【東京リベンジャーズ】千堂敦(アッくん)の死亡は確定？タケミチとの関係も

千堂敦は、タケミチやその仲間で作った《溝中５人衆》の1人で、リーダー的な立場でした。タケミチのタイムリープによって未来が大きく変わる1人でもありましたが、どのような経緯であれ結果はいつも同じでした。『東京リベンジャーズ』のキーマンにもなる千堂敦を分析します。

『東京リベンジャーズ』は2017年に週刊少年マガジンで連載が始まりました。作者である和久井健先生による、不良同士の抗争の中にタイムリープなどの要素を含めたサスペンスコミックとなっています。2021年には『東京リベンジャーズ』のアニメや実写映画も開始されましたが、原作は2022年に終了となりました。しかし様々なメディアミクスの影響で、その人気は今も変わらず続いています。

2017年、フリーターとしてアルバイト生活をしていた花垣武道は、人生で唯一の恋人であった橘日向が不良の抗争に巻き込まれて死亡したニュースを目にしました。やりきれない思いを抱えたまま駅のホームに佇んでいると、何者かに背中を押され線路に突き落とされてしまいました。線路上で電車にひかれそうになったところで再び目をあけたタケミチが見た景色は2005年の中学生時代でした。タイムリープの力に目覚めたタケミチはこの力を使って、恋人であった橘日向が死亡しない未来を作ることを決心するのでした。

線路に突き落とされて最初にタイムリープする前の現在で千堂敦は16歳の時、東京卍會に所属していた「清水将貴」という男を刺して逮捕されていました。しかしタケミチが未来を変えようとタイムリープした先で、清水将貴は刺されることはありませんでした。そのため未来が変わり、千堂敦は東京卍會の幹部としてキャバクラの経営を任されていました。しかし稀咲鉄太の恐怖に支配されていた千堂敦は「線路に突き落としたのは自分だ」と告白すると、タケミチの目の前でビルから飛び降り、死亡してしまいます。

タイムリープから戻ってきたタケミチの携帯電話には美容室の予約が入っていました。お店に行くと、そこには千堂敦の姿がありました。中学生の時に夢として語っていた念願の美容師になることができたのです。その後、タケミチはヒナと再会を果たしますが、タケミチの目の前でヒナは乗っていた車ごとトラックにつぶされてしまいます。トラックの運転席を見るとそこには血だらけで倒れている千堂敦の姿がありました。千堂敦はヒナと共に車ごと炎上し、死亡します。

血のハロウィン後に現代に戻ると、タケミチは東京卍會の幹部になっていました。そこで稀咲に殺されそうになりますが、何とか逃げ出すことができます。しかし橘直人に捕まってしまい、取調室にて今までに起きたことを聞くことになります。未来は変わっているはずなのに千堂敦もヒナも死亡していました。しかも千堂敦にヒナを殺すよう命令したのはタケミチ自身でした。タケミチは誰を殺すのか稀咲に聞いていたわけではありませんでしたが、間接的にヒナの殺害に関係してしまったことに大きなショックを受けました。

最終回で千堂敦は、再び夢をかなえて美容師になることができ、親友でもあるタケミチの結婚式に参列していました。相棒でもあるタケミチの晴れ姿を見ることができ、中学生の時からの夢をかなえることができた千堂敦もハッピーエンドとなりました。

タケミチ曰く、千堂敦の性格は「仲間のために自分を犠牲にできる、優しくて頼りになる人物」と表現していました。仲間の為であれば頭を下げることも、体を張ることもできる人物です。

心優しく頼れる千堂敦ですが、ケンカに関してはあまり強くないようです。それでも東京卍會の中で隊長であるタケミチを支えながら幾度となくケンカの修羅場を超えてきていますので、一般の人よりはケンカ慣れはしているものと思われます。

『東京リベンジャーズ』の主人公でもある花垣武道は、同級生の友達5人で「溝中5人衆」として一緒に行動しています。その中でもタケミチと千堂敦は、とても信頼している友人のように見えます。ここでは二人の関係を分析していきます。

