【東京リベンジャーズ】相関図を徹底紹介!過去と現代でのキャラの関係性は?
本記事では『東京リベンジャーズ』の相関図について徹底紹介します。物語は完結しましたが、武道のタイムリープで変わっていく『東京リベンジャーズ』の相関図を登場キャラの人物像やチーム一覧を基に紹介し、名言とともに考察していきます。
目次
【東京リベンジャーズ】とは?
『東京リベンジャーズ』は週刊少年マガジンに連載されていたヤンキーバトル漫画です。単にヤンキーの漫画というだけでなく、SF要素が盛り込まれサスペンスの風味が効いた作風としても知られ、原作としての漫画はもちろんアニメや実写映画も大ヒットを記録しています。漫画は完結しましたが、スピンオフ作品やアニメ・映画ではこれからも展開が期待される作品といって間違いありません。
東京リベンジャーズの作者
『東京リベンジャーズ』を執筆した作者は漫画家の和久井健です。デビュー作は2005年別冊ヤングマガジンに掲載された『新宿ホスト』でした。その後に週刊ヤングマガジンから『新宿スワン』を連載し、以降も『Abaddon』『セキセイインコ』といった作品を連載しました。2015年から掲載誌を週刊少年マガジンに変え、『デザートイーグル』を連載開始し、2017年13号から『東京リベンジャーズ』が連載されることになります。
東京リベンジャーズの概要
『東京リベンジャーズ』は、週刊少年マガジン2015年13号から2022年51号まで連載された、ヤンキーがメインキャラの漫画です。ただのヤンキー漫画ではなく主人公がタイムリープで過去と現代を行き来するという、かつてない斬新な設定によってストーリーにサスペンスの要素が生まれ、読者が目を離せない作品となりました。漫画の累計発刊部数は7000万部を超え、完結した作品ではありますがスピンオフ作品の連載と、アニメや映画での今後の展開を期待される一作となっています。
東京リベンジャーズのあらすじ
物語は2017年から始まります。さえない26歳のフリーター「花垣武道」は、中学時の彼女「橘日向」とその弟「橘直人」が犯罪集団「東京卍會」の抗争に巻き込まれて死亡するというニュースを知りました。その翌日、バイト帰りだった武道は電車のホームで何者かに突き落とされ死を覚悟しますが、直後に12年前の過去の世界へとタイムリープしていました。これを機に12年前の過去と現代とを行き来する武道は、2017年の最悪の現実を変えようと奮闘します。
【東京リベンジャーズ】相関図一覧!過去と現代の関係の変化は?
『東京リベンジャーズ』では、主人公の武道が現代とする2017年の世界を起点として、何度も過去へとタイムリープすることになります。その都度、武道を中心とした関係者の相関が変化していくことになるのでした。その点が『東京リベンジャーズ』の魅力でもあり、ストーリーや登場人物の相関図を複雑にしていく原因でもあります。ここでは武道のタイムリープ前とタイムリープ後における『東京リベンジャーズ』の人物相関図を整理してみることにしましょう。特に歴史の改変に大きく影響を与えたタイムリープ前後の相関図に焦点を当ててみました。
相関図①東卍創設時
相関図①の東京卍會の創立は2003年の6月19日となっています。創立メンバーは総長:佐野万次郎、副総長:神宮寺堅、親衛隊:三ツ谷隆、旗持ち:林田春樹、特攻隊:場地圭介・羽宮一虎でした。一虎の地元は9代目・黒龍の支配下にあったため、一虎は1人で黒龍とやり合わざるを得ない状況となっていました。一虎を助けるために場地の提案から生まれたのが東京卍會だったのです。
相関図②歴史改変前
『東京リベンジャーズ』で武道が初めて過去へとタイムリープする前に、歴史改変が行なわれていると想像した人はいなかったでしょう。武道がタイムリープで12年前の過去へと飛んでから、橘日向と直人を死なせないように決心しだ時、初めて歴史の改編を行うことを認識したのではないでしょうか。しかし物語が進んだ後で判明しますが、武道は初めてのタイムリーパーではありませんでした。詳細は省きますが、武道以前のタイムリープが引き金となり、現代はすでに歴史改変が行われていたのです。
相関図③83抗争後
