【ヒロアカ】相澤消太の悲惨な過去とは?教え子がヴィランになった?
『ヒロアカ』に登場する相澤消太は、雄英高校ヒーロー科の教師です。生徒に厳しくも優しい相澤消太には悲惨な過去がありました。ここでは、『ヒロアカ』の人気キャラ・相澤消太の過去やある人物との悲痛な再会を紹介すると共に、ヴィランになった教え子の噂の真相に迫ります。
相澤消太とは?
『僕のヒーローアカデミア』(略称:ヒロアカ)に登場する相澤消太の悲惨な過去について触れる前に、相澤消太の人物像や『ヒロアカ』の作品とあらすじについて紹介しましょう。
相澤消太(イレイザーヘッド)のプロフィール
- ヒーロー名:抹消ヒーロー《イレイザーヘッド》
- 誕生日:11月8日
- 年齢:30歳
- 身長:183cm
- 血液型:B型
- 出身地:東京都
- 好きなもの:猫
『ヒロアカ』に登場する相澤消太は、主人公・緑谷出久が所属する雄英高校ヒーロー科1年A組の担任を務めているヒーローです。無造作に伸びた髪に無精ヒゲを生やし、気だるげで無気力な雰囲気を漂わせていますが、合理主義者で時間の無駄を嫌う性格をしています。その性格から、食事はゼリー飲料で済ませ、時間の隙を見つけては普段から持ち歩いている寝袋に入り込むなど、無駄を省き過ぎた行動が逆に怠惰な印象を生徒達に与えているようです。
相澤消太(イレイザーヘッド)の個性
相澤消太(イレイザーヘッド)の個性は”抹消”です。凝視する相手の個性を抹消することができ、瞬きをすると解除されます。抹消の個性発動中は目が赤くなり、髪の毛が逆立つのが特徴です。個性の影響でドライアイとなっている為、長時間の個性発動ができず、いつも目薬を使用しています。”発動型”と”変形型”の個性には通用する相澤の”抹消”ですが、能力が身体的特徴に表れている”異形型”には効きません。
ヒロアカの概要
『僕のヒーローアカデミア』(略称:ヒロアカ)は、2014年から週刊少年ジャンプ(集英社)で連載されている作品です。漫画家・堀越耕平が描く本作は、ヒーローが活躍する内容となっており、アメコミを意識した作風が読者から人気を集めています。2016年にはアニメ化もされ、2022年現在では第6期が放送中です。他にも舞台化やアプリゲームなど多岐にわたってメディア展開されている大人気作品となっています。
ヒロアカのあらすじ
無個性の緑谷出久は、ヴィラン(敵)と戦うヒーロー”オールマイト”に憧れていました。出久はある日、ヴィランに襲われた幼馴染の爆豪勝己を助けようとしました。そんな出久の行動から”ヒーローの素質”を感じたオールマイトは、自身の個性”ワン・フォー・オール”の後継者にすることを決意します。オールマイトの個性を受け継いだ出久はヒーローになるべく、仲間達と共に自身の力を鍛えていくのです。
相澤消太の白雲との過去や元教え子の噂
雄英高校ヒーロー科の教師となった相澤消太は、忘れることのできない悲惨な過去を抱えていました。ここからは相澤消太の白雲朧(しらくもおぼろ)との過去や、元教え子がヴィランになった噂について解説していきます。
過去①相澤消太と白雲朧・山田の関係
相澤消太と白雲朧、山田ひざし(プレゼントマイク)は雄英高校ヒーロー科の生徒で、2年A組のクラスメイトでした。元気はつらつでクラスのムードメーカー的な存在だった白雲は、相澤や山田と3人でいつも行動しており、とても仲が良かったようです。「A組の3バカ」とも言われていた3人でしたが、プロヒーローになったら一緒に事務所を作ろうと約束していました。白雲は、自身の個性についてどう活かすか悩んでいた相澤の良き理解者でもあったようです。
