【ヒロアカ】ビッグ3のメンバーや個性を一覧で紹介！強さや関係性は？

ヒーロー科がある学校の中で名立たる卒業生を数多く生み出し随一の実績を残している雄英高校ですが、その生徒の中でも『ビッグ3』と呼ばれる3人のメンバーが注目されています。ここではヒロアカにおけるビッグ3についてまとめていき、『ヒロアカ』の作品概要とあらすじについても併せておさらいしていきます。

雄英ビッグ3は雄英高校の生徒の中でもトップ3に君臨する3人の生徒のことです。ヒロアカ作中ではインターン編にて3人の初登場が描かれており、高校生でありながら現役ヒーローの上位陣と肩を並べられるほどの強さを持っていると言われています。作中のビッグ3は全員同じ3年生であり、それぞれプロヒーロー事務所でインターン活動を行っています。

ヒロアカ及び僕のヒーローアカデミアは堀越耕平によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。ヒーロー社会を舞台に緑谷が最高のヒーローを目指す物語が描かれており、小さな少年が学園生活を通じて成長していく王道展開や他作品では見られない個性による独特なバトル描写が人気を博しています。2022年1月時点で国内累計発行部数4500万部を突破しており、アニメ化やゲーム化といったメディアミックスも展開されています。

世界総人口約8割が超常能力・個性を持つようになった超人社会にて、個性を悪用する犯罪者・敵（ヴィラン）が出没するようになり彼らを取り締まるための職業・ヒーローが人々に讃えられるようになりました。その世界に生きる緑谷出久は幼い頃からトップヒーロー・オールマイトのようなヒーローになりたいと思っていましたが、個性が発現せず周囲から反対されてしまいます。そんな時、オールマイトとの偶然の出会いが奇跡を呼ぶと、そこから緑谷のヒーローになるまでの物語が幕を開けるのでした。

ここからはヒロアカにおけるビッグ3のメンバー・通形ミリオの個性や強さについてまとめていきます。ビッグ3は作中において圧倒的な存在感を放っていますが、その中でも通形ミリオは特に際立った人物として登場しており、雄英1年A組との戦いやオーバーホールとの直接対決などで活躍が描かれています。

通形ミリオはビッグ3のメンバーでありサー・ナイトアイの事務所でインターン活動を行っている雄英生です。筋肉質な体型と金髪が特徴的で普段はユーモラスに溢れた言動をしていながら、困った人を見つけた時にすぐに動き出すヒーロー性を持ち合わせており、その実力も相澤から「プロを含めて最もNo.1に近い男」と高く評価されています。

とても明るくお調子者な性格をしており、あまりギャグのセンスがないにもかかわらず笑いを取ろうとする人柄をしています。陽気な言動が多く個性の透過によってことあるごとに服が脱げてしまう一面が描かれると、悪気がないことを笑顔で伝えながら急いで履き直そうとするお茶目さがあります。

個性は透過であらゆる物体をすり抜けることが可能です。壁や床の透過はもちろん、敵の攻撃でさえもすり抜けられるため作中でも『無敵の個性』と評されています。ミリオ本人の戦闘力も高く、1年A組の生徒たちを相手にした時も個性で攻撃を回避しながら、床をすり抜けて移動し予測不可能な方向から攻撃を仕掛け、18人いたA組をものの数秒で再起不能状態にしてみせました。

無敵と評されている透過ですが、それを扱うことは相当な難易度であるとされており使い方を誤れば世界の中心まで真っ逆さまに落ちてしまうリスクもあります。実際に一枚の壁を透過するだけでも、まず足以外の全身を透過させて壁を通り越し、壁を通った足だけ透過解除し接地、残った方の足を透過させるといったような段階を踏まなければなりません。その使い勝手の悪さから初めは落ちこぼれだったミリオでしたが、地道な努力と根性がビッグ3に繋がったと語っています。

死穢八斎會のリーダーであるオーバーオールとの戦いにて、ミリオは透過の個性を利用して壊理の奪取に成功しましたが、倒したはずの幹部・音本が撃った個性破壊弾をその身に受けてしまいミリオは個性を失ってしまいました。