相関図③の83抗争は2005年8月3日に起こった出来事で、その原因は東京卍會参番隊隊長・林田春樹(パーちん)の親友と、愛美愛主総長・長内信高との揉め事によります。本来であれば、この抗争によって龍宮寺堅ことドラケンが死亡することになっていました。現代の直人は武道にドラケン死亡を阻止するようタイムリープで介入させます。武道はドラケンを救うミッションを成功させますが、83抗争を画策していたのは東京卍會のNo.2を狙う稀咲によるものだと判明します。
相関図④血のハロウィン後
相関図④の血のハロウィンは東京卍會と芭流覇羅による抗争で2005年10月31日に起きました。芭流覇羅は83抗争の後に、昭和63年と平成元年生まれ組の愛美愛主メンバーに反東卍勢力を加えた組織です。この抗争による結末は東京卍會総長・佐野万次郎(マイキー)による一虎の殺害だったのですが、武道のタイムリープからの介入によって最悪の事態は回避されました。血のハロウィンも稀咲の暗躍が引き起こした事件だったのです。
相関図⑤聖夜決戦後
相関図⑤の聖夜決戦は2005年12月25日に勃発した、東京卍會と黒龍による抗争でした。血のハロウィンから現代(2017年)に戻った武道は東京卍會の大幹部となっていましたが、日向殺害は自分の仕業であることを直人から知らされます。今度こそ日向を助けるためにと過去へとタイムリープした武道のミッションは"東京卍會の現代での巨悪化を防ぐため、八戒による大寿の殺害阻止と黒龍を潰すこと"です。このミッションも成功することになり、これまでのうち一番良い結果となります。
相関図⑥関東事変
東京卍會と横浜天竺による最終決戦「関東事変」は東京で最大の抗争となった事件です。2006年2月22日に起きたこの抗争のきっかけは、天竺の総長・黒川イザナのマイキーへの私怨と、東京卍會を除名になった稀咲による企みでした。天竺側の奇襲により東京卍會は相当なピンチに陥り、その結果3人の死者、5人の逮捕者を出して関東事変は幕を下ろします。これまでの元凶だった稀咲は死亡し、現代に戻った武道にとってもすべてが解決したかに思えたのでした。
相関図⑦最終回
武道だけではなくマイキーもタイムリーパーだったことが判明し、お互いで歴史改変へのリベンジを果たすため過去へと戻ります。東京卍會の創設メンバーから変えていき、少しずつですが運命は大きく動いていきました。こうして辿った過去への時間は現代へと移り変わり、武道と日向の結婚式へと行き着きます。そこにはタイムリープの能力を武道へと譲り、亡くなったマイキーの兄・慎一郎や、場地圭介の姿もありました。
【東京リベンジャーズ】主なキャラ一覧
『東京リベンジャーズ』には実に多数のユニークなキャラが登場します。ここでは『東京リベンジャーズ』でメインとして登場してきたキャラクターたちを紹介していきましょう。それぞれが受け持っていた役割と関係性について思い返してみるとまた違った魅力を見つけることができるかもしれません。
キャラ①花垣武道(タケミチ)
『東京リベンジャーズ』の主人公、花垣武道はダメなフリーターというだけでなく元恋人やその弟が殺され、本人までもが死の直前だったという最悪な運命を辿ってしまう青年でした。過去へのタイムリープによって死を回避しただけでなく、過去の歴史改変によって自らと周りの人間たちの現代の運命をも変えてしまうほどの力量があったことは驚嘆です。死の淵まで追い詰められた人間は、それ以降の生き方を大きく変えることができるのでしょう。
キャラ②橘日向(ヒナ)
『東京リベンジャーズ』のヒロイン、橘日向は中学時代の武道と恋人同士でした。物語の序盤から死亡してしまう悲劇のヒロインともいえるキャラでしたが、物語が進むにつれてなぜ死ぬことになるのがが判明していきます。武道が過去へと何度もタイムリープして歴史を改変しても、現代に戻ってみれば救うことができない結果が残ります。それでも武道は日向を救うことを諦めなかったからこそ、ハッピーエンドを迎えることができたのでしょう。
キャラ③橘直人(ナオト)
橘日向の弟・直人は姉と同様に、物語の序盤で死亡していることになっていました。武道が12年前の過去へとタイムリープすることで助かっています。ただ姉の日向も助かるまでは何度も過去と現代のタイムリープを繰り返すことなりました。その役目を武道に託すため、直人はタイムリープするためのキーマンとして活躍します。タイムリープで武道と出会い、関係を持つことになった以降は、必死で勉強して警察官になっていました。
