【進撃の巨人】アニ・レオンハートの目的や正体を考察!水晶体化のその後は?
『進撃の巨人』で、主人公のエレンと共に訓練生として入隊したアニ・レオンハートは特に格闘技術が優れていますが、物語が進むにつれ目的や正体が明かされていきます。本記事では、『進撃の巨人』のアニ・レオンハートの過去やアニメでの声優などに触れながら解説していきます。
目次
【進撃の巨人】アニ・レオンハートとは?
『進撃の巨人』では、内地での警察業務と王の近衛兵を担当する憲兵団という組織があり、アニ・レオンハートは訓練生卒業後、憲兵団に入団しています。ここでは憲兵団に入団するほど優秀なアニ・レオンハートのプロフィールと『進撃の巨人』の概要やあらすじをまとめていきます。
アニ・レオンハートのプロフィール
- 身長:153cm
- 体重:54kg
- 所属:訓練兵104期生→憲兵団
- 出身地:ウォール・マリア南東の山奥の村→マーレ国レベリオ収容区
- 誕生日:3月22日
アニ・レオンハートは、主人公エレンと同じ104期の訓練生の中でも格闘術が得意な女性キャラクターです。立体機動の扱いに長けており、訓練生では4位という成績を収め、上位者しか入団できない憲兵団に見事入団しています。ブロンドヘアで髪を後ろで結んでおり、切れ長のきれいな目をしているためクールでかわいいと人気の高いキャラクターです。漫画ではアニ外伝というスピンオフ作品も存在するほど、『進撃の巨人』の物語で重要な鍵を握っています。
進撃の巨人の概要
漫画『進撃の巨人』は、諫山創さん著書の作品で2009年9月〜2021年4月までマガジンで掲載されていました。圧倒的な力を持つ巨人とそれに抗う人間達のダークファンタジーです。2022年9月時点ではコミックスの発行部数は世界累計1億1000万部を超えています。コミックスの他にアニメ、ゲーム、小説、映画へ展開されその人気は高まるばかりです。
進撃の巨人のあらすじ
突如出現した「巨人」により滅亡の淵に立たされた人類は、巨大な三重の城壁の内側に生活圏を確保することで100年間生き延びてきました。しかし、主人公のエレンが10歳になった845年、最も外側の壁が破壊され侵入してきた巨人達によってエレンの目の前で母親は食べられてしまいます。その出来事によって、エレンは巨人を駆逐するという復讐心に駆られ、調査兵団へ入団することを決意します。
【進撃の巨人】アニ・レオンハートの正体や目的
作品が進むに連れアニ・レオンハートの正体が巨人だったという事実が明らかになっていきます。巨人によって人類は滅亡に追い込まれましたが、人が巨人になれるとはどういうことなのか、アニ・レオンハートの正体や目的を過去との関連をまとめていきます。
アニ・レオンハートの正体は女型の巨人
女型の巨人が登場するのは「第57回壁外調査」の回で、女型の巨人になったアニは、エレンを攫うために調査兵団を襲撃するのでした。訓練を共にしたアルミンを助けたことで疑念を持たせてしまい、後にアニの正体が女型の巨人であることがバレてしまいます。女型の巨人は高い機動力や持続力に加え、硬質化された強力な破壊力があり、万能型と言われています。
アニ・レオンハートの目的
アニは壁外の国であるマーレの出身で、巨人の力を継承する「マーレの戦士」です。マーレの目的は、パラディ島に潜む「始祖の巨人」の奪還です。「始祖の巨人」は、9つの巨人の中で最も強力で巨人を操る力を持っており、それを所有することができれば、マーレの国力維持、そしてパラディ島の資源を確保することができると考えています。アニはマーレのため敵地に潜入し、「始祖の巨人」の特定し奪還を目論んでいます。
アニ・レオンハートの過去
アニの過去は回想や本人からの告白により、義父に「マーレの戦士」になるために厳しい訓練を受けおり、辛い子供時代を過ごしてきました。過去に義父から受けた仕打ちのため、義父への思いは複雑ですが、アニが旅立つ時に「生きて帰ってきてほしい」と言われたことが、アニの原動力となっており生きる目的となりました。
【進撃の巨人】アニ・レオンハートの水晶体化のその後
アニ・レオンハートは女型の巨人という強力な力を持ちつつも物語の後半で水晶化されている描写があります。ここでは、なぜ水晶化してしまったのか、またその後のアニ・レオンハートについてまとめていきます。
