【転生したらスライムだった件】ギィ・クリムゾンの強さは?究極能力も紹介
『転生したらスライムだった件』に登場するギィ・クリムゾンは、究極能力を保有し最強クラスの強さを持つ人気キャラです。この記事では『転生したらスライムだった件』の根幹に深く関わるギィ・クリムゾンの能力や戦績を含めた強さについて、彼の目的などと併せて紹介します。
目次
【転生したらスライムだった件】ギィ・クリムゾンとは?
『転生したらスライムだった件』において、作中トップクラスの強さを誇る魔王がギィ・クリムゾンです。魔王ミリムと同じく、主人公リムルが初見で敵対するべきではないと即断した数少ない強キャラです。ではまず、そのギィのプロフィールについて、『転スラ』の概要と合わせて簡単に紹介します。
ギィ・クリムゾンのプロフィール
『転生したらスライムだった件』に登場するギィ・クリムゾンは「暗黒皇帝」(ロード・オブ・ダークネス)という二つ名を持つ世界最古の魔王です。複数いる魔王の中でも別格の強さを持ちます。もとは悪魔の中でも頂点に位置する「原初の悪魔」7柱のうちの1柱である「赤」(ルージュ)でもあります。その強さは同じく最古の魔王であるミリムと並び、世界最強と位置付けられています。「ギィ」という名前は、かつて敵対した相手が上げた悲鳴が由来です。
転生したらスライムだった件(転スラ)の概要
『転生したらスライムだった件』、通称『転スラ』について簡単に紹介します。『転スラ』はもともと小説投稿サイト『小説家になろう』に連載されていた作品です。その後に書籍化され、コミカライズやアニメ化、ゲーム化など様々なメディアミックス展開がされています。異世界転生というジャンルが一般化する先駆けとなった作品として位置付けられます。
転生したらスライムだった件(転スラ)のあらすじ
『転生したらスライムだった件』のあらすじを紹介します。ある日、通り魔に刺されて死んでしまった主人公の三上悟(みかみさとる)は、気が付いた時には、異世界にスライムとして転生してしまいました。転生後すぐに盟友・暴風竜ヴェルドラと出会い「リムル」という名を手に入れることから彼の物語が動き出します。魔物たちを配下にしたり、同じ日本からの転移者であるシズエ・イザワとの出会いと別れなどを経て、数々の強敵と戦いながら異世界に地位と場所を築いていく物語です。
【転生したらスライムだった件】ギィ・クリムゾンの強さや究極能力
ギィ・クリムゾンは、複数存在する魔王の一角ですが、その中でも頭一つ抜けて世界最強の強さを持っています。その強さの理由となっているのが、世界でも数少ない究極能力(アルティメットスキル)の所持者であることと、世界屈指の剣の技術です。ここでは、ギィの強さと能力について解説していきます。
ギィ・クリムゾンの能力
最強の魔王と呼ばれるギィは究極能力も当然保有しています。『転生したらスライムだった件』において、究極能力とは世界でも保持者が限られる破格の能力です。例えばリムルの「暴食之王」(ベルゼビュート)も究極能力であり、つまりそれと同格のスキルということです。
能力①傲慢者(プライド)
ギィはヴェルダナーヴァとの出会いを経て、魔王になることを決意したことで、大罪の名を冠するユニークスキル「傲慢者」(プライド)を保有することになりました。その能力はまさに万能と呼べるもので、解析能力や拘束能力、魅了能力など、多様な力がひとつの能力としてまとまったものとなっています。
能力②傲慢之王(ルシファー)
ユニークスキル「傲慢者」がヴェルザードとの戦いの中で進化したのが、究極能力である「傲慢之王」(ルシファー)です。傲慢之王は、相手の能力を見たら完全にコピーできてしまう能力です。さらにはそのコピーした能力を調整して使用することも可能という破格の力です。もととなった「傲慢者」と同じく万能型のスキルといえます。ただし、究極能力を超えた、リムルが所持する「神知核」(マナス)はコピーできません。