キャラ④佐野万次郎(マイキー)
『東京リベンジャーズ』で最重要人物ともいえる佐野万次郎は、東京卍會の総長で"無敵のマイキー"という異名を持つほど喧嘩の強さを誇ります。体は大きくもなく力も飛び抜けて強いわけでもありませんが、非凡ではない喧嘩の才能があるのでしょう。高いカリスマ性も持っているのでリーダーとして申し分ありませんが、無邪気な点もあるのが彼の魅力になっています。その分、 副総長のドラケンが苦労しているようです。
キャラ⑤龍宮寺堅(ドラケン)
東京卍會の副総長で、名実ともにNo.2としてマイキーを支えるのがドラケンこと龍宮寺堅の役割です。金色の前髪やドラゴンのタトゥーという、かなり凶悪な外観をしていますが、暴走気味なマイキーをなだめ意見するなど、登場人物の中でも一番といえるほどの常識人です。常識人といえどもマイキーに次ぐ実力は、非常識なパワーを誇り、抗争中での描写では敵対関係の相手に脅威を与えました。
キャラ⑥場地圭介
場地圭介は東京卍會の創設メンバーの1人で、壱番隊隊長を勤めました。性格は荒くてぶっきらぼうですが、仲間や母親を大切に思いやる一面を持っています。なおスピンオフ作品『場地圭介からの手紙』では、見た目も言動も彼そっくりな母親が登場しました。学校での勉強はまったくダメで、義務教育にも関わらず中学校留年という経歴の持ち主でした。長髪と太い眉が特徴で、好物のペヤングは自宅にストックしているようです。
キャラ⑦三ツ谷隆
東京卍會の創設メンバーで弍番隊隊長を務めるのが三ツ谷隆です。不良には珍しい世話好きな彼の存在はとても貴重で、チーム内の関係性を保つため内輪揉めを解消する兄貴分という役目を担っています。また中学では手芸部の部長をしており、手先の器用さを求められるデザイナーの素養があります。東京卍會創設メンバーの特攻服は彼の手によるものという点がそれを物語り、現在では将来有望のデザイナーになっていました。
キャラ⑧林田春樹(パーちん)
金髪でモヒカン、ガッチリ体型が特徴のパーちんこと林田春樹は東京卍會創設メンバーの1人で参番隊隊長です。性格的には短気で荒めですが仲間に対する思いやりは持っています。あまり物事を深く考えないタイプであり、バカを自認していいますが、単身でチームを1つ潰せる力と気絶しかけても相手に立ち向かう根性を持ち合わせています。
キャラ⑨林良平(ぺーやん)
東京卍會参番隊副長で、パーちんの右腕を務めるのがペーやんこと林良平です。パーちんと仲が良いのですが、パーちんの頭の悪さをバカにされると擁護のつもりがさらに輪をかけてしまうことがあります。しかしお互いの関係に亀裂が生じることもない間柄でした。パーちんが逮捕された時は動揺と勘違いから東京卍會を抜け、愛美愛主に合流しましたが、のちに真実を知って後悔し東京卍會に復帰しました。
キャラ⑩河田ナホヤ(スマイリー)
東京卍會肆番隊隊長を務める河田ナホヤは弟の河田ソウヤと双子の関係にあります。2人揃って"目黒のツインデビル"とも呼ばれていました。常に微笑んでいるため"スマイリー"がニックネームになっています。しかしその表情とは裏腹に物騒な考え方をするので、マイキーからもぶっ飛んでいると称されるだけの危ない人物です。勝てる喧嘩はしないというモットーを持つため、無謀な戦いにも立ち向かう武道に対しては親近感を持っていました。
キャラ⑪武藤泰宏(ムーチョ)
ムーチョこと武藤泰宏は、東京卍會の伍番隊隊長を務める無表情で大柄な少年です。その体を活かした喧嘩が得意で、隊長の中では最強ともいわれます。こうした事情からマイキーに風紀委員的な役割を任されていました。しかし元々は黒川イザナに心酔していたため、関東事変の際には東京卍會を裏切り天竺の幹部として行動を取ります。なお裏切ったとはいえ、マイキーへの思いは本物だったようです。
キャラ⑫千堂敦(アッくん)
中学時代の武道の悪友の1人で、チーム溝中五人衆のリーダー格が千堂敦でした。東京卍會のキヨマサに奴隷扱いされ、その地獄の日々に耐えかねてキヨマサを刺殺したことで少年院送りにされます。それ以降、武道とに関係は絶縁状態でした。少年院から出所後は東京卍會の末端に位置し、稀咲にこき使われています。また第二の世界線では武道を線路に突き落としたことも判明しました。改変した世界では美容師として働いていましたが、東京卍會からの命令で日向を殺害し、自らも命を落としています。
