【進撃の巨人】ウトガルド城の見どころや伏線を徹底調査!簡単なあらすじも
「ウトガルド城」は進撃の巨人に登場する古い城です。この記事では進撃の巨人の中でウトガルド城を舞台に展開された物語の見どころや、作品内で描かれた伏線、ウトガルド城での戦いで活躍したキャラクターの紹介や簡単なあらすじなどを解説していきます。
目次
【進撃の巨人】とは?
「進撃の巨人」は諫山創さんの手により別冊少年マガジンで連載されていたマンガです。別冊少年マガジンの創刊と同時に連載がスタートし、アニメ化や実写映画化も制作されるほど人気を得ました。まずは進撃の巨人の作者や概要について紹介していきます。
進撃の巨人の作者
進撃の巨人の作者は諫山創さんです。1986年に大分県日田市に生まれた諫山さんは2006年に講談社のMGP(マンガグランプリ)で佳作を受賞しました。2009年から連載を開始した進撃の巨人では、2011年に第35回講談社漫画賞少年部門を受賞するなど人気漫画家としての地位を固めています。
進撃の巨人の概要
2009年から連載が始まった進撃の巨人は壁の中に住む人類が巨人に蹂躙される姿と、その運命に抗う主人公たちを描いた作品です。単行本は全34巻で、日本だけでなく海外からも高い評価を獲得しました。個性的なキャラクターの魅力はもちろんのこと、壮大な設定の中に巧みに張り巡らされた伏線も大きな魅力です。
進撃の巨人のあらすじ
巨人の侵略にさらされた人類は、巨大な壁を築くことで平和な時代を過ごしていました。しかしその平和は、ある日壁の大きさを越える超大型巨人の出現により終わりを告げます。巨人に母親を殺された主人公のエレン・イェーガーは、全ての巨人を駆逐するために兵士となります。そして戦いの中で、エレンは巨人だけでなくこの世界そのものの真実に向き合うことになるのでした。
【進撃の巨人】ウトガルド城の見どころや伏線・あらすじ
ウトガルド城を舞台にした物語では、進撃の巨人という作品において後の展開に影響するさまざまな伏線が張られていました。特に主人公であるエレンの仲間、104期生について重要な秘密が明かされます。ここでは、物語の中で張られた伏線やウトガルド城編における見どころ、あらすじなどを紹介します。
ウトガルド城のあらすじ展開
最初にウトガルド城のあらすじ展開を振り返ります。物語は女型の巨人ことアニの捕獲作戦12時間前から始まりました。作戦に参加したエレンやその仲間のミカサ、アルミン、ジャン以外の104期生は敵との内通を疑われて監禁状態にありました。その時突然、監禁場所である「ウォール・ローゼ」の中に巨人たちが出現します。兵士たちは東西南北に別れながら、巨人が破壊したと推測される壁の穴を探すことになりました。
あらすじ展開①巨人が現れてから9時間後(ラガコ村)
巨人がやって来たと推測されるウォール・ローゼの南側には、104期生のメンバーであるコニーの故郷のラガコ村がありました。巨人出現から9時間後、調査のためにラガコ村を訪れたコニーたちでしたが村は巨人に襲われたのか人の姿がありません。しかし巨人に襲われたにしては血の跡がないなど不可解な状況の上に、コニーの家には手足が細く動けない巨人が倒れていました。
あらすじ展開②巨人が現れてから9時間後(東防衛戦)
巨人が現れてから9時間後、リコ班長率いる駐屯兵団はウォール・ローゼ南方の東側に防衛戦を構築し巨人と戦っていました。順調に巨人を倒していたリコでしたが、その状況にどこか違和感を感じています。
あらすじ展開③巨人が現れてから9時間後(対策部隊)
巨人が出現してから9時間後、駐屯兵団ウォール・ローゼ対策部隊のハンネスたちは巨人たちが出現したと推測される穴を探して壁沿いを走っていました。しかし壁の穴に近づいたはずなのに、巨人にまったく遭遇しないことにハンネスは疑問を感じます。
あらすじ展開④巨人が現れてから11時間後
ラガコ村を出た南班のコニー、ベルトルト、ライナーたちは壁の穴の捜索を続けていました。巨人が出現してから11時間後、夜になり周囲が暗闇に包まれる中で彼らは西側から進んできた仲間のユミルやクリスタたちと合流します。両側から捜索してきたにも関わらず壁の穴が見つからないという不可思議な状況の中、兵士たちはひとまず近くにあったウトガルド城跡で休息をとることにしました。
あらすじ展開⑤巨人が現れてから17時間後
巨人出現から17時間後、壁についての秘密を知っていると思われるニック司祭から、その鍵を握る少女が104期生の中にいることを知ったエレンたちは行動を開始します。その少女の名は「クリスタ」で、同じく104期生の一人であるユミルと行動を共にしていました。
ウトガルド城の見どころ
ウトガルド城の見どころは、全編を貫くホラーテイストです。巨人が出現した巨大な穴があるはずなのに、それが見つからないという奇妙な状況に兵士たちは翻弄されます。何か奇妙なことが起こっているという違和感に、読者の期待は否応なく膨らみます。また、本格的に描かれてくるクリスタとユミルの関係性も見どころとなっていました。謎と並行して描かれる丁寧な人間ドラマも進撃の巨人に深みを与えています。
