【東京リベンジャーズ】関東事変のあらすじは？死亡者やその後についても解説

『東京リベンジャーズ』内で発生した関東事変は、多くの主要キャラクターが犠牲となった物語としてファンの間で知られています。関東事変の結末やその後について触れる前に、まずは関東事変のあらすじや『東京リベンジャーズ』の基本的な概要について振り返ってみましょう。

『東京リベンジャーズ』内で勃発した関東事変とは、黒川イザナ率いる横浜天竺と佐野万次郎率いる東京卍會が起こした抗争の総称です。この物語は原作14巻120話から22巻192話までの内容で、主に主人公の花垣武道が8回目のタイムリープで過去にやってきてきてから現代に帰るまでが関東事変とされています。

『東京リベンジャーズ』に登場する天竺とは、総長である黒川イザナが率いる暴走族で、主に横浜を拠点に活動しています。イザナは元々黒龍の8代目総長で活動していましたが、総長を引退した3年後に天竺を立ち上げました。

『東京リベンジャーズ』とは、2017年から2022年まで週刊少年マガジンにて連載されていたタイムリープ形式のヤンキー漫画で、作者は和久井健先生です。ヤンキー漫画にSFアクション要素とサスペンス要素を取り入れた独自の作風が人気を呼び、2023年までに3期までテレビアニメが放映されています。2020年に開催された第44回講談社漫画賞では少年部門を受賞し、2023年1月時点で累計発行部数は7000万部を突破しました。

2017年時点で26歳となった主人公の花垣武道は、中学時代に付き合っていた橘日向と弟の直人が東京卍會の抗争によって死亡したことを知りました。翌日、バイト帰りに電車のホームにいた武道は、何者かによって線路に突き落とされ死を覚悟します。しかし、気がつくと武道は12年前の中学時代にタイムリープしていました。ここから武道は、運命を変えるためにタイムリープを繰り返すことで立ち向かうことになります。

東京卍會と横浜天竺の衝突によって勃発した関東事変では、多くの犠牲者や死亡者を出す結果になりました。ここでは、実際に『東京リベンジャーズ』内で描かれていた内容を基に、関東事変の発端やあらすじなどについて詳しくチェックしてみましょう。

多くの犠牲者が発生することになった関東事変は、多くの主要キャラクターが持っていた負の感情が連鎖したことによって発生しました。ここでは、どのような経緯で関東事変が発生したのか詳しくチェックしてみましょう。

『東京リベンジャーズ』内で勃発した関東事変が起こる最初のきっかけになったポイントが、天竺率いる黒川イザナが抱いた私怨です。イザナは元々万次郎の兄でもある真一郎とは異母兄弟として育てられていましたが、とあることがきっかけで血の繋がりは無かったことを知りました。これを機に、イザナは万次郎に対して嫉妬心を抱くようになり、やがて憎しみに変わることになります。

黒川イザナが現役復帰し天竺を立ち上げるにあたり、かつてイザナの下についていた武藤泰宏は、東京卍會伍番隊隊長という立場を捨ててでも天竺側へ寝返ることになりました。その際、資金を生み出す才能に特化した九井一を手土産とし、乾と武道を人質にすることで天竺へ移籍させることに成功させています。

武道と乾が解放された後、乾は武道に対して黒龍の11代目総長に就任して欲しいと懇願します。武道が持つ素質がかつて乾が憧れていた真一郎に重なっていたことで、黒龍再建を武道に託したいと考えていました。乾の考えを受け入れた武道は黒龍11代目総長に、乾も武道をサポートする副総長に就任しています。

関東事変を前日に控えた夜、決議集会が開かれている中で三ツ谷隆と河田ナホヤは天竺の襲撃によって意識不明の重体になってしまいました。ほとんどの隊で隊長が機能していない中、弐番隊と肆番隊の隊長も不在になったことで東京卍會は最悪の状態で関東事変に挑むことになります。

『東京リベンジャーズ』内で描かれていた関東事変では多くの犠牲者を生み出す結末になりましたが、不利な状況でも立ち向かわなければならない強い意志が明確に描かれています。ここでは、関東事変のあらすじは結末について、『東京リベンジャーズ』内で描かれていた内容を基にチェックしてみましょう。

9回目のタイムリープにて抗争が起こる日の朝、万次郎の腹違いの妹であり竜宮寺堅の想い人でもある佐野エマが襲撃にあったことで死亡していまいます。この影響で万次郎は抗争を目前にして戦意を喪失し、堅もエマを最後まで護衛できなかった万次郎に対して激怒しました。この影響で、東京卍會は関東事変を目前にしてほとんどの戦力を失ってしまいます。

主戦力をほとんど失った東京卍會の面々は、総長の回復まで決戦を避けるべきと意見します。それでも武道は、自分の命を捨ててでも立ち向かうことを反発しました。これに松野千冬や千堂敦も賛同し、強い意志を感じた他の隊員達も士気を高めています。さらに、襲撃された三ツ谷や河田も駆けつけたことで、東京卍會は関東事変が勃発した第3埠頭へ向かいました。