キャラ⑬山岸一司
山岸一司は溝中五人衆の1人で、武道の友人でした。インテリぶってはいましたが単なるヤンキーミーハーです。とはいえ情報通であることは間違いないようで、各地の有名どころのヤンキー情報は常に把握していたようです。また抗争事情にも詳しいおかげで、83抗争の際にはドラケンの危機を武道に知らせて救うことができたという功績があります。
キャラ⑭山本タクヤ
亜麻色の長髪を持つ溝中五人衆の1人が山本タクヤです。武道とは小学生の頃から幼なじみの関係で、溝中五人衆の中では一番長い付き合いでした。華奢な体格かつ病弱なので喧嘩には強くありません。性格は心優しく、仲間思いという少年です。
キャラ⑮鈴木マコト
溝中五人衆の1人でオールバックが特徴的な鈴木マコトは、山岸と仲の良い少年です。一緒にふざけて遊んだりしていました。身長が高く見た目もいかついのですが、喧嘩は弱めです。キヨマサ一派との戦いではあっさり負けていました。83抗争時でも武道を助けるためキヨマサ一派と対峙しましたが、ふざけたポーズを取ったりしているので、あまり喧嘩に本気にはなれないのかもしれません。
キャラ⑯清水将貴(キヨマサ)
キヨマサこと清水将貴は東京卍會の参番隊に属しています。渋谷三中の頭であり、溝中五人衆をボコボコにして、それ以降は奴隷として扱っていました。中学生にしては大柄で老け顔、喧嘩に強いという特徴を持ちます。ただし隊長や幹部に対抗できるほどの強さは持ち合わせていません。83抗争の際には逆恨みから愛美愛主へと寝返り、ドラケンを刺してしまいます。
キャラ⑰長内信高
愛美愛主の八代目総長を務めていたのが長内信高でした。新宿を支配するチームの総長の割に器が小さく、見下されることを必要以上に不快と感じます。ボクシング経験があり、東京卍會参番隊隊長のパーちんを圧倒する強さを持ちますが、稀咲に目を付けられてからは愛美愛主の総長となっても彼に恐怖を抱きながら過ごしていました。
キャラ⑱稀咲鉄太
現在の東京卍會を犯罪組織へと変貌させた張本人で、武道の宿敵となったのが稀咲鉄太でした。武道が何度過去へとタイムリープしても現代の状況が好転しないのは稀咲の暗躍があったからであり、用意周到かつ頭脳の明晰さで東京卍會のみならず武道と日向の将来を奪い続けていました。小学校の頃から武道と日向とは顔見知りの関係であり、日向への恋心を持っていましたが、元々の性格が歪んでいたため邪悪な解決方法でしか望みを持てなかったようです。
キャラ⑲半間修二
いくつもチームを渡りながら稀咲鉄太の共犯者として暗躍していたのが半間修二です。新宿の死神と呼ばれた半間は、長身で手の甲に罪と罰という刺青を入れた特徴を持ち、喧嘩の強さもドラケンと互角という存在です。稀咲に興味を持ち、他人を利用しては切り捨てる稀咲が最後まで行動を共にする相棒ともいうべき人間でした。
キャラ⑳松野千冬
松野千冬は場地の腹心として、東京卍會壱番隊副隊長を務めます。場地には中学入学早々の頃、暴走族に囲まれたピンチの状況を救ってもらったことがありました。これをきっかけに場地を慕いはじめます。場地とはペヤングを半分こして食べたことも良い思い出として残っています。血のハロウィン時に武道の頑張りを見て、彼を壱番隊隊長に推しました。その後にタイムリープのことを武道に打ち明けられてからは彼と相棒の関係となっています。
キャラ㉑羽宮一虎
東京卍會の創設メンバーであり、芭流覇羅のNo.3かつ反東卍勢力のリーダーともなっているのが羽宮一虎です。一虎が12歳の時に1人で黒龍とやり合っていたのを見かねたマイキーが、彼を救うために作ったチームこそ東京卍會でした。マイキーの誕生プレゼントのため、場地とともにバイクを盗もうしたことでマイキーの兄である真一郎を殺害してしまいます。この事実によって情緒不安定になり、マイキーを恨むようになりました。
【東京リベンジャーズ】チーム一覧
『東京リベンジャーズ』に不可欠な要素には、キャラだけではなく彼らが所属・関係するチームも該当します。元々が東京卍會というチームの結成から物語は動き出したものです。キャラたちの関係だけでは複雑なストーリーを理解することも不可能といえるでしょう。ここからは物語に登場するチームを紹介して、チーム単位の動きも追っていきましょう。
チーム①東京卍會
