【進撃の巨人】グリシャ・イェーガーはエレンの父!強さや最期について
『進撃の巨人』に登場するグリシャ・イェーガーは、主人公エレンの父親です。地下室に行け、とエレンに伝えたまま消息不明となります。『進撃の巨人』の登場人物の中でもかなりの重要人物であるグリシャ・イェーガーはどんな人物だったのでしょうか。詳しく解説していきます。
目次
【進撃の巨人】グリシャ・イェーガーはエレンの父
『進撃の巨人』に登場するグリシャ・イェーガーはエレンの父親ですが、過去の経歴など謎に包まれた人物です。一体どんな人物だったのでしょうか?また物語の中でどんな活躍をし、最期を迎えたのでしょうか?ここではグリシャ・イェーガーの人物像や『進撃の巨人』についてのあらすじを紹介していきます。
グリシャ・イェーガーのプロフィール
- 名前:グリシャ・イェーガー
- 身長:182cm
- 体重:78kg
- 誕生日:1月26日
- 職業:医者
- CV:土田大、上村祐翔(少年時代)
グリシャ・イェーガーはエレンたちの住むシガンシナ区で医業を営んでおり、以前に流行病から多くの人を救うという活躍をしたため、住人たちや駐屯兵団から厚い信頼を得ています。しかし、シガンシナ区に巨人が流出してから消息不明となります。
グリシャ・イェーガーの性格
グリシャ・イェーガーは、街のみんなから尊敬される優秀な医者です。物静かで理知的な人物で、息子のエレンが調査兵団に入りたい言った時も、否定することなく受け入れました。またエレンがミカサを助けるため、1人で強盗たちのところに向かい2人の強盗を倒すという活躍をしましたが、自分の命を軽々しく投げ捨てるな、と父親らしく厳しく叱る場面もありました。
進撃の巨人の概要
『進撃の巨人』は諫山創(いさやまはじめ)による漫画作品です。別冊少年マガジンの2009年10月号から2021年5月号まで連載されていました。海外でも大人気の作品で、ライトノベル、アニメ、ゲーム、映画などさまざまなコンテンツ展開をしています。
進撃の巨人のあらすじ
人類は突如現れた巨人から身を守るため、巨大な3つの壁を築き、100年もの間平和に暮らしていました。そんなある日、壁を越える「超大型巨人」と強固な肉体を持つ「鎧の巨人」が現れて壁を破壊し、大量の巨人が人々を襲います。主人公のエレン・イェーガーの母も巨人に捕食されてしまいました。怒りに震えるエレンは、巨人をこの世から一匹残らず駆逐(くちく)することを誓うのでした。
【進撃の巨人】グリシャ・イェーガーの強さや過去・活躍
『進撃の巨人』の序盤では謎に包まれているグリシャ・イェーガーですが、過去に一体どんなことをしてきたのでしょうか?グリシャの強さや過去、活躍について詳しく解説していきます。
グリシャ・イェーガーの過去
グリシャ・イェーガーは、壁外の世界から来た巨人化能力者でした。グリシャは幼い妹をマーレの憲兵に殺されたことから、マーレを強く憎みます。そのことから反体制組織であるエルディア復権派として活動していましたが、息子ジークの告発によって捕らえられ、パラディ島に連れていかれるという「楽園送り」にされました。そこで知性のない無垢の巨人となってしまうはずが、エルディア復権派の仲間である「フクロウ」に助けられます。そこで9つの巨人の1つである「進撃の巨人」の力を引き継ぎ、壁の中に向かいます。
グリシャ・イェーガーの強さや能力
「フクロウ」より「進撃の巨人」の力を受け継いだグリシャは、この力を使って「始祖の巨人」の力を奪うため、王家の血を引く一族であるレイス家の人々を皆殺しにします。この時「始祖の巨人」の力を引き継いでいたフリーダ・レイスと戦いますが、フリーダは力の使い方に慣れていなかったため、グリシャに捕食され「始祖の巨人」の力を奪われてしまいます。グリシャの巨人化が描かれたのはここだけなので、グリシャが「進撃の巨人」として活躍した唯一の場面と言えます。
グリシャ・イェーガーの最期
グリシャ・イェーガーは最期、エレンに自分の「進撃の巨人」の力を引き継がせるために、巨人に変身する薬をエレンに注射し、その後捕食され死亡します。自分の過去や巨人の正体が人間であること、壁の外の世界について記した日記を地下室に隠し、エレンにすべてを託します。
【進撃の巨人】グリシャ・イェーガーの名言
『進撃の巨人』に登場するグリシャ・イェーガーにはどんな名言があったのでしょうか?ここでは彼の名言について詳しく紹介していきます。
グリシャ・イェーガーの名言①「人間の探求心とは…」
「カルラ...人間の探究心とは誰かに言われて抑えられるものではないよ。」
出典: renote.net
エレンが調査兵団に入って壁の外に出たい、と言った時にグリシャが言ったセリフです。母親のカルラは怒りましたが、グリシャはエレンを受け止めます。グリシャ自身も過去に、「収容区から外に出てはいけない」と言われていたのに探究心から妹を連れて外に出してしまった経験があるため、他人事とは思えなかったのでしょう。エレンが過去の自分と同じ道を歩もうとしていることを知り、グリシャは「始祖の巨人」を奪還する決心をします。
グリシャ・イェーガーの名言②「これは被写体の光の…」
「これは被写体の光の反射を特殊な紙に焼きつけたもの。写真という」