『東京リベンジャーズ』の公式ファンブックでは、タケミチと千堂敦の関係性として、親友でもあり「相棒」でもあると記載がありました。タケミチは千堂敦のことを「溝中5人衆のリーダー格」といったり「頼りになる人物」と評価しているあたり、絶大な信頼を寄せていることがうかがえます。

タイムリープに力を用いて過去を変え、初めて未来を変えた先にいた千堂敦は、東京卍會の幹部になり、キャバクラの経営を任されていました。そこで千堂敦は「駅のホームでタケミチのことを線路に突き落としたのは自分だった」と告白しました。千堂敦は稀咲鉄太が恐怖の対象で逆らうことができず、稀咲の命令に従う形でタケミチを線路に突き落としました。その告白をしてすぐに千堂敦はビルの屋上から飛び降り、死亡しました。

タケミチが一人で千冬を助けに「天竺」に向かおうとしたときに、千堂敦が発した名言です。隊長と呼んでいる場面もありましたので、千堂敦が隊長でもあるタケミチを助けたいという強い気持ちが見える熱いセリフのひとつです。

タケミチが、稀咲とイザナに立ち向かおうとしたときに千堂敦が言ったセリフです。隊長としてはもちろん、親友としても信頼している関係性だからこそ言える一言なのかもしれません。

タケミチが初めてタイムリープの力で変えた未来で千堂敦は「線路に落としたのは自分である」ことを告白しました。ビルから飛び降りる直前にこのセリフを言って、飛び降りました。その後の『東京リベンジャーズ』の中でも「ヒーロー」という言葉はキーワードとなってきます。

『東京リベンジャーズ』アニメ版で千堂敦を担当した声優は、寺島拓篤さんです。ここでは声優・寺島拓篤さんについて解説していきます。

石川県出身の寺島さんは、1983年生まれで2023年12月で40歳を迎える声優です。奥様は同じく声優の佐藤聡美さんです。2021年には第1子の誕生も発表しています。歌手活動も精力的に行っており、2012年にソロデビューを果たしています。2022年には、故郷である石川県の小学校が統合して新しく開校する小学校の校歌の作詞を作成することが発表されました。

『東京リベンジャーズ』実写版で千堂敦を担当したのは磯村勇斗さんです。原作では中学生という設定でしたが、実写版では高校生に変更されています。

静岡県沼津市出身の磯村勇人さんは1992年9月11日生まれの31歳（2023年現在）です。中学生の頃に自主製作した映画をきっかけに役者を目指すようになりました。2022年には日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞されるなど、今後の活動に期待が集まっている俳優の1人です。

『東京リベンジャーズ』では、溝中5人衆でタケミチの相棒役として登場する千堂敦（アッくん）ですが、X（旧Twitter）ではどのような評判なのか見ていきます。

『東京リベンジャーズ』で人気投票が行われたとき、推しである千堂敦を上位に押し上げようと呼びかけるポストになります。結果的に31位で102票を集めることができ、溝中5人衆の中ではタケミチと一緒に上位に入ることができました。多くのキャラクターが登場する『東京リベンジャーズ』の中で31位に入れるということは、人気の高いキャラクターであることがうかがえます。

『東京リベンジャーズ』のグッズが発売されると、推しのキャラクターでそろえたくなってしまうのがファンの心理かと思われます。この方も『東京リベンジャーズ』で、自分の好きなキャラクターをコンプリートしようと奮闘されているようです。

『東京リベンジャーズ』の実写映画化の際に、推しの千堂敦を推しの磯村勇人さんが演じられることを知って喜ばれているようです。自分の好きなキャラクターを好きな俳優が演じることとなったら、嬉しくてたまらない気持ちがあふれてしまいます。

『東京リベンジャーズ』に登場する千堂敦について、担当した声優や俳優についても併せて紹介してきました。何度もタイムリープを繰り返してきたタケミチですが、そのたびに千堂敦の命を救うことはできていませんでした。タケミチの狙いは恋人でもあるヒナが死なない未来を作ることでしたが、それと同時にヒナを殺害し続けている千堂敦を救うことでもありました。『東京リベンジャーズ』最終回ですべての夢をかなえて千堂敦もハッピーエンドを迎えることができました。