アニ・レオンハートが硬質化した理由
アニは、「進撃の巨人」を持っている主人公エレンを捕獲するために女型の巨人となり調査兵団を襲撃しました。一度エレンを捕獲することに成功しましたが、ミカサ達に奪い返され、さらに見逃したアルミンに正体を悟られてしまいます。その結果、アルミンの策略にはまり囚われそうになりますが、囚われる直前に、硬質化を発動し、秘密が漏れないように自分自身を閉じ込めました。
アニ・レオンハートの復活
エレンによる地鳴らしによって、壁も含めすべての硬質化が解除されました。それにより自らを閉じ込めていたアニ・レオンハートも硬質化が溶け、4年の眠りから復活するのでした。復活後、ヒッチへ過去の生い立ちについて打ち明けているうちに、義父に必ず生きて帰るように言われたことを思い出し、アニ・レオンハートはマーレに帰ることを目的とし動き始めます。
アニ・レオンハートはエレンとの最終決戦へ
エレンの目的は、自分達エルディア人の存続のためにエルディア人以外の人類を滅ぼすことでした。地鳴らしによって、地下深く眠っていた巨人達が動き始め壁外に襲撃し始めました。アニの故郷も襲撃され、義父との再会が絶望的となり、生きる目的をなくしかけていました。しかし、他の戦士候補生に励まされ女型の巨人となり、仲間と共に戦い進撃の巨人本体の破壊に成功するのでした。
アニ・レオンハートのその後
エレンとの戦いのあと、地鳴らしは止まり始祖の巨人が消滅したことでアニのもつ女型の巨人の力も消えてしまいました。その後、義父と無事に再会することができ、約束を果たすのでした。その3年後、アニはアルミン達が連合国大使として、パラディ島へ向かっており戦いがない平和のために活動している姿が描かれています。
【進撃の巨人】アニ・レオンハートの関連人物
『進撃の巨人』の物語当初から女型の巨人として登場し、最終話まで鍵を握っていたアニ・レオンハートですが、他の登場人物との関連について、ここでは具体的な人物を取り上げながら解説していきます。
関連人物①マルロ・フロイデンベルク
マルロ・フロイデンベルクはアニと同様に憲兵団に所属し、ストヘス区の支部に配属された新兵です。他の兵士が保身のために憲兵団を志望する一方で、マルロは憲兵団の改革という志を持って入団した。アニと関わることで、悪いやつも人間である、ということに気づき正すべきは規律に従う人間ではなく、組織自体なのではと考えを変えていきます。
関連人物②ライナー・ブラウン
ライナー・ブラウンは「マーレの戦士」で鎧の巨人です。同じ「マーレの戦士」であるアニと協力し、エレンをマーレに連れて帰るために動いています。訓練兵卒業後はエレンと同様に調査兵団に入団しエレンを監視していました。ライナーは同期の仲間を大事にしたい思いと、使命を全うしたい思いとの葛藤で精神的にも不安定となっていきます。
関連人物③ベルトルト・フーバー
ベルトルト・フーバーは、アニとライナーと同様に「マーレの戦士」で超大型巨人になれます。845年に表れた、壁を破壊した巨人が彼です。自己主張が少なく影が薄いですが、寝相がとても悪く、同期の中でも話題になりベルトルトの寝相で天気を占っていたりといじられキャラの一面もあります。
関連人物④ヒッチ・ドリス
ヒッチ・ドリスは、憲兵団に入団しアニと同室でルームメイトです。口が悪く皮肉っぽい言動が多い彼女ですが、アニのことは気に掛けており地下に幽閉されたことを知り、毎日様子を見に行ったり、復活したアニを逃がす手助けをしたりと優しい一面もあります。アニが過去の話をした数少ない友人となります。
関連人物⑤アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルトは、あまり戦闘は得意ではないですが座学や技巧が得意で、物語終盤では調査兵団の団長を務めるなど、頭脳を活かした活躍が見られます。アニとは訓練生の同期で、アニが水晶化になり地下に幽閉されてしまっても度々足を運んでいました。アルミンがアニに告白するような場面があり、アルミンとアニの関係がとても話題になりました。
関連人物⑥エレン・イェーガー
『進撃の巨人』の主人公であるエレン・イェーガーは、アニと同様に格闘術が得意で、アニの真似をしたりとアニと高め合う関係性でした。エレンは巨人の1つである進撃の巨人を持っていたため、アニ達「マーレの戦士」から狙われるのでした。しかし物語が進むに連れ、エレンには他にも隠された力があると判明し世界を揺るがす存在となりアニ達に立ちはだかりました。
