公・中島敦に関しては、声優の上村祐翔さんに対する感想も多く見られました。声優の上村祐翔さんの声は人気で、「最高」や「甘い声が素敵」といったコメントが見られました。こちらのコメントを上げた人は、中島敦の声優が上村祐翔さんだと知り、さらに文ストにハマったそうです。

文ストの主人公・中島敦の過去や能力、異能の正体などをまとめました。中島敦は自分が虎だという正体に気づいてから、武装探偵社に入社することになります。月下獣の能力を制御できるようになった中島敦は、武装探偵社になくてはならない戦力となりました。優しく強い主人公の中島敦は、これからも文ストの作中で大いに活躍してくれることでしょう。