【炎炎ノ消防隊】シスタースミレ(杉田スミレ)の正体や能力は?実写キャストも
『炎炎ノ消防隊』に登場するシスタースミレについて考察します。シスタースミレの正体や能力、シスターアイリスやプリンセス火華などと、どのような関係があるのかも解説し、『炎炎ノ消防隊』で実写となって登場するシーンのネタバレやモデルとなった人物なども紹介します。
目次
【炎炎ノ消防隊】シスタースミレ(杉田スミレ)とは?
『炎炎ノ消防隊』に登場するシスタースミレ(杉田スミレ)とはどのような人物なのでしょうか。シスタースミレのプロフィールや、『炎炎ノ消防隊』の概要やあらすじを紹介します。
シスタースミレ(杉田スミレ)のプロフィール
シスタースミレは、聖ラフルス修道院のシスター長をしていました。身寄りのない子供たちを引き取って育てていて、シスターアイリスやプリンセス火華もシスタースミレに育てられています。聖ラフルス修道院は、燃えてなくなりましたが、シスターアイリスとプリンセス火華だけは生き残りました。
シスタースミレもその火災で亡くなったと思っていた2人ですが、生き残っていました。しかし、シスタースミレの正体は、伝導者の1人で、アドラバーストを使うことが判明します。また、シスタースミレは、人工焔ビトを創るのために子供たちを利用していました。
炎炎ノ消防隊の概要
『炎炎ノ消防隊』は、2015年43号から2022年13号まで「週刊少年マガジン」にて連載されていました。作者は大久保篤で、2022年時点で世界発行部数が2000万部と、海外でも人気の作品です。テレビアニメも2023年6月現在まで、第2期まで放送されています。全身が炎に包まれる人体発火現象「焔ビト」の謎に迫る作品のため、登場人物は火にまつわる名前が付いた登場人物が多いのが特徴です。
炎炎ノ消防隊のあらすじ
人体発火現象「焔ビト」の影響で、自我を失い燃え尽きる現象が人々に恐れられていました。少年の森羅日下部(シンラクサカベ)は、母親と弟を炎によって殺されます。3人以外に何者かがいたことを目撃していたシンラは、母親と約束した「ヒーローになる」ということを目指し、特殊消防隊に入隊しました。第8部隊に所属したシンラは、焔ビトの秘密を探っていきます。バトルアクションやサスペンス要素もあるファンタジー作品です。
【炎炎ノ消防隊】シスタースミレの正体や過去
『炎炎ノ消防隊』に登場するシスタースミレの正体は何なのか?またどのような過去を持っているのでしょうか。シスタースミレの過去や目的、シスタースミレとアイリスやプリンセス火華とはどのような関係なのかを紹介します。また、どのようにして聖ラフルス修道院が放火したのかについても解説します。
シスタースミレの正体はアドラバーストを持つ七柱目?
