【進撃の巨人】アルミンとアニの関係が変わったのはいつ？過去から徹底検証

アルミンとアニは、マンガ作品『進撃の巨人』に登場するキャラです。アルミンは主人公・エレン、ミカサの幼馴染でありシガンシナ区で育ちました。一方アニは出身不明の一匹狼の女性ですが身体能力がとても高く、第104期訓練兵団を4位の成績で卒業しています。またアルミンは訓練兵団を卒業した後エレンと同じ調査兵団に入隊しましたが、アニは当初からの宣言通り憲兵団に入団しました。

『進撃の巨人』は、『別冊少年マガジン』にて約11年半連載されていた人気マンガ作品です。住む場所を追われた人類が、存亡をかけて巨人と戦う姿を描いたダークファンタジーな世界観が面白いと高い人気を獲得しました。テレビアニメ化によって知名度と人気が一気に上昇し、単行本累計発行部数が1億1000万部を突破しました。

主人公・エレンは、幼少期に巨人によって母親と故郷を奪われた出来事に対する復讐を果たすために調査兵団に入団します。巨人と戦う中で、エレンは自分が巨人になれる能力を持っていることに気付き、残された人類の為にその力を使用することになります。本作は巨人の能力を手にしたエレンとその仲間達が全ての巨人を駆逐するまでの戦いが描かれています。

『進撃の巨人』本編にてアルミンとアニの関係性は過去と比較して大きく変化しました。そこで以下の項目では過去や告白シーンといったアルミンとアニの関係性の変化に関する6つのターニングポイントについてそれぞれ解説していきます。

作中にてアルミンとアニが初めて出会ったのは、巨人ソニーとビーンに手をかけた犯人を捜索している場面です。2人が初対面を果たしたのはこのタイミングですが、お互いの名前と顔だけは訓練兵団の頃から既に知っていました。

2人の関係性が大きく変化したのは、アルミンが調査兵団に入るとアニに話したシーンです。この時アニは悲しげな表情を見せて俯いていました。このことからアニは、死亡率が高い調査兵団に所属して欲しくないと考えていたと推察できます。

アルミンが調査兵団に入って最初の壁外調査に出た際に、女型の巨人となったアニの奇襲を受けました。死を覚悟したアルミンでしたが、アニはアルミンのことを見逃して生かしたのです。目撃者は全員始末すべきだとアニは理解していましたが、それ以上にアルミンに対する恋愛感情が勝ったのだと推察できます。

壁外調査の一件で女型の巨人の正体がアニだと見抜いたアルミンは、アニを説得して地下へと誘導します。そこで巨人となり大勢の調査兵団を殺害したことに対するアニの罪悪感に理解を示す言葉をかけたことでアニは心打たれ、アルミンに対しより好意を寄せるようになったのです。その後アニは巨人化したエレンと対決して敗北して結晶化し、4年間の長い眠りにつきます。

結晶化したアニは、4年間厳重な監視下に置かれていました。その間アルミンは結晶化したアニに触れたり声をかけたりしていました。またアニのことについてヒッチに問い詰められた時にアルミンは、顔を赤らめて激しく動揺していたのです。結晶化していた時もアニはアルミンのことを意識していたため、この頃から親密な関係が育まれていたと推察できます。

4年間の長い眠りから目覚めたアニは、アルミンと共に船に乗って移動していました。その道中でアニはアルミンに対して4年間も話しかけてくれた理由について尋ねました。この時アルミンは素直にアニの姿が見たかったからというほぼ告白に近い発言をし、アニは満更でもない表情をしていました。このことからアルミンとアニの間には、既に親密な感情が芽生えていると推察できます。

『進撃の巨人』にてアルミンは、アニに対して恋心を抱いていたと先述の内容で解説しました。そこで以下の項目ではいつアルミンがアニのことを好きになったのかだけでなく、アルミンの恋心はベルトルトの記憶の継承が関係している点についてもそれぞれまとめていきます。