過去②白雲朧が死亡する
相澤消太とインターン先が一緒になった白雲朧は、大型ヴィランの襲撃によって死亡してしまいます。ヒーロー・ハイネスパープルの下でインターン活動をすることに決まった相澤と白雲は、2人の連携で順調に成果を上げていきました。ある日、ハイネスパープルの管轄地域に大型ヴィランが襲撃します。プロヒーローでも手に負えないほどの強さであった為、相澤と白雲も駆け付け応戦しました。
その時、崩壊しかけた建物の下にいた子供を庇った白雲は、瓦礫の下敷きになってしまいます。しかし、瓦礫の下から応援する白雲の声を聞き、鼓舞した相澤は一人、ヴィランと戦い倒すことができました。ところが、相澤をずっと励まし続けていたはずの白雲は既に死亡しており、聞こえていた白雲の声は幻聴だったことに気付きます。
過去③白雲朧が死亡した後の相澤消太
白雲朧が死亡した後の相澤消太は、合理主義の性格が更に強くなります。1人で活動できるよう誰とも組むことなく、戦闘訓練に力を入れていき、周りの人達が驚くほどの実力を付けました。卒業後はすぐに独立し、プロヒーローとして活動していた相澤でしたが、先輩であったミッドナイトの推薦で雄英高校の教師に赴任します。
過去④相澤消太が雄英高校の教師になった理由
相澤消太が雄英高校の教師になった理由は、ミッドナイトからの「教育方針が違うのなら教師になればいい」という言葉がきっかけとなっています。その後、雄英高校の教師になった相澤は、緑谷達が入学してきた時点で生徒の除籍指導数を154回も出していました。非情とも思える相澤の判断ですが、これには大きな理由があります。雄英高校に赴任した相澤には、”除籍と復籍の権限”が与えられていたのです。
相澤は、たとえ除籍したとしても、見込みのある生徒は復籍させてきました。そこには、相澤の自己犠牲と命を捨てることは同義ではないという信念があったのです。それをはき違えた生徒には一度”死”を与え、さらなる向上に努めさせようと考えていました。相澤が生徒に厳しいのは、白雲朧のように道半ばで死んでほしくないという思いがあったのだと推察されています。
過去⑤相澤消太の元生徒がヴィランになった?
厳しさの中に生徒への優しさがある相澤消太ですが、過去に元生徒がヴィランになったのではないかと言う噂が浮上しています。コミックス14巻で、1年A組の生徒達と通形ミリオが対決した際、波動ねじれが「過去に問題を起こした生徒がいた」と発言したのです。この時、相澤の姿が描かれていたことから、除籍処分にされた生徒がヴィランになってしまったのではないかと話題になりました。
ファンの間では、その元教え子はステインかジェントルクリミナルではないかと考えられていますが、真相は明らかにされていません。今後、相澤の元教え子がヴィランになった事実について描かれるかは不明となっています。
相澤消太と白雲朧の再会
悲惨な過去を繰り返さない為、ヒーローを目指す生徒を厳しく指導しつつも優しく見守る相澤消太に、思いもよらない白雲朧との再会が待っていました。ここからは、相澤消太と白雲朧との再会についてネタバレ解説していきます。
ネタバレ①白雲朧は黒霧になっていた?