わずか50人で挑むことになった東京卍會を待っていたのは、400人もの人数をそろえた天竺一行でした。まずは斑目獅音と林良平のタイマン勝負に勝利したことで勢い付く東京卍會でしたが、イザナの強さに圧倒されたことで徐々に追い込まれていきます。

絶望的な状況だった東京卍會の流れを変えたのが、佐野万次郎でした。そこには橘日向をつれた竜宮寺堅の姿もあり、万次郎とイザナによる最終決戦が敢行されます。イザナは変わらず猛攻を仕掛けますが、万次郎はイザナを救うために何度でもは立ち上がります。流れは次第に万次郎が攻撃側へ代わり、徐々にイザナを追い込み始めました。

万次郎の勝利で場が収まるように見えたその時、稀咲が鶴蝶を銃撃したことで状況が一変します。稀咲は再び鶴蝶に対して銃を向けましたが、それをイザナが庇ったことで被弾してしまいました。この影響でイザナは死亡してしまい、総長が死亡したことで関東事変は東京卍會の勝利という結果で幕を閉じます。

銃撃した稀咲は半間と共にバイクで逃走しましたが、後を追っていた武道が追いついたことで最後の決着をつけることになります。追い込まれた稀咲は意味深な発言を残し、トラックに轢かれ死亡したことで関東事変は決着することになりました。

『東京リベンジャーズ』内で勃発した関東事変では、多くの犠牲者を出したことで悲しい結末を迎えています。ここでは、作中で描かれていた内容を基に、関東事変の死亡者や東京卍會のその後についてチェックしてみましょう。

『東京リベンジャーズ』内で勃発した関東事変では、当日の朝に襲撃された佐野エマ、稀咲鉄太の銃撃を受けた黒川イザナが死亡しました。また、抗争を起こす引き金となった稀咲鉄太自身も意味深な発言を残したままトラックに轢かれて死亡しています。

関東事変の発生後、望月莞爾、斑目獅音、灰谷蘭、灰谷竜胆、武藤泰宏の5人が抗争の首謀者として逮捕されました。また、佐野エマと黒川イザナを殺害した容疑で稀咲鉄太と半間修二の名前もあがりましたが、稀咲は死亡、半間は逃走という形で幕を閉じています。

天竺との衝突を終え、2006年3月8日に行われた集会で万次郎は東京卍會の解散を宣言します。3月15日は幹部達が集合し、12年後に開封するタイムカプセルを埋めました。また、武道とヒナは12年後に結婚する約束を果たし、武道は現代へ帰還します。

関東事変が発生したその後、現代では大きく歴史が変化しました。ここでは、関東事変後の現代について詳しくチェックしてみましょう。

9回目のタイムリープを終えた現代では、東卍主要メンバーが全員生存している未来でした。それぞれが幸せな未来を掴み、平穏な日常を送ることができています。まるで最終回かのような結末に、一度は安堵したというファンの声が見受けられるほどでした。

関東事変後の武道は、12年前に約束したヒナとの結婚を目前に控えた状態です。そんな中、東京卍會の幹部だった林田春樹の結婚式に参列することになりました。かつての主要メンバーも結婚式に参列していましたが、唯一万次郎のみ結婚式を欠席しています。

不審に感じた武道は、マイキーのその後について情報収集を開始しました。そこで、埋められたタイムカプセルの中にあったビデオを見たことをきっかけに万次郎の居場所を突き止めます。そして万次郎の現在は、犯罪組織の梵天でリーダーを務めていることも知りました。

ヒナの救出に成功したことで本来の目的を達成した武道でしたが、万次郎を闇落ちから救うために再び過去へタイムリープすることを決意します。万次郎との接触に成功した武道は、万次郎と握手することで再び過去へ舞い戻り、最終章へ突入しました。

ここで、『東京リベンジャーズ』で発生した関東事変に対する世間での評判や人気をチェックしてみましょう。

関東事変の結末について、少し何かが違えば未来も変わっていた可能性を考えるファンの声も見受けられます。関東事変ではイザナの私怨や稀咲の策略によって大きな抗争へ発展しました。もし何か1つでも要因が欠けていれば、多くの犠牲者を出さずに済んだ可能性がファンの間で考えられています。

関東事変の犠牲者でもある黒川イザナの最期について、丁寧な描写に感動の声があがっていました。イザナ自身も制御できない程の負の感情を抱え、必死に抗いながら最期を迎えています。こういった美しい描写も『東京リベンジャーズ』の魅力です。

『東京リベンジャーズ』内で描かれた関東事変での万次郎とイザナのタイマンについて、実写化を望むファンの声も見受けられます。『東京リベンジャーズ』は実写映画もファンの間で人気の作品です。多くの犠牲を出しながらも綺麗な結末を迎えた関東事変は、多くのファンからも実写化が望まれています。

『東京リベンジャーズ』の関東事変は、多くのキャラクターが持つ葛藤や意地がぶつかり合いが見せる面白さが魅力であることが判明しました。2023年10月から放映されているアニメ3期では主に関東事変の話が中心に描かれています。原作のみならず、アニメ展開などについてもどのような結末を迎えるか欠かさずチェックしてみましょう。