能力③深淵之王(ノーデンス)
究極能力「深淵之王」(ノーデンス)は、「傲慢之王」が進化した先にギィが手にした能力で、思い描いたものを具現化することができます。「傲慢之王」が保持していた再現能力に、創造する能力が加わり、万能型スキルの極致とも称されています。
ギィ・クリムゾンの剣技
ギィの強さは決して能力頼りのものではありません。その剣の技術も世界最高峰です。『転スラ』作中において、剣技に関してトップクラスの実力を誇るクロエやルドラと互角に戦えることからも、そのレベルの高さがうかがえます。
【転生したらスライムだった件】ギィ・クリムゾンの戦績
『転生したらスライムだった件』において、世界最強の強さを誇るギィ・クリムゾンは事実上、これまでにたった1人(1体)にしか敗北していません。これまで数多の強者と戦ってきて、決着がつかなかったこともありますが、その戦績はほぼ負けなしとなっています。ここではギィの代表的な戦いとその結果について紹介します。
戦績①星王竜ヴェルダナーヴァとの戦い
ギィは、世界の創造主である星王竜ヴェルダナーヴァと戦い、敗北しています。『転スラ』作中において、明確にギィが敗北したと判明しているのは、このヴェルダナーヴァとの戦績だけです。この戦いを通じて2人は友人となり、ギィはヴェルダナーヴァから自分の代理人として世界の「調停者」としての役割を担うように頼まれました。そこでギィは、人間の傲慢を魔王という立場から裁定することを決意することになり、ユニークスキル「傲慢者」を得ました。
戦績②ルドラとの戦い
東の帝国の勇者だったルドラとギィは幾度も戦い、決着はつきませんでした。互角の戦いを繰り返す中で、徐々にギィの強さが上回るようになったものの、ギィがルドラのことを気に入ってしまったこともあり、勝負の仕方を変えることになりました。それが、彼ら本人が直接戦うのではなく、その配下を駒として使い争うというゲームです。しかしその長いゲームの中で変わり果てていくルドラの姿を見てギィは決着を先送りし、その結末はリムルに託されることになりました。
戦績③ディアブロとの戦い
リムルの配下となったディアブロは、かつてギィと戦って引き分けとなっており、ライバルのような関係です。同じ原初の悪魔の中でも、この2人だけが別格の強さということです。むしろ、かつて同格の強さを誇っていたディアブロに加えて、他にも原初の悪魔3人がリムルの配下になったという事実が、リムルに対してギィが強く興味を抱くことにもつながりました。
戦績④ミリムとの戦い
ギィは昔、同じく世界最古の魔王となるミリムと7日7晩にもわたって戦い続けました。勝敗は決まらず、ラミリスも介入することで戦いは終わりました。『転生したらスライムだった件』の世界の中でも数少ない、ギィと互角な実力とはっきり断言できるのが、このミリムです。
戦績⑤リムルとの戦い
ギィとリムルは、『転生したらスライムだった件』作中で直接的な戦闘描写がありません。そのため2人の戦績もなく、この2人のどちらが強いのかについては複雑な議論が生じます。なぜならリムルは作中で成長を続けているため、どの時点でのリムルと比較するのかによって評価が異なるからです。少なくとも作中終盤を除き、ギィの方が強いと評価されています。ただ最終決戦時には、リムルの方が強いことを、ギィ自身が認めている描写も存在しています。
【転生したらスライムだった件】ギィ・クリムゾンの目的や性別
ギィ・クリムゾンの目的
ギィの目的は「調停者」として世界の均衡を保つことです。複数の魔王という存在もこのために維持されている体制となっています。この調停者としての役目は、世界の創造者ヴェルダナーヴァから引き継いだものです。ギィはかつてヴェルダナーヴァと戦い負けてから、友人のような関係にあり、その意志を継いだことになります。世界最強の強さを持ちながら支配圏の拡大などを積極的に行わないのは、この調停者という目的ゆえのことです。