現状ミリオの個性は失われたままの状態ですが、仮に個性が復活する展開が将来的に描かれるとしたら壊理の個性によって復活すると考えられます。壊理の個性は巻き戻しで、触れた生物を中心に対象を過去の構造へ修復する能力を持っています。作中ではこの個性によってオーバーホールに支配されてしまいまったわけですが、壊理の性格が前向きなものになり個性を使うことに躊躇いがなくなればミリオに個性を使用する展開が描かれるかもしれません。

ここからはヒロアカにおけるビッグ3のメンバー・天喰環の個性や強さについてまとめていきます。初登場時に雄英トップのビッグ3と大々的に紹介されていた3人でしたが、その中でも天喰環は陰湿な雰囲気を纏ったネガティブ思考な人物として登場しヒロアカに描かれているヒーロー像とはかけ離れた存在として目立っていました。

天喰環（あまじきたまき）はビッグ3のメンバーでありファットガムの元でインターン活動を行っている雄英生です。鋭い目つきと耳先が尖っている姿が特徴的で、人と話すのが苦手で彼が人と会話するシーンでは人ではなく壁と向き合って話す描写がよく描かれています。

天喰の強さは校内でもプロ以上と評価されていますが、それに反して精神力がとても弱くかなりのネガティブ思考をしています。初めて1年A組の教室に入った時は緊張しないよう生徒たちをジャガイモと思い込もうとしていましたが、頭部以外が人間のままで、当然人間にしか思えず結局壁に張り付いてしまったほど極度のあがり症です。また、事務所のファットガムからは実力を評価されていますが、その評価がパワハラだと思い意味もなく胃を痛め、同じビッグ3の波動からは「ノミの心臓」と蔑まれていました。

個性の再現は喰らった物の特徴を自身の肉体で再現できる能力で、仮にたこ焼きを食べたとしたら自身の手足をタコ足に変化させることが可能です。この性質を活かすことで天喰は翼を生やせたり、毒性のある生物を利用して毒を再現したり、必殺技『混成大夥（こんせいたいか）』により複数の生物を同時再現して大幅なパワーアップを図るといったこともできます。天喰本人のお気に入りはアサリで、攻守どちらにも対応できて便利であることから毎日食べているそうです。

再現する生物の種類や大きさを自由自在に選べる万能個性ですが、中学時代まではほんの小さな植物の芽を再現することすらままならない状態だったとされています。その弱さを雄英高校に入ってからの訓練で大幅に強化させ、作中でも3人の敵を相手に勝利していることから、メンタルが弱いのに対し根性は人並み以上にあると言えるでしょう。

ここからはヒロアカにおけるビッグ3のメンバー・波動ねじれの個性や強さについてまとめていきます。波動はビッグ3の紅一点と言える存在で、ミリオや天喰のような活躍シーンがあまり多くないのに対しその見た目の可愛さから作中のキャラや読者から人気があります。

波動ねじれはビッグ3のメンバーの紅一点でありリューキュウの元でインターン活動を行っている雄英生です。ねじれた水色のロングヘアーが魅力的な美少女で文化祭のミスコンで毎年上位に選ばれているほど高い人気とアイドル性を持っています。なお、超常解放戦線にて荼毘の炎によって髪が燃えてしまうと、それ以降はショートカットにイメチェンした姿で登場しています。

波動の性格は人一倍おしゃべりで好奇心旺盛です。インターン制度の説明をしに1年A組に招かれた際は、自己紹介そっちのけでA組生徒を質問攻めし一向に口が止まらないマシンガントークに生徒たちを唖然とさせていました。周囲からはとても人懐っこく幼い子どものよう、それでいてつかみどころがない不思議ちゃんと言われています。

個性の波動は自身の活力をエネルギーにして衝撃波を放つ能力です。衝撃波はなぜかねじれてしまうのが特徴的で、衝撃波を直接当てて攻撃したり自身を空に浮かせることなどができます。ねじれてしまう性質からスピードが遅いことがネックな能力ですが、その分範囲の広さと威力に定評があり巨大化した敵であっても一撃で昏倒させ、オールフォーワンの口からも「強い」と言わしめました。

高威力の衝撃波を撃つためにはエネルギー充填をしなければならず、エネルギーが切れてしまうと身動きが取れなくなってしまうという弱点があります。また、仲間との連携や周辺被害を抑えるために工夫が必要という独特な欠点がありますが、波動はその欠点を完全に克服しており、超常解放戦線ではねじれの性質を逆利用して人の乗った大型バスに衝撃波を巻きつけ、そのまま宙に浮かせるといった繊細な使い方をしてみせました。