アルミンがアニのことを異性として意識し始めたタイミングですが、結晶化したアニが目覚めるまでの4年間だと推察できます。理由としては、結晶化するまではアニに対し積極的に接触しませんでしたが、結晶化後に頻繁に訪れて声を掛けたり結晶体に触れるようになったからです。

アルミンの恋心には、ベルトルトの記憶の継承が関係していると考えられています。ここからはアルミンの恋心にベルトルトの記憶が影響を与えている理由だけでなく、ベルトルトがアニを異性として意識していたことについて解説していきます。

作中にてベルトルトがアニに対して恋愛感情を抱いていると推察できるのは、始祖の巨人をフリッツ家から奪う計画を立てるシーンです。この時アニは色仕掛けで奪取してみてはと提案しますが、ベルトルトが大声を挙げて止めようとしました。このことから恋愛対象として見ているアニを危険な目に遭わせたくないと考えるベルトルトの思考が垣間見えます。

実はアルミンは、調査兵団に入った後にベルトルトから9つの巨人の1つである超大型巨人の力を継承すると同時に、記憶に関する情報も継承しています。後にベルトルトがアニに対して恋愛感情を抱いていたことが判明しているため、アルミンのアニに対する恋心にはベルトルトの過去の記憶が作用していると考えられます。

『進撃の巨人』最終回にてアルミンとアニは、両者とも生存していたことが確認されています。そこで以下の項目では『進撃の巨人』最終回におけるアルミンとアニの最終的な関係性だけでなく、その後恋愛関係に発展して結婚するのかについてもそれぞれ解説します。

地ならしによって人類の8割が死滅しましたが、『進撃の巨人』最終回でアルミンとアニの生存が確認されています。この時アルミン達は、マーレ兵から巨人化したエルディア人を恐れるあまり銃を突きつけられていました。しかしアルミンはマーレ兵に対して自分達に敵意は無いことを冷静に説明していました。

マーレ兵に殺されそうになったアニを含めたエルディア人でしたが、アルミンの機転で何とか回避できました。自分を殺そうとしている相手に怯むことなく冷静に話し合いを試みるアルミンのかっこいい姿にアニは惚れてしまったのです。これによりアルミンとアニの間に親密な関係が芽生えて両想いになりました。

エレンとの決着を付けて世界から全ての巨人を消滅させたアルミンは人類を救った英雄として和平交渉を進め、その後パラディ島に帰ってきました。詳細は描かれていませんが、アルミンとアニは親密な関係を発展させて結婚したと推察できます。

『進撃の巨人』に登場するアルミンとアニは、過去から着実に親密な関係を築いてきました。そこで以下の項目ではアルミンとアニの恋愛関係に対する世間での評判だけでなく、どういった人気の理由が存在しているのかについて『進撃の巨人』ファンの反応を参考にしながら紹介します。

アルミンとアニの恋愛関係に関する世間での評判は「お似合いである」ことです。訓練兵団だった過去からお互いを意識し始め、船の上でアルミンから告白されたシーンにて満更でもない表情を見せていました。それ故にアルミンとアニは親密な雰囲気が溢れる最高のカップルだと考える『進撃の巨人』ファンが多いです。

アルミンとアニの恋愛関係に人気が集まる理由は「純愛である」からです。過去からアルミンとアニは互いのことを想い続けており、アルミンからの告白がキッカケとなり長年の巨人との戦いが終結した後に結ばれるシーンが確認されています。それ故に今後アルミンとアニには幸せになって欲しいと考える『進撃の巨人』ファンが多いです。

本記事では『進撃の巨人』に登場するアルミンとアニの関係性についてまとめてきました。訓練兵団の時からアルミンとアニの関係は少しずつ変化し始め、アルミンからの告白シーンを経て最終回では親密な関係を築いていました。その後の出来事は詳細に描かれていませんが、2人は結婚したのではないかと推察できます。巨人がいない世界でアルミンとアニは幸せな人生を歩んでいくことでしょう。