出典: renote.net
ウォール・マリアを奪還し、ついに自宅の地下室に辿り着いたエレンたちは、グリシャの手記と家族写真を発見します。壁の中には写真の技術はなかったため、グリシャは壁の外から来た人間であり、『進撃の巨人』の世界の人類は絶滅したわけではなく壁の外の世界で生きているという衝撃的な真実を表しています。
グリシャ・イェーガーの名言③「ジーク…お前を愛している…」
「ジーク...お前を愛している。もっと...一緒に遊んでやればよかったのに...。」
出典: renote.net
グリシャ・イェーガーはジークに自分達の思想を押し付け、「マーレの戦士」にするべくいつも厳しく接していました。ジーク自身と向き合うことをせず、一緒に遊んであげることもほとんどなかったため、ひどい父親だったと後悔していましたが、ここにきてようやくジーク本人に伝えることができました。ジークも父が自分を愛していたこと知り、最期にようやく親子の想いが通じ合った感動的な場面です。
【進撃の巨人】グリシャ・イェーガーの声優
アニメ版『進撃の巨人』でグリシャ・イェーガーを担当した声優は土田大さん、上村祐翔さんです。2人は今までどんな活動をしてきたのでしょうか?ここでは2人の経歴やこれまでの活躍について詳しくまとめました。
グリシャ・イェーガーの声優は土田大
グリシャ・イェーガーの声を担当した声優は土田大さんです。元々は俳優として活動しており、スーパー戦隊シリーズの『忍者戦隊カクレンジャー』でサイゾウ・ニンジャブルー役として役者デビューしました。現在は声優としての活動をメインに活躍しています。
土田大のプロフィール
- 本名:土田大
- 出身地:東京都
- 生年月日:1972年2月8日
- 血液型:O型
- 所属事務所:81プロデュース
- 身長:180cm
- 体重:66kg
- 活動時期:1999年〜
−土田大の主な出演作品
- 2001年:「オフサイド」熊谷五郎を担当
- 2003年:「TEXHNOLYZE」大西京呉を担当
- 2011年:「うさぎドロップ」河地大吉を担当
- 2014年:「新劇場版頭文字DLegend」池谷浩一郎を担当
- 2022年:「機動戦士ガンダム水星の魔女PROLOGUE」ナディム・サマヤを担当
グリシャ・イェーガーの少年時代の声優は上村祐翔
グリシャ・イェーガーの少年時代の声を担当した声優は上村祐翔さんです。4歳で劇団に入所し、子役としての活動を経て、2002年に声優としてデビューしました。少年役を多く演じており、アニメや映画の吹き替えなと幅広く活躍中です。
上村祐翔のプロフィール
- 名前:上村祐翔
- 出身地:埼玉県
- 生年月日:1993年10月23日
- 血液型:O型
- 身長:173cm
- 所属事務所:劇団ひまわり
- 活動時期:2002年〜
上村祐翔の主な出演作品
- 2014年:「神々の悪戯」の戸塚月人を担当
- 2016年:「文豪ストレイドッグス」の中島敦を担当
- 2018年:「僕のヒーローアカデミア」の天喰環を担当
- 2020年:「憂国のモリアーティ」のフレッド・ポーロックを担当
- 2022年:「シャドウバースF」の天竜ライトを担当
【進撃の巨人】グリシャ・イェーガーに対する世間での評判や人気
幼い頃に両親が強盗に殺されてしまったミカサを、 グリシャは家に連れて帰り、実の娘のように育てています。 作中では、ミカサについてグリシャが「養子」ではなく「娘」と呼んでいるシーンもありました。こういった言動から、グリシャは愛情深い人物であると評価するファンもいました。
一方でグリシャは毒親だと評価するコメントもありました。ジークを育てていた頃のグリシャは、自分達の思想を押し付け、本人の意志と関係なくジークを「マーレの戦士」にしようとしていたため、ほとんど父親らしいことができませんでした。ジークの最期には愛情を伝えることができていましたが、過去のジークに対する態度には厳しい見方をする読者も少なくありませんでした。
「進撃の巨人」は、「未来の記憶を読み取る能力」を持っています。未来のエレンに導かれ、グリシャはレイス家を皆殺しにしてしまいます。私は人を救う医者だ、と一度は踏みとどまりますが、未来のエレンによって叱咤され「進撃の巨人」に変身し、ロッド・レイスを除く全員殺してしまうのです。その後、グリシャが激しく後悔するシーンは、声優の演技も相まってアニメ視聴者の心に響く名シーンとなっています。
【進撃の巨人】グリシャ・イェーガーはエレンの父で壮絶な過去があった
グリシャ・イェーガーの正体はエレンの父で、「進撃の巨人」の能力者でした。壁の外から来た人間で、妹は殺され、最初の妻であるダイナは無垢の巨人となってしまうという壮絶な過去がありました。さらに自分自身は巨人化したエレンに捕食されるという最期を迎えています。物語のキーパーソンであるグリシャの過去や、世界の真実を知った上で、もう一度作品を読み返してみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
モノミ
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