ビッグ3は1つのグループとして行動することが多いようで、作中でも仲が良い描写が度々描かれています。また、本編中ではビッグ3の過去回想が描かれており、そこから3人それぞれの関係性について知ることもできます。ここではヒロアカにおけるビッグ3の関係性についてまとめていきます。

天喰とミリオは小学3年生の頃から知り合った幼馴染であり親友と言えるほど仲が良い関係性を見せています。きっかけは転校した天喰にミリオが声をかけたことで、天喰にとってミリオは太陽のような存在として認識しています。また、天喰のヒーローネーム・サンイーターは太陽を食らう者という意味を持っていますが、これは太陽と思っているミリオにも負けないという天喰なりの心意気を表したものとされています。

雄英文化祭には校内一の美少女を決めるミスコンが毎年開催されており、波動が3年生最後の年に参加することを表明すると彼女のアシスタントとして天喰が協力しました。それまでのミスコンで波動は準グランプリ止まりでしたが、その年では自身の個性と魅力を全面に出した演出で勝負し見事グランプリの座に輝きました。

波動とミリオの関係性について直接描いた描写はされていませんが、友達として仲良く会話しているシーンが度々描かれています。壊理救出作戦では天喰も含めた3人で作戦に同伴しており、それぞれ活躍した場所が違えど敵を撃退していたり壊理の保護に成功していたりと、3人とも作戦に大きく貢献していたと言えます。

ヒロアカはアニメ作品としても世界的人気を誇っており、アニメの制作進行と共に声優発表が行われるとそれに一喜一憂するファンがおり大きな盛り上がりを見せています。ここではビッグ3それぞれの声を担当した声優についてまとめていきます。

通形ミリオを演じている声優は新垣樽助（しんがきたるすけ）さんです。大学入学後に偶然オーディション雑誌を見つけたことから声優を目指すようになり、専門学校を通い2000年にデビューを果たしました。聞いてて落ち着く声質が特徴的で無口な若者やクール系イケメン、中年で渋いキャラなどを主に演じています。

天喰環を演じた声優は上村祐翔（うえむらゆうと）さんです。4歳の頃から劇団に所属し演劇に触れてきた経験豊富な演者であり、大学生の頃にゲーム『神々の悪戯』に出演したことをきっかけに声優を志した経緯を持ちます。

波動ねじれを演じた声優は安野希世乃（やすのきよの）さんです。15歳の頃にエイベックス・アーティストアカデミー声優タレントコースの特待生として入学し、高校生の頃から専門的に声優や演者の知識を学んだ経歴があります。趣味には自転車や漫画、日本酒、似顔絵、歌、ポタリングなどを上げており、様々な文化に精通している一面を見せています。

これまでビッグ3のメンバーや強さ、それぞれの関係性などについてまとめてきましたが、この存在に対してヒロアカファンはどのような印象を抱いているのでしょうか？ここではビッグ3に対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。

ファンの間でビッグ3はとても人気が高いようで数多くのコメントに「好き」といった内容が投稿されていました。雄英生の中でもトップで強いという設定や3人それぞれが個性的な人柄をしているところが人気の理由でした。

ミリオの個性が失われてしまった時は多くのファンがまさかの展開に嘆き悲しんでいました。元々雄英の中で落ちこぼれだった過去があり、自分の弱さを認めて努力していった経緯に感情移入している人ほどこの展開にダメージを負っているようでした。

ヒロアカ36巻が発売されるとそこでビッグ3の活躍が久方ぶりに描かれ大きな反響がありました。ビッグ3が好きな人にとってはやはり3人の活躍が描かれることは何より喜ばしいことのようで、中にはビッグ3に焦点を当てた映画を作ってほしいと願う声も見受けられました。

ヒロアカのビッグ3であるミリオと天喰、波動の3人はそれぞれ癖の強い個性の持ち主であり、それを上手に利用できる高校生ながら手練れの生徒たちでした。これからの展開次第では3人の活躍が再び描かれる可能性は大いにあるため、今後のヒロアカもしっかりチェックしておきましょう。