『東京リベンジャーズ』の核となるチームが東京最大の暴走族、東京卍會です。黒龍に対抗するためマイキーが立ち上げました。当初はマイキーが"東京万次郎會"という名を提案しましたが、ネーミングセンスのなさにより他のメンバーは賛成しませんでした。後に武蔵神社で結成したことで、一虎が地図記号の卍(卍は寺院の記号ですが)からアイディアを得た"東京卍會"を提案し、マイキー以外のメンバーが改名に同意したことで名前が決定します。
チーム②愛美愛主
愛美愛主は新宿を拠点として活動する不良集団です。総長には長内が就いていましたが、実質的には裏で稀咲が動かしていました。愛美愛主は一般人を巻き込むことに躊躇がないチームであることは稀咲に起因するところがあるのでしょう。83抗争で東京卍會と衝突しますが、これは稀咲の目的がドラケンを殺害し、東京卍會のNo.2になるために画策された抗争でした。
チーム③芭流覇羅
愛美愛主の元メンバーと反東卍勢力が構成員となったのが芭流覇羅です。83抗争の後に稀咲と半間によって組織されました。"首のない天使"の異名を持ち、チームのトレードマークにもなっています。異名の表すように総長は存在せず、表向きの実質No.1が総長代理として半間がチームをまとめます。芭流覇羅はマイキーを総長にするべく、稀咲が立ち上げさせました。そのために総長が存在しないチームとなっているのでしょう。
チーム④黒龍
黒龍の創設者はマイキーの兄、真一郎です。黒龍の九代目と一虎との揉め事が起因となって東京卍會が誕生しました。黒龍は1995年2月22日に創設され、関東の頂点に君臨するチームとして知られます。当初は伝説のチームとして名を馳せていましたが、八代目を継いだ黒川イザナによって極悪犯罪集団に変貌してしまいます。九代目に変わってから東京卍會に壊滅させられましたが、柴大寿によって最凶最悪の殺人集団として復活します。
チーム⑤天竺
横浜でまとめ上げられた天竺は昭和62年世代を中心に、東京卍會を潰すべく神奈川の不良をまとめて組織されました。東京卍會から除名させられた稀咲の望みを成就するため黒川イザナを総長とし、武器の使用や不意打ちなど、悪どい手を使って東京卍會のメンバーを襲撃します。
チーム⑥関東卍會
関東事変で天竺に勝った東京卍會は解散し、その後にマイキーによって新たに作られたチームが関東卍會です。武道が2008年6月にタイムリープした時には存在が確認されていました。この時の東京は梵(ブラフマン)と六波羅単代、関東卍會の三つ巴という勢力図になっています。後に三天戦争と呼ばれる抗争へと突入し、ドラケンの死をきっかけに黒い衝動に呑まれたマイキー率いる関東卍會が天下を取ることになりました。
チーム⑦六波羅単代
東京の"三天"の一角として港区に拠点を置く六波羅単代は、東京で最大の勢力を持つチームです。ブラジルのリオからやってきた"無双のサウス"という異名を持つ寺野南が総代を務めていますが、幹部のすべては天竺の主要メンバーで構成されています。寺野の実力はかなりのもので、元天竺のメンバーは彼によって六波羅単代に吸収された形になっています。
チーム⑧梵(ブラフマン)
"三天"の残る1つが梵(ブラフマン)です。瓦城千咒がトップとして首領を務め、幹部の大半が元黒龍の創設時のメンバーということはわかっていますが最強を謳っている新宿のチームという程度しかわからない集団でした。暴走族というよりもヤクザに近い組織で、地下格闘技を主催し、賭けによる資金集めと格闘技の試合による兵隊作りを行っています。
チーム⑨梵天
関東事変で稀咲が死亡し、現代では日向をはじめ皆がハッピーエンドを迎えたと思われていたのですが、マイキーだけは違っていました。彼は日本最大の犯罪組織"梵天"の首領になっていたのです。直人曰く、あらゆる犯罪に関わる組織で警察でも内情把握ができないとのことでした。すべてを解決すべく武道がタイムリープした先が"三天戦争"の2008年だったのです。
【東京リベンジャーズ】キャラの名言
『東京リベンジャーズ』にはファンの心を掴んで離さない名言がいくつも存在しています。ここでは登場キャラたちによる名言の中からいくつかをピックアップして紹介しましょう。お気に入りの名言はあるでしょうか。
名言①「マイキー君になれなく…」
マイキー君になれなくたっていいっ!!オレはッッ花垣武道だ!!!