ギィ・クリムゾンの性別
ギィは初登場時からほとんどの場面において、長髪の男性という見た目です。しかし実は性別を自由に変化させることができます。戦闘を想定する場合は男性、緻密な演算処理が必要な場合は女性、というように目的や状況に応じて性別を変えているようです。他にも、友人であるレオンに対して、女になって抱かれてもいいと発言したこともありました。
ギィ・クリムゾンの仲間
ギィは同じ最古の魔王であるミリムとラミリスを同格の戦友として大切にしています。また、同じ魔王のレオンを友人として扱っています。それ以外に、魔王であるギィには悪魔族をはじめとした数多くの配下がいますが、仲間と呼べるほどの実力をもつ存在の数は限られます。その仲間に該当するのは、ヴェルザード、レイン、ミザリーの3人です。
ヴェルザード
ギィの仲間筆頭と言えるのが、白氷竜ヴェルザードです。現在世界に3頭しかいない竜種であり、ヴェルドラの姉であると同時に、ギィの友であるヴェルダナーヴァの妹にあたります。その力は氷と時間停止に特化していて、真逆の力をもつヴェルドラはこの姉に苦手意識を持っています。彼女は最初、兄が気に入るギィを認めず戦うことになりました。その戦いを通じてユニークスキル「傲慢者」を究極能力「傲慢之王」に進化させたギィの姿を見て、ヴェルザードは行動を共にしてその行く末を見届けることにしました。
レインとミザリー
ギィの配下で頂点に位置するのがレインとミザリーです。2人とも原初の悪魔で、レインが青(ブルー)、ミザリーが緑(ヴェール)です。悪魔の地位ではギィと同格ですが、その実力には圧倒的な差があり、ギィは2人を雑魚呼ばわりしています。レインとミザリーは長らく強さが伸び悩んでいたものの、そのことを知ったリムルが協力し、ミザリーとレインは覚醒進化することに成功しました。そのため彼女たちは2人ともリムルに深く感謝しています。
【転生したらスライムだった件】ギィ・クリムゾンに対する世間での評判や人気
『転生したらスライムだった件』屈指の強キャラであると同時に、野性味を併せ持った美形や、重要な肩書のオンパレード、そして少しクセのある性格などから、初登場時からギィ・クリムゾンは圧倒的な存在感を見せています。ではファンからの彼の人気や評価はどのようになっているのでしょうか。Twitterにおけるファンの声をいくつか紹介していきます。
『転生したらスライムだった件』が語られるとき、強さをめぐる議論が多くを占めます。ランキングの多くがリムルを1位と位置付けていますが、ギィやミリムのほうが強いのではないかと異論を唱えるファンも少なくありません。
『転生したらスライムだった件』は、かっこいいキャラやかわいいキャラが数多く登場することでも人気です。主人公のリムルの人気はもちろんのことですが、ギィもそのかっこよさが評判となっています。
ギィは、その強さをめぐる議論も盛んですが、その一方で、やはりキャラとしての魅力もとても注目されており、特にアニメ『転生したらスライムだった件』で初登場した後には、かなりの評判になっていたようです。石田彰さんが演じるギィの声も魅力の1つとして評価されていました。
【転生したらスライムだった件】ギィ・クリムゾンは強いキャラだった
ギィ・クリムゾンは希少な究極能力保有者であるだけでなく、世界屈指の剣技も身に着けており、過去に1度だけしか明確な敗北を経験していない、『転生したらスライムだった件』における圧倒的な強キャラです。『小説家になろう』版では、リムルとの戦いがはっきりと描かれなかったため、2人のどちらが強いかは明確になっていません。書籍版『転スラ』では2人の強さについてどう描かれることになるのか、期待しましょう。
この記事のライター
Otokita Toma
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