シスタースミレの正体は、アドラバーストを持つ七柱です。過去に起こった大災害にも関わっていた人物で、大災害を起こして地球を第二の太陽に変えようとしていました。過去の大災害は、柱が不足していたことで失敗に終わりましたが、アドラバーストを持つ柱たちは、大災害を再び引き起こそうと、伝導者たちと準備を整えています。
シスタースミレは、焔ビトを創るために、聖ラフルス修道院で身寄りのない子供たちを集めて育て、聖母のように子供たちに接しています。しかし、その裏では、子供たちを焔ビトにさせるために、蟲を食べさせて実験を繰り返していました。
シスタースミレとアイリス・プリンセス火華の関係
アイリスやプリンセス火華は、シスタースミレに育てられました。プリンセス火華は、発火能力を持っており、アイリスや他のシスターたちに、能力で花を空中に出現させています。シスタースミレに見つかると、能力を無駄に使わないようにと注意されてしまいました。シスタースミレは、シスターたちからとても慕われていました。プリンセス火華は、聖ラフルス修道院の発火の原因がシスタースミレにあると知ってから、シスタースミレに対して怒りを表しています。
シスタースミレの目的
シスタースミレの目的は、前回の失敗した大災害を成功させるために、聖ラフルス修道院の孤児たちを使って、八人目の柱を見つけることです。前回の大災害の失敗は、柱が不足していたことでした。そのためシスタースミレは聖ラフルス修道院に身寄りのない子供を引き取り、柱となる人物を探すために、実験を繰り返し、子供たちを犠牲にします。
聖ラフルス修道院で行った実験で、焔ビトとなった子供たちが発火を起こし、聖ラフルス修道院は燃えてしまいます。アイリスやプリンセス火華は生き残りましたが、他の子供たちは亡くなってしまいました。シスタースミレも生き残って、大災害を起こすための準備をしています。
シスタースミレと伝導者の関係
シスタースミレは、250年前から伝導者に仕えている関係です。伝導者は、「異界アドラ」からきた神のような存在になります。伝導者は、アドラとシンラたちのいる世界をつなげること、シンラたちの世界を炎に包んで第二の太陽にすることが目的です。目的を達成のため、シンラの弟であるショウを誘拐し、ショウの体を使って他の伝導者たちに指示を出しています。伝導者の中でも高い地位にいると推測でき、シスタースミレは、伝導者の元で力を使い大災害を起こそうとしています。
シスタースミレと黒の女の関係
シスタースミレと黒の女の関係は、250年前に柱として大災害を起こそうとしてた仲間です。黒の女は『炎炎ノ消防隊』の中でも謎の多いキャラクターです。黒の女は、「異界アドラ」にいた元人間で、250年前に伝導者の蟲によってアドラバーストに目覚め、シンラたちの世界へ連れてこられました。黒の女は、伝導者の言いなりで動いていますが、シスタースミレや他の柱たちと信頼関係にあります。
黒の女は、250年前に壊れてしまった御神体を修復して、動物や森を救うために自身のエネルギーを使って守ってきました。残り少ないエネルギーを使い、シスタースミレとプリンセス火華が交戦しているところに仲裁に入っています。シスタースミレとは、信頼関係にあったことから、またこんなことをしてなどとシスタースミレに親しく話していました。
【炎炎ノ消防隊】シスタースミレの強さや能力
『炎炎ノ消防隊』に登場するシスタースミレの強さや能力は、他の柱と比べても厄介な能力のようです。シスタースミレの能力は2つありますが、どちらも大災害を引き起こすほどの、強力な能力を持っています。
強さや能力①熱を発生し増幅させる
シスタースミレの1つ目の強さや能力は、熱を発生し増幅させることです。シスタースミレのもつシバリングで、外気温に関係なく体をふるわせることで、発火能力を発揮します。さらに、その状態で、地震を起こすことも可能です。
強さや能力②地震を起こす
シスタースミレの2つ目の強さや能力は、地震を起こすことです。『炎炎ノ消防隊』の作中で、頻繁に謎の地震が起こっていました。プリンセス火華は、謎の地震の原因がシスタースミレが起こしたものだと推測しています。プリンセス火華の推測は的中しており、シスタースミレはシバリングの能力を使って、地震を起こしていました。
大きな振動を起こせるシスタースミレは、カリム中隊長とプリンセス火華の2人を相手にして戦闘するシーンがあります。カリム中隊長の熱を冷気に変換できる能力や、プリンセス火華の強い炎の能力でも、シスタースミレには敵いませんでした。他の柱の能力と比較しても厄介で強い能力です。
【炎炎ノ消防隊】シスタースミレ(杉田スミレ)の実写は誰?
『炎炎ノ消防隊』に登場するシスタースミレは、29巻で実写となっています。ファンに衝撃を与えたシスタースミレ(杉田スミレ)の登場シーンの紹介やモデルは誰だったのかを考察します。
大災害前の世界は実写だった?