出典: itoomac.com
83抗争時、ドラケンに死の危機が迫る中で武道はドラケンを刺したキヨマサの一派に囲まれます。まともに動けないドラケンを守るため、そして過去の逃げ回ることしかできなかった自分との決別のため、武道はキヨマサたちに1人で立ち向かっていくのでした。
名言②「日和ってる奴いる?…」
日和ってる奴いる?いねえよなぁ!
83抗争前に武道が初めて集会に参加した際、マイキーが東京卍會メンバーへと問いかけたセリフがこの名言でした。パーちんの親友が愛美愛主に生き地獄のような仕打ちを受けたことに怒りを感じないものはいないでしょう。すでに確認を取るまでもないことですが、あえて言葉にすることでマイキーのカリスマ性が際立ち東京卍會の結束が固まる熱いシーンでした。
名言③「下げる頭…」
下げる頭 持ってなくてもいい 人を想う"心"は持て
チームの抗争によってメンバーの彼女が入院した時、面会に行ったドラケンとマイキーが彼女の両親とばったり会ってしまいます。ドラケンは彼女の親に頭を下げたのに対し、マイキーは直接関係ないからと頭を下げませんでしたが、ドラケンによって頭を下げさせられました。その時、ドラケンはマイキーを諭すようにこのセリフを語ります。トップを支える右腕として、その役目を立派に果たすドラケンは惚れ惚れするほどかっこいい振る舞いでした。
名言④「どんなに苦しくても…」
どんなに苦しくても 力は守るために使えよ
三ツ谷は黒龍の総長・柴大寿との交渉で八戒を黒龍に渡す代わり、彼らの妹・柚葉の開放を求めます。それによって殴られる羽目に遭いますが、なんとか交渉は成立しました。その帰り道、八戒は三ツ谷に礼を伝えた時に、三ツ谷が八戒に告げたセリフがこの名言です。力とは大切なものを守るためにだけ使うものだということを自身の言動から示したわけです。
【東京リベンジャーズ】に対する世間での評判や人気
『東京リベンジャーズ』の登場キャラによる相関図について、ストーリーの流れに沿って見てきました。原作漫画は完結しましたが、世間では作品に対してどのような感想を持ったのでしょうか。ここでは世間での『東京リベンジャーズ』の評判や人気に触れてみることにしましょう。
タイムリープものとしてヤンキーが絡んでくると俄然面白くなるのかもしれません。ミスマッチだと思いつつ、試してみたら相性良かったというのは苺大福のようなものともいえるのではないでしょうか。ある意味新ジャンルが開けたのかもしれません。
実写映画では推しの俳優に釣られて観に行った人も多いかもしれませんが、こうした手法でファンの拡大を狙うこともできるのです。SF要素があるとはいえ、イケメンヤンキー多数登場なら黙っていられない女子も多いことは想像に難くありません。
ヤンキーが入り乱れてタイムリープも絡んでくるので、結末が気になる展開でしたが、見事にハッピーエンドになりました。現在はスピンオフ作品も連載されているので、まだ『東京リベンジャーズ』の世界は広がっていくのでしょう。
【東京リベンジャーズ】相関図はタイムリープ前後で複雑だった
『東京リベンジャーズ』は、タイムリープというSF作品でも複雑になりがちな要素を含んでいます。主人公の武道が望む未来を掴むためには、その複雑なパズルを解かなくてはなくてはなりませんでした。一歩間違えれば無限地獄のような展開を見事に切り開き、過去へのリベンジを果たしたといえるのではないでしょうか。やっと掴んだハッピーエンドを噛み締めるように、武道は日向や仲間達と暮らしているのでしょう。
この記事のライター
zedafenrir
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