3学期が始まった頃、塚内警部から相澤消太と山田ひざし(プレゼントマイク)に緊急連絡が入り、2人は特殊施設・タルタロスへ向かいます。そこにはグラントリノが捕らえたヴィラン連合の”黒霧”の姿がありました。そこで2人が聞かされたのは、死柄木弔の側近だった黒霧は脳無であり、ベースとなった遺体が白雲朧だったという衝撃的な内容だったのです。
瓦礫の下敷きになって死亡した白雲の遺体は火葬したはずでしたが、何者かによってすり替えられていました。脳無にされた後、白雲の個性である雲(クラウド)を基に複数の因子が結合されて、新たな個性”ワープゲイト”を持つ黒霧が誕生したのです。
ネタバレ②黒霧になった白雲朧との再会
”黒霧”となった白雲朧との再会に相澤消太と山田ひざしは酷く動揺します。そもそも脳無とは、死体を改造された存在だと考えられていました。しかし、脳無の遺伝子を解析したところ、生前の人格を持っていることが判明したのです。このことから、黒霧の中にある白雲朧の人格を呼び起こすことができれば、ヴィラン連合についての情報が聞き出せると塚内警部やグラントリノは考えました。そして、白雲と仲が良かった相澤と山田に協力を要請したのです。
ネタバレ③黒霧になった白雲朧が残した言葉
黒霧となった白雲朧の前に、相澤消太と山田ひざしは座り話しかけます。初めは2人からの問いかけに何の反応も示さなかった黒霧でしたが、相澤の強い思いをぶつけられ動揺していきました。相澤は涙を流しながら「3人でヒーローになろう」と告げると、黒霧の中から白雲の姿がぼんやりと現れます。そして、白雲朧はたった一言、「病院」と発したのでした。相澤の必死の呼びかけのおかげで、脳無を研究している病院を突き止め、超常解放戦線のアジト突入作戦を早くに開始することが可能となります。
相澤消太の声優
ここからは、人気アニメ『ヒロアカ』の登場キャラ・相澤消太の担当声優を紹介します。気だるげでやる気のない雰囲気を醸し出しつつ、実は悲惨な過去を背負っている相澤消太の声を演じているのは一体、誰なのでしょうか?
相澤消太の声優は「諏訪部順一」
アニメ『ヒロアカ』の相澤消太の声を担当しているのは、声優の諏訪部順一です。黒霧となった白雲朧との再会シーンで、涙を流しながら白雲に名前を呼ぶ相澤を見事に演じ、ファン達の涙を誘いました。
諏訪部順一のプロフィール
諏訪部順一は、1972年3月29日生まれで東京都出身の声優・ナレーターです。映画監督を志していましたが、様々な職業を経験した後に東京俳優生活協同組合に所属します。2013年と2018年に声優アワードで助演男優賞、2019年にはパーソナリティ賞を受賞しています。
諏訪部順一の主な出演作品
諏訪部順一の主な出演作品は、『テニスの王子様』跡部景吾、『BLEACH』グリムジョー・ジャガージャック、『黒子のバスケ』青峰大輝、『うたのプリンスさまっ』神宮寺レン、『ユーリ!!! on ICE』ヴィクトル・ニキフォロフ、『Fate/stay Night』アーチャー、『呪術廻戦』両面宿儺等、数多くの人気作品の主要キャラを演じています。
相澤消太に対する世間での評判や人気
相澤消太の生きる理由が、雄英高校の生徒達の為だということに感動している声がありました。心の支えでもあった親友・白雲朧の死は、相澤にとって衝撃で決して忘れることなどできません。夢半ばで死んだ白雲のようになってほしくはないからこそ、厳しく生徒を指導していた相澤の姿は、ファンの心を熱くさせたようです。
相澤消太の悲惨な過去を知り、辛過ぎると感想を述べていた声もありました。悲惨な過去を乗り越え、いつか幸せになって欲しいと心から願っている人も多くいるようです。
相澤消太の過去についてもっと詳しく知りたいと言った声もありました。『ヒロアカ』のスピンオフ漫画『ヴィジランテ』で相澤消太の過去が描かれており、作品を読んだファンは、教師となった相澤がなぜ生徒に厳しいのか理由がわかり、納得したと感想を述べています。
相澤消太の過去は悲惨だった
『ヒロアカ』に登場する、雄英高校ヒーロー科の教師である相澤消太は悲惨な過去を背負っていました。高校時代の親友・白雲朧がインターン中に事故に巻き込まれ、夢半ばに死亡してしまったことをとても悔やんでいたのです。自身が教師となり、生徒に厳しくするのも白雲の死が原因でした。そんな白雲が”黒霧”へと改造され、大きなショックを受けた相澤は心から笑える日が訪れるのでしょうか?『ヒロアカ』の今後のストーリー展開に注目です。
この記事のライター
rymamimo
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。