大災害前の世界は、描写の違う実写でした。ファンの間でも話題になり、ネットニュースにも掲載されるほど騒がれています。シスタースミレの回想で、250年前に「杉田スミレ」として実写で登場しました。250年前から伝導者に仕えていた杉田スミレは、世界がSNSに溢れて、デマやブームに流されていく人間が多くいる日本は、伝導者の導きを刷り込みやすいという理由で、日本が選ばれたと言っています。
実写になった杉田スミレのインパクトが強すぎていますが、『炎炎ノ消防隊』では、杉田スミレが登場する以前にも250年前が実写だったという描写があります。シンラは、インカとアドラリンクで繋がり、大災害を防ぐ策が見つかるかもしれないと考え、過去の世界へ行きます。シンラたちが行った過去の世界が、人々が行きかう実写化された世界だったのです。
杉田スミレの実写のシーンをネタバレ
杉田スミレの実写シーンは、『炎炎ノ消防隊』29巻第225話「七柱目の女」で登場します。大災害の炎から人々を救おうと、特殊消防隊員たちは、奮闘していました。焔ビトの鎮魂をしてもなかなか炎が収まらない状態のなか、炎の原因が人間の負の感情「絶望」であることを突き止めます。各隊に、希望を捨てないようにと伝え、市民の安全と希望を抱かせることにしました。
まだ諦めていない人がいることを知ったシスタースミレは、250年前の大災害を思い出し回想シーンに入りました。杉田スミレの実写は、225話の最後の9ページを使って登場しています。回想シーンでも大災害の原動力は「絶望」だと言っていました。9ページを使って、謎の動きをしながら、SNSの噂やデマ、流行りに流されている人々を脳なしの蟲と言い、最後のシーンでは不気味な笑顔で終わっています。
杉田スミレの実写モデル
杉田スミレの実写モデルは、明らかになっていません。候補として話題になっているのが、作者の知人や身内の可能性が高いのではと言われています。他に、フリー素材やCGを使った合成とも考えられるでしょう。シスタースミレは、キャラクターとして登場した際も、不気味なイメージでしたが、実写化によってさらに不気味になり、迫力がでました。
【炎炎ノ消防隊】シスタースミレに対する世間での評判や人気
シスタースミレは、初めの頃はアイリスやプリンセス火華が育った修道院のシスター長として、目立たない位置にいたキャラクターです。しかし、ストーリーが進むにつれて見えてきた、シスタースミレの炎を操り地震を頻繁に起こす強い能力が表れます。ファンは見た目は一般人の熟女なのに、強いキャラだったギャップに魅力を持ったでしょう。
『炎炎ノ消防隊』を見たことがない人も、杉田スミレの実写シーンが謎で面白いと言っています。ファンだけでなく、見たことがない人も杉田スミレが衝撃的で面白く映ったのでしょう。実写の杉田スミレを見て、『炎炎ノ消防隊』を読み始めたファンもいました。マンガではあまりない描写のためか、マンガ好きには大変興味を持ったシーンのようです。
杉田スミレの実写シーンが怖いという意見もありました。回想シーンは、どんなマンガにもありますが、ページをめくると急に実写の杉田スミレが登場しています。笑顔の裏にある不気味な雰囲気や、謎の動きで250年前がどんな世界だったのかを回想しているシーンは衝撃的です。現在の日本のことなのかと思わせるくらい似たような世界となっていたところも、怖いと思う部分なのでしょう。
【炎炎ノ消防隊】シスタースミレの正体は七柱目だった
『炎炎ノ消防隊』に登場するシスタースミレの正体は、伝導者でアドラバーストを持つ七柱目です。頻繁に地震を起こし、大災害に向けて準備していたシスタースミレは、250年前は杉田スミレという人物で、実写の世界だったことが分かりました。『炎炎ノ消防隊』29巻で、杉田スミレの不気味な実写シーンを楽しむことができるので、是非注目して見てください。
この記事のライター
明石
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