ウトガルド城の伏線
巨人出現から数時間後の状況と、兵士たちがウトガルド城に到着してからの展開にはさまざまな伏線がありました。穴がないのに巨人がどこから現れたのか、クリスタが秘密の鍵であること、ライナーに読めない文字をユミルが読めたことなどです。中でも、エレンと同じくユミルもまた巨人化できる人間であったことは進撃の巨人における巨人の正体についての重大な伏線となっています。
【進撃の巨人】ウトガルド城で活躍したナナバを紹介
多くのキャラクターが登場し、その生と死が描かれるのも進撃の巨人の特徴です。ウトガルド城編においてもそうしたキャラクターがいました。ここでは、そんなキャラクターの一人であるナナバについて解説していきます。ナナバは調査兵団の中でもベテランの部類に入る歴戦の兵士でした。
ナナバのプロフィール
- 名前:ナナバ
- 誕生日:6月30日
- 身長:172cm
- 体重:59kg
- 所属:調査兵団
- 声優:下田麻美
ナナバのウトガルド城での活躍
西班の班長として穴の捜索を行い南班と合流したナナバたちでしたが、突然巨人の群れに襲撃されます。武器を持たない104期生たちに代わって仲間のゲルガー、ヘニング、リーネたちとともに奮戦しました。歴戦の戦士に相応しい実力で巨人を倒すナナバでしたが、ピンチに陥ったゲルガーを助けるために刃と立体機動装置のガスを使い切ってしまいました。
ナナバは死亡した?
104期生を守るために戦ったナナバでしたが、武器を使い切ったことで巨人に捕食され死亡しました。原作では断末魔の台詞はありませんが、進撃の巨人のテレビアニメ版では死亡シーンに台詞が追加されています。その内容は父親に必死に「ごめんなさい」と謝るといったもので、ナナバを取り巻く家庭環境についてファンに想像の余地を残すものとなっていました。
【進撃の巨人】ウトガルド城で活躍したリーネを紹介
ナナバと同じくウトガルド城編で活躍したのがリーネです。ウェーブがかった前髪とポニーテールが特徴の調査兵団の女性兵士です。巨人出現から9時間後、コニーたちとラカゴ村を訪れ、村の状況に落ち込むコニーに村人たちは逃げたのだと励ましました。ここでは、そんな優しさも持つリーネについて解説します。
リーネのプロフィール
- 名前:リーネ
- 誕生日:2月17日
- 身長:170cm
- 体重:57kg
- 所属:調査兵団
- 声優:清水理沙
リーネのウトガルド城での活躍
ナナバ率いる西班と合流し、ウトガルド城にたどり着いたリーネたちは巨人の群れに襲われました。104期生を守るために戦い、順調に巨人を倒していくリーネでしたが突然巨大な衝撃に襲われます。それは、兵士たちがそれまで見たことのない全身毛むくじゃらの獣の巨人が行った投石攻撃でした。
リーネは死亡した?
獣の巨人の投石攻撃によりリーネは仲間のヘニング共々死亡します。まるで獣の巨人に遊ばれているような状況に兵士たちは打ちのめされます。リーネの死は、獣の巨人の強大さを読者に強く知らしめることになりました。
【進撃の巨人】ウトガルド城に対する世間での評判や人気
ここまでウトガルド城編における見どころや伏線についてまとめてきましたが、巨人出現から数時間後と変化していく一連の物語について進撃の巨人のファンはどのように思っているのでしょうか。SNS上に寄せられているコメントを参照し、ウトガルド城編に対する世間での評判や人気を調査していきます。
ウトガルド城に残されていた缶詰には「ニシン」と書かれていました。それがなぜこの場所にあったのかは、物語の最後まで明かされません。後に明らかになる獣の巨人の正体から推測することはできますが、明確な描写として謎が解明されなかったことでモヤモヤが残ったというファンの声もありました。
巨人がどこから出現したのかという謎や、歴戦の兵士たちが次々と死んでいく姿がトラウマになった読者もいるようです。ここまでの物語でも断片的な情報はありましたが、まだ巨人の正体が確定していなかった時期であるためウトガルド城編はミステリー要素が強く打ち出されています。ナナバやゲルガーたちが強いことをしっかりと描いた上で、唐突に訪れる死が絶望感を引き立たせていました。
このエピソードで描かれたクリスタとユミルの関係性には、好意的な声があがっていました。一見すると対象的な二人ですが、実は似ている一面もありそれがユミルが正体を明かす場面を感動的なものにしています。クリスタの存在は今後の展開で重要な要素になっており、彼女の物語としてもウトガルド城は重要な位置を占めていました。
【進撃の巨人】ウトガルド城には伏線が多かった
巨人にまつわる謎と、ユミルとクリスタの人間ドラマ、そして多くの伏線がウトガルド城には張られていました。また、エレンたちにとって強敵となる獣の巨人も今回から本格的に活動を開始します。ウトガルド城は、進撃の巨人作中でも見どころの多いエピソードとして多くの読者に認知されていました。
この記事のライター
侑芽
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