関連人物⑦ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマンは、エレンとアルミンと幼馴染で訓練生の中でも主席の成績でした。エレンのことを家族同様に思っており、訓練生時代にアニがエレンに技をかけているときに怒りが抑えられるといった、アニと対峙する場面が描かれていますが、ファンにとってもこのシーンは印象的で人気の高い2人のどちらが強いか、話題となりました。
【進撃の巨人】アニ・レオンハートの声優
ここからは、アニメ版進撃の巨人に出演したアニ・レオンハートの声優についてまとめていきます。アニメは2013年から放送されており、2023年には完結編の放送が予定されています。アニ・レオンハートは第1期から登場しており、クールな一面と声がマッチしていると評判で、アニメからファンになった人も多いでしょう。
アニ・レオンハートの声優は「嶋村侑」
アニの声優は嶋村有(しまむらゆう)さんです。地声は、かわいらしい声ですが、アニメではアニにぴったりな艶のあるクールな声で演じています。アニメのほか、映画の吹き替えやゲームにも出演しています。
嶋村侑のプロフィール
- 誕生日:1985年4月18日
- 出身地:東京都
- 血液型:A型
- 事務所:賢プロダクション
嶋村さんは、元は舞台女優でしたが2005年に「リーンの翼」で声優デビューしています。特技は水泳で、趣味はウクレレや映画鑑賞、特にサッカー観戦が好きだそうです。ご本人の公式Twitterアカウントでは自身で描いた絵を写真とオマージュさせて投稿していたり多趣味であることがうかがえます。
嶋村侑の主な出演作品
- 文豪ストレイドッグス(与謝野晶子)
- 寄宿学校のジュリエット(シャルトリュー・ウェスティア)
- 進撃の巨人(アニ・レオンハート)
- Go!プリンセスプリキュア(春野はるか/キュアフローラ)
- ギルティクラウン(校条祭)
- Gのレコンギスタ(アイーダ・スルガン)
数多くの作品に出演している嶋村さんの代表作は、アニ・レオンハートはもちろん『Gのレコンギスタ』アイーダ・スルガン役などがあり、落ち着いた声質をベースにかわいらしい声から艶っぽい声まで幅広く演じることができます。
【進撃の巨人】アニ・レオンハートに対する世間での評判や人気
これまで『進撃の巨人』に登場するアニ・レオンハートの人物像や他の登場人物達との関係性などについてまとめてきましたが、彼女に対して進撃の巨人ファン達はどんな印象を抱いているのでしょうか?ここではアニ・レオンハートに対する世間での評判や人気について、実際のコメントを取り上げてまとめていきます。
アニファンとしては、かわいらしい容姿ももちろんですが、結晶化から復活したときにアップルパイを食べているシーンでアニの元気さが見受けられ、ファンも安堵しました。4年の結晶化から復活し、アップルパイを1人で美味しそうに食べる姿は、とてもかわいらしいと評判になりました。
アニの義父による厳しい訓練の過去や「マーレの戦士」としての使命などアニの辛い人生が報われ、戦いが終わったこれからは幸せを願う声が寄せられています。アニ自身の思いや使命との葛藤した描写が、ファンにも印象的だったことがわかります。
戦いが終わり、願いだった義父との再会を無事に果たすことができた場面は、感動的でアニファンからも安堵の声があがりました。平和になっていく中で、好意を寄せられていたアルミンとの関係やその後の進展が気になるというコメントも多かったです。
【進撃の巨人】アニ・レオンハートの正体は女型の巨人だった
『進撃の巨人』に登場するアニ・レオンハートは、身体能力も高く容姿もかわいく人気の高いキャラクターでしたが、その正体は女型の巨人という序盤でも衝撃な事実でした。『進撃の巨人』では使命を全うしつつも多くの仲間との経験を経て変わっていくアニ・レオンハートの姿が描かれていますので、気になる方はぜひ『進撃の巨人』のアニメやコミックをチェックしてみてください。
この記事のライター
macoco
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